屍者の帝国はどこで見れる?今すぐ視聴できる動画配信サービスを紹介!

3.9
屍者の帝国 映画

2015年10月2日に公開の映画「屍者の帝国」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「屍者の帝国」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。

屍者の帝国が視聴できる動画配信サービス

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最終更新日

屍者の帝国のあらすじ

19世紀末、進化した“死者蘇生技術”が屍者を労働力として利用する時代。ロンドンの医学生ジョン・H・ワトソンは、親友フライデーとの約束を果たすべく、違法に彼を屍者として蘇らせようとする。この行為が諜報機関「ウォルシンガム機関」に知られるが、ワトソンはその技術と魂の復活への野心を買われ、一つの任務を託される。それは、ヴィクター・フランケンシュタイン博士が残した「ヴィクターの手記」を探すこと。そこには最初の意識を持つ屍者ザ・ワンを生み出すための究極の技術が記されている。第一の手がかりはアフガニスタンの奥地にあり、ロシア帝国軍の司祭で天才的屍者技術者アレクセイ・カラマーゾフが、新型の屍者と共に姿を消したとのこと。彼が「手記」を入手し、新たな王国を築いている可能性がある。ワトソンはフライデーと共に海を渡るが、それは壮大な冒険の幕開けに過ぎない。舞台はイギリス、アフガニスタン、日本、アメリカへと移り、彼を待ち受ける運命は…。魂の再生は実現するのか、技術は死を超えて生き続けるのか。対立が繰り広げられる中、「ヴィクターの手記」を巡る壮大なゲームが始まる!

屍者の帝国の詳細情報

「屍者の帝国」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。

原作者
監督
主題歌・挿入歌
出演者
カテゴリー
ジャンル
制作国 日本
公開日 2015年10月2日
上映時間 120分

屍者の帝国の公式PVや予告編動画

「屍者の帝国」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。

屍者の帝国の楽曲

「屍者の帝国」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。

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屍者の帝国を無料で見る方法は?

「屍者の帝国」を無料で視聴するなら、「DMM TV」「Prime Video」「U-NEXT」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。

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JAPANMATE運営事務局
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映画

感想・レビュー

  1. 清水

    21gの魂の存在を巡るスチームパンクSF。魅力的なコンセプトだが、詩的すぎて映像作品としては難易度が高いと感じる。文字を追う体験と映像で見せる体験は別の次元であり、この物語には文字表現の方がより親和性があるのではないか。

    エンドロールにかぶさるワトソン博士へのモノローグは、今は亡き原作者の21gへ捧げられた言葉のようにも聞こえた。

    『もし叶うなら、この言葉が物質化して貴方の残した物語に新たな命をもたらしますよう。ありがとう。』

    ヒント:ワトソンやアイリーン・アドラーは、コナンドイルのシャーロック・ホームズシリーズに登場するキャラクター名です。

  2. momotaro

    思いを馳せるほど深掘りできるテーマを持ちながら、この作品はただただ楽しく鑑賞できた。大好きな作品・キャラクター・設定が一つに混ざった、伊藤計劃の超爆発的な二次創作同人誌のような感触で、最高に楽しかった(ただし、生前に執筆できたのは冒頭の30ページだけだったことは知っている)。エンドロール後の余韻は感涙ものだった。魂について語るなら輪廻転生派の私としては、新しい相棒と新しい人生で、愉快な日々を過ごしていてほしい夭折した方への切なる願いだ。

  3. 伊藤直

    原作を読了したのは2022年12月18日。難解だったけれど、再読したい気持ちがある。”思考は言葉に先行する。言葉があれば心があり、そこには魂が宿る。21gの魂を証明してみせろ。””君の言葉を覚えている。君の書く言葉が好きだった。私の中に蓄積された君の言葉が、この旅へ導き、支えてくれた。”こんなことあったなーとか、こんな感じだったっけと感じながら視聴。ストーリーはあまり覚えていないけれど、魂の所在をアンドロイドではなく、生きたことのある死体を登場させるのが面白いと思った。こういう発想やアイディアがSFの醍醐味だなと感じる。スチームパンクな演出は視覚的な楽しさを提供している。パンチカードも良かったし、ミリタリーへのこだわりも感じた。映画という特性上、哲学と情が楽しめる場面もあったが、クライマックスでは王道すぎて逆に気持ちが失速してしまった。生前のフライデーの言葉に支えられたワトソン、そしてそのワトソンの言葉が新たな魂を得たフライデーを形作ったのだろうか?生前のフライデーとクラソートキンの関係が非常に良かった。最後のシーンで、『緋色の研究』のジョン・ワトソンも医学系だったと気づいた。

  4. カワガラス カワガラス

    感想の要約
    名前ではなく、バリアントでもない存在
    それは、唯一無二な魂のことです。
    東浩紀のクリプキ解釈の誤り
    情報で還元できない、個別の実体を持つ存在。

    思考や記憶の奥深くにあり、人間を人間たらしめる要素です。
    思考の背後にある魂
    意識が捉えられない、心の深層に存在する本質的部分です。
    青い油
    情報が届かない、不確実な世界の象徴です。
    最近のSFは青い油に近づいているのか
    技術が進化する中で、人間の不確かさを描く傾向が強まっています。
    技術や未来への覚悟はあるか
    技術の進歩がもたらす人間の定義の変化にどう向き合うかという問いです。
    なぜロシアなのか
    科学と精神性が交錯し、物語に深みを与える舞台設定となっています。ロシア宇宙主義?
    伊藤計劃作品の電波
    カテゴリーを超えて全てをつなぎ、思想を表現する舞台装置。
    ハダリーの魂
    人間と機械の境界に位置し、魂の有無に疑問を投げかける存在です。

