2021年6月11日に公開の映画「漁港の肉子ちゃん」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「漁港の肉子ちゃん」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
漁港の肉子ちゃんが視聴できる動画配信サービス
現在「漁港の肉子ちゃん」を視聴できる動画配信サービスを調査して一覧にまとめました。以下のVODサービスで「漁港の肉子ちゃん」が配信中です。
漁港の肉子ちゃんのあらすじ
食いしん坊でのんきな肉子ちゃんは、情に厚く惚れっぽいがゆえに、しばしば男性にだまされる。一方、クールでしっかり者の11歳・キクコは、そんな母を最近ちょっぴり恥ずかしく思う。共通点のないふたりが、漁港の船を住まいとする母娘の秘密を知るとき――ふたりに最高の奇跡が訪れる!
漁港の肉子ちゃんの詳細情報
「漁港の肉子ちゃん」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
| 原作者 | 西加奈子 |
|---|---|
| 監督 | 渡辺歩 |
| 脚本家 | 大島里美 |
| 主題歌・挿入歌 | GRe4N BOYZ 稲垣来泉 |
| 出演者 | |
| カテゴリー | 映画 |
| ジャンル | アニメ |
| 制作国 | 日本 |
| 公開日 | 2021年6月11日 |
| 上映時間 | 97分 |
漁港の肉子ちゃんの公式PVや予告編動画
「漁港の肉子ちゃん」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
漁港の肉子ちゃんの楽曲
「漁港の肉子ちゃん」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- サウンドトラック劇場アニメ映画 『漁港の肉子ちゃん』 (オリジナル・サウンドトラック)Takatsugu Muramatsu
- メインテーマイメージの詩稲垣来泉
- エンディングテーマたけてんGReeeeN
漁港の肉子ちゃんを無料で見る方法は?
「漁港の肉子ちゃん」を無料で視聴するなら、「Prime Video」「Lemino」「U-NEXT」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
「Dailymotion」「Pandora」「9tsu」「Torrent」などの動画共有サイトで無料視聴するのは避けましょう。これらのサイトには、著作権者の許可なく違法にアップロードされた動画が多く存在し、利用者側も処罰の対象となる可能性があります。
漁港の肉子ちゃんのよくある質問
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Q映画『漁港の肉子ちゃん』のあらすじはどのようなものですか?
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A
『漁港の肉子ちゃん』は、明るくておせっかいな母親・肉子ちゃんと、その娘であるキクコの親子愛を描いた物語です。二人は漁港の町で穏やかに過ごしながらも、成長とともに変化する関係性に直面します。ユーモラスかつ感動的なストーリーが展開されます。
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Q『漁港の肉子ちゃん』に登場するキャラクターの魅力について教えてください。
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A
主人公の肉子ちゃんは、大きな愛情でキクコを包み込む心優しい母親として描かれています。彼女の天真爛漫な性格と、愛情深い姿が多くの観客の心を打ちます。また、娘のキクコは、母親との関係に悩みながらも成長していく姿が印象的です。
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Q映画『漁港の肉子ちゃん』の監督は誰ですか?
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A
『漁港の肉子ちゃん』の監督は、渡辺歩です。彼は、アニメーション業界で豊富な経験を持つ監督として知られています。
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Q『漁港の肉子ちゃん』の音楽を担当したのは誰ですか?
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A
映画『漁港の肉子ちゃん』の音楽は、久石譲が担当しています。彼の音楽は映画の雰囲気を引き立て、感動を深めます。
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Q『漁港の肉子ちゃん』の制作会社はどこですか?
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A
『漁港の肉子ちゃん』は、STUDIO 4℃によって制作されました。このスタジオは、質の高いアニメーションで国内外から高い評価を受けています。



漁港の肉子ちゃんの感想&レビュー
つまらないんじゃないかと思いながら、何も知らないまま観始めて、エンドロールを見て仰天しました。あのパロディだと流して観ていたけれど、話の展開がけっこう良くて、結局はいい話だと気づきました。マジで、みなさん、鬼滅組がいるって気づきましたか?
