田園に死すはどこで見れる?今すぐ視聴できる動画配信サービスを紹介!

4.4
田園に死す 映画

1974年12月28日に公開の映画「田園に死す」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「田園に死す」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。

田園に死すが視聴できる動画配信サービス

現在「田園に死す」を視聴できる動画配信サービスを調査して一覧にまとめました。以下のVODサービスで「田園に死す」が配信中です。

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最終更新日

田園に死すのあらすじ

青森県の下北半島で母親と二人三脚の生活を送る少年は、恐山の霊媒に会いに行き、亡き父を呼び寄せてもらうことが唯一の楽しみだった。しかし、ある日村にサーカス団が到着し、少年は団員から他の街の魅力について話を聞く。村を離れたくなった少年は、憧れの女性を誘い出す決心をする。

田園に死すの詳細情報

「田園に死す」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。

監督
脚本家
出演者
カテゴリー
ジャンル
制作国 日本
公開日 1974年12月28日
上映時間 102分

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田園に死すを無料で見る方法は?

「田園に死す」を視聴するなら、「U-NEXT」「Prime Video」「Lemino」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。

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田園に死すのよくある質問

Q
映画『田園に死す』のあらすじはどのようなものですか?
A

『田園に死す』は、寺山修司が監督した映画で、寺山の自伝的小説が原作です。主人公の「わたし」が幼少期を回想しながら進むストーリーで、幻想的な要素とリアルな生活が交錯するユニークな作品です。

Q
映画『田園に死す』のテーマやメッセージは何ですか?
A

映画『田園に死す』は、故郷や幼少時代へのノスタルジーと、現実との葛藤がテーマになっています。寺山修司の独特の世界観を通じて、記憶と現実の境界が曖昧になる様子が描かれています。

Q
『田園に死す』の映画と原作小説の違いにはどんなものがありますか?
A

『田園に死す』は寺山修司の小説を基にしていますが、映画では監督自身のビジュアルアートへのこだわりが色濃く反映されています。原作とは異なる演出や構成が加わり、映像ならではの表現が展開されます。

Q
映画『田園に死す』における寺山修司の演出の特徴は何ですか?
A

寺山修司の演出は、詩的で幻想的な映像表現が特徴です。シュルレアリスム的な手法を用い、現実と幻想が入り混じる独特の映像世界を作り上げています。

Q
映画『田園に死す』の音楽はどのような役割を果たしていますか?
A

『田園に死す』の音楽は、映画の幻想的でノスタルジックな雰囲気を高める役割を果たしています。感情を引き立てながら、観客を物語の世界へと誘う重要な要素です。

田園に死すの感想のAI要約

「田園に死す」は、寺山修司監督の独自の世界観が色濃く表現された映画で、特に母と子の複雑な愛憎関係が重厚に描写されています。雛壇が川に流れる衝撃的なシーンや、新宿駅前での母との食事シーンは、観る者に強烈な感情を呼び起こします。映像美や演出とともに、作品全体を通して過去に囚われた感覚や共依存の苦しみがひしひしと伝わり、観る者の心に深く残ります。一度観ただけでは理解しきれない部分も多いものの、独特の色彩や白塗りの表現が強烈な印象を与え、寺山監督の鬼才ぶりを確信させます。親殺しのモチーフや、母に対する強い感情が絡み合うことで、観客は自身の存在や過去を反映させる深遠な体験を得ることができます。この作品は、寺山修司の他の作品にも興味を掻き立てる一作です。

田園に死すの感想・評価

  1. 松本尚也

    印象に残ったのは、鮮烈な映像表現だ。どのシーンも奇妙さの中に美しさや恐怖を秘めていて、観ていると不思議な気持ちになる。

    自分の過去を映画にする私。その前に現れる過去の私。前半では私が作った映画の中の過去が描かれ、奇妙で夢のような映像が広がる。しかし、過去の私と今の私が出会った後に展開されるのは、さらに奇妙で残酷な本当の過去の描写だ。