  5. 工房の庭 工房の庭

    原作を知らなくても、尺の問題があったのだろうと感じられる。映像作品として評価するには貧弱すぎる。設定に関する情報が極端に乏しいため、登場人物の行動や出来事の理屈に全て「?」がつきまとう。このように視聴者を置いてきぼりにする作品に出会ったのは初めてだ。超常現象やSFをテーマにした子供向けアニメならまだしも、真剣で空想科学に基づくSFとしては納得感がなさすぎる。死者の役割には理解を示したものの、上位互換のハダリー登場時には設定への疑念が深まった。中ボスMの目的も「世界平和のためにみんな死ねばいい」という発想には一切感情移入できない。ザ・ワンの言う「嫁」についても不明瞭だ。ザ・ワンは魂の錬成と新しい体を欲したのか?魂の錬成には大規模な装置と多くの命が必要そうだが、フランケンシュタイン博士はザ・ワンの錬成時にどうやってそれを揃えたのか?手記にはアヘンや音楽といった情報があったようだが、魂の錬成方法との整合性が全くなく混乱を招く。最終シーンで死者に襲われた人間がゾンビになる理由や、塔の破壊でゾンビが生き返る理屈も不明だ。主人公は惨劇を目撃し決意したはずなのに、手記を持ち帰るのは謎である。主人公が自らを死者にする動機も不明瞭だ。インセプションのようにオシャレなラストを狙っていたのか?原作には続編が存在するのか?もし作者の意図がSF物語ではなく倫理についての思考実験であるなら、内容があまりにも薄っぺらく、情報も不足している。真剣に考えると「人間の知覚する意志とプログラムによる条件分岐に違いがあるのか?それが魂なのか?」という哲学的テーマを扱いたかったのかもしれないが、結局通じていないように思える。無計画に好きな要素を詰め込んだ印象が否めない。ハガレンを読んだ後にホームズ映画を見て、ジュード・ロウがカッコイイと思いつきで作ったような感じだ。ホームズの相棒誕生秘話でした!というような締めくくりが物語の計画性の欠如を強調している。これまでの話は一体何だったのか、伝えたいことがわからず、一貫性も感じられない。近年稀に見る駄作だ。映像のクオリティや声優陣には文句がないため、アニメ作品としては形になっているだけに、実に残念に思う。

  6. まさや まさや

    伊藤計劃は複雑な文章を書くことで知られていますが、そのスタイルを受け継いだ盟友の円城塔はさらにマニアックで特異な表現をします。そのため、原作の言葉をここまで解釈して映像化したのは素晴らしいと思いますが、原作ファンの中には陳腐さを感じる人もいるかもしれません。私はむしろ、分かりやすくなったと感じましたし、とても楽しむことができました。

  7. いしぐり崇之

    「人工知能と人間の共存」をテーマにした作品は多数存在しますが、「死者と共に生きる」という視点は興味深いものです。

    物語の初めでは、分かりやすい展開がありました。死者を求める背景には、戦争がありました。亡くなった夫や息子を戻したい女性たちの願望が浮き彫りになっています。

    しかし、終盤に来ると物語が謎めいてきます。結局、何を伝えたかったのかがはっきりしませんでした。

    置いてけぼりになった感覚が強く、すっきりと理解するのが難しかったです。

    他のSF作品と同様に、この作品も難解な部分があります。

  8. アオマル アオマル

    ハーモニーの後で見ると、作画は安定しており、美術も魅力的ですが、原作から多くが省かれているのが残念です。

  9. たなか たなか

    うーん、小説だと興味を引かれるかもしれないけれど、アニメにするには題材が弱いかも 子供向けにするのも難しいし、あとWIT作品は細谷さんが好きすぎるように感じる。

  10. White Unicorn White Unicorn

    人は死に際に21gの質量を失うと言われており、これが魂の重みなのかもしれない。舞台は19世紀イギリス。フランケンシュタイン博士の死者蘇生技術は、死者を生者のように再生させる能力を持っていた。しかし、この技術は後世に伝わることはなく、単純なインプットによる行動を繰り返す屍者は、軍事や民間の労働力として利用されることになる。主人公のワトソンは、親友フライデーの遺体を掘り起こし、フランケンシュタイン博士の死者蘇生に関する手記を探し求める。

    この作品は倫理観を問う内容だ。死体が資源として扱われ、日常のインフラを支える世界観は異様であり、一度覆された常識は異常から通常へと変わるのかもしれない。作中から、大人男性以外の屍者化が受け入れられていないことが伺える。肉体資源の観点から、女性や子どもを屍者化するのはコストパフォーマンスが悪いのだろう。魂はどこから生まれるのか?失われたものは戻るのか?というテーマは興味深いが、アンドロイドが登場すべきではないと思う。ネクロウェアというプログラムを持った屍者とアンドロイドは、器の違いだけであり、技術的に違和感を感じる。

    シャーロック・ホームズの要素は正直不要だ。設定は非常に面白いが、少々込み入っており、もったいない作品になっている。