1977年6月4日に公開のアニメ「超電磁マシーン ボルテスV」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「超電磁マシーン ボルテスV」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
超電磁マシーン ボルテスVが視聴できる動画配信サービス
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超電磁マシーン ボルテスVのあらすじ
宇宙の遥か彼方、ボアザン星から襲来したプリンス・ハイネル率いる地球侵略軍によって、地球は未曾有の危機に直面した。国防軍は壊滅的な打撃を受け、地球は絶望的な状況に見舞われていた。しかし、侵略の兆しを察知していた剛博士たちは、密かに対策を練っていた。博士の息子たちを含む5人の若者が5体のマシンに乗り込み、「レッツ・ボルトイン!」の掛け声で合体。超電磁マシーン・ボルテスVとして、ボアザン星の獣士に立ち向かうのだ。しかし、彼らはまだ自らに待ち受ける運命やプリンス・ハイネルとの因縁を知る由もなかった。
超電磁マシーン ボルテスVの詳細情報
「超電磁マシーン ボルテスV」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
超電磁マシーン ボルテスVのエピソード
「超電磁マシーン ボルテスV」の各話タイトルとあらすじを一覧で紹介します。物語の展開や登場キャラクターの変化を振り返りながら、印象的なシーンやストーリーの流れをチェックしてみましょう。
01 | 宇宙からの侵略者 | 地球の遥か彼方、ボアザン星から地球を侵略するための軍団がやってきた。司令官、プリンス・ハイネルはロボット「獣士ドグガガ」を使って総攻撃を開始、地球防衛軍は壊滅状態に。しかし、この事態を以前から予測していた人達がいた。今はなき剛博士の息子たちを含む、5人の少年少女はボルトメカに乗り込み、巨大ロボットに合体する! |
02 | 苦闘への前進 | 地球侵略を阻止されたプリンス・ハイネルの怒りが爆発する。ビッグファルコンを襲う両面作戦の恐怖とは何か?死を駆けた母がボルテスⅤの危機を救う。 |
03 | 墓標が教えた作戦 | 戦いの最中、健一と対立する一平の隠された過去とは何か?獣士ボンザルスの速戦速攻にビッグファルコンは大損害を受けてしまった。二人の母がチーム分裂を救う。 |
04 | 魔のシャドウ必殺剣 | 遂にボルテスVの天空剣は、獣士ガルドの挑戦に敗られてしまった。“胡蝶返し”に全てを賭けて健一は絶体絶命の危機へ立ち向かう。一瞬の戦いに勝利を得たものは誰か? |
05 | 戦艦三笠が危機を呼ぶ | 模型大会の会場に、日吉を狙うジャンギャルの新たな作戦とは何か?獣士ネーグとダイガの連携プレイが健一達の行く手を阻む。分断の危機を、今5人の心が跳ね返す! |
06 | いななけ!愛馬アイフル | 罠にはまった子馬に寄せる一平の隠された秘密とは何か?獣士バッド・ヘイルの猛攻撃に大東京は廃墟と化してしまった。愛する友を失った一平の怒りが爆発する! |
07 | 新隊員タッコちゃん | 獣士カラカラスを追ったボルテスチームを待ち受けるガザリーンの恐るべき罠とは何か?故障したメカとともに洞窟に閉じ込められた健一たちを、日吉のペットが救う。 |
08 | 地底城の陰謀 | 突如、姿を現した巡察官・ザキ公爵がもたらす皇帝の怒りとは何か?獣士ガルゴーを操るプリンス・ハイネルを黒い魔の手が狙う!裏切り者ラ・ゴールとは!? |
09 | 夢が招いた大ピンチ! | 地球防衛軍の本部を急襲するジャンギャルの狙いは何か?襲い掛かる獣士ゴンダムを前にめぐみは無断で戦列を離れてしまう。追い詰められた岡防衛長官に危機が迫る! |
