金の糸はどこで見れる?今すぐ視聴できる動画配信サービスを紹介!

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金の糸 映画

2022年2月26日に公開の映画「金の糸」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「金の糸」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。

金の糸が視聴できる動画配信サービス

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最終更新日

金の糸のあらすじ

未来のために、過去を金で継ぎ合わせる。旧市街の片隅で、私たちは語る。壊れた過去にも美しさがあると、信じてほしい。

トビリシの旧市街の路地裏。作家エレネは、生まれ育った古い家で娘夫婦と暮らしている。今日は彼女の79歳の誕生日だが、家族は誰も忘れてしまっていた。娘は姑のミランダにアルツハイマーの初期症状が現れたため、この家に引っ越しさせることにした。ミランダはソ連時代、政府の高官だった。そこへ、数十年ぶりに元恋人アルチルから電話がかかってくる…

金の糸の詳細情報

「金の糸」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。

監督
脚本家
出演者
カテゴリー
ジャンル
制作国 ジョージア フランス
公開日 2022年2月26日
上映時間 91分

金の糸の公式PVや予告編動画

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映画

金の糸の感想&レビュー

  1. 松田渉

    過去を壊さず、過去に囚われず、失われた時間をつなぎ合わせて輝かせる。金継ぎのように。

    過去に執着するミランダが崩れていくさまは、切なく胸を打つ。

    哲学性と詩情を備えつつ、退屈さをも感じさせる映画だった。

  2. あいき あいき

    物語性がかなり希薄で、主人公が作家である設定ゆえに名言めいた独白が断続的に続く。しかしそれは物語の推進力と必ずしも結びつかず、散文的な印象が残る。個々の名言には強く感心するが、映画としての面白さはやや不足している。

    本作で描かれるジョージアの陽気な悲劇性は確かに印象深く、他のジョージア映画にも通じる感触がある。(主演のナナ・ジョルジャゼの『蝶の渡り』も同様のトーンだろう。)

    「過去を乗り越えたら、あとは楽しむだけ」という思想には共感できるが、作品そのものがそれを体現できていたかには疑問が残る。

    ️以下、ネタバレあり
    終盤、ミランダがショックから街をさまよい、行方不明となる展開は視聴者に耐え難い。エレネが「生きるには過去に囚われてはいけない、壊してもよい、金の糸で繋ぎ合わせるべきだ」と語り、ミランダとの和解を示唆しつつも、彼女は結局独りで物語からフェードアウトしてしまう。まるで罰のようで、苦しさが残る。

    さらに監督自身が政府から表現活動を制限されていた過去が作品に投影されているとすれば、結末の複雑さはなおのこと増す。

  3. 藤川徹

    過去と現在を結ぶ、時間と空間を超えた物語。監修自身の歩みとジョージアの歴史を織り込み、祈りの気配を感じさせる作品だ。人と人を結ぶ金継ぎのように、観る者と物語を結ぶ体験になる 堀道広(うるし漫画家/金継ぎ部主宰)

    関係者の声

    – 西川美和(映画監督): 高齢の母が同居する設定から、芸術家と旧ソ連の残党という越え難い断絶を基点に展開するのではなく、二人のすれ違いが失われた時の重さを外の世界へと広げる。年長の人が過去の話だけで自分を止めてしまう瞬間の迫力が圧倒的だ 西川美和

    – 月永理絵(エディター&ライター): 主人公が家の中に閉じ込められながらも、会話と思考を通じて空間と時を超えて冒険を広げていく。その素直さと大胆さに強く魅了された

    – 鈴木史(映画監督・美術家・文筆家): 政治的立場、男女の思い、世代の断絶をエレネが縫い直す。苦難の時代を生きた女性たちの頬に刻まれた皺は金の糸。その皺が羨ましくて、生きて歳を取りたいと思った

    – 伏原健之(東海テレビ放送『人生フルーツ』監督): 人は老いを経年美化として捉えるべきだ。時を蓄えると果実が熟れ、過去は財産になる。だんだんと美しくなる人生を称える作品だ

    – ティムラズ・レジャバ(駐日ジョージア大使): 作品に引き込まれ、気づけば終わっている。しかし心に確かなものが残る。ジョージアの人生観に触れてほしい

    – はらだたけひで(画家・ジョージア映画祭主宰): ゴゴベリゼ監督の激動のソ連時代を生き抜いた人間と時代を見つめた視点が、金字塔へと到達。美しく、優しく、深く心に残る余韻

    – 加藤登紀子(歌手): 熟成された時間を味わう美しい映画。幾重にも分断された歴史の断片を繋ぐ作品は、生きることを愛する才能という美酒のようだ

    – 黒田雪子(金継師): 心を澄ましてエレネの言葉を聴く。限られた時をどう生きるべきか。起きた出来事を嘆くのか、解釈を変えて好転させるのか。意識を集中させることで過去さえ変えられる

