2022年10月21日に公開の映画「アフター・ヤン」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「アフター・ヤン」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
アフター・ヤンが視聴できる動画配信サービス
現在「アフター・ヤン」を視聴できる動画配信サービスを調査して一覧にまとめました。以下のVODサービスで「アフター・ヤン」が配信中です。
アフター・ヤンのあらすじ
近未来、テクノと呼ばれる人型ロボットが普及した世界。茶葉の販売店を営むジェイクと、彼の妻カイラ、中国系の幼い養女ミカは、穏やかで幸せな日々を送っていた。しかし、ロボットのヤンが突然故障して動かなくなり、ミカは兄のように慕っていたヤンを失った喪失感で沈んでしまう。修理の手掛かりを探すジェイクは、ヤンの体内に日ごとに数秒間の動画を撮影できる特別なパーツが組み込まれていることを突き止める。そのメモリバンクに保存された映像には、家族に向けられたヤンの温かな眼差し、そしてヤンが出会った謎めいた若い女性の姿が記録されていた……
アフター・ヤンの詳細情報
「アフター・ヤン」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
| 原作者 | アレクサンダー・ワインスタイン |
|---|---|
| 監督 | コゴナダ |
| 脚本家 | コゴナダ |
| 出演者 |
|
| カテゴリー | 映画 |
| ジャンル | SF |
| 制作国 | アメリカ |
| 公開日 | 2022年10月21日 |
| 上映時間 | 96分 |
アフター・ヤンの公式PVや予告編動画
「アフター・ヤン」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
アフター・ヤンの楽曲
「アフター・ヤン」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- サウンドトラックAfter Yang (Original Motion Picture Soundtrack) Aska Matsumiya
- メインテーマAfter Yang - Main Theme - soloRyuichi Sakamoto
アフター・ヤンを見るのにおすすめの動画配信サービス
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アフター・ヤンを無料で見る方法は?
「アフター・ヤン」を視聴するなら、「U-NEXT」「Prime Video」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
「Dailymotion」「Pandora」「9tsu」「Torrent」などの動画共有サイトで無料視聴するのは避けましょう。これらのサイトには、著作権者の許可なく違法にアップロードされた動画が多く存在し、利用者側も処罰の対象となる可能性があります。
アフター・ヤンのよくある質問
-
Q映画『アフター・ヤン』のあらすじはどのようなものですか?
-
A
『アフター・ヤン』は近未来を舞台に、家族の一員であるロボット・ヤンが突然故障してしまう物語です。家族は修理を試みる中で、ヤンの記憶データを通じて彼の思いがけない過去を知り、人間とAIの関係を考えさせられます。
-
Q『アフター・ヤン』のキャラクターやその関係性について教えてください。
-
A
『アフター・ヤン』では、ロボットのヤンと家族との密接な関係が描かれています。ヤンは家族にとって兄弟のような存在であり、特に娘との交流が感情的な深みを与えています。故障をきっかけに家族は彼の存在意義を再評価します。
-
Q映画『アフター・ヤン』のテーマは何ですか?
-
A
映画『アフター・ヤン』のテーマは、人間とAIの共生です。ヤンの故障を契機に、家族は彼の存在について再考し、AIが持つ心の可能性や家族の絆について深く探ります。
-
Q『アフター・ヤン』の制作スタッフについて教えてください。
-
A
『アフター・ヤン』は、コゴナダが監督を務めています。彼は過去に専門的な映像作品を手掛けた実績があり、その視覚的な美しさと繊細なストーリーテリングが本作でも際立っています。
-
Q映画『アフター・ヤン』の視覚的・音楽的特徴は何ですか?
