七つの海のティコはどこで見れる?今すぐ視聴できる動画配信サービスを紹介!

4.4
七つの海のティコ アニメ

1994年1月16日に公開のアニメ「七つの海のティコ」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「七つの海のティコ」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。

七つの海のティコが視聴できる動画配信サービス

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最終更新日

七つの海のティコのあらすじ

シャチのティコと心を通じ合える少女ナナミは、父と相棒のアルたちと共に伝説のヒカリクジラを探す旅に出た。彼らは海洋調査船ペペロンチーノ号に乗り、世界中の海を巡る壮大な冒険を繰り広げている。一方、大企業GMCも別の目的でヒカリクジラを追い、独自の調査を進めていた。

七つの海のティコの詳細情報

「七つの海のティコ」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。

制作会社
キャラクターデザイナー
主題歌・挿入歌
出演者
カテゴリー
制作国 日本
公開日 1994年1月16日

七つの海のティコのエピソード

「七つの海のティコ」の各話タイトルとあらすじを一覧で紹介します。物語の展開や登場キャラクターの変化を振り返りながら、印象的なシーンやストーリーの流れをチェックしてみましょう。

01 シャチをつれた少女 冒険者ナナミ 海洋生物調査船ペペロンチーノ号に乗って幻のヒカリクジラを探す旅を続けているスコットと娘のナナミ、そして船員のアルとシャチのティコ。ある日、サンフランシスコ沖にホオジロザメが現れる・・・。
02 カリブの海賊は子供をねらう!? ナナミたちに助けられたシェリルはペペロンチーノ号に乗せてもらおうとするが、逃げられてしまう。アルとナナミは大量に捕れたカニを売るためにバハマに立ち寄る。
03 大西洋のギャングがやって来る!? ペペロンチーノ号にシェリルと執事のジェームスが加わり旅を続けるナナミたち。退屈して双眼鏡を眺めていたシェリルは遠くに煙があがっているのを見つける・・・。
04 逃げて逃げて逃げまくれ!! たくさんのギャングに襲われ、入り江に隠れるペペロンチーノ号。追われていた男は、ギャングの密輸を写真に撮ったカメラマンだった。
05 リオデジャネイロは眠らない ナナミがギャングにさらわれてしまう。ギャング団の幹部メタルクローからナナミと証拠のフィルムを交換するように要求されるが、スコットはギャングの裏をかき、ナナミを救い出す作戦を実行しようとする。
06 シロナガスクジラに逢った日 嵐を乗り越えた翌日、ナナミたちは30メートル以上あるシロナガスクジラと出会う。ナナミはシロナガスクジラに刺さっていた調査銛を抜いてあげるが、そこへシロナガスクジラを追跡して調査船がやって来る。
07 大西洋の底 トーマスひとりぼっち アルに馬鹿にされて、スクイドボールを操縦しようと意地になるトーマスは、海底千メートルの深海に沈んでしまう。助ける手段が無くなり誰も救出できない状況になってしまう。
08 ザイール川の沈没船 秘宝の謎 トーマスがペペロンチーノ号に加わり、アフリカのザイール川にやってきたナナミたち。アルとトーマスが水中で宝箱を発見するが、中身はほとんど入っていなかった。
09 幻の地底湖に浮かぶ希望の船 寝ている間に大事なメダルをゲイルに奪われてしまったアルはペペロンチーノ号へ戻る。しかし、今度はシェリルとトーマスが宝を探しにペペロンチーノ号から消えてしまう。