    寺山修司については詳しくないが、この映画にはどこか彼の心や頭の中の叫びが感じられる。

    ラストシーンも、この映画ならではの素晴らしい映像で、他の作品では表現できなかったなと印象を受けた。

  2. へっぽこライダー

    アヴァンギャルドな要素と懐かしさ、猥雑さと美しさが共存していて素晴らしい。
    現実と幻想の境界が曖昧で、まるで狂気の夢を見ているような気分になった。

  3. アオマル アオマル

    統合失調的なレイヤー感と力強い比喩表現が圧倒的だ。
    まるで布団の中で隠れてDSをする時のような感覚。

  4. くいち

    構成が興味深く、難解さに解説を読んだことで、少し理解が深まったように感じます。自己成長を促してくれたものにしがみつきながら、それに立ち向かい抜け出す方法を模索しています。過去の経験が現在の自分を形成しているという基本的な考え方から、変化する環境に応じて自分の「檻」を更新し続ける必要性を感じています。ただし、その「檻」は家や故郷を意味しており、懐かしさゆえの複雑な感情がその更新を妨げるのです。成長し変わりたい自分と、変わらずに自分を束縛する檻との間での葛藤があります。最後の新宿での食事シーンや川を流れる雛人形など、面白いカットがたくさんあったのに、満足感を得られました。

  5. 山根和典 山根和典

    しかし、もし全員が時計を持っていたら、争いが起きるでしょう。
    なぜなら?
    誰の時間を信じればいいのかわからなくなるからです。

  6. 池田祐太

    ・ジャンル
    ファンタジー/ドラマ/社会派

    ・あらすじ
    戦後の青森県下北半島の片田舎が舞台。15歳の少年である私は、母の小言に疲れ果て、亡き父の言葉を求めて恐山のイタコのもとを訪れ続けていた。自由な大人への憧れから隣家の人妻に恋をする彼女もまた、家での扱いに不満を抱いていた。そうして、私は母を捨て、彼女と汽車に乗り駆け落ちの約束を果たすが。

    ・感想
    前衛演劇グループ「天井桟敷」を創設した寺山修司が、若き日の自分と現代の自分との奇妙な邂逅を通じて、母との関係や過去と現在に向き合う姿を描いたファンタジー/ドラマ作品。見せ物小屋の一座は、昭和アングラ路線のバンド「犬神サアカス團」へのインスピレーションにもなっている。

    物語の舞台は戦後の混乱期であり、男女同権が浸透していない時代。女性の位置は常に男性に依存し、若い頃は求められることでその価値が決まっていた。しかし、母親として歳を重ねた女性は、その役割にのみアイデンティティを見出すようになる。戦争によって多くの男性が失われた時代にあって、そのことは自己肯定感の危うさを意味する。

    執着により息子を束縛する未亡人の姿は、息子が自立の時期を迎えるにつれ、重荷に感じられるが、長年の情は簡単には捨てられない。母は過去の象徴であり、その影響は深く残る。過去は美化され歪み、主観に依存した幻想となる。主人公は、その過去と向き合うことで、アイデンティティの確立を試みる。

    この物語は親殺しによる自己の過去との関係を探求する壮大な思考実験であり、主人公は映画として描いてきた記憶を客観化し、真実の自分を取り戻そうとする。親殺しによるタイム・パラドックスの探求が物語の核となっている。

    だが、この旅がもたらした気づきは、主人公が期待していたものとは異なる。かつて自分が疎ましく思った母の束縛の根源男尊女卑や家父長制度、そして村社会と同様の世界観に生きている人々の真実を知る。それは、親子の関係に捉われない自由の難しさを浮き彫りにする。

    自由を得た瞬間、もたらされる孤立の危険。その一見希望に満ちた自由の裏には新たな葛藤が潜んでいる。この気付きにより、主人公は母との共依存を受け入れ、過去の記憶を再解釈することで新たな希望を見出す。

    主人公の男性的視点から得られた希望が、全ての人に平等に与えられるわけではないことを示唆するため、最後に紹介される女性の運命が特に印象的である。彼女は自由を求めた結果、逆に過去の呪縛に再び囚われることになる。

    この作品は、過去からの解放と未来への希望を描いているが、女性に独自の辛さをもたらす現実にも触れている。寺山修司のこの結論は、彼が非常に先進的であったことを示しており、現代に近づく女性の自由が確立される中で、このメッセージが普遍的に響いていることは喜ばしい。

    全体として、難解なテーマを持ちながらも、一つの人生の支えとなる名作であり、感想や解釈をまとめるのは容易ではなかったが、その深さに惹かれる。

  7. 岡田倫太郎 岡田倫太郎

    物語は、60年代の社会運動(ベトナム反戦運動や70年安保)や学生運動(全共闘など)を象徴している。一方でアニメファンとしては、親殺しのパラドックスや演劇的な演出が、『エヴァ』や『少女革命ウテナ』(幾原邦彦は寺山修司の影響を受けているため、このつながりは自然です)、押井守の初期作品などのアニメの根源を感じさせる。