-
A
『アフター・ヤン』は、ミニマリズムが映像美に反映された作品です。音楽は静謐で感情に寄り添うようなもので、全体的な雰囲気を引き立て、観る者を未来的な世界観に引き込みます。



アフター・ヤンの感想・評価
近未来を舞台にしたSFが、懐かしさで胸を温める。肌の色が違う夫婦、血のつながりのない子ども、ヒューマノイドたちが暮らす世界。過去の家族も現在の家族も、幸せも不幸もすべてを包み込み、ひとつになろうとするテクノロジーの物語。
年が明けてから観た近未来SF。下書きのまま残っていたレビューを、今公開します。
「毛虫の最後の姿を、世界では蝶と呼ぶ。」
「無がなければ、有もない。」
舞台は近未来。ジェイクとカイラ夫妻は、中国系の養女ミカを迎え、同じく中国系の青年テクノ(アンドロイド)、ヤンを中古で購入し、ミカに自身のルーツとなる文化を伝えようと考える。ミカはヤンを本当の兄のように慕い、家族は幸せに暮らしていた。
しかしある日、突如ヤンが動かなくなる。
A.I.やアンドロイドの暴走ではなく、その不在を描いています。
ヤンの中に記録されていたメモリーには、何が残されていたのか。
決してミステリーでも、サスペンスでもありません。
そこにあるのは、記憶の物語。
いやぁ、「コロンバス」も良かったですが、こちらも素晴らしい。
コゴナダ監督は、見せたいもののビジュアルが明確ですね。その上で、観客に考えたり、感じとる余地を残してくれます。
見ているうちに、だんだんと心の中が穏やかになってくるんです。
オープニングタイトルのファミリーダンスのシーンも、すごく楽しそうで大好きです。
主人公のジェイクを、コリン・ファレルが演じています。非常に複雑な内面の波を、お茶を淹れるという行為を通して自ら鎮めていきます。
妻のカイラにはジョディ・ターナー=スミス。
多くは語らずも、ミカへの愛情を少ない言葉の端々に滲ませます。
養女のミカにはマレア・エマ・チャンドラウィジャジャ。
「幽玄道士」のテンテンちゃんを彷彿とさせる可愛さ。
ヤンにはジャスティン・H・ミン。
ミカを本当の妹のように可愛がり、またジェイクやカイラとも対等に話し合える、包容力のある演技を見せてくれます。
ヤンの過去に絡んでくるエイダには、
ヘイリー・ルー・リチャードソン。
お~️髪型が違うだけで、全然雰囲気が変わりますね。
人間とA.I.の隔たりや主従関係を描いたSF映画は沢山ありますが、恐らくそのどれとも雰囲気が違う。
これが相手がロボットではなく、人間だったなら。
その喪失感の差異を、逆に取り払ってくれるような作品でした。
あっ、「Her/世界で一つの彼女」の感触に近いかも。
テーマ曲を担当したのが、世界の坂本龍一さん。
静かで美しいメロディです。
作品の世界に寄り添っていて、様々な想いを巡らせたくなります。
エンディングに流れる「Glide」が印象的ですが、この曲はもともと岩井俊二監督の「リリィ・シュシュのすべて」の主題歌で、本作で流れるのはそのカバーのようです。
接ぎ木は両方の木が大事だ。
この木も、枝が生えていた木も、もう一つの家族も、君を支えている。
無が存在するからこそ、有を感じることができるのなら、無でも構わない。終わることに対する名残惜しさは、人間に組み込まれているのだろうか?
鈴木志保の「船を建てる」を再読したい気持ちが湧いてきた。
AIが感情を持つSFが大好きな私にとって、A24の作品や坂本龍一の音楽も大好きなのに、なぜか長らく見落としていた一本。先日、同僚に教えてもらい鑑賞してみたところ、これまで観てきた同ジャンルのSFの中で断トツの好みになりました。
この手の作品の定番は、感情のないAIが人間と友情を深めながら感情を獲得していき、やがて何らかの理由で別れを迎える展開。ただ、本作はその定番を域を超え、序盤から強烈な印象を残します。主人公のアンドロイド・ヤンが動かなくなるところから物語は始まるのです。
オープニングの家族ダンスは最高の一幕。ヤンと家族の絆は示されますが、まだヤンの全体像を掴んでいない状態で「彼を失った家族に感情移入できるのか」と一瞬思いました。しかし、それが後半の伏線となり、ヤンを失う場面の前後で物語はじわじわと深さを増していきます。
壊れたヤンを調べていくと、彼のメモリは極めて特殊でこの世界でも珍しい状態であることが判明します。その遺された記憶を追う過程で、ヤンとの想い出が断片的に描かれ、家族の生活の中で自然に存在していたヤンの姿が次第に浮かび上がります。
実際に喪失を経験してから、メモリを覗くことで深い喪失感が生じる描写は、他のAI映画と比べても圧倒的にリアルで、共感を呼ぶ点が特に秀逸です。
以下、ネタバレに近い箇所が含まれるため、未視聴の方はご注意ください。
一家の父ジェイクは、喪失感によってもっとヤンを知りたいと願う気持ちが強くなる場面もリアル。
そして、ヤンの深い記憶を覗くことで、彼の壮大な人生、さらには人間の感情を超えた悟りにも近い心の領域が垣間見えます。最高です。
