2020年4月8日に公開のアニメ「BNA ビー・エヌ・エー」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「BNA ビー・エヌ・エー」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
BNA ビー・エヌ・エーが視聴できる動画配信サービス
現在「BNA ビー・エヌ・エー」を視聴できる動画配信サービスを調査して一覧にまとめました。以下のVODサービスで「BNA ビー・エヌ・エー」が配信中です。
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最終更新日
BNA ビー・エヌ・エーのあらすじ
“人類”と“獣人”が共存する世界。獣化遺伝子や獣因子を持つ獣人たちは、近代における自然の消失によって住む場所を失い、人類の前に姿を現した。各国が共生のために対応に追われている中、日本では獣人が自らの生活を楽しむための特区「アニマシティ」が設立される。時は流れ、10年後、17歳のタヌキ獣人・影森みちるが「アニマシティ」を訪れる。彼女はかつては普通の人間だったが、ある日突然タヌキ獣人に変身してしまった。
BNA ビー・エヌ・エーの詳細情報
「BNA ビー・エヌ・エー」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
制作会社 | TRIGGER |
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原作者 | 中島かずき |
監督 | 吉成曜 |
脚本家 | 中島かずき |
キャラクターデザイナー | 芳垣祐介 |
主題歌・挿入歌 | AAAMYYY Shin Sakiura 諸星すみれ |
出演者 | |
カテゴリー | アニメ |
制作国 | 日本 |
公開日 | 2020年4月8日 |
BNA ビー・エヌ・エーの楽曲
「BNA ビー・エヌ・エー」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- サウンドトラックアニメ『BNA ビー・エヌ・エー』Complete album影森みちる(CV:諸星すみれ)、Shin Sakiura feat. AAAMYY、日渡なずな(CV:長縄まりあ)、mabanua
- オープニングテーマReady to影森みちる(CV:諸星すみれ)
- エンディングテーマNIGHT RUNNINGVarious Artists
BNA ビー・エヌ・エーのエピソード
「BNA ビー・エヌ・エー」の各話タイトルとあらすじを一覧で紹介します。物語の展開や登場キャラクターの変化を振り返りながら、印象的なシーンやストーリーの流れをチェックしてみましょう。
01 | Runaway Raccoon | タヌキ獣人の影森みちるは、獣人差別主義者の人間たちから逃れ、獣人が自由に生きられる街・『アニマシティ』にたどり着く。ちょうどその日は、街の設立10年を祝う祭りの日。獣人たちは自分たちの本来の姿、けものの姿に変身し、獣人であることを自由に表現している。活気のある街の様子にワクワクするみちるは、祭りを見て涙を流すヘンなオオカミ獣人・大神士郎と出会う。ところが、祭りのなかで爆発が起き、広場はパニックに。しかもみちるは士郎に犯人と間違えられて捕らえられてしまう。誤解は解けたものの、事件に巻き込まれたみちるは、士郎に自分のヒミツを明かす。みちるは、突然タヌキ獣人になってしまった『元・人間』だったのだ。 |
02 | Rabbit Town | 自分が『人間』だったことを士郎に明かすみちる。しかし「そんなことはあり得ない」と信じてもらえない。証明するために身分証明書を取り戻そうと奔走するみちるは、メスのギャングたちが根城にしているスラム街・『ラビットタウン』に向かい、ボスのグラングランマと出会う。財布を返す代わりに、スラムの子供たちに読み書きを教えることになるみちるだが、グラングランマは街全体を取り仕切るギャングと揉め、子供たちの人身売買で金を作ろうとしていた。輸出されるギリギリでみちるを救い出した士郎は「女子供は俺が守る」などと宣う。獣人の世界が想像以上の『オス至上主義』だとを知ったみちるは、「こんな街とっとと出てってやる」と士郎に宣言する。 |
