2021年10月9日に公開のアニメ「ルパン三世 PART6」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「ルパン三世 PART6」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
ルパン三世 PART6が視聴できる動画配信サービス
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最終更新日
ルパン三世 PART6のあらすじ
ロンドンを舞台に展開する新たな謎劇。ルパンの標的は、英国政府を裏で操る謎の組織・レイブンが隠した宝。その手掛かりとなるのは一枚の絵。立ちはだかるのはスコットランド・ヤードとMI6。ルパンの動きを察知して現れる銭形警部。そして、ルパンの前に立ちはだかる新たな宿敵――シャーロック・ホームズ。シリーズ構成・大倉崇裕のメインストーリーと、豪華脚本陣によるオムニバスエピソードが絡み合う、謎に包まれた〈ミステリ・ルパン〉の新章が、いま幕を開ける。
ルパン三世 PART6の詳細情報
「ルパン三世 PART6」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
制作会社 | トムス・エンタテインメント |
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原作者 | モンキー・パンチ |
監督 | 菅沼栄治 |
脚本家 | 大倉崇裕 |
キャラクターデザイナー | 丸藤広貴 |
主題歌・挿入歌 | 藤原さくら |
出演者 | |
カテゴリー | アニメ |
制作国 | 日本 |
公開日 | 2021年10月9日 |
ルパン三世 PART6の楽曲
「ルパン三世 PART6」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- サウンドトラックルパン三世 PART6 オリジナル・サウンドトラック1 『LUPIN THE THIRD PART6~LONDON』Various Artists
- サウンドトラックルパン三世 PART6 オリジナル・サウンドトラック2 『LUPIN THE THIRD PART6~WOMAN』Various Artists
- オープニングテーマTHEME FROM LUPIN Ⅲ 2021Various Artists
- エンディングテーマMILK TEA feat. Akari DritschlerVarious Artists
- エンディングテーマBITTER RAIN feat. 藤原さくらVarious Artists
ルパン三世 PART6のエピソード
「ルパン三世 PART6」の各話タイトルとあらすじを一覧で紹介します。物語の展開や登場キャラクターの変化を振り返りながら、印象的なシーンやストーリーの流れをチェックしてみましょう。
01 | 第0話 EPISODE 0 ―時代― | 「とうとう俺も潮時かもしれねぇな」――監獄の中で、次元大介はめずらしく人生について考えていた。味気ないドローンによる追跡や、機能性だけを追求した玩具みたいな銃、現代の最先端技術にあぐらをかいた警官たち……ロマンの欠片もない、つまらない時代――そう嘆く次元は、泥棒稼業から足を洗い、ルパンたちと別れる決心をする。 |
02 | 第1話 シャーロック・ホームズ登場 | 英国・ロンドン。初老の男、フォークナー卿の仕事場に飾られた一枚の「絵」――それは、「レイブン」と呼ばれる組織の隠し財宝に繋がっていた。ルパンにとっては、十年も前から狙っている因縁の宝。スコットランドヤードやMI6の妨害をかわしながら絵を盗み去るが、逃走劇のドサクサで絵は半分に破れてしまう。そして事態は、ロンドンに眠る名探偵――シャーロック・ホームズを呼び覚ますこととなる。 |
