2006年12月22日に公開のアニメ「ローゼンメイデン オーベルテューレ」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「ローゼンメイデン オーベルテューレ」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
ローゼンメイデン オーベルテューレが視聴できる動画配信サービス
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ローゼンメイデン オーベルテューレのあらすじ
人気アニメ『ローゼンメイデン』の第2シリーズまでを描く特別編。かつて語られる伝説の人形師ローゼンの工房には、彼の手で生み出された美麗な人形たちが次々と鞄へと収められていく光景が広がる。そんな情景をただ一人、じっと見つめる人形がいた。その名は水銀燈。いま、薔薇乙女・水銀燈の過去がついに明かされる。
ローゼンメイデン オーベルテューレの詳細情報
「ローゼンメイデン オーベルテューレ」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
| 制作会社 | ノーマッド |
|---|---|
| 原作者 | PEACH-PIT |
| 監督 | 松尾衡 |
| 脚本家 | 花田十輝 |
| キャラクターデザイナー | 石井久美 |
| 主題歌・挿入歌 | ALI PROJECT kukui |
| 出演者 | |
| カテゴリー | アニメ |
| 制作国 | 日本 |
| 公開日 | 2006年12月22日 |
ローゼンメイデン オーベルテューレのエピソード
「ローゼンメイデン オーベルテューレ」の各話タイトルとあらすじを一覧で紹介します。物語の展開や登場キャラクターの変化を振り返りながら、印象的なシーンやストーリーの流れをチェックしてみましょう。
| 01 | 前編 悠久 Ewigkeit | 真紅・雛苺・翠星石・蒼星石、4体のドールで今日も賑やかな桜田家。 そんな中、ふとした事で真紅の衣装の薔薇の飾りが取れてしまう。 ジュンは真紅に衣装を直すように言われ、赤い糸を買いに行くこととなる。 糸を買いに行った先で、一つのブローチが目に止まり一緒に買って帰ったジュン。 家に帰り衣装に買ってきたブローチを付け真紅に渡したジュンだが、 真紅はそのブローチを引きちぎってしまう……。 |
| 02 | 後編 虚飾 Eitelkeit | 真紅の元に、自らを「ローゼンメイデン第1ドール」と名乗る水銀燈が現れる。 しかし、水銀燈は立つ事も出来ない程衰弱していた。 その後、サラに反対されながらも水銀燈の歩行練習を手伝う真紅。 ある日真紅の元に蒼星石の人工精霊レンピカがやって来て、 真紅と蒼星石との戦いを告げる。 蒼星石と闘う為に出て行く真紅。 それを見た水銀燈は…… |
ローゼンメイデン オーベルテューレを無料で見る方法は?
「ローゼンメイデン オーベルテューレ」を無料で視聴するなら、「DMM TV」「dアニメストア」「U-NEXT」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
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ローゼンメイデン オーベルテューレのよくある質問
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Q「ローゼンメイデン オーベルテューレ」のあらすじはどのようなものですか?
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A
「ローゼンメイデン オーベルテューレ」は、アニメ「ローゼンメイデン」の特別篇であり、真紅の過去のエピソードが描かれています。真紅と水銀灯の関係が改めて掘り下げられており、彼女たちがどのように現在の姿に至ったのかが明らかになります。過去の因縁が中心となるストーリーです。
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Q「ローゼンメイデン オーベルテューレ」で描かれる真紅と水銀灯の関係はどのようなものですか?
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A
「ローゼンメイデン オーベルテューレ」では、真紅と水銀灯の複雑な関係が詳しく描かれます。かつては友好的だった二人のドールが、ローザミスティカを巡る争いを通じて敵対するようになった背景が明かされます。彼女たちの葛藤や感情の変化が物語の軸となっています。
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Q「ローゼンメイデン オーベルテューレ」の製作スタッフにはどのような人が参加していますか?
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A
「ローゼンメイデン オーベルテューレ」は、PEACH-PITの原作を基にしたアニメで、監督は松尾衡が務め、脚本は望月智充が担当しています。アニメーション制作は、ノーマッドが手掛け、作品の独特な視覚世界を表現しています。
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Q「ローゼンメイデン オーベルテューレ」に登場するローザミスティカとは何ですか?
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A
ローザミスティカは「ローゼンメイデン オーベルテューレ」における重要な要素で、ローゼンメイデン群の中で最強のドールを決めるために、彼女たちが競い合うアイテムです。各ドールが持つローザミスティカは、力の象徴であり、奪い合うことでパワーを増大させることができます。
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Q「ローゼンメイデン オーベルテューレ」と原作漫画との主な違いは何ですか?