03 | Rhino Melancholy | アニマシティに『シルヴァスタ・メディカル・センター』と呼ばれる製薬会社の施設があることを知ったみちるは、自分が獣人になった原因を調べてもらおうとする。ところがメディセンに反獣人派テロリストから脅迫状が届く。シルヴァスタ製薬は、世界有数の財閥が経営するグループ会社で、アニマシティの市長の志に賛同し、市に多額の資金援助をしているのだ。それが気に食わないテロリストによる犯行を防ぐため、士郎は市長の頼みで仕掛けられた爆弾の所在を探すことに。士郎に協力し犯人を追い詰めたみちるは、自分の腕を自在に伸ばすことに成功する。同時にピンチを士郎に救われたことで、二人の間には信頼関係が生まれはじめる。 |
04 | Dolphin Daydream | みちるは獣人でありながら人間のふりをしてSNSをしているシロイルカ獣人・ニナと出会う。ニナはアニマシティを仕切るギャングのボスの娘だが、人間の世界に憧れており、みちるの話を聞きたがる。みちるの人間界を懐かしむ気持ちが高まった瞬間、みちるは獣の耳もしっぽもない、人間の姿に変身。こっそり二人で人間界に遊びに行くことに。人間と獣人両方の経験をしたことで人間たちのうわべだけの獣人への同情に気付いたみちるは、自分がもうただの人間ではないことを感じ、もっと獣人たちのことをよく知るために、アニマシティで暮らしていく決意を固める。 |
05 | Greedy Bears | 元バスケ部のみちるはアニマシティでバスケを始めようとするが、なぜだか代わりに野球をすることに。しかし、獣人たちの野球は死人が出るほど盛り上がる、ギャンブル前提の死闘試合だった。ひょんなことからクマ獣人たちの極弱チーム『べアーズ』に入ったみちるは、バカだけど気のいい彼らをまとめ上げ、試合で勝ち上がっていく。ところが、賭博の元締めのギャングと八百長のために負ける約束をしていたべアーズの監督は困ってしまう。けれど、みちるの熱意に感化されたべアーズや獣人たちは、賭け金なしの純粋な野球の勝敗に楽しさを知っていく。 |
06 | Fox Waltz | アニマシティに、銀狼様を教祖とする『銀狼教団』がやってくる。銀狼様の顔を見たみちるは驚く。それは人間だったころの親友・日渡なずなだったのだ。なずなはみちるが獣人になるより前に突然獣人に変わり、何者かに拉致されたまま行方知れずになっていた。みちるはなずなとの再会を喜び、一緒にアニマシティで暮らそうと言うが、なずなをうさんくさがる士郎と衝突。なずなは教団の人間にいいようにされているのだと同情していたみちるは、なずなが市長に会える機会を設けるが、なずなはそれをチャンスに市長に教団の永住許可の相談をする。親友に利用されたみちるはショックを受ける。 |
07 | Easy Albatross | 親友だと思っていたなずなに「嫌いだった」と言われ、ショックを受けていたみちるの部屋に、天井を突き破ってワタリアホウドリ獣人・ピンガが墜落してくる。彼は自由を愛する渡り鳥獣人だった。みちるはピンガから刺激を受けて空を飛べるようになる。一方、シルヴァスタ製薬のCEO・アランの横槍で街への永住を延期された銀狼教団は、製薬会社の前で祈りの儀式を始める。アランが殺し屋に狙われていることを知り現場に急行する士郎とみちる。しかし二人の目の前でアランが襲われる。そのアランの窮地を救ったのは、翼のある銀狼に姿を変えたなずなだった。なずなが立派に役割を担い人々に支持される様を見たみちるは、その姿に打ちのめされる。 |
08 | The Mole Rat Speaks | 銀狼様であるなずながアランの命を救ったことにより流れが変わり、銀狼教団のアニマシティへの定住が決まる。そんななか、銀狼教団の執行長・ボリスは拘置所で勾留中のメディセンの元所長・矢場のもとに教えを説きに向かう。しかしボリスと会話をした直後に、矢場は凶暴化。怪物のような姿で暴れまわり、脱獄してしまう。街を守るために必死に戦う士郎だが、大きな手傷を追う。そのとき、士郎の体が銀狼に変化する。士郎こそが本物の『銀狼様』だったのだ。市長はみちるに、士郎がなぜここまで獣人を守ろうとするのか、そしてなぜ『銀狼』になったのかを明かすため、1000年前に士郎の身に起きたニルヴァジールでの悲劇について話して聞かせる。 |
