2020年2月21日に公開の映画「スウィング・キッズ」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「スウィング・キッズ」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
スウィング・キッズが視聴できる動画配信サービス
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スウィング・キッズのあらすじ
1951年、朝鮮戦争下最大級の巨済島捕虜収容所。新任の所長は収容者の外部イメージを高めるべく、戦争捕虜からなるダンスチームを結成するプロジェクトを掲げる。揃ったのは、収容所のトラブルメーカーで朝鮮人民軍のロ・ギス、四カ国語を操る満州出身の無許可通訳ヤン・パンネ、行方を捜す妻を持つ朝鮮民間人捕虜カン・ビョンサム、栄養失調ながらダンスの才能を秘めた中国人捕虜シャオパン、そしてリーダー格として、元ブロードウェイのタップダンサーだった黒人下士官ジャクソン――この5名が紆余曲折を経て“スウィング・キッズ”として結束する。さまざまな事情でダンスに向かった彼らに公演の話が舞い込み、国籍・身分の異なる寄せ集めダンスチームは果たして壁を越え、舞台へと辿り着けるのか――
スウィング・キッズの詳細情報
「スウィング・キッズ」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
スウィング・キッズの公式PVや予告編動画
「スウィング・キッズ」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
スウィング・キッズを無料で見る方法は?
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感想・レビュー
韓国はこの手の映画づくりが実に巧みだ。クリスマスの夜、5人がステージに立ってタップダンスを踊るシーンは特に印象的だった。SINGSINGSINGの演奏も素晴らしく、音楽とダンスの対比が見事だった。しかし、そんな鮮やかな対比が、同時に切なさを呼び起こしていた。
映画館に2回足を運びました。本当に涙が止まらないほど、心に響く悲しいストーリーでした。
この映画は、誰もが戦争の愚かさを理解できる作品です。戦争を仕掛ける政府の人々は、この映画を知らないか、もしくはその心が貧しいのかもしれません。多くの国の人々が集まる場所が存在しているのに、なぜ争いが起こるのか本当に不思議です。それにしても、ダンスの美しさには驚かされます。タップダンスがこんなにも激しいものだとは思いませんでした!その迫力に感動しました。特に、ギスの片方の口角が上がる表情がとても愛らしく、ラストのダンスシーンでは涙が止まりませんでした。さらに、ギスを演じる俳優が恋愛映画でヒロインの相手役を務めていると聞いて、驚きが大きいです!観たい気持ちと観たくない気持ちが交錯しますね。
この映画には好きなところがいくつもあり、特に印象に残った点を整理します。
– タップダンスのシーンの満足度が高い: タップダンスへの執着が強く描かれ、見るたびに満足感が得られる構成になっている。
– ギスの内面描写: タップダンスに触れた瞬間から頭の中がタップダンスでいっぱいになる描写が魅力的。
– アメリカ兵とのダンスバトルと絆: やんちゃなアメリカ兵4人組とダンスバトルを繰り広げ、以降の彼らとの絆が深まる展開も良い。
– 柵の向こうの家族写真のエピソード: 柵の向こうにいるアメリカ兵に家族写真を返す場面が心に残る。
– カーネギーホールの話と舞台感: カーネギーホールのエピソードが印象的で、舞台の話題性も際立つ。
– 言語の壁と自由な会話: 言語の壁があっても、好き勝手に自分の言いたいことを喋るシーンが良い味を出している。
– イデオロギーの対立と妄想の美学: 葛藤するギスと通訳の子がタップダンスで障害を取り払う場面が極めて魅力的。ただ、その描写が妄想である点も映画の魅力の一部。
– ジャクソンとギスのダンスバトルと回想の涙: 二人がシャツ1枚で戦う場面は力強く、十数年後の回想でその場面に触れると泣きそうになる。
– ギスの弟のような笑いと動物の鳴き声の真似: 弟をあやすために動物の鳴き声を真似するギスの姿が微笑ましく、戦争の英雄である兄が子供のように笑う様子も可愛らしい。
– ギスの無口さと後の銃撃シーンの対比: 基本的にギスは無口で無愛想だが、この構成のおかげで後半の所長銃殺の場面がよりカッコよく映る。
– クリスマスステージの完成度: クリスマスステージの完成度は圧巻で、場の盛り上がりが際立つ。
– エピローグの舞台ショットと靴跡の象徴性: エピローグの上からの舞台ショットに、5人分の靴跡が残っている描写があり、5人の努力を象徴している点が良い。
気になる点と今後の見方:
– 最初から幹部が所長のそばに忍び込んでいたのに、アカの暴動が活発化したきっかけが脚のない人が収容されてからなのは、理由が気になる。