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A
「ローゼンメイデン オーベルテューレ」は、原作漫画の一部をアニメ化したもので、特に真紅と水銀灯の過去に焦点を当てています。アニメーションとしての視覚表現や音楽が付与されることで、物語に一層の深みが加えられていますが、細かいエピソードの進行やキャラクターデザインに若干の差異が見られます。



ローゼンメイデン オーベルテューレの感想&レビュー
スイギントウの負の感情が大爆発。長く自分を責めて、考えに考え抜いた末、ダムが決壊するかのように言葉があふれ出た。自己肯定感はマイナスに振り切り、暴走機関車のように止まらない。棚の上で、上半身だけになったスイギントウが横たわる。綺麗に着飾る姉妹たちの向こうで、離れていく父を見つめる彼女。手を伸ばすその姿は切なく、しょっぱなからあまりにも悲しい光景だった。元気そうなヒナイチゴを見られただけでも、今は救いだったのかもしれない。衣装の花が散り、ジュンに直してもらうことになる。ジュンは嗜みとして人形用のブローチを買ってくるが、スイギントウはそれを勝手につけ、シンクが不満を露わにして引きちぎってしまう。喧嘩が始まる。ブローチをなぜ拒絶するのか、そんな問いが響く中、ソウセイセキから語られる過去の話が始まる。スイセイセキは過去に戦いを否定していたのか。せっかく姉妹が出会えたのに。かつてのシンクのミーディア、かつてのシンクの首元にはお父様をかたどったブローチがあった。鏡から現れたドール、誰なの。お父様は、父はどこなの。作りかけの存在。あなた、名前はスイギントウ、ローゼンメイデン、第一ドール。この子が、第一。ずっと泣いている。あなたは立つことができる、あなたは本当にローゼンメイデンなのか。お父様を探す前に、やらなくてはいけないことがある。スイギントウに手を差し伸べるシンク。手引き歩行の訓練。サラは言う。「このドールは良い子よ」。紅茶の淹れ方や景色を教えたりする。スイギントウが笑うと、一人で歩くことができた。とても美しかった。お父様は喜んでくれる? 間違いなく、これだけ美しいものだから。ありがとう、シンク。あなたのおかげよ。いいえ、あなたが頑張ったおかげよ。こんな過去があったなんて、信じられない。人形師としての秘密が探られ、スイギントウはアリスゲームという言葉を知ってしまう。ソウセイセキとシンクのバトル中に、スイギントウが入り込んでしまい、胴体を切り裂かれてしまう。お腹がない。彼女はローゼンメイデンではない、この子は作りかけの人形で、可哀想な子だ。嘘だ、そんな、嘘だ。どうして来てしまったのか。あなたはもう死んでしまったのか。助けて、シンク、助けて。どうして最初に教えてくれなかったのか。嘘をつくよりましだったんじゃないか。沈んでいくスイギントウ、私はローゼンメイデンではないと、何のために生まれてきたのかと思いながら水の底へと沈む。そこへ、父からローザミスティカが授けられる。スイギントウが復活している。ローゼンメイデンの第一ドール、よろしくね。あなたはまだ、未完成じゃない、可哀想な作りかけ。あなたは私たちとは違う。私のことずっとそう思っていたんでしょ。私を憐れんでいただけ。自分が上だと、自分がお父様に愛されていると、私を笑っていたんでしょ。たまたまうまく作られていただけなのに。私の存在は、あなたの価値を高めるだけ。私をバカにしている、ローゼンメイデンと認めていなかった。そんな奴が、アリスになれるはずがない。私こそがアリスに相応しい。シンクのブローチを奪う。お父様が、本当に愛しているのは、私よ。ブローチを破壊。お父様の思いが詰まっていたのに。どうして、どうして。「ジャンクのくせに」、絶対に言ってはいけない一言だった。この時代から、シンクとスイギントウの因縁は始まった。この時代のアリスゲームは終了。お楽しみは次の時代へ。
だいぶ昔に観た記憶が蘇る。いま改めて観ると、水銀燈の魅力が際立つ。人形と創造主への感情、そしてサバイバルをテーマにした物語が好き。
長らく楽しみにしていた水銀燈の過去エピソードがついに解禁されて、素直に嬉しい。これまでトロイメント(2期)では回収しきれなかったドールのバックグラウンドが、今回はしっかり描かれていて、見終わった後にすごくすっきりした気持ちになった。ローゼンメイデンを最後まで追うなら、ここまで視聴するのは必須と言える。
本作は水銀燈を軸に、ドールたちの過去へと迫るストーリーだが、まず驚いたのは水銀燈が第1ドールだったという事実だ(しかも儚い印象の子だった)。自分の予想では水銀燈は第6ドールで、作りかけのままローゼンが去ったのだと思っていたので、最初に作られた存在が未完成のままで放置されていたとは、なんとも不憫だ。
一方で、ローゼンらしき男が途中でローゼミスティカを普通に与える場面もあり、彼が水銀燈をどう思っているのかは正直よく分からない。真紅と水銀燈のやり取りも見どころ。昔は極端に仲が良かったという事実を、眼福であると同時に複雑な気持ちにさせる描写が多く含まれていた。