03 | 第2話 探偵と悪党 | ルパンの姿を見て、気絶してしまうリリー。ホームズは怒りをあらわにし、ルパンを見つけ出すと語気を荒げる。一方アジトに集ったルパンたちは、手に入れた絵の分析中。レイブンは、第二次世界大戦後、英国政府を影から操ってきたとされる秘密組織――メンバー等はすべて謎に包まれ、その実態は雲を掴むよう。レイブンの謎は、ルパンとホームズの因縁にも関係している様子で……? |
04 | 第3話 大陸横断鉄道(嘘)の冒険 | マーキス侯爵は鉄道マニア。ご自慢の品は、リバプール&マンチェスター鉄道が催した、伝説的な試乗会の切符。そしてもう一つの自慢は――広大な庭に築き上げた、こだわりの庭園鉄道!ルパン一味は切符を狙って、その庭園で開かれるパーティーに潜り込む。美女に目がない二人の少年・リーとダネイも、不二子を追ってパーティーへ……。線路をドタバタ駆け巡る、インチキだらけの冒険譚! |
05 | 第4話 ダイナーの殺し屋たち | ある日の夕方。寂れたダイナーのドアを開けて、二人の男が入ってきた。カウンターに座る彼らに、「何にします?」と問うウェイトレス。二人の男はメニューを眺め、しけた料理を注文する。――ダイナーには、先客が六人。全員男で、皆、殺し屋。ウェイトレスに絡みながら料理をむさぼる二人の男に、ただならぬ視線を向けていた……。 |
06 | 第5話 帝都は泥棒の夢を見る 前篇 | 「一体これはどうなってんだ!?」なぜかルパンが降り立ったのは、昭和初期の帝都東京。そこでルパンは、銭形そっくりの警部・波越に追い回される。ルパンを救ったのは、これまた不二子そっくりの女盗賊・黒蜥蜴。彼らは皆一様に、ルパンのことを「黄金仮面」と呼ぶのだった……。幻のような異世界で、ルパンは果たして何を盗む!? |
07 | 第6話 帝都は泥棒の夢を見る 後篇 | 五ェ門を名乗る用心棒に驚愕するルパン。その斬撃をかわしつつ、からくり時計の展示室へと急ぐ。が、現場では大道寺がサラントヤに銃を向け、時計の鍵を奪おうと迫っていた。警報が鳴り、押し寄せる警察。大道寺の策動により、さらなる危機に陥る瑠璃子とサラントヤ……。そして騒ぎを聞きつけた明智は、静かに推理を働かせる。――夢とうつつの大騒動、ここに決着。 |
08 | 第7話 語られざる事件 | あれから、ホームズの様子は変わった。復活したホームズは、ここ数年の未解決事件を片っ端から解決し、ロンドンの裏社会は震撼。リリーは、そんな鬼気迫るホームズの様子に、一抹の寂しさを覚えていた。――そんな中、ルパンの耳に、ある男の情報が飛び込んでくる。男を追って再びロンドンへ入ったルパン。そこには、ルパン逮捕に燃える銭形が待ち構えていた。 |
09 | 第8話 ラスト・ブレット | 時は遡り、三年前。スコットランドの寄宿学校に通う少年・ケニーは、クラスメイトのリリーに対して、仄かな恋心を抱いていた。だがある日、美術館での課外学習の最中、リリーが何者かに連れ去られそうになる事件が発生する。そこでケニーは、リリーを陰から守る不思議な男と出会うのだった。――リリーの身を案じたホームズは、彼女を学校から引き取る決意をする。 |
10 | 第9話 漆黒のダイヤモンド | ロンドンの地下で開かれた闇オークション。出品されたのは、百年前に大西洋で大暴れし、ブラジルの監獄で処刑された「海賊王ジーク」の秘宝。だがルパンの狙いは、その中にぽつんと紛れた、古びたこけしにあった。会場に乱入する警察。ルパンはそのドサクサで、こけしの中に秘められていた地図を入手する。それは、未発見のジークの宝、「漆黒のダイヤモンド」の在処を示すもので……。 |
11 | 第10話 ダーウィンの鳥 | 「あの”鳥”が美しいのは、あれが真贋のあわいを飛ぶ鳥だからです」――依頼人は、不二子にそう語った。ターゲットは、大英自然史博物館に眠る「始祖鳥化石」。生物の進化の過程を克明に表すその化石には、真価を揺るがす「いわく」があった……。聞けば聞くほど依頼に漂う、なんともいえない空虚な香り。不二子に協力を請われたルパンも、その怪しさに眉をひそめる。 |
