トリコロール/白の愛はどこで見れる?今すぐ視聴できる動画配信サービスを紹介!

4.2
トリコロール/白の愛 映画

1994年8月20日に公開の映画「トリコロール/白の愛」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「トリコロール/白の愛」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。

トリコロール/白の愛が視聴できる動画配信サービス

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最終更新日

トリコロール/白の愛のあらすじ

パリを舞台に、性的能力の問題を理由にフランス人妻ドミニクに離婚を迫られたポーランド人美容師カロル。言葉も通じず途方に暮れる彼は、同郷のミコワイと出会い彼の協力でなんとか故郷ポーランドへ戻る。兄のもとに身を寄せた彼は事業を起こし、ポーランドの自由化の波に乗って土地の売買で成功を収める。しかし、忘れられない妻ドミニクを諦めきれず、死を偽装して全財産を譲る罠を仕掛け、彼女をポーランドへ呼び寄せる計画を着実に実行へ移す。

トリコロール/白の愛の詳細情報

「トリコロール/白の愛」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。

監督
脚本家
出演者
カテゴリー
ジャンル
制作国 フランス ポーランド
公開日 1994年8月20日
上映時間 92分

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トリコロール/白の愛のよくある質問

Q
映画『トリコロール/白の愛』のあらすじは何ですか?
A

『トリコロール/白の愛』は、ポーランド人のカロルがフランス人の妻ドミニクに離婚されるところから始まります。失意のどん底にいるカロルは、復讐のために一から成功を築き、やり直す決意を固めます。

Q
『トリコロール/白の愛』の主要なテーマは何ですか?
A

『トリコロール/白の愛』の主なテーマは「平等」です。復讐や自己再生を通じて、個人間の平等と不平等が描かれています。

Q
『トリコロール/白の愛』の監督について教えてください。
A

『トリコロール/白の愛』の監督は、ポーランド出身のクシシュトフ・キェシロフスキです。彼は巧みな演出で知られる、ヨーロッパを代表する映画監督の一人です。

Q
『トリコロール/白の愛』でのカロルとドミニクの関係はどのように描かれていますか?
A

『トリコロール/白の愛』では、カロルとドミニクの関係が複雑な心理戦として描かれます。彼らの関係は愛と憎しみが交錯し、物語の核心を形成しています。

Q
『トリコロール/白の愛』と他のトリコロール三部作との関係はどのようになっていますか?
A

『トリコロール/白の愛』はトリコロール三部作の第二作です。この三部作は『青の愛』『白の愛』『赤の愛』の順に続き、それぞれがフランス国旗の三色とフランス革命の理想「自由・平等・博愛」をテーマにしています。

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映画

トリコロール/白の愛の感想&レビュー

  1. 小さな森

    復讐劇だとは思わず観ていたけれど、じっくり考えるとやはりそうだった。三部作を全て見終えてからの感想は変わるかもしれないけれど、青と白のどちらも好きだった。自分の世界には平等な愛が不足していると感じるから、それに憧れる。

  2. mu mu

    『トリコロール』の3部作は、悲劇(青)、喜劇(白)、悲喜劇(赤)の順に描かれており、その中心に位置する『白(Blanc)』で喜劇としての美しさを強く感じる。これは、ベートーヴェンの3楽章形式に見られるように、中間楽章が喜劇的なスケルツォとなることを思い起こさせる。

    また、両端の主人公はジュリエット・ビノシュとイレーヌ・ジャコブという女優である一方で、この作品の主人公は男優ズビグニェフ・ザマホフスキである。イレーヌ・ジャコブがキェシロフスキのミューズであるなら、女・男・女(ドッペルゲンガー)という構成が際立つ。

    俳優の名前の発音が難しいことから彼の実力が徐々に明らかになり、物語が進むにつれ、地味な男が魅力的に変わっていく姿は、ダスティン・ホフマンの名演を思わせる。

    フランス国旗の3色「青:自由、白:平等、赤:博愛」を色彩的にもストーリー的にも基盤に持ち、群像劇を描く『トリコロール』の第2作『白(Blanc)』。この3部作には、旧約聖書と新約聖書からの意味合いが重層的に与えられ、深いアイロニーが描かれている。

    登場人物はポーランドを中心に、ポーランド語を話す。

    *

    ポーランド人の夫カロル・カロル(ズビグニェフ・ザマホフスキ)はフランス人の妻ドミニク(ジュリー・デルピー)を離婚調停で失い、その愛の不均衡をかつての均衡へと戻そうとする。愛の不均衡は、夫婦の間だけでなく、ポーランド人とフランス人間の不平等とも関連しているように感じる。