ただし、私が気になっていた「真の第7ドール」には結局触れられず。EDにはドールたちが皆揃っていたが、7人目は薔薇水晶として登場していた。結局ローゼンメイデンは元々6体で、7体目の存在は、ラプラスか誰かが薔薇水晶をアリスゲームに潜り込ませるために他のドールへ吹聴していたのではないか、という私の推測だけが残る。
ローゼンメイデンシリーズは今回もとても楽しめた。すべてのドールに幸があらんことを。
ローゼンメイデンの第1期 Traumend(トロイメント)の特別編を見終えました。全2話構成のこのエピソードで、水銀燈と真紅の過去が丁寧に描かれており、非常に興味深かったです。水銀燈の容姿が最も好みなので、長めにたっぷり拝見できたうえ、笑顔までも拾えるとは大満足でした。とはいえ、彼女の扱いはとても切なく感じました。ローゼンがなぜ水銀燈を未完成のまま放置したのか、気になるところです。真紅は未完成の水銀燈にアリスゲームのことを隠そうとして嘘をつくのですが、彼女は水銀燈に対してとても優しく接しており、二人が仲良くなる貴重な場面は見ていて嬉しかったです。本編ではあまり目立たなかった蒼星石が結構登場し、真紅とアリスゲームをしている場面を水銀燈が見てしまい、水銀燈は自らの使命を思い出します。蒼星石の「なぜ初めから本当のことを言わないの?嘘をつくよりマシではないの?」というセリフを聞いて、なるほどと思いつつも、サラのもとで可愛い人形として過ごすほうが水銀燈には幸せだったのかもしれない、と考え直しました。やはり真紅の判断は正しかったのだと感じます。物語の途中、水銀燈に対して真紅がきつい台詞を投げかける場面もあり、せっかくローザミスティカを得た水銀燈が現れているのにと感じました。二人のやり取りは痛烈で、水銀燈の怒りが爆発して真紅のブローチを破壊するシーンは、二人の決定的な決裂を描いています。こうした展開から、一期での水銀燈が強烈な悪役キャラとして立つ一方、真紅は本編でも水銀燈を気遣い優しく接していました。やはり真紅は優しい妹思いのドールだと改めて感じます。二話構成の特別編だけでは物足りないものの、戦闘シーンのカッコよさも印象的で、視聴して本当に良かったです。
あなたはずっと私を、劣っている可哀想な人形だと思っていたのですね。優しい言葉をかけたり、手を差し伸べてくれたのも、実際は私を哀れんでいたに過ぎない。あなたは上から私を見下ろし、自分が優れていると思い込んでいるのでしょう。そして、お父様に愛されている自分を誇らしく思い、私を笑っていただけなのかもしれません。少しだけ恵まれた、たまたま上手く作られただけのあなたが、私の存在を通じて自分の価値を高めようとしているだけなのですね。
水銀燈が誰よりもお父様を愛していた物語。
私自身は翠星石を応援していたため、水銀燈とは対極の存在だったかもしれませんが、彼女の父に対する真剣(ただ人から見ると歪んでいる)な愛情には心惹かれました。「私はジャンクなんかじゃない!」や「乳酸菌とってる?」といった名セリフは今でも鮮明に記憶に残っています
主題歌も大好きで、数ある宝野アリカの楽曲の中でも「薔薇獄乙女」が特に好きです
水銀燈が大好きで、当時彼女に焦点を当てたストーリーが展開されるのが本当に嬉しかった思い出がある。
ねえ、見て。絵がめちゃくちゃ美しくなってる。真紅と水銀燈が仲良しだった頃の映像が流れてきて、ほんとにやばいくらい感動する。歩く練習をしているシーンが可愛くて愛らしい( ˊ̥ ̯ ̥`) 水銀燈がアリスゲームの存在を知る場面もあるけれど、結局は別れが訪れることに。お父様が突然現れて水銀燈を助けるが、それが思わぬ悲劇へと繋がってしまい、切なくなった。
真紅と水銀燈の因縁が始まる物語。カワイイけれど、美しさと哀しさが交錯するストーリー。深い満足感を得られる内容です。
全2話のOVAとして描かれた、真紅と水銀燈の出会いを軸にした物語だ。水銀燈を主人公格に据えた視点回なのだろうか。真紅の声を沢城みゆきが担当し、少し幼さの残るキュートさが新鮮。水銀燈をよちよち歩かせる場面は特に印象的で、まるで母性を感じさせるママのようだった。水銀燈が未完成のドールであることから、本編でローゼンメイデンの面々を憎む理由は語られていたが、本作を観るとその前に心がぐちゃぐちゃに壊れていた過去がはっきりと見え、胸が締め付けられる思いになる。真紅の憐憫が水銀燈にとって地雷スイッチのように作用するのだろう。ローゼンメイデンのお前が私を憐れむなよ!!という気迫が伝わってくる。たとえるなら、東大落ちの浪人が一浪の末に早慶を目指す家庭教師と向き合うような対立で、学歴コンプレックスの溝は深い。互いの理解は容易ではないという印象だ。とはいえ、本編がどこか不穏なので、雛苺が大掃除をする場面だけが救いとして光り、ありがたく感じられる、という読み方もできる。