2016年6月18日に公開の映画「葛城事件」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「葛城事件」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
葛城事件が視聴できる動画配信サービス
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葛城事件のあらすじ
親が営む金物屋を継いだ葛城清(三浦友和)は、美しい妻との間に2人の息子をもうけ、憧れのマイホームを手に入れた。理想的な家庭を築くはずだったが、清の強い思いはいつの間にか家族を支配する圧迫感を生んでしまう。長男・保(新井浩文)は、幼少期から素直で優秀な子供だったが、人間関係に悩み、会社のリストラについて誰にも話せずにいた。対照的に次男・稔(若葉竜也)は、堪え性がなくアルバイトも続かず、清から非難され続けて理不尽な思いを抱えている。清の抑圧的な言動に苛まれ、思考が停止していた妻・伸子(南果歩)は、ある日ついに清への不満が爆発し、稔を連れて家を飛び出す。そして迎える家族の修羅場…葛城家は一気に崩壊の道をたどっていく。
葛城事件の詳細情報
「葛城事件」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
葛城事件の公式PVや予告編動画
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葛城事件のよくある質問
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Q映画『葛城事件』のあらすじを教えてください。
-
A
映画『葛城事件』は、葛城一家を中心に複雑な家庭の絆を描いた作品です。父親の圧倒的な支配と、それによって追い詰められる家族の姿がリアルに描かれています。一家の過去と現在が交錯し、それぞれの心の内が次第に明らかになります。
-
Q映画『葛城事件』に登場するキャラクターの魅力は何ですか?
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A
『葛城事件』では、家族間の微妙な心理を見事に表現したキャラクターたちが魅力です。特に父親の厳格さと冷徹さは物語の重要なポイントであり、観客に強い印象を残します。それぞれのキャラクターが持つ葛藤が、映画全体の緊張感を高めています。
-
Q映画『葛城事件』の監督は誰ですか?
-
A
映画『葛城事件』の監督は、赤堀雅秋です。彼は劇作家としても活躍しており、この作品でも舞台演出の技術を活かした独特の緊張感と重厚なストーリーを生み出しています。
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Q映画『葛城事件』のテーマやメッセージについて教えてください。
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A
『葛城事件』は、家族内の支配とそれに伴う心理的な影響をテーマにしています。親からの抑圧と、その結果としての子供たちの苦悩が描かれており、家族というチームの崩壊と再生を描くことで、観客に深い考察を促します。
-
Q映画『葛城事件』の原作やスピンオフはありますか?
-
A
映画『葛城事件』には特定の原作は存在しません。オリジナルの脚本で制作された作品であり、その独自性が作品の魅力をさらに引き立てています。



葛城事件の感想・評価
死刑執行を待つ葛城稔の妻、星野順子は、彼を理解するために稔の実家を訪れる。そこには稔の父、清だけが残されており、順子は稔を訪ねることにする。テーマは家父長制への批判である。清はまるで一国の主のように家族を支配しており、その圧政は家族を崩壊させていた。清は稔やマスコミのせいだと主張するが、実際には彼の店は事件前から不振であり、その失敗を認めず、息子の保すら受け入れなかったことが彼を追い詰めた。稔も清の暴力や冷たい態度に耐えかね、妻は逃げ出してしまった。それを象徴するのが、カップラーメンを食べるシーンである。清を除く三人の穏やかな会話が、彼の存在によって台無しにされる。清はいつも自分が正しいと信じこみ、その実誰にも寄り添うことができない。結局、暴力に訴える彼の態度は一方的であり、愛情は伝わらない。みかんの木の姿に清の象徴が見え、子どもたちが実を結ぶように表現されている。星野順子の視点によって、事件を起こした稔への批判が薄れ、清への批判が浮き彫りにされている。