10 | ボルテス合体不可能! | 突如、防衛軍本部を襲撃する獣士ボンボスの隠された狙いとは?ズールの魔の手が超電磁エネルギーの秘密を暴き出す!今、健一達に最大の危機が訪れる…。 |
11 | よみがえるボルテスV | 超電磁を破られ、合体不可能となったボルテスVは大損害をうけてしまった。 全滅の危機が迫るビックファルコンに、5人の命をかけた秘密兵器ウルトラ・マグコンが今、その姿を現す。 |
12 | ボルテス起死回生 | 恐るべき合体破壊兵器を打ち破る新たなウルトラ・マグコンとは何か?剛博士が残した秘密研究所に、黒い魔の手がボルテスVの秘密を狙う。浜口博士が知った裏切り者の名は…? |
13 | 謀略の父が地球を狙う | 戦いの最中、健一達に降伏を呼びかける父、剛博士の声…。捕らえられた浜口博士の死を懸けた行動が今、ボルテスVに新たな戦いの炎を燃え上がらせる! |
14 | 父と子の罠 | 健一達に救われた地底城の奴隷が、剛博士を裏切り者と呼ぶ。プリンス・ハイネルの卑劣な作戦とは何か?獣士ガルマンの攻撃を前にボルテスVの天空剣は使用不可能となってしまった。 |
15 | 皇帝陛下のプレゼント | ボアザン星よりプリンス・ハイネルに送られた援軍の正体は何か?姿を現した剛博士が突如、健一達に銃を突きつける。獣士ジャガールの新たな作戦とは? |
16 | ファルコン壊滅の危機 | 浜口博士を失ったビッグファルコンに、今、プリンス・ハイネルの波状攻撃が叩き付けられる。大損害を被ったボルテスVを救う左近寺博士とは何者か? |
17 | 愛も涙もふりすてろ!! | ボルテスチームに過酷な訓練を命じる左近寺博士の狙いとは何か?戦いの最中、ジャンギャルが知ったボルテスVの弱点とは?獣士ザイザロスの攻撃が開始される! |
18 | 父よ!地球は近い!! | ボルテスチームが宇宙空間に迎え撃った円盤群の正体は何か?地球を目前にボアザン星を脱出した剛博士たちは、ズールの魔の手に捕らえられてしまう。父と子が再び会える日はいつか? |
19 | 父の胸の中で泣け!! | 剛博士を宇宙空間より連れ去ったズールの狙いは何か?獣士トビウラゴの攻撃を前に、突如、大次郎は戦列を離脱してしまった。おそれ島の地下基地に5人が見たものは? |
20 | 血で書いた数字の謎 | 捕らえられた剛博士の居所を示す低サイクル脈動派とは何か?チームを獣士ゾルゲルの罠が待ち受ける!父と健一達が出会う日はいつか…? |
21 | 策謀の秘密基地 | 第2ボルテスVの設計図を狙う、ズールの卑劣な作戦とは何か?救出に向かう5人を待ち受ける罠とは?プリンス・ハイネルの罠が、脱出した剛博士に迫る…。 |
22 | 裏切り者の計画 | ズールの魔の手が、遂にプリンス・ハイネルの命を狙う!秘密基地に突入したボルテスチームを待ち受ける罠とは何か?地底城に死の炎が燃え上がる! |
23 | 子犬よ明日へ歩め! | ズール亡き後、憎しみに燃えるガザリーンが送り込んだ獣士ガルスの目眩まし戦法とは何か?母を失った子犬の怒りが、敵に翻弄されるボルテスVの危機を救う! |
24 | 敵・新将軍の挑戦状 | 突如ビッグファルコンを襲う隕石の群に隠されたな狙いとは何か?超強化合金に包まれた鎧獣士オコゼニアの攻撃に、ボルテスVの天空剣は跳ね返されてしまった。 |
25 | 自爆!!超電磁ボール | 天空剣を破られたボルテスVに鎧獣士デスラーが襲い掛かる。未知のエネルギーを秘めた新兵器・超電磁ボールの隠された弱点とは何か?謎の飛行メカが爆発の危機を救う。 |