12 | 第11話 真実とワタリガラス | ロンドン市街で、あるデベロッパーが殺された。ホームズは、事件をレイブン絡みであると見て捜査。リリーも、ベイカー街のご近所さんを従えて、情報収集の手助けをする。一方、レイブンの財宝へと近づくために、ルパンもまた推理を展開。事件は、殺されたフォークナー卿へと繋がっていた。フォークナーが守っていた重大な秘密……「絵」が揃えば、それが解明出来るかもしれない。 |
13 | 第12話 英国の亡霊 | 爆発炎上するフォークナービル。それは殺されたフォークナーに、自身も把握していなかった「真の役割」があったことを意味する。そしてその事実は、レイブンという組織の構造が、あまりにも複雑であることを物語っていた……。白紙に戻ってしまった推理。しかしホームズは、前へ進むために頭脳を働かせる。ルパンもまた、果たすべき目的のため、真実へと歩みを進める―― |
14 | 第13話 過去からの招待状 | ニューヨークに構えられたアジト。次元の手料理を食べながら退屈を憂うルパンのもとに、不二子があるオークションの話題を持ち掛ける。世界各地の秘宝が一度に出品されるという、異様な競売――当然、興味を持つルパンだったが、出品リストにあった宝石の記載を見て目つきが変わる。出自も謂れも『unknown』とされたその宝は、かつて幼少のルパンが住んでいた屋敷から盗み出されたものだった。 |
15 | 第14話 蜃気楼の女たち | 女の名は、メルセデス。強盗グループ『エルヴィラ』を率い、各地を騒がせている女盗賊だ。入院したマティアの無事を確認したルパンは、メルセデスを追ってメキシコへと足を運ぶ。その道中、一味に語られるルパンの過去――メルセデスが口にした「トモエ」という女のこと。そして彼女にまつわる、不可解な「謎」のこと……。ルパンは真実を探るため、メルセデスとの勝負に向かう。 |
16 | 第15話 祝福の鐘に響けよ、銃声 | フランスの名門貴族・フェルナン伯爵の結婚。ルパンは、結婚式で花嫁に贈られるという伝統の宝石「マルセイユの涙」に狙いをつける。しかし花嫁の姿を見た次元には、いつもと違う表情が浮かんでいた。伯爵の結婚相手は、貴族の出身ではない一介の町医者・ミレーヌ。聖女のような優しさを持った彼女は、次元にとっても忘れられない存在で……。 |
17 | 第16話 サムライ・コレクション | 独創的なセンスで世界中を熱狂させるカリスマデザイナー・ギャビー。5年ぶりとなる新作ファッションショーで、なんと五ェ門がミューズに選ばれた!?剣士としての飢えた目が琴線に触れたのだというギャビー。ファッションの世界でも武士道を貫く五ェ門は、慣れないモデル修行にも真剣に向き合っていき……?サムライとデザイナー。二人の道が、今交差する。 |
18 | 第17話 0.1秒に懸けろ | 『Lシステム』――それは、ICPO出身の天才エンジニア・リンファが作り上げた最強の警備システム。彼女はその真価を世間に証明するため、ルパンにあるゲームを提案する。舞台は、彼女がCEOを務めるワンティック・セキュリティーズ本社タワー。ルパンを阻むのは、何重にも張り巡らされた異常な量のセキュリティ!前代未聞の不敵な挑戦に、ルパンは一体どう立ち向かう!? |
19 | 第18話 フェイクが嘘を呼ぶ 前篇 | オークション騒動以来のニューヨーク。退院したマティアと再会したルパンは、彼女が花屋を離れることにしたと知る。一抹の寂しさを感じつつ、ふと目にした新聞から「トモエ」の情報を入手――コトルニカ共和国の女性議員・ヘイゼルが、かつてトモエから教育を受けていたというのだ。トモエの生存を確かめるため、コトルニカに飛ぶルパン。しかしそこにはなんと、偶然旅行中のマティアがいた。 |
20 | 第19話 フェイクが嘘を呼ぶ 後篇 | ヘイゼル殺害容疑で囚われた銭形。二党の対立は、コトルニカに疑惑と動揺を広める。ヘイゼルとの約束のため手を出さないルパン。銭形を救うのは、八咫烏とアリアンナの役目だ。――地元警察の妨害を受けながら捜査に奔走する二人。ディープフェイク事件が起こす「謎」の連鎖……。真実の裏に隠された、もう一つの深い嘘とは? |
