2017年8月26日に公開の映画「戦争のはらわた」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「戦争のはらわた」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
戦争のはらわたが視聴できる動画配信サービス
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戦争のはらわたのあらすじ
1943年、ドイツ軍とソ連軍が死闘を繰り広げるロシア戦線。最前線に着任したシュトランスキー大尉は、鉄十字章の獲得に異常な執念を燃やしていた。その部下であるシュタイナー伍長は、そんな大尉を無能だと軽蔑し、二人の関係は次第に険悪さを深めていく。
戦争のはらわたの詳細情報
「戦争のはらわた」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
| 監督 | サム・ペキンパー |
|---|---|
| 脚本家 | ジュリアス・J・エプスタイン ハーバート・アスモディ |
| 出演者 | アーサー・ブラウス クラウス・レーヴィチュ ジェームズ・コバーン ジェームズ・メイソン センタ・バーガー デヴィッド・ワーナー ブルクハルト・ドリースト マクシミリアン・シェル ロジャー・フリッツ |
| カテゴリー | 映画 |
| ジャンル | ドラマ バイオレンス |
| 制作国 | 西ドイツ イギリス ドイツ |
| 公開日 | 2017年8月26日 |
| 上映時間 | 133分 |
戦争のはらわたの公式PVや予告編動画
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戦争のはらわたのよくある質問
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Q映画『戦争のはらわた』のあらすじはどのようなものですか?
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A
『戦争のはらわた』は、ナチス・ドイツ軍の敗北が色濃くなった第二次世界大戦の東部戦線を舞台に、ある兵士たちの過酷な生と死を描いた戦争映画です。兵士たちはソビエト連邦の猛攻に立ち向かいますが、次第に戦線は崩壊し、絶望的な状況に追い込まれていきます。戦場での葛藤や生存への執念が克明に描かれています。
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Q『戦争のはらわた』の主人公はどのような人物ですか?
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A
『戦争のはらわた』の主人公シュタイナーは、実直で勇敢なドイツ軍の伍長です。彼は部下たちから信頼されており、困難な状況でも人間性を失わない姿勢を持ち続けます。しかし、戦況が悪化する中で、彼もまた残酷な選択を迫られていきます。
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Q映画『戦争のはらわた』のテーマは何ですか?
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A
『戦争のはらわた』のテーマは、戦争の非人間性とその中での人間性の喪失です。戦火の中での兵士たちの心理描写を通じて、戦争がもたらす無情さや、個人の尊厳を奪う過程が強調されています。また、生と死の境界線や、友情と裏切りといった人間の複雑な感情が描かれています。
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Q『戦争のはらわた』の監督は誰ですか?
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A
『戦争のはらわた』の監督は、サム・ペキンパーです。彼は、この作品でリアリズムと過激な戦闘シーンの描写を通じて、戦争の冷酷な現実を訴えました。ペキンパー監督の独自のスタイルが、作品全体の緊迫感を高めています。
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Q映画『戦争のはらわた』はどのような評価を受けましたか?
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A
『戦争のはらわた』は、そのリアルな戦闘シーンと重厚なストーリーで評価されています。特に、戦争の恐怖と兵士たちの心理を生々しく描いた点が高く評価され、多くの戦争映画ファンの間で名作とされています。ただし、その過激な描写に賛否が分かれることもあります。



戦争のはらわたの感想&レビュー
鉄十字勲章の獲得を必死に狙う大尉と、勲章には興味のない叩き上げの伍長のやり取りを軸に、生々しい戦場の現実を描く戦争映画の金字塔。
貴族階級の上等官と、前線へと投入される兵士たちの落差が強く印象づく。
特に自分の昇進のために味方さえも殺そうとするシュトランスキーの浅はかさが際立つ。
最後の結末はあまりにも恐ろしい。牧歌的な歌と調和しない血の匂いが濃く漂うラストは、反戦というテーマを超え、観客に深く呼びかける何かを語りかけてくるように感じた。
1943年、東部戦線のドイツ軍にシュトランスキー大尉(マクシミリアン・シェル)が鉄十字勲章を求めて配属される。しかし、経験豊富なシュタイナー伍長(ジェームズ・コバーン)との間に摩擦が生じ、二人は対立することになる。やがて、シュタイナーはシュトランスキーの不正を暴露し、巧妙な計略を使って部下とともに最前線に取り残され、ソ連軍に包囲されてしまう。