    – 吉行和子(女優): 暗黒の時代を経験した人々を慈しむゴゴベリゼ監督の大らかな優しさが作品全体に広がり、登場人物一人ひとりを丁寧に描く映画の力と美しさを体感した

    – 出演者の声(主要な声): 堀道広/西川美和/月永理絵/鈴木央/伏原健之/ティムラズ・レジャバ/はらだたけひで/加藤登紀子/黒田雪子/吉行和子

  4. みにまむ みにまむ

    初めてラナゴゴベリゼの作品に触れた。名前はどこかで記憶に残っていて、前に本屋で彼の著作を見つけたときは思わず「おっ!」と反応してしまった。本をパラパラとめくると、彼の知性が感じられて、なんだかインテリっぽい印象を受けた。今作も冒頭はプルーストの引用から始まって、名だたる人々の名前が次々と登場する。

    ああ、こんな家に住みたいな、、、。時の流れを感じる魅力的な家。集合住宅のような形態で、みんなで集まって暮らしている様子は、昔の良さを感じる。”旧市街”という言葉を聞くだけでワクワクする。都会の知識人の暮らしというのは理想的だ。

    孫が本当に可愛い。久しぶりに見るこの可愛さ。孫とおばあちゃん、おじいちゃんの組み合わせがなんとも和やかでいい雰囲気。直接的な利害関係から解放され、生活や文化で結ばれる時間がなんとも素敵。髪の毛がふわふわで、緑がなびいている。

    ジョージアのおばあさんとソ連のおばあさんの激しい攻防。ひとつ屋根の下で、決して引かない姿勢!年を重ねても元気に生きるためには、こうして言い争うことが重要なのかもしれない。人生に挑み続ける姿勢こそが大事だ!

    金継ぎ、私も挑戦してみたい〜〜〜。丁寧な暮らしすぎる〜〜〜今の私は100均プラスチックから脱却したい。

    ラナゴゴベリゼもナナジョルジャゼも、もっと見たい!ぜひもっと見せて!

  5. にゃるらとほてぷ にゃるらとほてぷ

    作中に漂う静かな空気は、ただ静かなだけでなく強いメッセージ性を宿し、静寂の中に深い意味を刻む作品だった。

  6. koramame

    年金生活を送る中で、身体が思うように動かなくなっても、エレネにとってアルチルのような相手がいたらいいのにと思いました。

    お互いの言葉にときめいたり、嫉妬したりそんなやり取りを、微笑ましく観ています

    生きたいなら過去に囚われてはいけない
    過去を破壊してもいけない
    金の糸で継ぎ合わせるのだ。

  7. しまにゃん しまにゃん

    永遠に美しい余韻を残す映画体験。

    主演も務めた女性監督ラナ・ゴゴベリゼが、91歳でこの作品を撮ったという事実には驚かされる。

    本作は日本の金継ぎに着想を得た作品だ。単に人と人をつなぐだけではなく、激動の時代を生き抜く人々の傷ついた過去を、金の糸で継ぎ合わせるように描き出す。『私たち』という言葉で、すべてを優しく受け止める物語である。

  8. いろすえ いろすえ

    人類が創造できる最も美しい作品の一つだと感じた。人生での経験を重ねた結果、砕かれた過去の思いを金の糸でつなぎ合わせ、未来へといざなう行為の尊さを感じる(監督ラナ・ゴゴベリゼ氏は金継ぎからインスピレーションを得たそう)。全編は映像の宝石のようで、いくつかのシーンでは涙がこぼれたが、その涙さえも今では美しいものとして思い出せる。また、流れる音楽やエンドクレジットの歌も、心に深く響く素晴らしいものであった。帰宅後も、その美しい記憶に幸せな溜め息が漏れ続ける。この作品に出会えたことは、まさに運命的な出来事であり、私にとっての褒美であった。

  9. hiyoko hiyoko

    老女が娘夫婦と共に暮らす家に、娘の義母がアルツハイマーの初期症状を抱えて引っ越してくることになる。以前は互いに対立していた二人が、同居するなんて想像もできなかった。しかし、依然として上から目線の義母と接する中で、少しずつ同情の感情も芽生えていく。年齢を重ねるにつれて、過去の出来事に縛られがちになる。すると、心の中で後悔が増えていく。「あの時、こうしていればよかった」「なぜあのようなことをしたのか」と思うことがある。しかし、過去を完全に捨てることは不可能だ。ならば、許すことが大切なのかもしれない。そうすることで、過去を受け入れられるのではないだろうか。