10 ペペロンチーノ号が陸を走る! ギャング団のメタルクローは、ナナミたちへの復讐のためペペロンチーノ号を追っていた。逃げ場を失ったナナミたちは、トーマスのアイディアで陸からティコを運ぶ事になる。
11 プリンセス・ナナミ エーゲ海の夢 エーゲ海で豪華客船ゼメキス号と出会ったペペロンチーノ号。ナナミはゼメキス号に乗船するジョージ・タフトにパーティーに招待される。今までの生活では経験の無いことの連続で驚くナナミ。
12 もうひとりのナナミと幸福な家族 ナナミはジョージから自分がマギーに似ている事や、娘を亡くした事故が原因で二人が離婚してしまうということを知った。ナナミはジョージ一家になんとか家族の絆を取り戻してもらいたいと願うが・・・。
13 ああ! トーマス君の人生最悪の日 アルは港町で水を含むといくらでも大きくなるという不思議なオモチャをたくさん買ってくる。次の町で売ると意気込むアルだったが突然ペペロンチーノ号のエンジンの調子が悪くなり配水管が壊れてしまう。
14 豪快! シチリア島のアル婆ちゃん アルの故郷シチリア島にやってきたペペロンチーノ号。港まで出迎えに来てくれたアルの祖母ロザリンドはアルの帰りを喜んだ。シチリア島は島を観光地化する話が進んでいたが、他の住民が賛成する中、ロザリンドだけはその開発に反対していた。
15 素晴らしき団結! 空に舞うナナミ ロザリンドの権利書を黙ってジョルディーノに渡してしまったエンリコ。ようやくジョルディーノの悪巧みに気づいた住民たちはなんとか開発業者の社長に権利書が渡るのを防ごうと作戦を立てる。
16 新しい仲間!! ティコの赤ちゃん! ナナミたちはサンゴの間を流れる海流で遊んでいると、ティコの様子がいつもと違うことに気づく。ティコに赤ちゃんが出来たことにナナミたちは大喜びするのだった。
17 がんばれジュニア! 最初の深呼吸 ルコント博士の調査船スコーピオ号はペペロンチーノ号を見つけ出す。早速、GMCはスコットが持っているヒカリクジラの資料を渡すよう要求するが、スコットは何かの企みを感じて要求を断る。
18 えっ!! シェリルさんついに婚約!? ティコジュニアも無事に生まれ、ペペロンチーノ号はヒカリクジラをスコーピオ号から守るために北極海へ向かう。ドーバー海峡を抜けたところでペペロンチーノ号の前に大型帆船が現れた。その船にはシェリルの父メルビルが乗っていた。
19 北海油田大パニック 海鳥を守れ! メルビル財閥の北海油田にやってきたナナミたち。シェリルの父メルビルは油田責任者のフィリップとシェリルを婚約させようとする。
20 ジュニアはナナミがきらいなの!? 北極海を渡るためグリーンランドでペペロンチーノ号を改造することになった。ジュニアはティコと仲のいいナナミにやきもちを焼き、ナナミはジュニアと仲良くできないでいた。
21 光る氷山! 北極海のオーロラ伝説 北極の岬にたどり着いたナナミたちは突然ソリ犬を老人にけしかけられそうになる。老人はGMCにヒカリクジラのひげを盗まれたので、ナナミたちを警戒していたのだった。
22 氷の迷宮! 埋もれたままの時間 光る氷山へ道案内をしてくれたトゥーピアと別れ、スコットたちは氷山を海底から調査し、海底であやしい亀裂を発見する。スコットたちを追っていたGMCの調査船も氷山の亀裂から調査を始めようとする。
23 さようなら永遠に! ティコの死 氷山の中でヒカリクジラの骨を発見したスコットは伝説が真実であったことを喜ぶが、ルコントは生きたヒカリクジラが存在しない事を知り落胆する。
24 命を継ぐ者 海に響くクジラの歌 ティコが死に、一週間も海にも入らなくなり元気を無くすナナミ。スコットたちはナナミをなんとか元気づけようとするが、ナナミはどうしてもティコの事を考えてしまうのだった。