21 | 第20話 二人の悪女 | 不二子の目の前に現れた、屈託のない輝く笑顔。彼女の名はアメリア――かつて不二子と組んで、共に盗みを働いた女。天性の愛嬌で人の懐に入り込む天才だが、作戦の詰めが甘いことが不二子の不興を招き、関係は長くは続かなかった……。そのアメリアが持ち掛ける、新たな誘い。不二子は溜息をつきながら車を飛ばす。真逆な性格を持つ、二人の泥棒のドライブが始まった。 |
22 | 第21話 うたかたの島へようこそ | 穏やかな時が流れる島・ミトン。橋の故障で島に閉じ込められたルパンたちは、思いがけない休暇を過ごすことになる。暇をもてあそぶルパン一味の佇まいに、カフェで働く娘・ムルーは興味津々。夢見がちな彼女は、スケッチブックを片手に、ルパンたちの関係を勝手に妄想し始めた。そんな中、不二子は島に古くから伝わる人魚の伝説を聞きつけて……? |
23 | 第22話 私のママの記録 | フィン・クラーク。極北の国・レヴォンランドへホームステイにやって来た、15歳の少女。彼女が知りたいのは、ママのこと。そして、顔も知らないパパのこと。「私のパパは誰?16歳のママはなぜこの国で亡くなったの?」――雪に埋もれた家から、フィンは母親の記録を掘り起こしていく……。一方ルパンもまた、ネット上に転がるあらゆる記録を頼りに、何かを探し続けていた。 |
24 | 第23話 愛しの魔女の記憶 | レヴォンランドで銭形と鉢合わせたルパン。銭形は、自分がマティアを追ってここへ来たこと、アリアンナがマティアに襲われたことを語る。衝撃的な事実を受け入れられず、困惑するルパン。だが、銭形が携えたアリアンナのボイスレコーダー……その録音を聞いた瞬間、ルパンの脳裏に浮かぶ、いくつもの言葉たち。それらはルパンの記憶を揺さぶる、美しい思い出の断片だった。 |
25 | 第24話 悪党が愛すもの | 「狙った獲物は、必ず殺す」トモエのもとへ戻ったルパンに、暗殺者としての牙を剥くマティア。その眼差しには、自らの人生を呪う苦悩の色が映っていた。応戦するルパンだが――二人の対峙に割り込む、一発の銃弾。次元、五ェ門、不二子がそこに立っていた。「天下の大泥棒が聞いて呆れるわ。自分の意識を盗まれるなんて」――不敵に笑うルパンは、盗まれた「ルーツ」を取り戻せるのか? |
感想・レビュー
後半はとても面白いですが、前半は少し退屈でした
シャーロック・ホームズが登場する点だけを頼りに最後まで視聴しました。ホームズ要素を拾う場面は面白い箇所もありましたが、全体的には薄味で盛り上がりに欠ける印象です。作画もストーリーも決して悪くはないものの、特別に優れているとも言えません。構成には不満が残る部分もありました。それでも視聴を続けてしまうのは、やはりホームズとルパンというキャラクターのおかげだと感じます。
HEIWAが一手に提供する、必ず登場するパチンコルパンのCMで制作された本作に関しては、少し気になるところがあるPart6。特にPart5が傑作で、これまでの総括にも近い作品だったため、比較が厳しい。
前半では、シャーロック・ホームズやレストレード警部、亡きワトソンの娘などがゲストとして登場し、『空き家の冒険』をオマージュした展開が楽しめた。ルブランも『ルパン対ホームズ』を執筆しているしね。
一方で、ルパンの「母」トモエが登場し、彼女が絡む女性キャラクターたちが続出する後半クールは、構成が不十分で、各キャラの掘り下げに物足りなさやタイミングの違和感が目立った。
ただ、特筆すべき点は二つあり、まずは第0話。長年次元大介を演じてきた小林清志さんが引退され、大塚明夫さんにバトンタッチする回だった。
さらに、ルパンなど存在しないという脚本を手がけた押井守のエピソードが二つ。押井守がほぼ天使のたまごに絡むあたりは興味深いが、ゲスト脚本家の回が際立っていることから、本編は失敗していると言わざるを得ない。
PART5とは対照的に、やや沈んだ雰囲気のラストには新鮮さを感じる一方で、少し残念な気持ちにもなった。自分がルパン三世シリーズに期待する結末とは異なっていたが、全体としては非常に楽しめるシリーズだった!
