ヒミズはどこで見れる?今すぐ視聴できる動画配信サービスを紹介!

4.1
ヒミズ 映画

2012年1月14日に公開の映画「ヒミズ」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「ヒミズ」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。

ヒミズが視聴できる動画配信サービス

現在「ヒミズ」を視聴できる動画配信サービスを調査して一覧にまとめました。以下のVODサービスで「ヒミズ」が配信中です。

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最終更新日

ヒミズのあらすじ

園子温監督が古谷実の人気同名漫画を映画化。ごく普通の15歳の少年少女の日常が、ある事件をきっかけに激変していく様子を描く。本作では染谷将太と二階堂ふみが、2011年ベネチア国際映画祭の新人俳優賞を受賞した。

ヒミズの詳細情報

「ヒミズ」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。

原作者
監督
脚本家
出演者
カテゴリー
ジャンル
制作国 日本
公開日 2012年1月14日
上映時間 129分

感想・レビュー

  1. うび

    震災でホームレスとなった人々が物語の要となり、エンディングで公開日を確認して驚いた。原作はこのあたりと結末がかなり異なるらしく、いつか原作も読みたいと思う。虐待を受ける父と、男のもとへ逃げた母を持つ主人公が、周囲の人々の助けを得ながら徐々に希望を見いだしていく過程が丁寧に描かれている。序盤に先生が口にした言葉は薄っぺらく感じられ、生徒の立場からは意味を持たないだけの言葉に思えたが、物語の終盤に主人公の口から響くときには確かな重さを帯びてくる。女の子が収集していた言行録も、一般の生徒には痛いだけの記録かもしれないが、学校の世界を離れた壮絶な生活を送る彼らにとっては、人生の芯をつく標語になり得るように見えた。暴力を振るう父、娘が自殺へと導くような舞台をDIYする母といった過酷な場面が続き、途中は本当に辛かった。とはいえ主人公は父を殺せず、殺した後は自暴自棄に沈む描写もあり、母を想う気持ちが滲む場面もあって、愛されないことのつらさは現実にも通じるのだと感じた。現実にはシリアルキラーの多くが家庭環境に問題を抱えているケースが多いとの指摘にも頷け、無償の愛が人格形成に大きな影響を与えることは間違いないと感じるので、主人公の行動にはやむを得ない部分もある気がする。とはいえ実際には通り魔的な犯行を阻止している場面もあり、悪い人間になりたくないという思いが見える箇所が多く、まだやり直しの余地があることが読み取れる。通り魔の客に「心からの友人」と評されたのは複雑な心境だったに違いない。また、壮絶な家庭環境にも関わらず異常な人物へと転じず、ルールを守って生きようとする少女もおり、大人たちの行動にも温かな影を感じられた。被災者の叔父が身代わりになるよう依頼される場面も描かれるが、結局は共犯として同行する形で展開するところには複雑さがある。とはいえ、借金を肩代わりして頭を下げる大人たち、サラ金の社長が気遣いを見せる場面、そして銃を渡して汚れたものを断ち切ろうとする場面など、温情を見せてくれる人間が多くて感動させられた。少女の言動がうるさく感じられる場面もあったが、物語が進むにつれてその存在が愛おしく思えるようになるから不思議だ。冷たい登場人物が多いように見えるが、結局は彼らの温かさが印象に残り、最後には希望を感じさせる終わり方でよかった。

  2. かず かず

    染谷将太が演じる住田は、厳しい家庭環境に育ち、特に父親の影響が強く出ている。一方、茶沢は、母親の無責任な行動からホームレスとなった住田に心惹かれる。茶沢の母親は、彼を自殺に追い込もうとし、住田は金銭的な困窮から学校を辞めてボート屋で働き始める。その姿を見て茶沢は彼を助けようとするが、住田の生活はさらに厳しくなる。父親が借金の取り立てにヤクザを呼び寄せ、さらに住田は必死にその問題を解決しようとするが、結果的に暴力的な選択をすることに。日々の苛立ちから、自責の念に苦しむ住田は、自らの存在意義を見失い、人を殺すことで自分の価値を見出そうとする。しかし、実際には何もできずに苦悩する彼。そんな中、茶沢と描く理想の未来は、彼の心に希望をもたらす。彼はある朝、ヤクザから拾ったピストルを持って自首する決意を固めるが、果たしてその行動は果たして正しかったのか。感情移入が難しい部分もあったが、演出には引き込まれる点も多く、劇的なシーンの緊張感が印象に残る。

