1990年12月1日に公開の映画「トータル・リコール」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「トータル・リコール」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
トータル・リコールが視聴できる動画配信サービス
現在「トータル・リコール」を視聴できる動画配信サービスを調査して一覧にまとめました。以下のVODサービスで「トータル・リコール」が配信中です。
トータル・リコールのあらすじ
2084年の火星。夜ごとクエイドは、美しい女性メリーナを探す夢に惑わされていた。妻ローリーの願いを振り切り、彼は謎の企業リコール社を訪れる。同社は強力な幻覚剤による脳内の冒険旅行を売り物にし、この体験で夢を現実へと引き寄せると断言する。しかしその体験は思わぬ結果を生み、幻覚剤が本来は消えているはずの記憶を呼び覚ましてしまう。やがて彼は、自分がクエイドではなく、火星の独裁を打倒する危険なテロリストであり、妻と見られてきたローリーも実は敵のエージェントだと知る。火星は恐ろしい陰謀のただ中にあり、彼は極悪な殺人者に追われながら、夢に現れたメリーナを含む別の記憶や危険と対峙する。自分自身の出自と本当の使命を知る、息をのむサスペンスが幕を開ける。
トータル・リコールの詳細情報
「トータル・リコール」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
| 監督 | ポール・ヴァーホーヴェン |
|---|---|
| 脚本家 | ゲイリー・ゴールドマン ダン・オバノン ロナルド・シャセット |
| 出演者 |
|
| カテゴリー | 映画 |
| ジャンル | SF アクション |
| 制作国 | アメリカ |
| 公開日 | 1990年12月1日 |
| 上映時間 | 113分 |
トータル・リコールを無料で見る方法は?
「トータル・リコール」を無料で視聴するなら、「U-NEXT」「Lemino」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
「Dailymotion」「Pandora」「9tsu」「Torrent」などの動画共有サイトで無料視聴するのは避けましょう。これらのサイトには、著作権者の許可なく違法にアップロードされた動画が多く存在し、利用者側も処罰の対象となる可能性があります。
トータル・リコールのよくある質問
-
Q映画『トータル・リコール』の基本的なあらすじは何ですか?
-
A
『トータル・リコール』は、未来の地球を舞台にしたSF映画で、主人公ダグラス・クエイドが記憶にない火星での冒険に関与していることを知り、自分の正体を探る物語です。クエイドは記憶移植サービスを利用した後、現実と幻想の狭間で葛藤します。
-
Q『トータル・リコール』に登場する主要なキャラクターについて教えてください。
-
A
『トータル・リコール』の主人公はダグラス・クエイドで、演じるのはアーノルド・シュワルツェネッガーです。彼の妻ロリはシャロン・ストーンが演じ、ストーリーが進む中で重要な役割を果たします。
-
Q映画『トータル・リコール』のテーマは何ですか?
-
A
『トータル・リコール』では、現実と記憶の曖昧さや、アイデンティティの探求がテーマとなっています。主人公が自分自身や自身の過去を疑う中で、このテーマが複雑に描かれます。
-
Q『トータル・リコール』の制作背景について教えてください。
-
A
『トータル・リコール』は1990年に公開されたアメリカのSF映画で、監督はポール・ヴァーホーヴェンです。フィリップ・K・ディックの短編小説を基にした作品で、特撮やビジュアルエフェクトが特徴の一つです。
-
Q『トータル・リコール』と原作小説の違いは何ですか?
