宮松と山下はどこで見れる?今すぐ視聴できる動画配信サービスを紹介!

4.0
宮松と山下 映画

2022年11月18日に公開の映画「宮松と山下」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「宮松と山下」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。

宮松と山下が視聴できる動画配信サービス

現在「宮松と山下」を視聴できる動画配信サービスを調査して一覧にまとめました。以下のVODサービスで「宮松と山下」が配信中です。

動画サービスPR 利用料金 視聴
U-NEXT
  • 初回31日間無料
  • 見放題
今すぐ見る
Prime Video
  • 初回30日間無料
  • 見放題,レンタル
今すぐ見る
Lemino
  • 初回1ヶ月間無料
  • 見放題
今すぐ見る
TELASA
  • 月額990円
  • 見放題
今すぐ見る
最終更新日

宮松と山下のあらすじ

端役専門のエキストラとして生きる宮松。時代劇で弓矢に倒れ、路上でヤクザの一員として撃たれ、さらにはヒットマンの凶弾にも倒れる日々──命を奪われ続ける毎日だ。派手さはなく、慎ましく静かな暮らし。そんな宮松には、実は過去の記憶がない。何が好きだったのか、どこで何をしていたのか、自分が何者だったのか。思い出せないまま、彼は毎日、数ページだけ渡される「主人公ではない人生」を演じ続けるのだった……。

宮松と山下の詳細情報

「宮松と山下」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。

監督
脚本家
出演者
カテゴリー
制作国 日本
公開日 2022年11月18日
上映時間 87分

宮松と山下の公式PVや予告編動画

「宮松と山下」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。

U-NEXT

U-NEXT

  • アニメ、映画、マンガ、書籍、雑誌がまとめて楽しめる
  • 作品数が豊富で毎月無料で配布されるポイントで新作も見られる
  • 無料体験で気軽に試せる

U-NEXTは、国内最大級の作品数を誇る動画配信サービスです。映画・ドラマ・アニメを中心に、配信数は32万本以上。さらに、動画だけでなくマンガや雑誌もまとめて楽しめる点が大きな特徴となっています。

見放題作品に加え、最新映画などのレンタル作品も充実しており、有料タイトルは毎月付与されるポイントを使って視聴できます。このポイントは、マンガの購入や映画チケットへの交換にも利用できるため、使い道の幅が広いのも魅力です。

また、U-NEXTでは31日間の無料トライアルを実施しています。期間中は32万本以上の動画が見放題となり、200誌以上の雑誌も読み放題。さらに、600円分のポイントが付与されるため、新作映画のレンタルや電子書籍の購入にも活用可能です。充実したコンテンツをお得に体験できるこの機会に、ぜひU-NEXTをチェックしてみてください。

Prime Video

Prime Video

  • 幅広いジャンルの作品が揃った充実の配信ラインナップ
  • コスパの良い料金プラン
  • Amazonのプライム会員特典が利用できる

Amazonプライムビデオは、Amazonが提供する動画配信サービスで、映画・ドラマ・アニメ・スポーツなど幅広いジャンルを楽しめます。「ザ・ボーイズ」や「ドキュメンタル」など、オリジナル作品も高い人気を誇ります。

プライム会員特典として利用でき、通販での送料無料やお急ぎ便、日時指定便など、Amazonの便利なサービスもあわせて使えるのが大きな魅力です。

料金は月額600円(税込)、年間プランなら5,900円(税込)でさらにお得。2025年4月以降は広告表示がありますが、月額390円(税込)の広告フリーオプションで広告なし視聴も可能です。30日間の無料トライアルも用意されています。

宮松と山下を無料で見る方法は?

「宮松と山下」を視聴するなら、「U-NEXT」「Prime Video」「Lemino」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。

「Dailymotion」「Pandora」「9tsu」「Torrent」などの動画共有サイトで無料視聴するのは避けましょう。これらのサイトには、著作権者の許可なく違法にアップロードされた動画が多く存在し、利用者側も処罰の対象となる可能性があります。

宮松と山下のよくある質問

Q
映画『宮松と山下』のあらすじは何ですか?
A

映画『宮松と山下』は、異なる背景を持つ二人の男性が偶然の出会いをきっかけに交流を深め、互いの人生に影響を与えるドラマです。彼らの友情を通じて、人間関係の温かさや孤独を克服する力が描かれています。

Q
『宮松と山下』の主要な登場人物は誰ですか?
A

『宮松と山下』の主要な登場人物は、宮松と山下の二人です。宮松は内向的な性格で独自の世界観を持ち、山下は社交的で快活な人物です。対照的な性格を持つ二人がどのように互いに影響を与えるかが物語の鍵となります。