少し脱線しますが、円城塔の『コードブッダ』というAIが悟りを開く内容の小説を読んだことがあります。AIが感情を獲得する作品に飽きを感じ始めていた私にとって、AIが悟りを開く設定は新鮮で、映画でも同じテーマに震えが止まりませんでした。
映像もセリフも色彩も、そして坂本龍一の音楽も最高。何度も見返したくなる、お気に入りの一本がまた増えました。
最初に感じたのは、この設定がもう遠い未来の話だけではないかもしれないという感覚だった。AIと会話し、感情をやり取りすることが日常になりつつある今、「人間とAIの関係」は『her 〜世界にひとつの彼女〜』のような世界へと近づいていると感じられる。
ヤンを通じて描かれるのは、血縁のない娘とAIの兄という構図の中での「家族とは何か」という問いだ。共に過ごした時間と記憶があるだけで、彼らは自然と家族になり得るそんな確信が生まれる。
そして最も考えさせられたのは、科学の発展のためにヤンを提供するべきか、家族の記憶として守るべきかという葛藤だ。
現代に置き換えれば臓器移植にも似るが、それ以上に深い。記憶は人格であり、家族の秘密でもある。もし研究や展示として公開されるなら社会の役に立つかもしれないが、同時に「思い出がコンテンツとして消費される」怖さもある。
科学の発展のために協力する選択をとるかもしれない。ただし、誰かに評価されたり解釈されたりする形になるなら、私は自分の記憶を守りたいと思う。
この映画は派手なSFよりも、人間の感情の未来を描いている。AIの未来というより、私たちの感情がどう変わっていくのかを映し出していた気がする。
感情という曖昧な間を
光のまなざしに揺れる影と人の姿。
記憶の旅に出れば
置いてきたものと、いつかまた巡り合う。
ああ、この雨の窓越し、木洩れ日の匂い
懐かしさで鼻がツンとなる。
なんで涙がこぼれるのか分からない。
思い出せない。けれどどこかで、
出会っていたんだなぁ。
音が語る。
静かなブレードランナーの空気感。余韻が深く残るこの物語は、AIが身近になる現代だからこそ、決して遠いSF話ではない。
静寂なブレードランナー風の世界観。余韻を残す物語は、AIが日常に近づく今、現実味を帯びたSFとして響く。
静かなブレードランナーの雰囲気。余韻が残る今、AIが身近になった現代だからこそ、遠いSFの話ではなくなる。
ヤンのメモリーの三つの領域の連続性がどのように彼の中に保持されていたのかは分からないが、エイダを探し出したことで、それが彼自身の存在を肯定する一助になったのではないかと、ただ祈るばかりだ。
さらに、彼の「記憶」がなぜ動画という形で存在していたのか、観終わった後ずっと考えている。
あれだけ高度に進化した世界なら、コードのようなログの方がはるかに効率的だろう。しかし、そうなるとそもそも「映画」という形にはならない。
ジェイクが喪の過程を経て、映像の断片をつなぎ合わせながら彼の人生の意味を想像したように。
この映画は進行がゆっくりで、全体に穏やかな雰囲気が際立ちます。流れる音楽が心地よく、映像のセンスの良さと相まって、森林浴をしているかのようなリラックス感を味わえます。愛情深いヤンの存在が物語を支え、ミカは孤独を感じやすいキャラクターです。夜中に喉を潤しに起きるとき、そばにいてくれる相手がどれほど宝物かを改めて実感します。壊れてしまうのは寂しいけれど、後からメモリーとして振り返れる点がとても良いと感じました。追記:ダンスバトルのシーンは異質でありながら最高に印象的でした。
どんなに大切な人がいても、命を失えば残された者は受け止めて前へ進むしかない。しかしロボットの場合は、どうなるのだろう。人に近づくほど、故障=死という結末をむやみに信じられなくなっていく気がします。残された家族それぞれが、ヤンの覚えていた断片的な記憶を手掛かりに、自分の胸に残る思い出と結びつけていく過程は、丁寧で優しさにあふれていました。ただ、その過程には少し長さを感じました。ミカとのやりとりをもう少し見てみたかった。全編を通じて映像の色使いと切り取り方は非常に美しく、ヤン不在の余韻が静かに広がります。ヤンは、きっとずっと楽しかったのだろうか。
好みは分かれるかもしれませんが、私個人としては何時間でも楽しめる素晴らしいビジュアルの映画です。どのシーンを切り取っても美しさがあります。
2025#071
映像もストーリーもとびきり美しく、まさに作品として完成度の高い映画。ブラックミラーのような設定が強く印象に残る。
近未来のSFということで、少し苦手かもしれないと思っていたが、素晴らしい家族の物語だった。
オープニングのダンスシーンは楽しかったが、全体を通じて色彩や会話のテンションが穏やかで、見ていると心が温かくなった。
この緩急のバランスが好きだ。
もし人間も亡くなった人の記憶をこのように体験できたら素晴らしい。