25 日本へ! 母さんの思い出を訪ねて ナナミたちはナナミの母の生まれ育った島、日本へ行くことになった。スコットとナナミは母の故郷である瀬戸内海に、アルたちは東京見物へと向かう。
26 お母さんに会えた! 遠い日の夏 スコットとナナミは母の洋子が昔暮らしていた家を訪ねる。誰も住んでいないはずの家には、洋子の妹の渚がやって来ていた。母の写真さえ見たことの無いナナミはなかなか母を思い出せずにいた・・・。
27 霧の怪談! セントエルモの幽霊船 海上でペペロンチーノ号を整備していると、突然エンジンの調子が悪くなり、動けなくなってしまった。修理に二日以上かかるので、停泊することになる。
28 スクイドボール2号 深海をゆく! マリアナ海溝にやってきたペペロンチーノ号。船上ではメルビル家の記念日のためにジェームスはタコ料理と伝統のイヤリングを用意していたが、シェリルは誤ってタコとイヤリングを海に落としてしまう。
29 ナナミの冒険 チョウの舞う島! 食料の補給のため、ニューブリテン島にやって来たナナミたち。そこでナナミはケンカで一方的にやられているベンという少年を助けるが、ベンはあっという間にどこかに逃げてしまう。
30 永遠の美しさが手に入る奇跡の卵 ナナミたちはスコットが学会に出席するためオーストラリアにやって来た。散歩していたナナミとトーマスそしてアルはカモノハシの巣から卵を盗んでいる密漁団を見かける。
31 シェリルとスコット 無人島の一夜 ナナミたちは、再会したゲイルと共にヒカリクジラを見たという噂があるコモロ諸島へ向かう。ナナミたちがゲイルの持っていた水上バイクで楽しんでいる姿を見て、シェリルも水上バイクに挑戦するがなかなか乗れずに失敗してしまう。
32 シーラカンスの海へ 光る怪物の謎 コモロ諸島に到着したナナミたちは、ゲイルの知り合いで酒場の主人であるアンジュアンと出会う。ナナミたちはヒカリクジラを見かけたという沖合のシーラカンスがいる海域を目指し出発する。
33 スコット応答せず!! 悪魔の棲む海 スコットがスクイドボールに乗り調査をしている時、ヒカリクジラの骨が光り海面がまぶしいほど光り出した。ナナミたちはペペロンチーノ号でその光を追うが・・・。
34 帆をあげろ!! 大追跡ヒカリクジラ 大王イカから逃れた後もスコットはスクイドボールで海底調査を続けていた。ついにスコットはヒカリクジラを見つけるが、スクイドボールがヒカリクジラを驚かせ逃げられてしまう。
35 ラストチャンス! 父さんの祈り ヒカリクジラを追い南極までやってきたペペロンチーノ号は食料や水がなくなり、調査を続ける事が難しくなる。何日も無理を続けたスコットはついに過労で倒れてしまう。
36 ヒカリクジラが危ない 悪魔の襲撃! ようやくペペロンチーノ号の前に姿を現したヒカリクジラ。スコットは感動し、ヒカリクジラを眺めつづけていた。しかし、GMCも同じくヒカリクジラの場所を特定し、捕獲するためスコットたちの居る場所へ大型調査船を出航させていた。
37 動き始めた野望! 南極大陸の城 ヒカリクジラを捕まえたGMCの大型調査船は、南極財団の観測基地にヒカリクジラを運び込む。スコットは観測基地に潜入し、ヒカリクジラを逃がそうとする。
38 ヒカリクジラの導き 鉄の城の最後 GMCの狙いは、ヒカリクジラを利用し生物兵器を作り出す事だと知ったルコントは、スコットと共に協力し観測基地からヒカリクジラを助け出そうとする。
39 それぞれの旅立ち 永遠の光の輪 ヒカリクジラを無事助けだしたナナミたち。するとペペロンチーノ号の前に巨大な光の柱があらわれ、その柱からはナナミとティコにだけ聞こえる声がナナミを呼び続けるのだった・・・。