  3. いな いな

    いつも死の匂いが漂っているけれど、みんな頑張って空元気を出している。それが実際に現実になっていくのが素晴らしい。

    誰かのために心から行動すると、本当にその分返ってくるんだね。

  4. B2mama B2mama

    最も好きな、または大切な漫画を挙げるとすれば、間違いなくこの作品が浮かびます。そのため、実写映画化が発表されたときは本当に興奮しました。一言一句のセリフを記憶しているので、劇場で見ている間は取り乱してしまいました。人が少なかったため、立ち上がらなければ周囲に迷惑をかけることもなく、身悶えしながら涙を流して鑑賞していました。

    監督がこの人だと知った時は、こうなるとは思ってもいませんでした。

  5. 松本尚也

    ヒミズ。生物学的には約10センチのモグラの一種だ。ヒミズ=日見ず、という意味なのだろうか。社会から疎外された人々、震災で居場所を失った人々、ホームレスたちがどれだけ住田さんを心の拠り所としていたかが伝わってくる。とはいえ染谷将太と二階堂ふみは、まだ10代であの空気感を出せるのがすごい。

  6. 神谷浩史

    この作品、私は結構好きだった。

    ヒミズというタイトルの意味はひっそり生きる魚を指しているのだと感じさせられる。水と土の描写が、まさにその世界観を映し出している。

    茶水さんはただの変わり者だと思っていたが、住田を生きる柱として支えていた。住田は普通に生きたいだけなのに、誰にも気づかれない場所で苦しさに埋もれていた。ときおり映る穏やかな学校の光景が、孤独を一層鮮明に描き出す。

    それを支えるホームレスの人たちも、震災で傷ついた人々で、住田が彼らの拠り所になっていた。おそらく震災はこの物語の核だろう。その点を踏まえると、エンディングは泥にまみれて苦しみながらも必死に生きるしかない、誰かに頼ることこそ人として生きる意味だと問いかけてくるように感じられる。

    がんばれ、住田。東日本とつながる強い思いが伝わってくる。結末はなかなか良かった。

    当事者にとっては相当ヘビーな話だが、園子温の作品として捉えると少しライトにも感じられる。グロ表現は抑えられており、作品のメッセージ性が際立っていた。

    染谷と二階堂の演技は特に圧巻だった。その他のキャスト陣も、冷たい熱帯魚の雰囲気をそのまま体現していて、笑ってしまうほどピタリと来ていた。

  7. 山嵐 山嵐

    この映画は、冒頭から結末まで子どもの不遇さが胸をえぐる作品でした。観る者として、茶沢さんと住田くんを取り巻く状況の重さに圧倒されます。結局、茶沢さんに対して両親がどんな目的を持っていたのか、あの首吊り装置のようなものを作る動機は何なのか、曖昧さを残したまま終わるのがもどかしい。

    住田くんが刑務所に入っている間、茶沢さんはどう生き延びるのか。もし長期の拘束が続くのなら、二人の将来はとても暗い。個人的には、住田くんの罪の割には懲役が長くならないのではという前提にも思えるが、現実には4〜5年程度が妥当かもしれないと感じました。そんな仮定が正しいとしても、住田くんが出所してからの地獄は避けられそうにありません。

    二人には正しい親像が見当たらず、健全に子育てできるとは到底思えない。住田くんが元犯であることも、生活の現実をさらに複雑にしているように見える。原作では自殺エンドとされていると聞き、そちらの方が二人にとって救いになったのでは、とも思わざるを得ません。中学生らしい純真さが、大人の世界の厳しさを知らないまま希望を信じている姿は、社会の冷たさと現実の厳しさに触れるたび胸をぎゅっと締めつけられる描写でした。

  8. ザク ザク

    久しぶりに重厚な内容の映画を楽しむことができ、感動した。
    染谷さんの演技は非常に迫力があり、最後まで心を奪われた。

  9. しんのすけ しんのすけ

    これが園子温の世界なのか その魅力を理解するにはまだ修行が足りない。とはいえ、二階堂ふみさんの存在感は抜群だ。

  10. 千葉恵里

    (旧垢投稿移植)

    物語自体はあまり理解できなかったけれど、二階堂ふみちゃんの演技と染谷くんの雰囲気がとても素晴らしくて、言葉では表せない満足感を感じました。