    妻ドミニクが離婚を申し立てる理由は、夫カロルの性的不能にあり、女性が本当に求めるものを理解しようとしない男性の身勝手さを非難する意味があるとも解釈できる。カロルは美容師コンテストに優勝する腕前を持ちながらも、片言のフランス語しか話せず、その虚ろなまなざしは彼女を捉えられない。

    この心情は、ジャン=リュック・ゴダールの『軽蔑』(1963年)に描かれたものと共通している。また、性的に不能であることが男性からいかに自信を奪うかは、『デカローグ』第9話を思わせる。

    映画冒頭には裁判所のシーンがあり、『青(Bleu)』のジュリー(ジュリエット・ビノシュ)が『白(Blanc)』の視点から映され、両作のパラレル関係を示している。裁判調停後、カロルはパリの街中で同郷のポーランド人ミコワイ(ヤヌシュ・ガヨス)に出会い、スーツケースに隠れて違法に故郷ポーランドに帰る。

    カロルは兄のもとに身を寄せ、美容師としての腕を活かしながら、両替屋から土地買収へと転身していく。彼は妻ドミニクの面影を残した胸像に口づけしつつ、フランス語を学び、奮闘する姿がコミカルに描かれる。

    *

    白という色彩は、胸像や荷札、結婚式の回想、鳩の糞、トイレ、ゴミ捨て場に降る雪、自殺願望のあったミコワイの氷上での戯れなど多くの場面で現れる。ジュリー・デルピー自身が色彩を強く印象づけているようにも思われる。

    白が象徴的に用いられる場面は、全て平等と不平等に密接に関連し、『青(Bleu)』が喪失の不自由さを描いていたのに対し、『白(Blanc)』では両義的に使われている。これは、悲劇を相対化する喜劇的な構造によるものだろう。

    カロルの境遇が後半のドミニクの境遇とシンメトリーになっているのも、喜劇的な構造の一部であり、全作に登場するガラス瓶を捨てる老人に、ジュリーは気づかず(愛から自由であるため)、カロルが嘲笑を送る場面が印象的である。

    復讐という行為そのものが、喜劇的な要素に満ちている。

    土地買収で資金を得たカロルは、友人ミコワイと共に商社を経営し、一財産を築く。しかし、ドミニクに冷たくあしらわれ、復讐を企てることになる。全ての財産をドミニクに譲る遺言を作成し、偽装死亡して葬儀のためにポーランドにやってきた彼女に殺人容疑をかける計画を立てる。獄舎から彼女を観察し、手を振る彼女に涙を流すカロルで映画は幕を閉じる。

    *

    復讐を受けたにも関わらず、ドミニクが彼に手を振る理由は、「愛の反対は憎しみではない」というマザー・テレサの言葉に深く関係している。また、涙の本質は、喜怒哀楽の色付いた感情の表出にあるのではなく、感情がそれ自身の限界を超えることにこそある。

    その時の色彩は、白に近い。平等と不平等がせめぎ合う際の、引力と斥力の先にある色彩が提示される。

    さらに、本作の聖書的な意味はバベルの塔を想起させる。同じ言語を話していた人類が神の不興を買い、通じ合わない言語になったように、フランス語とポーランド語の壁によって通じ合えない夫婦が、復讐という喜劇を通じて再び結びつく様子には、『青(Bleu)』で歌われた「コリント人への第一の手紙」の希望がアイロニカルに描かれている。

    獄舎から手話のような手振りで愛を伝えるドミニクの姿は、こうした象徴的な表現として捉えられる。

    青:自由(旧約聖書:失楽園、新約聖書:愛)
    白:平等(旧約聖書:バベルの塔、新約聖書:希望)
    赤:博愛(旧約聖書:ノアの箱舟、新約聖書:信仰)

    フランス(ポーランド)

  3. 水依 水依

    青の次に描かれる白の愛裁判の場面では、青の愛に登場したジュリエット・ビノシュが扉の前に現れ、夫の愛人を探す場面が白の愛とつながっていることを感じ、青・白・赤の三つの愛を改めて実感します。老人がよろよろと瓶を入れる描写も、青の愛と同じ雰囲気。つながっていることに気づいて感動しました。今作も白を軸に、美しさとコメディ要素が満載。ラストシーンの涙は何とも美しい!この映画の解釈は赤の愛を観てから考えたいと思います。赤の愛にカロルが登場したら嬉しいですね。