    あの印象的な演出、川に赤ん坊を流すシーンとともに流れる雛壇、夢(過去、地元の恐山)と現実(現在、新宿区)との境界が曖昧で、心の中で常に続いているように感じる最後の名シーン。これらを見ることができただけで、本当に素晴らしい作品だったと思う。

  8. koramame

    終わり方とエンドロールが流れる瞬間の映像が好きだ。あの余韻は、きっとさまざまな創作物の元ネタになっているのだろう。」

  9. うび

    田舎の乾いた空気と、土の香りがはっきりと立つ。
    若い世代と古い世代が混ざるようで、混ざらないようで、胸にやるせなさが広がる。
    映像も内容も、強烈なインパクトを残した。

  10. いくまる

    ある作品のあとがきで田園に死すに触れているのを長い間気にしており、読了直後に視聴しました。その作品とあとがきを踏まえた鑑賞だったため、テーマの方向性は比較的つかみやすかったと感じます。とはいえ、ストーリーの組み立ては分かりやすいとは言えず、さまざまな場面やカットで印象的な画と詩的表現が多く、私の教養の未熟さもあって情報の整理が追いつかない場面も多々ありました。とはいえ、恐山、時計、白塗り、サーカス、母殺し、家出、出産、性愛といった映像から拾えるモチーフを自分なりに咀嚼しながら観るのは楽しかったです。映像自体も美術的な面で心惹かれるシーンが多く、そこも大きな魅力でした。寺山修司の作品にはまだきちんと触れたことがなく、造詣が浅い私ですが、深く考えず観る見方も十分アリだと改めて感じました。

  11. hiyoko hiyoko

    地獄だ!と笑う雛人形の合間に挿入される短歌が素晴らしいいや、本当に良いね、こわいけれど胸がすくエンディングでよかった。時計の話には、キンザザっぽさがあった?まさか時計が降りてくることでタイムリープSFになるとは思わなかったよ。あのババアたちの正体は一体何だったのか糸巻き親子の描写も面白かった。やっぱり、そういう展開になるんだね。

  12. chinta chinta

    前衛的な映像が続く中で、自身に新たなトラウマを刻むような、禍々しい魅力を秘めた作品だった。演劇セットから実写背景への移行を示す象徴的なラストは、圧巻の一言に尽きる。

  13. にゃむ

    アングラとサブカルの原点を探る体験だった。なんとなく面白そうだと、何も知らず軽い気持ちで観たのに、観終わってみると大変だった。演出はもちろん、哲学的な要素が後世へ与えた影響はあまりにも大きく、だからこそ見ていてキツい場面も多い。こうした題材はすでにやり尽くされ氾濫している部分もある。新エヴァがうる星やつらのBDをオマージュしたという話題には正直、ピンとこなかった。似てはいるけれどまんまだった、という感覚はこの作品にも当てはまる気がする。押井守や庵野秀明といった作家にも影響を及ぼした点は確かだろう。最近はこの領域に改めて関心を持ち、本や資料にも手を伸ばしてみようと思っている。ただ、寺山修司という人物がかなり異端だと知って、ますます興味が深まった。内容についてはここには書ききれない。

  14. 工房の庭 工房の庭

    雰囲気はとても好みに合うが、世界観が全く掴めず、途中で寝てしまった。再度観たい気持ちはあるものの、正直なところ再鑑賞には少し抵抗があるため、評価は2.5にしました。

  15. 淋しい熱帯魚 淋しい熱帯魚

    初めての寺村修司作品。
    内容はあまり理解できていないかもしれないけれど、構図や色使いが魅力的!

    雛壇川から流れてきた黒い服をしたおばあさんたちがとても印象的。
    白い風車や日の丸も目を引く。

    登場人物たちが独自のペースで語る様子が素晴らしい!

  16. 茶漬彦 茶漬彦

    雛壇のシーンには思わず笑ってしまった。新宿駅前で母と食事をする場面は涙を誘った。母に対する愛憎が交錯する様子や、共依存の関係性が深く共感できた。結局、生まれた場所や家族とのつながりが強く影響するのが悔しい反面、心地よさも感じる。中学生の頃にこの作品を観ていたら、大きな影響を受けていたかもしれないと少し恐怖を覚えた。他の作品もぜひ観てみたい。

  17. みやこ

    寺山修司さん、あなたの思考は一体何なのでしょうか。私には全貌が掴めないものの、映像に引き込まれる中で、理解できない部分があってもそれを受け入れるのも悪くないと思える、独特な映画でした。記憶の中で厚化粧するという表現が魅力的ですね。