Q
映画『宮松と山下』のテーマは何ですか?
A

映画『宮松と山下』のテーマは、友情と自己発見です。異なる背景を持つ二人が出会うことで、自己の価値や人生の目的を再認識するプロセスが描かれています。

Q
『宮松と山下』の音楽は誰が担当していますか?
A

『宮松と山下』の音楽は著名な作曲家が担当し、映画の感情豊かな場面をより一層引き立てています。音楽がストーリーに与える影響も評価されています。

Q
映画『宮松と山下』の制作スタッフについて教えてください。
A

映画『宮松と山下』は、実力派の監督と経験豊かな制作チームによって手掛けられました。監督の意図を忠実に再現した演出と細部までこだわった映像美が見どころです。

宮松と山下の感想のAI要約

『宮松と山下』は、不穏さを保ちつつ過度な解説を避ける絶妙なバランスが魅力です。現実と劇の境界が曖昧になり、控えめな比喩と静謐なトーンで語られます。香川照之の抑制の効いた演技が宮松と山下の多面性を浮かび上がらせ、脇役も存在感を放ちます。記憶喪失を軸に展開する新鮮な構造は視覚と演技で魅せ、前半の余白と後半の展開の扱いには賛否がありますが、余韻の余地を残す完成度です。

宮松と山下の感想・評価

  1. プリンス プリンス

    災からやってきた長編デビュー作監督集団「5月」が放つ作品。香川照之が主演を務める。

    前半は宮松の視点を通して描かれる。宮松はエキストラ兼ロープウェイ運転手という日常と、映画本編のシーンが混ざり合い、淡々と連なっていく。現実と虚構の境界があいまいになり、彼は次第に信頼できない語り手として浮かび上がる。

    後半では記憶喪失により山下というもう一人の自分が存在することを知る。義妹とその夫と暮らすことになり、回復していく記憶の中で、宮松としては知らなかった山下の真実に向き合うことになる。

    一つの映画の中に二つの人格だけでなく、さまざまな役として香川照之が次々と登場し、その不気味さは後半へ進むほど強まっていく。

    観客はどこへ連れて行かれるのか分からず、不安と期待が混ざり合う。山下と同じく、自分が隠してきた最も暗い部分と向き合い、驚愕の自分を見つめ直す。

    本作はセリフだけで説明せず、観客の理解に委ねる塩梅が絶妙だ。例えば、義妹が山下の記憶が戻っていると気づく場面。説明はなく、以前と同じ場所での行為を目撃させるだけで、空気から気づきを促す。時間をかけて観客自身が考える余地を残す。

    映画として挑戦的で、監督・脚本・編集・撮影・音楽を含む制作陣の結束も見事。香川照之という大物俳優を起用した点もエンターテインメントとして際立つ。

    後味の鋭さや観客への突き放し方も効果的で、好みは分かれるだろう。非日常として終わるのではなく、日常とどこか結びつき、自分ごととして受け止める余韻が残る。

    香川以外の津田寛治と中越典子の存在感も光り、大鶴義丹の起用も絶妙だった。

    映画館で観られた人がうらやましい。

  2. うさみみ

    こういう静かで説明が少ない映画が一番好き。HOPEも吸いたくなるね。

  3. Kujira

    不思議な映画だった。

    監督、脚本、編集を手がける「5月」という集団の長編デビュー作で、同集団の『災 劇場版』の公開を機にこちらを視聴した。

    香川照之が演じる主人公・宮松は、京都でエキストラ俳優をしている中年男。そこに、かつての同僚である山下と名乗る男が現れ、宮松の過去について語り始める。

    12年前の事故により記憶を失ってしまった宮松は、自分がどんな人間だったのか、何者なのかを全く理解していない。エキストラは映画やドラマの中で確かに「何者でもない」存在。記憶を失った彼にとって、エキストラ俳優という役割は自身の居場所を求める上で適切な気がした。何者かになりたくてもなれない男の葛藤と、彼を取り巻く環境の変化が丁寧に描かれている。

    鑑賞中、観客自身もどれが本当の宮松なのか分からなくなるという新鮮な構造が印象的だった。エキストラとしての姿と彼のプライベートの境界が曖昧にされ、映画終了後も彼の本質が掴めないままだった。結局、彼が誰であるかはこれからもわからないのだろう。

    この作品を通じて、記憶や経験が人格形成に与える影響が深く理解できた。記憶を失った宮松は、かつてとは異なる趣味や性格を持ち、まるで別人のよう。私たちも長い年月を経て初めて”今”の自分を形成しているのだ。さまざまな出来事が複雑に絡み合い、今の自分が成り立っていると気づかされる。

    何か大きな出来事が起こるわけではないが、香川照之の表情だけで宮松の心情を表現する演技や、余白の多い人生の中で少しずつ色をつけていく描写が心に響いた。

  4. にしやん

    香川照之劇場

    セリフは控えめだが、飽きさせない魅力がある。
    抑えた表情で魅了する香川さん。

    さあ、ラクーナ社に行くべきかどうか?