  4. 鬼雀

    この3部作の中で一番好きなのは、ドミニク(ジュリー・デルピー)の最後の笑顔を見るためだけに、カロルがブレイキング・バッドのウォルター並みのマッチョさを手にする無双感を味わえる点。しかしキャラクターとしては、序盤の人間味のほうが魅力的だ。

  5. はるか はるか

    雪、鳩、石像、カーテン、肌白のモチーフと青い瞳、赤い車、赤いシーツ、緑のタイルの色のバランスが天才的に美しい。なんとなくいい話かもしれないと観ていたら、ラストは理解不能すぎてつい吹き出してしまった。それでも主人公の生きづらさは終始丁寧に描かれ、撮り方も誠実で好感が持てる。90分の上映時間だけでも価値があるし、これが3時間を超えていたら感想は全然違っていただろう。ジュリー・デルピー、かわいい。

  6. こっちゃん こっちゃん

    続いて第2弾⬜️

    裁判中に現れた前作のジュリーが一瞬
    三部作とは言え続編ではないと聞いていたけれど、こういった形で絡んでくるとは

    本作のU-NEXTでのサムネイルには、背後に不気味な雰囲気の人物がいて、え、第二弾はサスペンス?スリラー?と驚いてしまった笑 それに、主人公もなんだか違う印象に見える🫠

    そして本編は、印象的な大胆な出来事がいくつか展開されるものの、サスペンスやスリラーというわけではなく、ほっとした気持ちに。笑 愛情や執着の要素にシュールさもあって、第1弾よりも楽しめたかもしれない

    緊迫したシーンから、次に氷の上でのツルツル滑るシーンに移るのが特にお気に入りだった

    何度か繰り返される結婚式のシーンでは、ドミニクが本当に天使のようで🪽、そりゃあ大好きになっちゃいますよね

    ラストシーンもとても良かった🫵

    推しはミコワイ

    【実は友人が中に…】
    【元気で】

    2025376

  7. 中西智代梨

    そういえば「ビフォア三部作」以外にジュリー・デルピーをあまり観たことがないなと思い、『トリコロール/白の愛』を見てみました。

    ポーランドのクシシュトフ・キェシロフスキ監督の名作で、三部作の一部として知られる『トリコロール/青の愛』『トリコロール/赤の愛』『トリコロール/白の愛』。

    『青』の主役はジュリエット・ビノシュ、
    『赤』はイレーヌ・ジャコブと、フランスを代表する女優たちが登場するシリーズですが、

    ***

    この『白』の主演はズビグニェフ・ザマホフスキです。

    彼は丸い目と顔の輪郭を持ち、その存在感で観客の心をつかみ、「まるで漫画のキャラクター!」と思わせるような展開にもしっかり乗っていきます。

    物語は、離婚を切り出してきた妻への復讐を描いたもので、コメディ要素が強く、やはり漫画的な要素が目立ちます。

    ジュリー・デルピーももちろん素晴らしい存在感や魅力を持っているのですが、『ビフォア三部作』で見せた人間の奥深さはあまり感じられませんでした。これはこの映画の特徴かもしれません。

    全体的に、「女性は好きだが、自分を受け入れない女性はダメ」という男性の幼稚な考えを漫画的に表現した作品で、ジュリー・デルピーの役はその〝願望〟を具体化したものとも言えます。

    そうそう、これは32年前の映画なんです。

  8. asan asan

    一番のコメディ感で思わず大爆笑。フリを徹底的に作り込んでいるのに、ベッドで待ち構える場面がどうしようもなくツボで笑ってしまった。

  9. chinta chinta

    第二部の幕開けは空港でのスーツケース。
    印象に残るシーンが広がる。脚元のショットから人物を発見する。
    目線の合わせ方と自然な吹奏楽器の音が効果的だ。鳥のフンを浴びるのは辛い経験だよね。

  10. ぺご ぺご

    トリコロールの第2作は男性視点で描かれるが、1作目と同様に過度に語らず、行動で心の動きを見せていく。

    性的関係を機に離婚を決めた妻。傷心の夫は国を去る異邦人となるが、ふとしたきっかけで富を得てしまい、そこから男の悪あがきが始まる。

    女性を粗末に扱えば片づけられる話題だが、それ以上に募る男の思いと、ラストを覆う乾いた空気感が印象的。

    複雑な感情の機微を浮かび上がらせる構図は奇妙だが、捨てがたい魅力を放つ。

  11. もっち もっち

    思わず笑ってしまうほどのばかばかしさ。
    青よりも軽やかで、

    カロルには腹が立たないけれど、じわじわと不快感が広がる。