最後のシーンで、順子は自身を襲おうとした清に「バケモノ」と叫ぶ。彼はまさに家父長制の怪物であり、清が自身の象徴であるミカンの木に首を吊ろうとする姿は、家父長制の終焉を美しく示している。この映画は明らかに家父長制をテーマにしており、最初はクリミナルサスペンスかと思いきや、実際は社会的ホラー作品である。家父長的な恐怖と濃密な質感は、父の愛情が持つ陰惨な側面を反映していた。同様のテーマの作品は他にもあるが、比較的評価が低い気がする。私は中立的でバランスの取れた思想を描いた作品が好みだが、本作は思想に偏りはあるものの、葛城事件という背景を通じて別のテーマを深く描き切っている。その点で高く評価したい。こうした作品から目を逸らさずにいたい。
過去視聴メモ|2017年4月26日
全体よりも、場面ごとの印象が強く焼き付いている。陰鬱で息苦しい映画だが、それがむしろ魅力だった。
実際の6つの事件をもとにしているようで、映画には多くの共通要素が盛り込まれているのだろうと思います。家族の中には一見普通に見えるメンバーもいますが、それぞれが非常に強い個性を持つ一族です。
支配的な父親から受ける影響は、一体人々にどのような影響を与えるのか私自身、長男の姿が特に心に残りました。
もしかすると日本版「シークレットオブモンスター」なのかもしれません。
深度ゼロ 掘り下げられていない各家庭、それぞれに異なった生活が存在する中で、なぜこの一家の息子が凶悪事件を引き起こすことになったのかは、映画からはほとんど伝わってこない。動物や虫を飼った経験がある人ならわかると思うが、同じ環境で育った虫でも、それぞれに個性があることに気づく瞬間がある。まして人間であればなおさらで、家庭環境だけでなく、本人の持つ資質が行動に影響を与えるのは明白だ。犯人の息子の視点が不足しており、父親に過度な責任を帰属させる描写には納得がいかない。取材不足なのか、脚本の問題なのか、映画ならではのインパクトも感じられず、父親役のセリフもあまりに洗練され過ぎていて見るに耐えない。死刑囚と結婚したい女性のエピソードも不要で、映画の焦点がぼやけている大きな要因となっている。
星野順子の気持ちが理解できなかった。
南果歩さんの表情がとても好きだ。お父さんへの愛情は忘れられず、結局は一人ではお父さんから逃げられず、生き延びることも難しいという感情が見えてきた。そして、なぜこうなったのか全てを理解しているような表情だった。
三浦さんは本当にどんな役でも演じられると感じた。自分の子育てや生き方が正しいのか間違っているのかは分からないが、正しいと思いたいし、間違っていないと信じ込ませなければならない。彼の背景からそんな印象を受けた。
若葉竜也は、天才なのか?笑笑
それでも生き続ける人の物語
あの父親は、何よりも愛を求めていたのだろう。
観ている間も見終わってからも、胸がざわつく映画だ。登場人物は皆どこかおかしく、家族崩壊の元凶は父親にある。不満を覚えるとすぐ暴力に訴える、典型的なモラハラ・DVの父親。父親がまともで家族と向き合う人物だったら、母親も息子たちも、もっと明るい未来を描けただろう。少なくとも次男があの凶行へ走ることは防げたはずだ。次男が長男に対して抱くコンプレックスは、父親の長男贔屓が原因だろう。
母親は精神的に不安定で、長男の葬儀での態度は場の空気を乱すもので、すべてを妻のせいにしてくる。自分が長男と死の前に会っていたことを口にしつつ、葬儀の場の緊張感を軽んじる描写は強烈だった。長男には切なさを感じる一方、次男が暴走する前に死んでいたのは救いだったのかもしれない。
妻はあの家族と縁を切れて本当に良かったはずだ。田中麗奈の役柄には違和感が残る。あの役は必要だったのだろうか。
田中麗奈の役は特に難しく感じた。場面で頻繁に流れるクラシック音楽が、少し耳についた。兄の遺書はシンプルで好印象。最後に蕎麦を食べる場面に戻る描写も良かった。
中盤まではテンポ良く進んで好印象だっただけに、後半の刑務所での対話場面や、死刑執行後に息子と妻が語り合う場面、さらには自殺を図ろうとする場面の長回しは意図が読み取りづらく、尺稼ぎのようにも感じて残念だった。ただし葛城を含む演者陣の演技は非常に良かった。
『葛城事件』を観賞した。無差別大量殺傷事件を軸に、犯人が死刑になるまでの過程とその背景を丁寧に掘り下げる作品だ。反省の色はなく、狂気をうかがわせる描写が続く。事件がなぜ起こったのか、その背景を追う視点が強く印象に残り、犯人はこの家族の次男とされる。父からの抑圧的な空気の中で生きてきたと語られ、家族全員に何らかの精神疾患の影が見えるように描かれる。あまりに辛く、観る者の心を深く重くする作品だった。)