  18. けいやん

    ショックなカットは数多くあったが、最も衝撃的だったのは、赤ん坊を川へ流したあとに雛壇が流れてくる場面だ。その発想は、いったいどこから生まれたのだろう。

  19. 内山昂輝

    アレハンドロ・ホドロフスキーの「リアリティのダンス」が思い浮かぶ。一方、「田園に死す」には息苦しいほどの蒸し暑さが漂っている。

  20. オタクのおっさん オタクのおっさん

    素晴らしい映画。劇中劇や各カット、過去や夢に対する束縛感、自虐的な要素が全て深く響き渡り、心に染み入る。

  21. 田貫

    急に腕時計を買わなければならなくなった。
    これまでの生活は、まるでその場に固定されているかのようで、全く異なる存在だ。
    腕時計は、小宇宙への旅であり、束縛からの解放であり、一人で生きるという決意そのものである。
    もし腕に時計を巻かなければ、私は安住の地、しかしそこに囚われたままだ。言ってしまえば、幽体離脱のような状態だ。安息の地を離れ、自らを広大な小宇宙で自由にするのは、自分自身の刻まれた時間だけ。他人の腕時計では意味がない。
    当然のことながら、これに気づかずにいたただけなのだ。
    結局、これは冒険なのか、あるいは遠足なのかという違いに過ぎないだろう。

  22. ゆんちゃん ゆんちゃん

    好きなカットだけで構成された映像だ。それぞれの場面は、小さい頃父に連れて行かれた東北の里の記憶や、かつてよく知っていた新宿駅東口の風景と共鳴する。理性より先に情念が強く心を掴む。たまらない。映画を観ていなくても知っていた、川上から流れてくる雛人形の映像が、ここで再び現れるとは村人たちに忌み嫌われ、生まれて間もない父なし子を母が川に流す間引きの瞬間だ。ぞくりとするほどの衝撃を覚える。なんて悲しいのだろう。母とは子にとって、何なのだろう。自分が最後の最後で母に関してしくじった経験があるから、田園に死すで幾度も浮かび上がる親殺しのモチーフが、強く心に焼きついてしまった。いきなり人生の重大な局面に差し掛かったかのようだ。くわばらくわばら。

  23. zxcv8

    寺山修司監督の作品を観るのは、今回が初めてだった。恥ずかしながらそれまで彼の名前すら知らなかったが、一本観ただけで頭に強烈に焼き付く鬼才だと確信した。

    内容は正直、一度見ただけではつかみにくい。背筋を凍らせる寒気を感じるかと思えば、不思議な世界観に胸を躍らせる面白さを味わい、何を見せられているのか分からないシーンも多いのに、気づけば食い入るように見てしまう。独特の色彩や白塗りの顔、全ての演出が彼の個性であり最大の魅力だ。どのジャンルに分類されるのだろう、そんな疑問も笑えるくらいだ。

    この一作だけでも、もっとこの人の作品を観てみたいという欲求を十分すぎるほど掻き立てる、インパクトある一本だった。

  24. shin

    寺山ワールドが全開で、雛人形が川上から突然流れ来るシーンには異常な感動を覚える。そこには母親に対する激しい私怨が宿っている。どこまでもお前はついてくる。地の果てまでも、呪いのように。過去も未来も現在ですら、生みの親たる母が創り出す。母は神なのだから。私の世界の創造主であり、同時に私を閉じ込める存在。だからお願い、お母さん、死んでください。あなたがいなければ、私はやり直せないから。主人公は母を殺そうとするが、結局はなぁなぁで終わってしまう。母とは絶対的な神であり、呪いなのだ。母は創造し、また壊す力を持つ。「お母さん、もう一度妊娠してください。私の人生はもうやり直せません」
    横溝正史の作品から感じる不気味さと同じものを感じる。金田一シリーズはこれをよりマイルドにしたものでありながら、結局はアングラの世界だとも言える。空気人形の女性も、見た目のインパクトで思考を放棄させるが、彼女には何の感情もないのだ。内容が空っぽなまま、裏切られても怒ることも悲しむこともできない。「怒ってみろ」と、なぜか本人よりも激怒している男。傷つけられたことに対して、怒るのが当然だが、何も感じないのは寂しい。自分を傷つけるのと同じことだ。自分に刃を向けるのと同じなのだから!だからこそ、あの白塗りの男が一番好きだ。

  25. 小川 小川

    親殺しのパラドックスが生じない理由は、深い親子の情にあるのかもしれない。後半では、厚化粧が剥がれ、背景で絡み合う男女や、おどろおどろしい女性たちが並ぶ異様な回想に、奇妙なリアリティを抱いてしまった。この作品は、その時代・場所・彼の過去を映し出しているのだと感じた。