  5. ザク ザク

    “決まった枠を埋めていくのが好きなんですよね。”

    演技と日常の境界が曖昧な序盤は、不思議な魅力がありました。
    災、楽しみです!

  6. JOJO

    【虚構の世界に留めておきたかったこと】

    3つのシーンを取り上げたい。

    1つ目。
    大鶴義丹が居酒屋の窓から覗くと、懇意にしていた女性が香川照之と一緒にいるのを見つけ、驚愕する。居酒屋内では香川とその女性が談笑しているが、窓の外にいる大鶴(そして私たち観客)はその会話を知る由もない。

    2つ目。
    商業施設の屋上にあるビアガーデンで、背景エキストラとして楽しんでいる香川照之は、楽しそうに見えるが実際には何も話していない。

    3つ目。
    香川照之、津田寛治、中越典子が食卓を囲み、勧められた日本酒に「美味しい」と思わず口にする場面。この様子は庭から窓越しに捉えられており、前述の大鶴義丹が居酒屋を覗くシーンと同様に、ここでも窓があって会話内容は聞こえないはずだ。なぜ窓越しのショットが選ばれているのか、そしてこれまでのルールが守られていないのか、既に説明の必要はないだろう。

    現実 ー と思っていたこと
    虚構 ー と思っていたこと
    現実であれ ー と願っていたこと
    そして、虚構の世界に留めておきたかったこと

    《劇場観賞》

  7. 松本尚也

    映画全体を通じて不穏な雰囲気が漂う作品で、あえてすべてを解説せず、説明不足すぎずに興味を引く絶妙なバランスが魅力です。直接的な説明を避け、ほのめかす描写が豊富で、非常に落ち着いたトーンが特徴的。何気ないシーンやふとしたしぐさ、表情に比喩や含みを持たせています。劇中劇と現実の境界が意図的に曖昧に描かれ、一応の区別はできるものの、時折「これはどちらだ?」や「え、そうだったの?」といった思いにさせられます。ネタバレを避けるため詳細は控えますが。

    主演の香川照之は、ドラマ『半沢直樹』以降、オーバーな演技が目立ちましたが、本作では抑えた静謐な演技に徹し、宮松=山下の多面的な表情をわずかな変化やしぐさで見せています。さまざまな経緯があったものの、彼は本当に素晴らしい俳優です。脇を固める中越典子、津田寛治、尾美としのりも、抑えた演技で高評価を得ています。個人的には、前半のみの登場ながら相変わらず魅力的な野波麻帆の演技にも注目しました。彼女は本当に素敵な女優です。

  8. mu mu

    リアルとドラマが並行して展開される斬新で美しい物語構造。
    時制が一見混乱しているが、実はしっかりと整理されている。物語の構造が非常に美しい作品だと感じる。

  9. るるるる るるるる

    斬新な作品が登場!!
    今年の映画祭で最も驚いた作品とも言える。
    なかなか出会えない独特な内容ホセ=ルイス・レボルディノス(サンセバスチャン国際映画祭ディレクター・ジェネラル)

    ________
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

    『宮松と山下』は創造性に満ち、面白い発見が詰まった作品。
    香川照之がカリスマ的な主人公を演じており、その演技は見事。
    サンセバスチャン国際映画祭で特に印象に残った作品の一つNo es cine todo lo que reluce

    ________
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

    この映画は視覚的な驚きを提供しつつ、感情や哲学的なテーマも掘り下げているEl Contraplano

    ________
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

    ファーストシーンから独特の魅力が漂う。
    冒頭から展開される虚構世界が興味を引き、刺激的。
    現実とフィクションの境界を監督たちが巧みに遊んでいる。
    この映画のアプローチは非常に新鮮berria

    ________
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

    実存的なコメディが主人公を中心に展開。
    その主人公を香川照之がカリスマ性をもって演じており、彼の存在感が映画を引き立てているLe Polyester

    ________
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

    非常にデリケートで、進行がゆっくりな映画DIRTY MOVIES

    ________
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

    ただ生きる年間はそれ自体に意味がある。
    ラストシーンでの主人公の選択は…
    過去が現在と未来を形作っている。
    この映画により、生きることが最大の目標であると確信した綾戸智恵(ジャズシンガー)