-
A
原作のフィリップ・K・ディックによる短編小説『追憶売ります』は、映画よりも心理的な側面を強く描いています。一方、映画はアクションやビジュアルに重点を置いでおり、ストーリー展開にも変更があります。



トータル・リコールの感想&レビュー
バーホーベンの身体改造フェティッシュが豊富に盛り込まれていて魅力的な映画です。彼の情熱が感じられてとても良いです。
記憶とアイデンティティの形成は互いに影響を及ぼしているため、他者が介入して記憶を勝手に改変することは、その人の存在自体を脅かす危険があり、とても恐ろしいことです。グロテスクなシーンも多く見受けられます。特に火星のシーンでは、変異体の人々が多数登場し、当時のビジュアルと相まって非常に興味深く観ることができました。個人的には、おばさんからシュワルツェネッガーが現れるシーンが一番好きです。
FKDの原作だし、原作を読んだら楽しそうだなと感じました。B級映画のような質感が好きです。葛藤や苦悩が想像以上にあるシチュエーションなのに、常に筋肉で全てを押し切るシュワちゃんに面白さを見いだしていました。物語や設定は好みなんですが、そこに引っ張られて別の楽しみ方をしてしまった印象があります。
真実と虚構の境界はどこにあるのか。世界観と設定は極めて魅力的だ。とはいえ、結末が安っぽく感じられた点が、物足りなさを生んだのかもしれない。あの時代の世相を考えれば、胸を躍らせる作品だったと言えるだろう。
いま改めて観ると、近未来のイメージが妙に古臭く、常にB級感が漂う作品だ。1990年の制作だが、1982年の『ブレードランナー』のほうが新鮮に映るほどだ。
それにしても主人公はシュワルツェネッガーでなければならなかったのか。彼が銃を乱射する場面が多いと、どうしても『コマンドー』の印象を連想してしまう笑
敵役はオジサンばかりで、画のインパクトは正直いまひとつ。むだにグロい造形が多い点も、個人的にはマイナスポイント。
設定そのものは悪くない素材だが、うまく活かし切れていない印象。同系統のSF作品なら『マトリックス』のほうが数段上だと感じた。
名場面を確実に確認できて嬉しかった。想像していたよりB級感が強く、グロテスクさや手作り感も味わいとして楽しめた。近未来を描く表現はチープさが逆に可愛らしさを生んでいた。特に爪の色が変わる演出は良かったし、タクシーのアナログ感には妙に怖さを感じた。全体として作品には勢いがあって、それが最大の魅力だった。
生身の人間が火星へ踏み出すシーンは、子どもの頃に強烈な印象を残したSF映画だが、改めて見返すと新たな視点で光る。子どもの頃は派手なアクションと独特のミュータントの造形を好んだが、大人になって再鑑賞すると、現代のフルCG全盛の中でも火星のミニチュアや美術セット、ミュータントの特殊メイク、そして飛び出す顔のフィギュアといった職人技が際立つ。特に大柄な女性キャラクターの中からシュワルツェネッガーが現れるシーンは、制作の工夫が気になる一方、フィギュアコレクションを手に入れたくなる魅力がある。
物語としても、過去を消された主人公が真実を求めてどんでん返しに満ちた展開を繰り広げる点が見事だ。近未来を背景に、権力と暴力で火星へ降り立つ人々を抑圧する社会性も巧みに盛り込み、ラストの清々しい結末は心地よい余韻を残す。
あと、シュワルツェネッガーは昭和のマドンソク的な存在感だと感じる。終盤の重要な局面で捕らえられても逃げ出せたのは彼の怪力のおかげで、分かりやすさ全開の演出に思わず苦笑してしまう。
とはいえ所々チープな描写はあるものの、CG全盛の時代にあっても質感を伝えるSF映画としての魅力が根強く残っている。
非常に衝撃的な絵でした。車のデザインや自動運転のタクシーは素晴らしいですね。
「これで離婚だ!」
「パーティーで会おうぜ!」
シュワルツェネッガー主演作は吹替え版が定番。主演と聞くだけで、他の作品よりふざけた雰囲気を感じてしまうのは自分だけだろうか。現場の空気も、シュワちゃんがいるとふざけて良いようなムードがありそうだが、それゆえ彼にしか出せない独特の空気感が生まれる。実際この作品も、いくら製作費をかけても真面目なSFの雰囲気を微塵も感じさせない。でもだからこそ、この緩さが世界観にぴったり馴染んでおり、見どころを損なうことはない。気楽に観られるSFとしておすすめ。
ネタバレ
火星行きまでの展開が長く、不要に感じるシーンも多い。前半はそこそこ面白いのに、火星へ行く瞬間は一気に到着するのがバランスとして良いのかどうか
夢のように火星へ行く話かと思えば、実際には火星へ行く話。ただ、結局それも夢かもと疑う展開にはならず、疑いなく進んでいく。そのシーンが何だったのかと観客に思わせる展開にはならず、すぐに現実へ戻される。
とにかく冒頭から終わりまで追われる展開なので、ストレスは半端ない。画の切り替えがどう変わろうと、同じ追跡パターンが続く。テンポが過剰で長く感じ、観客を飽きさせる。追走者は倫理観が崩壊したような存在で、所々で発砲して無関係な人を次々と殺してしまう終わっている。
一方、追われる側のシュワちゃんもすぐさま反撃するクレイジーさを見せ、どうにも手の出せない展開へ。エスカレーターでの銃撃戦で一般人を盾にする場面は特に衝撃的だ
もしシュワちゃんが主演を真面目な作りで挑んでいたら、印象は確実に変わっていただろう。そんな別の可能性も、ぜひ映像で体感してみたい。)
レトロ・フューチャーって呼ぶのかな?昔の人が描く未来っていいよね。物語の途中で現実と虚構の境界がわからなくなる瞬間が、すごくおもしろい。前の自分が悪者だった瞬間を思い出してワァ!と鳥肌が立つ場面は、ちょっとキモくて笑っちゃうけど、最後には大団円で締めくくられて本当に良かった。