建物や室内装飾の美術、さらには音楽が引き立っている。脚本を読んだだけでは不安を抱くかもしれないが、近未来を舞台にした洒落た演出が映像的に魅力を引き出している。A24らしいスタイルで、美しい小作品だ。日常に潜む小さな幸福や美を、ヤンが数秒間の映像を通して捉えている。中国文化の継承を目指して作られた作品で、ヤンは恋愛に似た感情を抱き、文化的アイデンティティに疑念を持つと語られるが、その部分はあまり掘り下げられていない印象を受ける。蝶の線が二度リセットされた自らの記憶に結びついていたのかもしれない。
未来のFaceTimeカメラに向かって正面から話すシーンで、ozuへの敬愛を強く感じた。
物語は、人工知能のヤンが突然動かなくなる場面から始まる。何を見てきたのかを、ゆっくりと紐解く旅のように物語は進む。全体にスローなテンポで進む映像には過去と現在に差異がなく、時折取り残されたような感覚になることもあったが、それを包み込む温かな空気感が魅力的だった。何かを暗喩していることは理解できたが、私の知識量では具体的に何を指しているのか十分には掴めなかった。他の人の考察を読めば、老荘思想やロボット三原則といった視点からの解釈も紹介されており、そうした見方も確かに楽しみ方の一つだと納得した。決定的に断定する表現はほとんどなく、視聴者に解釈を委ねる作り方が印象的だった。
感情って、いったい何だろう。
人間の特権として語られることもあるけれど、
ヤンが見てきた景色は、記憶となってメモリに刻まれていく。
そして、特定の誰かを特別視したり、誰かの問いに答えを必死に探したりする行為は、決して感情と呼ばれないわけがない。
基本設定はプログラムされていて、それを軸に自分という存在の答えを導く。だが、もっと複雑な感覚を欲しがる。
その過程を持つ者は、生命体と呼ぶにふさわしい。
両親は仕事に追われ、感じることを忘れてしまっていた。子どもと向き合うことをなおざりにしてしまっていた。
記憶し、それを元に思考する機械は、はたして人間と同じなのだろうか。むしろ、ヤンのほうが人間より生きていたのかもしれない。
ヤンの停止の理由は分からないが、ヤンの死は確実にあの家族へ何かを残した。
AIに支配されることを恐れる人は多いけれど、そもそも上下関係などない。人間はただ、より複雑な感覚を求めることができるだけだ。
「景色を保存して、その景色に最も適した感情を、記憶のデータベースから見つけ出す」その過程を、美しさと呼ぶのかもしれない。
生きるということは、その美しさを携えることだけで十分なのかもしれない。
自分が感じる美しさや、楽しいことをそれを見つめるだけでいい。それだけで、十分だ。
AIが進化すれば、こんな世界も実現するのかもしれないと感じる。ヤンのメモリが一瞬だけ記録できるというのは儚さを秘めつつ、美しさも持っていて、私たちが忘れたくない瞬間は、その一瞬の中に存在するのだと思った。
AIと人間の対立を描かない珍しい物語
ストーリーから逸脱した独白だが、私はこの映画を静かな日曜日の夜に、キャンドルウォーマーの柔らかな光と蝋の花の香りが漂うリビングで、買ったばかりの額縁に入れた絵を横目に眺めながら、紅茶を飲みつつ鑑賞した。
この映画は静かで美しく、心がとてもリラックスできた。リラックスできる映画に出会うことはなかなかないので、観ることができて本当に良かった。
静かさの中に宿る圧倒的な美しさ。映像は淡い夢の中にいるような感覚を呼び起こす。コリン・ファレルの演技も素晴らしいし、ヤン役のジャスティン・H・ミンの演技も見事だった。
素晴らしい映画でした。
全ての雑念が払い落とされ、森のマイナスイオンに包まれるような不思議な感覚に浸れます。
ヤンのダイアログが、1日に数秒だけという設定が斬新で、セルフドキュメンタリーでありながらも、ストーリー背景と相まって非常に儚く美しい印象を残します。映る人物たちの表情も穏やかで、ヤンが一家の一員として愛されていたことが伝わってきます。
AIが自らの意思を持ち、木漏れ日やインテリア、自然を捉えている様子には驚きと失ったものへの哀しみを覚えます。ただの映像からここまで心を動かされるのは、本当に素晴らしいことです。
近未来のSF設定でありながら、周囲の環境は温もりに満ちています。オートメーション車であることは明らかですが、サイドボードに植木が置かれ、常に自然との一体感があります。違法修理屋の店内も木の棚で覆われており、家族たちの住居も素材感に溢れ、一般的なSF映画とは一線を画しています。
ヤンのセルフドキュメンタリーが心に響くのは、素晴らしい音楽の力ももちろんですが、この映画を包む自然や素材の温もりが大きく影響していると感じました。
100年後、200年後にアンドロイドと共生する未来において、この映画が語り継がれることを願っています.
異世界のようなふわふわとした不思議な雰囲気が漂っています。
ストーリーよりも映像を楽しむ作品かもしれません。
冒頭のファミリーダンスは本当に素晴らしかったです。
リリィシュシュのサウンドトラックが使われていたのも、嬉しいポイントです。