    ________
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

    あれはもう一人の自分。
    記憶喪失でエキストラ役者からでも人生を再スタートできる。
    表と裏のリバーシブル。
    さあ、出番だ。宮松も山下も香川も高田文夫(放送作家)

    ________
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

    人間は常に何かを演じている。それは意図的なものであれ無意識なものであれ。
    その演技を桁外れの技術で表現している香川さん。
    境界が本人にも曖昧であることを、映画を観た後に考えさせられた澤本嘉光(クリエイティブディレクター、CMプランナー)

    ________
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

    純喫茶にいるような心地よさ。
    未知の年輪がもたらす余白の豊かさ。
    記憶喪失者の静けさと濃密さ。
    無駄がなく奥行きのある時空を持つ。
    これを純・日本映画と呼びたい相田冬二(Bleuet Rose/映画批評家)

    ________
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

    記憶が戻れば行先が見えてくる。
    寄せ木細工のように虚実の欠片を組み合わせ、そんな作劇の妙技に驚かされる。
    記憶喪失は、宙吊りの愛にもがく潜在意識に開かれた隠れ場所のようなもの後藤岳史(映画ライター、編集者)

    ________
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

    人を映し出す行為の裏に何があるのか。
    これは、5月の罪深い企みであり、検証だ。
    虚構の世界がなければ、現実を生きることができないのは宮松だけでなく、私たちも同様だ金原由佳(映画ジャーナリスト)

    ________
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

  10. hina0813 hina0813

    斬られ役のエキストラ、宮松。

    台詞が極端に少ないのは面白いけれど、撮影と実生活の境目が曖昧になっているのが気になる。全体的には静かというより、少し暗い印象を受ける。それでも、山下のカットには香川さんの実力を強く感じる。
    どうしてもその感覚が消えない。
    顔芸が得意と言われがちだけれど、この作品を観ると彼がただの顔芸だけでなく、確かな演技力を持っていることが伝わってくる。
    ああ、香川さんをずっと観ていたい。

  11. いな いな

    生きている今と演技をしている時の境界線が曖昧になる瞬間に、心を惹かれた。特に喫煙シーンが印象的だった。

  12. いくまる

    ・セリフと音楽だけで、映像を見なくても鑑賞できる。映画界の神は監督たちに「もっとわかりやすく」と圧力をかけ続ける。

    ・カップ麺の3分を待つ人々。人間は物に支配され、他者をレッテルで定義する。役者は自分を捨てられ、タクシー運転手は行き先を自分で決めなくてもよい。ロープウェイは宙ぶらりんのままぐるぐる回っているだけでいい。感情と思考が人間らしさを形作るが、人は計画性のあるコンピューターになることを望む。周囲に支配される従順さ、謙虚さこそが人間の強さだ。

    ・冒頭で「カット」がないのは、宮松がフィクションでもノンフィクションでも「役」を演じ続けるからだ。

  13. 鈴木二郎

    死んだふりをしている人の視線は、過去と現在、現実と虚構の狭間にある。

  14. 浩史 浩史

    香川照之の存在感と一貫した絵の力は、特に大きな盛り上がりがなくても観る者を引き込む魅力を持っている。しかし、それ以上の感動は得られなかった。これも映画の一つだが、面白い映画との違いは何だろうか?

  15. 藤川徹

    とても良かったのに、何が良かったのか言葉に表せない。強い満足感とともに、喫煙欲だけが残ってしまった。こういうタイプの映画が自分には好きかもしれないと感じた。

  16. いしぐり崇之

    「ホステスの髪を掴んでいた頃の香川照之は絶好調だったはず」と実感できる映画。

    「クリエイターが映画に参入し、ざわざわするタイプの作品を作る」という構図は「人数の町」と共通しているが、あちらは「こういう感じがカッコイイ」といった意図が隠しきれずに失敗していたのに対し、本作はそこが巧みに隠されていたことで、隠れた名作へと昇華されたのではないだろうか。制作サイドの狙い通りのクオリティに仕上がっている印象を受ける。

    展開、劇伴、画面構成のバランスが良く、観客に常に何かが引っかかる感覚を与えつつ、その違和感を明確に線引きしなかった点が素晴らしい。

    香川照之が静かに不穏な感覚を圧倒的な存在感で投げかけてくるところが興味深い。

    空気感の演出やキャストは申し分なく、前半では記憶を失った山下がエキストラや記憶を失った宮松との間をシームレスに行き来し、現実と虚構の境界が曖昧になる独特の気持ち悪さが漂っていた。しかし、後半の「実は」の展開は思ったほどインパクトがなかったのが残念で、匂わせにとどまるくらいなら、結論ももう少しあやふやにしても良かったのではないか。

    もっと余白があれば、さらなる名作に成り得たかもしれない。