09 | Human Scapegoat | なずなとアランが実は懇意にしていたことを知るみちる。実はなずなに銀狼教団の教祖になるよう頼んだのはアランだったのだ。アニマシティに来ることを妨害していたのも全ては必要に応じた演出であり、獣人たちの秩序を守るためには銀狼教団と銀狼が必要不可欠なのだと明かされる。さらにみちるは、実はみちるとなずなが獣人になったのは、メディセンで作った獣因子試薬を誤って輸血されたことが原因だったことを知る。アランに獣人病の治療薬の開発が終わるまでは、なずなに協力するよう頼まれたみちるは、アランを信用するなと士郎に釘を刺されながらも、「この街は好きになったけど、やっぱりおうちに帰りたい」と本心を打ち明ける。 |
10 | Rabid Wolf | アニマシティで、ストレスのかかった獣人が暴走する事件が多発する。その対応に追われるみちると士郎は、暴走獣人を捕獲しているメディセンにたどり着く。アランを信じられない士郎に、アランは「これ以上人口が増えると獣因子暴走症候群【ニルヴァジール・シンドローム】が起き、街は滅びる」と告げる。メディセンを街に作った目的もワクチンを作るためだったが、そのワクチンというのは獣人を人間に変えるものだった。激昂した士郎を止めようとするみちるに、士郎は「お前は所詮人間だ」と言い放つ。そんな士郎にみちるも不満をぶちまけたことで、二人の間には深い溝が生まれる。アランにメディセンを襲った罪を着せられた士郎は、みちるを置いて消えてしまう。 |
11 | A Beastly Feast | 銀狼教団の主催でなずなのコンサートが開かれることになる。手伝うことになったみちるに、なずなはある計画を明かす。コンサートが一番盛り上がったところで人間だと告白をしようというのだ。その情報を知った士郎はコンサート会場に向かい、みちると再会する。人間だと告白することはニルヴァジールシンドロームの引き金になるという士郎の言葉を信じたみちるは、なんとかなずなを説得して計画を変更させる。しかし、突然ボリスが観客に向かってなずなが人間であることを明かしてしまう。騙されていたと知った獣人たちが次々に暴走獣人に変わり、彼らに対するエンゲルマルシーネの攻撃が開始される。恐慌状態へ陥っていく街を前に、士郎までもが暴走し、みちるに牙を立てた…! |
12 | Anima-City | ついにニルヴァジールシンドロームが起きてしまったアニマシティ。発症した士郎だったが、みちるを噛んだことで正気に返り、みちるとなずなの特殊な獣因子から血清を作ることができるとわかる。しかし、獣人を人間に変える薬をドローンで散布することでシンドロームを抑えようとしていたアランと、士郎は激しく衝突する。実はアランは人間ではなく、オオカミ獣人・金狼だった。しかし激しい戦いの末、アランも発症してしまう。殺そうとする士郎だが、みちるの目を見て、救うことを選択する。また、士郎の遠吠えを聞くと、暴走している獣人も思わず遠吠えをしてしまうことに気づくみちる。士郎はみちるの構えるカメラの前で遠吠えをし、今度こそ人々を救うのだった。 |
感想・レビュー
獣人特区・アニマシティは、海の上に築かれた獣人たちだけの楽園。しかし、そこには大きな利権と思想が影を落とし、街を飲み込もうとしている。
これは、劇作家・脚本家の中島かずきによる「公共」をテーマにした授業のような物語。さまざまなエピソードを通じて、この”人間”と”獣人”の理解し合えない社会が、まるで現実の世界そっくりに見えてくる。自分がどうするかを考えさせられる、リアリティを持った作品だ。
動物が登場することで、倫理観を通した残酷さが受け入れられるのも面白い。特に第5話の野球回では、『パンスト』のパロディが登場し、楽しませてくれた。獣民登録という言葉遊びにもクスッとさせられた。
しかし、物語の種明かしが少々説明的で、少し萎えを感じる部分もあった。世界観を深めるにはエピソードが足りない気も。オープニングとエンディングがそれぞれ60秒と、通常のアニメより30秒短いにもかかわらず、不十分さを感じてしまった。
密集によるストレスの影響は蝗害のようなものかもしれない。動きの面白さとクールな色合いは素晴らしく、特に第12話では月明かりを浴びた遠吠えがとても舞台的な演出で、ジャンルの幅を広げている。#肉TRIGGER
大神士郎さんがあまりにもかっこいい狼すぎて、つい心を奪われてしまいます。もし私がみちるちゃんの立場だったら、普通に惚れ込んで士郎さんに迷惑をかけてしまうでしょう。それなのに、こんなに魅力的な男(狼?)が身近にいるのに、全く惚れないみちるちゃんは本当にすごい!