2025年9月21日 15:15〜のEテレ放送は、タイトルの漁港の肉子ちゃんとは裏腹に、主人公は肉子ちゃんではなく娘のキクコの成長譚だ。話はひとつの大きな筋に収まりきらないが、意外と面白い。肝心の謎解きをセリフで端的に語ってしまう場面があったり、最後に生理が来ておめでとうと告げる場面が古めかしく感じられる瞬間もある。タイミング次第でそう見えるのかもしれない。
この作品の見どころは、まず登場人物の関係性だ。肉子ちゃんは圧倒的にパワフルな母親だが、キクコは自己肯定感が低く、静かなツッコミ役として対置される。二人のやり取りは、陽キャの母と内省的な娘という対比を際立たせつつも、単純な対立には留まらない。
物語はスクールカーストの要素へと展開する。バスケットボールの実力がヒエラルキーを決め、上位のプレイヤーが学校を仕切る構図が描かれる。キクコは静かにその渦に加わるが、親友のマリアは反旗を翻す。初めは反乱が成功したかに見えたが、もともと人望の薄いマリアは次第に孤立し、最終的には一人に追い詰められる。
だが、ここで重要なのはキクコの立場だ。彼女は自分には何もできないのかと距離を置いて眺めているように見える場面が多い。実際には、マリアに対して沈黙のまま見守るだけのように見えるが、後にそれが単なる距離感ではなかったことが分かる。
物語の核心が少しずつ明らかになるのは、中盤以降の転換点だ。キクコが学校の出来事を通じて、肉子ちゃんとみうの長年の関係にも触れていく。みうは、キクコの出生の秘密を抱えながらも、後に別の男性と結婚して家庭を築き、肉子ちゃんとも定期的に連絡を取り続けていることが分かる。
そして衝撃的な事実の露出とともに、キクコは四歳の頃に自分の出生の謎を知っていたことが語られ、長い間捨てられた娘としての思いを背負ってきたことが明かされる。運動会の場面でみうが再び登場することで、これまでの前半と後半の視点が結びつく。
後半へと進むにつれ、キクコが盲腸炎で入院する場面も描かれ、セルフネグレクト的な自己放棄にも触れる。更に明かされるのは、キクコの実母が肉子ちゃんではなく、みうであるという事実だ。みうは出産直後に姿を消していたが、現在は普通の家庭を築き、肉子ちゃんとは定期的に連絡を取り合っている。
こうした事実関係の開示が、前半のキクコ視点と後半の内面描写を見事に結びつける。二宮の登場が物語のトリガーとなり、意表を突く展開へと導く。総じて、前半の軽妙な語り口と後半の内省的なドラマが自然に響き、読者の胸に強い余韻を残す。
母親と娘が同じ読みの名前を持つことって実際にあるのかな?と、冒頭で感じられる2人の関係性から、ストーリーが展開していく。最終的にはその秘密が明らかになる。きくこのちょっと冷たい態度には、そんな背景が隠れていたんだなと納得。大人って、ほんと勝手だよねそれに、女の子は早熟だから義務教育が大変だなと、懐かしい描写を思い出した。Cocomiさん、意外にも声優が上手だね!
