2004年2月7日に公開の映画「オアシス」を今すぐ視聴できる動画配信サービス（VOD）を徹底紹介。この記事では「オアシス」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
オアシスが視聴できる動画配信サービス
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オアシスのあらすじ
刑務所を出て家族のもとへ戻ったジョンドゥは、周囲の視線に居場所を失いかけていた。ある日、被害者家族を訪れた彼は、脳性麻痺を抱える女性・コンジュと出会い、やがて互いに惹かれ合って愛を育んでいく。しかし社会はふたりの関係を受け入れようとせず、偏見が二人を苦しめる。そして、ある事件が起こる…
オアシスの詳細情報
「オアシス」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
オアシスを無料で見る方法は？
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感想・レビュー
度肝を抜かれた。テーマは重厚だが、鑑賞後には清涼感すら湧く。恋愛映画はどうしてもミラクルなご都合主義に陥りがちだけど、これは愛を描く映画。不器用で無作法な一面もあるが、それでも純粋な愛だ。
「岬の兄妹」を見終えたときの感情がそのままでした。2人にとってのオアシスはまさに天国なんですね
二人だけのオアシスは、ほかの誰にも邪魔されない場所だった。彼女が恐れないように歌い、木を切るジョンドゥも、想像力豊かで鏡の光にハトや蝶を映し出すコンジュも可愛い。周囲の人々が二人を理解しようとせず引き離そうとする光景は、非常に醜く映った。とにかく胸が締め付けられる作品だった。しかし、最初のレイプ未遂の場面だけはどうしても消化しきれなかった。隔離された環境で、コンジュを気にかけてくれて「可愛い」と言ってくれる相手に巡り合えたのは稀で、彼女が心を動かされるのも当然だろう。とはいえ、作品としてフィクションである以上、レイプ犯を彼女に押し付けるべきかどうか、疑問に感じてしまった。
ペパミントキャンディとオアシス、どちらを観るか迷った末に選んだのはペパミント。しかし正直なところ、内容がよく理解できず、ただイライラ感が募るばかりだった。「もっと普通にいけたはずでは？」という疑念が頭をよぎる。オアシスはその設定から受ける印象が強く、後回しにせざるを得なかったが、本作の二人はどうにかならない状況を真正面から受け止め、自分たちの欲望を全力で表現していた。あらすじのイメージとはまったく異なる作品になっていた。二人の演技力は圧倒的で、まるで魂そのものが現れているかのようだった。監督と主演二人は、本当に伝えたいことを、他の誰にも表現できない力で伝えていた。恋愛映画によくある手軽な奇跡は存在せず、牧師が祈っても、楽しい時間を過ごしても、現実は重くのしかかる。前半の性暴力や兄の身代わりの伏線に引っかかり、フラストレーションを感じていたが、最後にインドの踊り子と子供象が踊るシーンで、舞い散る花びらのように美しいホコリの中に別次元の奇跡を感じた。
メンタルがかなり疲れている気がする。
感情が左右に揺れ動いている。
もうどうしようもないな…
イ・チャンドンを初鑑賞。久しぶりの韓国映画だが、安定して胸糞悪い展開と深い魅力が同居していた。社会の外で生きる人々の純愛を描く作品だ。幻想的な場面では、コンジュが健常者として現れたり、インド人と象が踊るシーンが斬新で印象的。周囲の家族は善良を装いつつも、障害を持つ人々を冷遇する現実を浮き彫りにする。単なる愛の物語ではなく、社会の偽善と不条理を鋭く描く映画だ。後半にかけて逮捕シーンあたりの展開はかなり胸糞で、観賞には覚悟が必要だ。韓国映画ファンはもちろん、社会派ドラマを好む人にもおすすめの一本。
一昨年に発表されたイ・チャンドン監督の小説集「鹿川は糞に塗れて」は衝撃的な素晴らしさで、映画も見たいと思わせる作品。最初に選んだのがこちらです。
小説はまるで「読む映画」のような臨場感があり驚かされましたが、映画もそのリアリティが圧倒的です。脳性麻痺のコンジュに対して不器用な愛情を注ぐジョンドゥの姿には涙を禁じ得ません。人間の本性をあぶり出す力があり、大部分が監督自身の体験に基づいているそうです。小説と同様、重厚感がありつつも、どこか清々しい余韻が残る点も特筆に値します。タイトルも素晴らしいですね。完全にお気に入りの監督に加わりました。
外からは決して見えない世界が存在する。
それは、外部の人々がその世界を理解しようとしていないことや、見ないようにしていることも含まれている。
コンジュには特別に見えている世界の一部が、最初はハトや蝶々だけだったけれど、彼女は彼からどんな世界を示されていたのだろう。
圧巻以外の何物でもない。約2時間弱の中で、ここまで多様な感情を呼び起こす映画は他にない。
圧巻としか言いようがない。2時間弱という短さで、これほどまでに多様な感情を揺さぶる映画は他にない。
2時間弱という限られた時間で、ここまで心を揺さぶる作品は稀だ。まさに圧巻の一作だ。