26 | 謎の飛行メカとの合体 | 新兵器・超電磁ボールのコントロールに健一たちは全てを賭ける。謎の飛行メカを操るものは誰か?戦闘不能となったボルテスVに新たな鎧獣士が襲い掛かる! |
27 | 謎の鷹メカの正体 | 地底深く、秘密基地に姿を隠した剛博士の新たな目的とは何か?プリンス・ハイネルの怒りが謎の鷹メカに叩き付けられる。父と子が再会できる日はいつか…? |
28 | 父・剛健太郎の秘密 | ダンケ将軍がもたらした剛博士の秘められた過去とは何か?健一たちと父を結ぶ血の繋がりが意味するものは?今、ここに、謎のベールが徐々に解き放たれてゆく。 |
29 | ボアザン星の勇士 | ダンケ将軍の死が、プリンス・ハイネルの怒りを燃え上がらせる。ボルテスVに勝負を挑む鎧獣士ギルオンとは何者か?新たな戦いが健一たちを待ち受ける。 |
30 | 地球を賭けた一騎打ち | ひとり、ガザリーンを追い詰めた健一に新たな危機が襲い掛かる。ボアザン星人の名誉と誇りを賭けたプリンス・ハイネルの剣が煌くとき、流氷の上に立つものは誰か? |
31 | 岡防衛長官空に散る!! | 突如めぐみを捕らえた輝く宝石の秘密とは何か?岡長官の行く手に、鎧獣士ダイアンドの魔の手が襲い掛かる!卑劣なベルガンの作戦とは…? |
32 | ジャングルの追跡 | ボルテスVが見た新たな鎧獣士の実験とは何か?絶海の孤島に一平の怒りがジャンギャルを追い詰める!咄嗟に身を投げ出して銃口の前に立つ健一の心とは? |
33 | 魔の細菌攻撃 | 健一達を狙うジャンギャル将軍の新たな作戦とは何か?ボルテスVに打ち込まれた恐怖の細菌が意味するものとは…ボアザン星の血が、新たな戦いを呼ぶ。 |
34 | 憎しみの炎が危機を呼ぶ | プリンス・ハイネルの卑劣な侵略が人々の頭上に炸裂する。肉親を失った仲間の怒りが健一たちに向けられるとき、ビッグファルコンに壊滅のときが迫る! |
35 | 星の戦士への鎮魂曲 | ベルガン将軍が捕らえたボアザン星からの脱走者とは何者か?合体を阻止されたボルテスVが狙う捨て身の救出作戦とは?父と子の再会が悲しい死を招く…。 |
36 | 地底城攻撃開始!! | 遂にプリンス・ハイネルは剛博士の秘密基地を突き止める。激戦の最中、地底城を揺るがす謎の大爆発に隠された陰謀とは何か?今、裏切り者がその姿を現す…。 |
37 | さらば!敵司令官ハイネル | 最後の決戦を前に、プリンス・ハイネルは司令官を解任されてしまった。激戦の中、追い詰められたジャンギャルが選ぶ最後の手段とは何か?今、地球に壊滅の危機が迫る! |
38 | 大宇宙へ出撃せよ!! | ビッグファルコンとソーラーバードの合体が意味するものは何か?連続ワープの行く手に、ボアザン星の大船隊が出現する。恐怖の衛星・ソドムとゴモラとは? |
39 | ボアザン星の大攻防戦 | 恐るべき素粒子の海に突入するファルコンの脱出作戦とは何か?健一たちの出現に、ボアザン星の虐げられた人々が立ち上がった!ひとり、白馬を駆る若き戦士とは? |
40 | 崩れゆく邪悪の塔!! | 遂に黄金城の正門がボルテスVの一撃に崩れ落ちる!健一たちとハイネルを結ぶラ・ゴールの悲劇とは?いま、全ての戦いが終わった…。 |
感想・レビュー
レガシー放映前のYouTube配信を視聴しました。駆け足で視聴したにもかかわらず、十分に楽しめました。コメント欄でネタバレを喰らってしまいましたが、それでも楽しめました。
健一と敵のハイネルのドラマを丁寧に描き出し、民族差別や革命といったテーマが物語の中心にしっかりと根付いていたことで、深みが生まれたと思います。毎話の両陣営の必死な戦いは緊迫感を生み出し、とても魅力的でした。