キャラクターが可愛く、ストーリーも魅力的ですが、重要な展開は予想通りな部分が多かったですね。吉成曜さん、やっぱり好きです!
人類と獣人が共存する社会を舞台にしたアニメ。普通の女子高生・影森みちるが、突然タヌキ獣人へと変身してしまい、獣人特区「アニマシティ」に逃げ込む。そこで出会うのはオオカミ獣人の大神士郎だ。ポップな世界観とシリアスなテーマのバランスが絶妙で、観る者を引きつける物語に仕上がっている。ズートピアを連想させる題材ながら、人間と獣人の対立を軸に現代的な描写が多く、時代性を感じさせる。色彩設計も斬新で、アニメでは珍しい画面の雰囲気が新鮮。逆光表現の演出は特に印象的で、アクションを含むシーンにはTRIGGERらしいエネルギーが詰まっている。映像とテーマ性は高評価だが、全12話を通して世界観の掘り下げがもう少し欲しいと感じる場面もあった。ラストの悪役には新鮮味が薄く、都合主義的なハッピーエンドという印象を受ける部分も。とはいえ、映像表現は相変わらず素晴らしく、特に第1話は特筆に値する。)
トリガー感が強いので、キルラキルファンには特におすすめです。ただし、全12話なので、トリガーが得意とする宇宙規模の展開が来る前に終わってしまいます。2クールあれば良かったなとも感じます。
放送当時に観ていました。テレビの録画を整理していたらタイトルが出てきて、懐かしく思い出しました。キャラデザは可愛く、ポップな雰囲気ながら、ミステリーや暗躍するスパイ風のアクション、倫理観をめぐるテーマなど、さまざまな要素が詰まっていた作品だったような気がします。改めて、タイミングを見てもう一度観てみたいです。
ビビッドな色彩と迫力のあるアクションを貫いたアニメーターの技術は素晴らしい。ただ、魅力的な世界観がしっかりと構築されているにもかかわらず、全12話という短い尺のため、十分に世界を表現できていなかったのが残念だ。特に終盤では展開が急速になってしまった点が非常にもったいない。
中島とトリガーの作品を初めて、最後まで観ました。リミテッドアニメの要素を前面に押し出した独特の演出と、これまで以上に社会性の高い設定が娯楽作品として見事に昇華されています。個人的には、派手なオチをつけるよりも社会派のテーマを究め、差別・貧困・暴力・蒙昧に満ちた街の日常を、適切な戯画と鋭い皮肉、そして少しずらした滑稽さで描いたままで終わってほしかった、と思いました。
OPのアニソン感がたまらない。中島かずきが大好きで、やっぱり彼と今石洋之のコンビが最強だね。
(2025年5月、Mandurahにて)テンポが良く、見応えがあった。終盤の士郎さんは犬っぽさが可愛らしい。渡り鳥の浪川大輔さんは私の好みドンピシャで、思わずにっこりしてしまった。