感想・レビュー

  1. 孔明 孔明

    シャチと少女を描く物語だったことだけはなんとなく覚えている。子どもの頃に観た気がする。シャチのティコとティコジュニアはとても可愛かった!ペペロンチーノ号のみんなも大好き。スコットパパの声は格好良すぎた。小中学生くらいで観ていたら初恋だったかもしれない。子どもの頃、海の近くに住んでいたら七海を真似して海の藻屑になっていたかもしれないから、山育ちでよかった。

  2. chinta chinta

    アマプラの配信終了が残念すぎる
    オープニングから懐かしさで涙が止まらない

  3. 西村大介

    人生で最も影響を受けたアニメといえば、この作品です。シャチのティコと心を通じ合う少女ナナミが、ペペロンチーノ号とともに世界の海を旅する。船長であり父親のスコットは、海のどこかに生きる伝説の生き物・ヒカリクジラを見つけることを目的としている世界名作劇場の中でも異色の、情熱あふれる物語。

    このアニメのおかげで海が好きになったのか、海が好きだったからこの作品に惹かれたのかは今となっては分からない。けれど、それは私の原体験として深く心に刻まれている。ナナミが海の底で長く息を止め、ティコと自由に泳ぐ姿に強く憧れたものだ。

    荒唐無稽な設定も多いが、それ以上に七つの海を巡る冒険と、出会う生き物たちに心を奪われた。彼らは動物を襲われても決して殺さない姿勢が、この作品の魅力のひとつ。平成初期の作画は古さを感じさせるかもしれないが、生き物を大切にする作風にふさわしい、温かな絵柄だ。昔の作品ゆえ、各話のタイトルには強烈なネタバレ感があり、それもまた話題だった。

    異なる出自の人々が一つの船で暮らす擬似家族のような関係性も魅力。子どもの頃はナナミに憧れていたが、今は父・スコットの冷静さと行動力に惹かれる。あの開いた本を胸のうえに置いて昼寝していたシーンがあり、ナナミに呼ばれて本が落ちるのを気にせず飛び起きるスコットの姿がたまらなく好きだ。

    最年長のジェームスは、船上で執事服という違和感があるものの、そこにいるだけで落ち着く良いキャラクター。大人になって再視聴すると、果断なスコットもジェームスを尊重している様子が伝わってくる。

    エピソードの中には、ヒカリクジラ探しには直接関係しない話もある。ギャングに追われる話、シチリアの権利書レース、離島で蝶を探す話などが特に印象深い。

    そして、コモロ諸島あたりから始まるヒカリクジラをめぐる怒涛の大冒険は、再視聴しても全く飽きない。もし自分がその場にいたら生きた心地がしないだろう。ヒカリクジラが近づくと、第一話で手に入れたヒカリクジラの骨が呼応して発光するギミックが素晴らしく、宝の地図や方位磁針のような役割を果たして胸を高鳴らせた。

    最終回は急展開を迎えるが、この作品は海の神秘と脅威を貫く一貫したテーマを持ち続けている。欲を言えば、もう少し長く彼らの旅を追いたかった。

    結局、どんなアニメを見ても、私の中で色褪せない一生の作品として残り続けるだろう。

  4. 松尾智之

    世界名作劇場を知ってからというもの、すっかりファンになった。大好きな作品を追いかけ、CD付きアニメ本を買ってもらい、それを何度も聴き返している。いまも変わらず大好き。最終話をリアルタイムで観て、思わず号泣した。

  5. プリンス プリンス

    1994年 海洋の旅

    世界名作劇場の20周年を記念した作品です。このシリーズは今まで名作文学をアニメ化してきましたが、今回は完全オリジナルということで、一体なぜこの枠で放送されるのか少々疑問に思える作品です。

    冒険活劇の要素が盛り込まれており、子供たちには楽しめる内容ですが、大人にとってはツッコミどころが多く、あまり楽しめないかもしれません。

    シリーズの中で移動距離が最も長く、ほぼ世界一周をしながら毎回新しい景色や人と出会うため、飽きることなく視聴できるのが特徴です。銃撃戦があったり、日本に訪れたり、異世界に旅したりと、シリーズの中でも非常に異例な展開が目立ちます。

    豪華な声優陣も見どころで、『名探偵コナン』のレギュラーメンバーに加え、ディズニーのミニーちゃんや『サザエさん』のマスオさんも同じ船に乗っていると言うユニークなキャスティングが話題です。

  6. つかまる つかまる

    全てのクリエーターに感謝 +3
    1話 素潜りが深すぎて息も長すぎて、笑ってしまった。
    7話 海底1000mで一人ぼっちってやばすぎ。ななみの素潜り、深すぎて驚き。
    16話 ダイビング装備と素潜りが一緒に泳いでるのは普通じゃないぜ??
    23話 タイトルを見たら見るしかないけど、やっぱり涙腺が耐えられなかった。
    24話 本当に涙腺が持たない。
    25話 2歳の赤ちゃんを連れての船旅はやばすぎ。
    33話 20mのダイオウイカにちっぽけな潜水艇で追われる恐怖は計り知れない。
    34話 シロナガスクジラがこんなに海面を跳ねるとは、怖すぎる。
    35話 結局、トーマスのこの船への貢献度はやばいね。
    39話 最終話がSFで笑ってしまった。
    総じて最高傑作のアニメ。海、新海、生き物、音楽が素晴らしい。リアルタイムで見ていたらロスがひどそう。 +100万
    ナナミの声を聞いた瞬間、リナインバースを思い出して笑ってしまった。この後スレイヤーズか?
    スコットは落ち着きすぎていて、ヒカリクジラを見て冷静さを欠くところはまさにシャアそのもの。