以前に視聴したシリーズの後半は、各話の脚本をさまざまな著名人が担当しており、昔のシリーズを彷彿とさせる雰囲気でバリエーション豊富に楽しめた。
押井守に関連するイベントを2話分視聴しました。この作品は、彼が作りたかったであろう幻の作品が具現化されたのかもしれません。非常に素晴らしかったです。
時代の影響か、私の一番好きな次元の喫煙シーンが少なくて、ちょっと寂しい気持ちです
2021年10月16日から2025年1月25日までのエピソード0。「そろそろ潮時かな」と感じていたが、Part5ほどのワクワク感がなかったため、先を進めるのが億劫だった。しかし実際に見ると面白く、脳死で見ていたエピソードも実は全てが伏線だったことに気づき、後悔している。ᵔᴥᵔ #332_2025
作品の構成が不十分だと感じています。このシリーズの主な問題点はそこにあると思います。高評価をつけた前作のPART5は、4つの中編の合間に単発のエピソードが挟まる形で、長編ストーリーが完成していました。中編は4〜5話を使って一気に描かれ、「Fin」の表示で各エピソードの完結が明示され、分かりやすさがPART5の評価を高めていたのです。しかし、PART6はその点が不明瞭です。メインストーリーの進行中に単発回が挟まり、さらにその単発回が前後編になっていることもあり、まるでマトリョーシカのように複雑で混乱を招いています。ホームズ編とトモエ編の2つが繋がるわけでもないため、ストーリーの途中で単発回を挟む必要がないと感じます。また、単発回を挟むことによってメインストーリーが分かりづらくなるだけでなく、最初からPART6を「豪華脚本家によるルパン三世アンソロジー」として制作すれば、視聴者としては「各脚本家の個性を楽しめる」と思って純粋に楽しめたのではないかと思います。いきなりゲスト脚本家の独特な単発回が入り込むことで「急に強い主張のある二次創作が混ざってきた」と感じてしまいました。また、シリーズ後半のトモエ編において単発回が伏線となるというアイデア自体は面白いものの、派手なサブキャラが増えすぎてルパン一味の出番が削られる結果になっているのは本末転倒です。長寿人気作だからこそ、本作限りのサブキャラには主人公を引き立てる役割を徹底してほしかった。実際に、サブキャラに時間を奪われてルパン一味のキャラクター描写やストーリー展開が大雑把になっていると感じています。特に、ルパンがマティアを諭す場面には感情移入できず、もやもや感が残りました。構成の工夫次第で、もっと楽しめるシリーズになったと思うと、本当に残念です。ちなみに、交代した次元の声は、過去シリーズのイメージを損なわず、すぐに耳なじんだので良かったと思います。
第5期が素晴らしかった分、後の展開が少し物足りなく感じた。特に第10話の鳥のエピソードが難解だった。トモエのストーリーも結局しっくりこなかった。エンディングは気に入っている。