生きることの厳しさを凄絶に描くテーマが、物語の縦軸と横軸の双方に一貫して据えられている点に驚かされる。メインストーリーだけでなく、箸休め的な回にも重厚なテーマが深く染み込み、圧倒的な首尾一貫性を持つシリーズ構成として際立っている。単話完結の体裁を保つ一方で、縦軸の連続性が明確で、大河ドラマの形式を踏襲している。そのうえ、ロボットが全く登場しない重要回を設けるという文芸的挑戦も成し遂げており、先駆的なエポックメイキング作品として評価される。侵略への反逆、腐敗した貴族政治の批判、出自の呪いとそれでも自らを誇る高潔さ、星を跨いだ労奴解放の革命宿敵で裏主人公のプリンス・ハイネルの最終回における悲劇は、後のリアルロボットと呼ばれる作品群の源流となる濃密な人間ドラマの金字塔となった。長い歴史を誇るロボットアニメ界において中興の祖の一作とされ、圧政に苦しむ国の人々を革命へと導く旗頭となったのも納得の理由だ。
セレクション版を視聴しました。
少年向けアニメとしては、物語に心を動かされました。
最終話が詰め込み過ぎて、少しもったいなく感じます。
兄さん涙。
主題歌がとても良く、今でも口ずさめます。
MXで再放送を追っているが(全話ではないものの)、これは本当に新鮮な驚きだ。ロボットアニメがここまで進化するとは!戦隊ものを楽しんでいたら、突然シェイクスピアの世界に引き込まれたかのようだ。
フランス革命をテーマにしているようで、ドラマとキャラクターの深みがあり、堂々とした品格を持った作品に仕上がっている。
1話・2話と30話以降しか視聴できなかったため、この状態で作品を語るのは偏りがあるかもしれません。前半はほとんど見られませんでしたが、それでも本作は非常に面白いと感じました。カザリーンの健気さには胸が熱くなり、涙があふれます。最終回の終盤で明かされるハイネル出生の秘密を知れば、知らずに戦い続けてきた健一と父親たちの運命の非業さに胸を打たれます。手を取り合い、共に生きる別の世界線もきっと存在したのではないでしょうか。胸が締めつけられる思いです。昔のロボットアニメを侮ってはいけません。素晴らしい作品です。言葉も文化も異なるフィリピンの方でも、当然好きになるはずです。いつか前半の物語も見たいですね。
70年代アニメらしい1話完結の構成ながら、深みのあるエピソードが多く、今見ても十分に楽しめる作品。特に最終回の完成度は素晴らしい。めぐみと父の物語も心に残る。プリンス・ハイネルのキャラクター造形も秀逸だ。
最初は何となく視聴を始めたが、非常に面白い。キャラクターの深掘りが素晴らしく、自然に感情移入できる。また、純粋にエンターテインメントとしても楽しめる。細部にも意味が込められており、全体的に作品としての完成度が高い。
スパロボのストーリーを大まかにしか知らなかったが、通して観ると予想以上に縦軸の物語がしっかりしていた。敵味方ともにキャラクターの造形が優れており、特にハイネルの人気が高いのも納得できる。フィリピン版の映画も観てみたい。
実写化プロジェクトを前提に、原作を最後まで駆け抜けた衝撃のドラマ。正直、面白すぎる。現代のTV作品でも見られる要素ながら、この時代に敵側にもドラマ性を持たせた点が画期的だ。序盤は「誰かが激怒獣士登場ボルテスVのV字斬りで締める」という王道パターンが続いたが、剛博士の秘密やボアザン星の内情が明らかになるにつれて、物語はドラマ性を重視する展開へと大きく転換。過酷な戦場を生き抜く子どもたちは、父と再会することを夢みて戦うそんな姿には胸を打たれる。オープニングもエンディングも名曲揃いで、最終話で父と再会したあとに流れる歌詞には涙がこぼれる。敵側にも貴族らしい騎士道を体現するキャラが多く、憎めない者が多い。その死は特にショックだ。プリンス・ハイネルは差別思想を基盤にする人物だが、貴族としての誇りと芯の強さが際立ち、憎めない魅力を放つ。だからこそ、彼の人気が高まるのも納得だ。