  7. 日野優太 日野優太

    予告やタイトルが少しネタバレ気味で残念な点もあるが、教育的な要素も散りばめられていて、子供に見せるには適していた。

  8. zxcv8

    幼いころ、七海がずっと潜れるのを羨ましく思い、お風呂でずっと潜る練習をしていた。

  9. hiyoko hiyoko

    現代を舞台に展開するこの作品について、特に印象に残った点をまとめます。

    – 主人公ティコが名前ではない展開に驚き、舞台設定が現代であることにも強い衝撃を受けた。さらに、ティコの死をエピソード名でネタバレされる演出は衝撃的で、襲名制という世界観の設定にも驚いた。
    – シェリルはとても可愛いのに、ペペロンチーノ号への乗り込み方が強烈で、ナナミへの接し方にはお姉さんらしさが光っていた。
    – スコットの「人類の進歩は他種族の犠牲の上にあってはならない」というセリフが特に心に響く。
    – ルコントは最後に向けて良いキャラへと成長し、優しい表情を見せるようになった。
    – ゲイルとシェリル、そしてスコットの関係性の推移が見どころ。シェリルはミニーちゃん寄り、スコットはシャンクスのようだ、という比喩も印象深い。
    – ナナミに呼びかける光鯨の声は緊張感を生み、猩々のイメージや海版ナウシカの雰囲気も感じられる。
    – ただし38話以降、これまで科学的な海洋調査船としての描写が急にスピリチュアル寄りになる点には違和感がある。これまでの冒険と緊張感は魅力的だった一方、水質汚染の描写や川にトラックを沈めるような展開には賛否が分かれる。
    – エピソード名の付け方はモダンで非常に良い。

  10. スープ

    世界名作劇場の第20作。11歳の少女ナナミが、伝説のヒカリクジラを探し、父とともに世界を旅する物語です。ナナミは海に愛され、相棒のシャチ・ティコと心を通わせ、共に自由に海を泳ぐ姿が魅力的です。自然と人間の共存や自然破壊への警鐘を鳴らすアニマルドラマから、終盤にはSF要素へと移行するユニークな作品です。

    ****以下ネタバレ&雑文****

    フジテレビで1994年から放送された本作は、世界名作劇場の20作目。

    ストーリー
    ナナミは日本人の母とアメリカ人の海洋学者の父を持ち、海洋調査船ペペロンチーノ号でヒカリクジラを探しています。一方、大企業GMCはヒカリクジラの体内で合成される「トロンチウム」を調査し、それを金儲けや生物兵器に利用しようとしています。ナナミたちはヒカリクジラを救うために戦います。

    ******************

    最近、IMAX 3Dで『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』を観てきました。海を拠点とする「海の部族」と主人公の子供たち、そしてクジラに似た巨大魚との親密な絆が描かれており、素晴らしかったです。現代のアメコミ作品、例えば「ブラックパンサー」や「アクアマン」でも、海の戦士たちが活動しており、彼らもシャチなどの大きな生物と絆を結んでいる様子が見受けられます。この人間(アバターは人間ではありませんが)と巨大な海の生物のペアには、強く憧れを抱いています。

    それは、このアニメの影響です。まだ11歳のナナミは、5分以上息を止めて100メートル以上潜れる泳ぎの達人です。シャチ笛やボディランゲージで、シャチのティコと心を通わせ、他の魚や海獣たちとも仲良く泳ぐ姿は、本当に羨ましい限りです。ナナミとティコの関係はペットではなく、真の相棒であり、アバターに登場する海の部族のように深い絆で結ばれています。いいなぁ、とは言え、私では泳げないので意味がないのですが!

    この作品は自然と共存し、自然破壊や無益な殺生への警鐘を鳴らすアニマルドラマでありながら、終盤でSF要素にシフトしていくのが興味深いです。詳しくはありませんが、Wikiによると、これは『未来少年コナン2』の設定を転用しているとのことです。今見ると、キャラクターの絵や動きが宮崎駿っぽい感じもします。

    オープニングは明るく、少女の冒険を描いたサビ「追いかけてGlory 時の波も超えて行こう あしたをdont worry 信じていて Sea loves you」のメロディーが耳に残ります。エンディングは「いつも夢を映す瞳は 星と話せるまたたきで」というサビの優しいバラード、【Twinkle Talk】が印象的です。