胸糞要素が全くないはずの人情溢れるハートウォーミング映画の冒頭、肉子ちゃんの半生を振り返る部分が気持ち悪く感じ、視聴を辞めたくなるかもしれません。母親としてより女性であることを優先し、子供がいるにも関わらず男を追いかけ続ける姿。そんな彼女に振り回される子供の姿が、最も愛情を注ぐべき存在は子供であってほしいと思わせます。人類愛は後回しにして欲しいところです。また、ステップファミリーを都合よく解釈し、継父や継母による虐待に気付かないか、あるいは共犯のような初期段階の描写が印象的でした。前半は肉子ちゃんではなく、キクコの小学校生活に焦点が当てられ、最初に仲間外れにしようとしたマリアが逆に仲間外れになってしまいます。チック症を抱える二宮が施設で療育を受けている様子や、後半で急に明かされるキクコの誕生の秘密も不気味です。未婚の母が自宅で出産した挙句、子供を捨てて逃げる設定も衝撃的です。小学5年生の運動会を盗撮してまで会いたくなる実母の存在。ここで肉子ちゃんが実の母でないことが明らかになり、男を追いかけ回す行動も納得できてしまいます。
絵と音楽の完成度が高く、視覚も聴覚も大満足。物語はややコテコテだが、世界観がとても心地よく、居心地の良い作品だった。
地上波で放送された本作を録画して視聴。物語自体は良いが、トトロネタが多く、視聴中は食欲をそそるシーンが目立つ。ミスジぃ~、食べたい~といった飯テロ要素も強い。声優陣については、主要キャラ以外は演技経験が浅い印象で、素人レベルと感じる場面が散見される。炭治郎と善逸を除けば、声の質や演技力に違和感が残る場面が多かった。大竹しのぶさんの熱演は目立つものの、監督の意図なのかやややり過ぎにも見えるところがある。隣で観ていた嫁は「女子って、ホントめんどくさい!」と呟き、作品内の女子キャラクターの扱いについて辛口の指摘をしていた。山奥の豪邸に住む小学生キャラは、周囲を仕切るか排除するかの二択に振れる描写が多い印象だった。二宮の変顔は過剰で、キャラの真似をするキクリンも同様に強すぎると感じた。みうの登場シーンでは、肉子ちゃんが昔美人だったかのような描写が一瞬あったが、結局別人だったのだろう。監督は渡辺歩さん、制作はスタジオ4°C、吉本興業の制作力を背景に制作スタッフはかなり豪華。声優陣はさんまさんが関与したのだろうか。全体として皆が頑張っていると感じつつ、個人的には声優と役者は別の職業だという見解が強く、そこがやや残念に響いた。
絵は美しく、非常に動きが感じられましたが、作品全体としてはあまり心に響きませんでした
さんまさんのプロデュースのせいでしょうか?
オーバーな動きとコントの要素が混ざり合っていて、少々戸惑いました
ただ、終盤には感動的な展開があり、その点は良かったです
思っていた雰囲気とはまったく違う映画だった。小学生の女の子ならではの空気感がよく伝わる。だめんずウォーカーの肉子ちゃんは、どこにいても楽しく生きていけそうだ。ラストの一言は物語の結末として必要だと感じるし、肉子ちゃんの笑顔も素敵だ。ただ、昭和的な要素を感じてしまい、令和には合わない台詞だったと思う。
美しい絵柄に魅了されます特に料理のシーンが最高!お腹が空いてきました
笑いももちろん、親子の愛情が伝わる瞬間には心を打たれます。感謝を伝えることの大切さを改めて感じます。
余談ですが、田植えの時期にミンミンゼミが鳴いているのかな、とちょっと気になりました笑
西加奈子の同名小説を基に、明石家さんまがプロデュースし、吉本興業が製作したアニメ映画です。
肉子ちゃんはキクコとは対照的に明るく、非常に魅力的なキャラクターです。しかし、彼女とキクコの間には長年の秘密が隠されており、それが二人が心を通わせるラストシーンへの伏線となっています。
物語の前半では、小学校に通うキクコの友達との関係が描かれ、後半ではキクコと肉子の秘められた過去が次第に明らかになります。親子の絆、つまり生みの親と育ての親のどちらが重要かというテーマが浮かび上がりますが、ストーリーは予想通りの結末に向かっています。
前半の友人関係やいじめの描写から始まり、突然キクコの生い立ちの物語に切り替わる展開があり、親子関係の話へ無理やりシフトする印象も受けました。また、二宮が通う施設の受付がロボットである必然性が薄く、印象が強すぎる気もしました。孤立していたマリアちゃんがキクコの見舞いに来た際には孤立問題が解決しているなど、説明不足な点も見受けられました。
キクコの実の親についても、肉子ちゃんに電話をしたり名前を紹介したのであれば、一度会ってみても良かったのではないでしょうか。
前半の伏線が最後にすっきり回収される点は良かったものの、ストーリー構成には若干のもやもやが残る印象を受けました。