この作品はサム・ペキンパー監督による戦争映画で、ジェームズ・メイソンやジェームズ・コバーンがドイツ兵を演じる違和感を感じさせないほど、ペキンパー独特のバイオレンス描写とスローモーション演出が圧巻である。
特に中盤に展開されるソ連の戦車隊による攻撃や、混乱の中での白兵戦は壮絶な迫力を持っている。
ヒーローが目立つことはなく、劣悪な戦力のドイツ軍はただ後退するばかり。少年兵や女性兵、士官、兵士など、善悪を超えた殺し合いが繰り広げられ、戦争の厳然たる現実を示している。
エンドロール後には、「世界がその畜生を阻んでも、そいつを生んだメス犬がまた発情する」という言葉が語られ、この映像の背後にいる真の悪が誰であるかを示唆している。
サム・ペキンパーといえば暴力表現。スローモーションを多用する作風は芸術性さえ感じさせ、ペキンパーの戦争映画の暴力表現をこの作品でも存分に堪能できます。舞台はドイツとロシアの第二次世界大戦。ジェームズ・コバーンが演じるドイツの伍長の敵が、身内の中隊長であるという設定が、この作品の大きな見どころです。最後には嫌味のあるラストが待っており、名作として語り継がれています。
J・コバーンの格好良さが光る戦争映画の金字塔、Cross of Iron(鉄十字章)。サム・ペキンパー監督の代表作であり、ワイルドバンチにも引けをとらない迫力を放つ作品です。戦場は戦争の真っ只中、ドイツ軍がソ連軍へ猛反撃を受ける中、鉄十字章という名誉だけを欲する貴族の中隊長(D・ワーナー)がロシア戦線へと送られます。一方、連隊随一の戦闘力を誇るスタイナー伍長(J・コバーン)は名誉には興味がなく、国のため、兵士を守るために戦う。当然ながら二人は衝突します。戦争の絶望的な状況の中で見せるスタイナーの男の意地と勇気は、格好良さを体現します。現代の平和な日本と対比しても心を打つ一本として、戦争映画ファンに強くおすすめです。
コバーンの高笑いが心に深く刻まれる。ペキンパーの作品は、極限の状況下でアウトローたちが笑いを浮かべるものだ。それはおそらく、ペキンパーによる独自の発明と言えるだろう。
本当に素晴らしい作品だと思う。
ナチス側の視点から描かれた反戦映画という時点で、当時は非常に珍しかっただろうし、シュタイナーの小隊のメンバー全員が純粋ではないことや、名誉のために戦場に赴く上官の姿など、印象的だ。また、作中で最も現代人視点に近いシュタイナーが、最後には戦争によってああいう状態になってしまう描写も気にかかる。
皮肉とグロテスクさは、このジャンルの映画の中でも特に際立っている。
映画としては J・コバーンが演じる小隊の印象が強いが、現実にはそんな覚悟は簡単には持てないはずだ。たとえ覚悟があっても、敗戦の中で命を落とすのは正直避けたい。いっぽう、M・シェルが演じたあの大尉は非常に印象的で、経験が浅いのに名誉欲が強い描写が強く響く。自分にもそんな一面がある気がして、ぞっとした。 #冬めく_70年代
CROSS OF IRON(鉄十字勲章)は、1977年公開のサム・ペキンパー監督作。上映時間は133分。1943年のロシア戦線を舞台に、ドイツの敗色が濃くなる状況を描く。英雄シュタイナー伍長(ジェームズ・コバーン)の活躍と、やってもいない武勲で勲章を得ようとするシュトランスキー大尉(マクシミリアン・シェル)の醜態を対照させることで、戦争の狂気を浮き彫りにする。油断から生じる窮地も多く、独ソの交戦シーンは火力をふんだんに使って圧倒的な迫力を生み出す。
傑作
戦争批判にとどまらず、戦時下で人々の価値観が変化する恐怖を描いた作品。
純粋さゆえに妬みを受けるが、戦争の中ではそのようなことを気にする余裕のない男たちの人情劇で締めくくられる点が魅力的。
戦争映画の名作として高く評価される一本。監督はサム・ペキンパー。『ワイルドバンチ』『わらの犬』などを手掛けた巨匠だ。名前は以前から耳にしていたが、初めて観る彼の作品となる。
《戦争の映画》Part II、Vol.29 の特集作としての位置づけ。タイトルは『戦争のはらわた』。
はらわたという語が当時の映画タイトルに強烈なインパクトを残す理由を、改めて感じさせる。臓物をむき出しにするような描写は、生き物の活動をありのまま露わにする表現で、建前を排し現場の現実を直視する。
まさに、戦場の極限状態を克明に描く作品だ。爆破や銃撃の scene で人が勢いよく吹き飛ぶ場面があるが、それをスローモーションで見せる演出は、この作品がルーツとされる技法なのかもしれない。華麗な戦争アクションと静と動の対比を巧みに用い、無慈悲で狂気に満ちた戦争の姿を浮き彫りにする。
シュタイナー伍長とジェームズ・コバーンの渋さ。もうイケおじが完成しているかのようだ。部下思いの人格者ぶりには好感が持てるが、上司としての厳しさも伝わってくる。
一方、新任のシュトランスキー大尉は、いまひとつ使い物にならず、鉄十字章の獲得ばかりに気を取られている様子。
この二人の間には大きな溝があり、埋まる気配はない。
1943年、ドイツ軍とソ連軍が血みどろの戦闘を繰り広げるロシア戦線。猛攻をかわしつつ拠点を守ろうとする兵士たちは次第に窮地へと追い込まれていく。
前情報なしで観た観客にとって、泥臭さと熾烈さを併せ持つ戦争アクションは驚きだった。むしろ人間ドラマよりも、戦場の現実を直視する点に強い印象を受けた。
シュタイナー伍長の部隊が拠点の死守から外部へと動き始め、ドイツ軍と別行動をとっていく過程には、従来のナチス像とは異なる連帯感が見え隠れする。基本的には冷酷で排他的、容赦のないナチスのイメージだが、ロシア軍の猛攻で戦力を削られていく中にも、彼らなりの倫理観や結束が描かれる場面がある。
この作品は、77年の公開作としての激しさとタフさを備え、後年の『プライベート・ライアン』や『硫黄島の手紙』へと通じる迫力を想起させる。
そして戦争が残すのは、暴力と破壊以外にはほとんど何もないという、非情で狂気に満ちたリアリティだ。
もしよろしければ、ほかの力作の感想もお届けします。今後の更新もお楽しみに。