– エピローグでジャクソンだけでなく、ギスからタップダンスを教わっていた少年も登場させてほしかったとの提案がある。
総括: 妄想と現実が混在する演出、言語と文化の壁を越えるパフォーマンス、そして戦争と家族の絆を結ぶタップダンスの力が際立つ、心に残る作品です。
暴力は駄目、勝負はダンスで決めろ。熱い!『ファッキンイデオロギー』と言いたくなる映画だ。朝鮮戦争下のアメリカ軍捕虜たちが、タップダンスのチームを結成するスポ根系の物語。
チームを率いるのは元トップダンサーの黒人男性。メンバーは、捕虜の中でも暴れん坊な青年、四カ国語を操るヒロイン、生き別れた妻に会いたいオジサン、栄養失調気味でややぽっちゃりした中国人の男性。
個性的なメンバーが踊りを通じて、失敗も成功も繰り返しながら、コメディ、青春、音楽、歴史、そして人種と国境を越える絆を描く。
ダンスシーンはエネルギッシュでハイテンション。音楽も素晴らしく、思わずノリたくなる楽しさがある。言葉が通じなくても、ダンスと音楽が一つの思いを結ぶ熱い作品だ。ラストのダンスは鳥肌モノ。展開も見逃せない。
#名作・殿堂入り
『スウィング・キッズ』2018
タップダンスとヒューマンドラマを両立させた見応え十分の作品。韓国映画には甘いラブストーリーや『オールドボーイ』のような硬派さを想像しがちですが、本作はハートフルな要素が光る新鮮さが魅力。華麗なダンスと温かい人間ドラマが織りなす物語で、とても良い映画でした。
悪いのはイデオロギーなのか? 人間は生まれ育ちの環境により考え方が異なるのが当然だ。背景が違えば価値観も変わるべきであり、それを受け入れることこそが大切だ。未知や知らないものに対して人はしばしば脅威を感じ、差別や排除へと向かう。いまの時代にも、異なる思想を一切拒む閉塞的な考えが依然として広まっている。だからこそ、混沌とした過去の時代にこのような悲劇が日常的に起きていたのだろう。
イデオロギーの違いが争いを生むが、真に問われるべきは異なる思想をどう受け入れるかだ。イデオロギーは人を幸せにするための道具であるべきなのに、それが逆に人を不幸にするのは本末転倒である。
主人公はただ踊りたかった。日常の些細な音、眠りにつくときのイビキや歯ぎしりさえもリズムとして耳に届く。眠っている間も踊っているとさえ指摘されるほどだ。しかし彼の純粋なダンスへの思いは決して許されない。敵対するイデオロギーへの攻撃手段として利用されるだけだからだ。それでも彼は踊り続ける。テロに利用されようと。
作品はダンスチームの一人ひとりに視点を寄せ、やがて訪れる非情な結末へと観客を導く。これが戦争なのだと痛感させられる。最愛の人でさえ、あっけなく命を奪われてしまう現実。四人の死はスローモーションではなく、あっさりと描かれることで戦争の残酷さがより際立つ。ジャクソンの「人殺し!」という叫びが、今も頭の中に焼き付く。
娯楽性を保ちながら現実の重さを伝えるこれこそ韓国映画の真価だ。戦時下の収容所で結成された即席のダンスチームという設定は、スポーツ映画的な青春パターンを思わせつつ、後半で深刻な展開へと転じる。いまなお戦時下にある韓国だからこそ生まれた傑作と呼ぶにふさわしい一作だ。
「容赦なんてしてくれない」
パッケージを見て、可愛らしいコメディ系のダンス映画だと思ったら全くの予想外でした。そして、韓国映画の高いクオリティを見せつける衝撃的な作品に出会いました。
(以下、ネタバレあり)
この映画は「戦争映画」そのものです。クライマックスでは、思わず『ウソだろ』と声が出てしまうような衝撃的な展開が待っています。本当に容赦ない内容です。子供だったらトラウマになる可能性もあると思いきや「PG-12」指定には納得がいきます。
この作品が特に怖いのは、初めのうちは日本人が好むサクセスストーリーの形をとっている点です。
起承転結が明確で、
挫折や失敗があり、
そしてラストには大きな成功が待っていて、
それまでの苦労や努力が報われるという
これが一般的なサクセスストーリーの進行なんですが、この作品はその肝心なカタルシスを全て排除しています。苦労も努力も結局は報われないのです。その理由は「戦争」、そして「イデオロギーの違い」「理解不足」にあります。本当に容赦ない構成です。ポスターや予告編でも、戦争映画であることを意図的に隠している部分もあるのが印象的です。
ぜひチャンスがあれば観てみることを強くお勧めします。そうそう出会えない衝撃の一本です。エンターテインメントとしての質も高く、映画が持つ「厚み」を実感できる作品だと思います。
「ファッキン・イデオロギー」のラストはビターで、心に響きます。悲しさが込み上げてきます 時代や戦争、思想に影響を受ける人々。ただ、踊りたいだけの彼らの姿がある。単純に終わらず、回想を交えたシーンでは、部屋で踊る二人とそれを見守るチームや子供たちの姿がとても美しかったです
10/1データ: 3.8、4.1、25,625、18,117、5,283、29.1