丑三つの村はどこで見れる?今すぐ視聴できる動画配信サービスを紹介!

3.9
丑三つの村 映画

1983年1月15日に公開の映画「丑三つの村」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「丑三つの村」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。

丑三つの村が視聴できる動画配信サービス

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最終更新日

丑三つの村のあらすじ

閉ざされた山村を舞台に、居場所を失った男と女たちの物語。連続する凄惨な殺戮の描写に、フィクションだと思いきや現実味を帯びて胸をざわつかせる。かつて日本に、こんな闇の世界が存在したのだ。もしかしたら今あなたが住んでいるその土地にも…。」

丑三つの村の詳細情報

「丑三つの村」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。

監督
脚本家
出演者
カテゴリー
ジャンル
制作国 日本
公開日 1983年1月15日
上映時間 105分

丑三つの村を無料で見る方法は?

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映画

感想・レビュー

  1. 杉山 真

    津山三十人殺しをテーマにした原作小説を映画化した作品です。

    青年犬丸継男は、父母を失い年老いた祖母と共に生活しながら学問に励みつつ、男子として戦に参加したいという願望を抱いています。彼は労働はしていないものの、村の子どもたちと遊び、恋人との愛を育みつつ、先輩から教わった夜這いに挑む日々を送っていました。

    しかし、徴兵検査で結核と診断されその事実が村に広まると、兵役に就けなくなり、感染症を持つ継男は村の人々からほとんど追放されるような扱いを受けます。去っていく恋人、国民としての義務を果たせない悔しさ、そして彼を排除しようとする村の男性たち、拒絶される”寂しがり”な村の女性たち。追い詰められた継男は復讐を計画します。

    この作品は衝撃的でありながら、誰にでも起こり得る恐ろしい事件を過激な描写を交えて描いている問題作です。演技力の高い俳優たちの圧巻の演技や、緻密なカット割りが特徴で、2時間に満たない尺も手伝って非常に引き込まれる作品です。

    クライマックスの虐殺シーンは、ゴア描写こそないものの、緊迫感のあるカメラワークや継男を演じる古尾谷雅人の迫真の演技があいまって、非常に緊張感を持ったシーンとなっています。ただし、中盤の頻繁な濡れ場や場に合わない音楽がやや気になる点もありますが、全体としてクオリティの高い作品と言えるでしょう。

    継男の最後のセリフと表情が非常に印象的でした。

    映画に出演している女性陣は魅力的で、特に田中美佐子のあどけない演技や大場久美子の透明感あふれる可愛らしさが心に残りました。また、夏木勲の圧倒的な存在感も印象的でした。

  2. プリンス プリンス

    津山事件を題材にした映画だ。比較的真面目だった青年が梅毒にかかり戦争に出られなくなり、周囲に相手にされなくなることで男としての尊厳を喪失する。自分が被害者だと信じ、誰かを殺すことで自己を回復させようとする。失うものが何もない者は怖い。殺害の順序や遺書といった要素も含まれ、心理描写は非常に興味深かったが、性的描写や残虐描写が多く万人に勧められる作品ではない。最初からの変貌ぶりは、本当に演技が巧い俳優だと感じさせる。演技の中で崩れていきそうな危うさもある。昔の映画はここまで表現できたのかと感慨深いが、現代は規制が多いのかもしれない。

  3. 藤川徹

    『鬼鬼鬼鬼っ』変化を前に躊躇いなく問いかける瞬間、犬丸継男は自らの在り方を露わにする。痛みと爽快感が紙一重の境界を照らし、観る者を強く惹きつける。終盤に向かう銃撃戦の展開は、違和感のない青年・古尾谷雅人の演技と呼吸で自然に繋がり、青年と鬼の境界が紙一重で揺らぐ瞬間を見事に描く。これほどの覚悟と惹きつける力は、主人公の心血が犬丸継男へと注ぎ込まれることによって生まれているのだろう。彼らが共に戦う姿は、胸を打つ力強さを放つ。 「ばんざーい!ばんざーい!ばんざーい!」と叫ぶ継男の情熱は、戦場でこそ真価を現す。ヒロインのやすよ(田中美佐子)は、涙を湛えつつも力強さを感じさせる存在で、彼女の健やかさは継男の旅路の核としてひときわ輝く。彼女の愛と献身は、観客の心に深い結びつきを刻む涙の源だ。 本作は、村社会の偏見と負の力がいかに人を苦しめるかを鋭く描き、天才と呼ばれ続けた人々がそれをどう乗り越えるのかを浮き彫りにする。血痰風呂のような象徴的な場面は二人の結びつきを強く示し、物語の核として強い印象を残す。 ラストの自害シーンでは、村を見つめるカメラと犬丸継男の覚悟が一つとなり、観る者の心に深い余韻を残す。

  4. 西村大介

    戦時下の山間の村を舞台に、学業成績が優秀と評された青年が、結核のため出征できず、村人に孤立していく過程を描く物語。やがて彼は凶行へと走る。1938年、岡山県で起きた事件を題材にしているとされる。観る者を引き込む内容で、非常に面白く観ることができた。

  5. ようび ようび

    幼少期に両親を失い、祖母と二人で因習的な村に暮らす青年は、悪友の影響で性に目覚め、夜這いを通じて女性と関係を持つようになる。従軍前の健康診断で肺結核が判明し、村八分に追いやられる。血縁の近い女性との恋は実らず、心の中には恨みが募る。祖母を殺害し、村人をほぼ全員殺そうとする復讐に走るという、実話を基にした物語だ。鬼を作るのは人の心だと示唆される。田中美佐子は極めてかわいく、池波志乃は非常にいやらしく描かれる。主人公が追い詰められていく過程は丁寧だが、手拭いを差し出す大場久美子の場面だけはストーカー的な妄想に見えて同情できない。肺結核で村八分になる理由は病のせいというより兵隊になれないことに由来するという解釈もある。よそから来た荒れた青年は村人に殺される。女たちは寂しさのゆえに夜這いに応じたり、言われるがままに嫁いだりする。祖母の教えは「右と言われたら右、左と言われたら左」と従うことだが、それだけでうまくいくわけではなく、むしろ逆らうと難しくなる印象だ。主人公が嫁の家へ向かったときに暴れ出して一家を引っ越させた石橋蓮司一家には先見の明があった。唯一身を守れたのは夏木勲が家の出入り口を厳重に固め、二階の窓に畳を立てかけたことだ。銃弾が畳五枚を貫通していたという描写には驚かされる。現実でもそんな貫通があり得るのかと恐ろしく感じる。主演の古尾谷雅人はこれまでで最も存在感があったと思われるが、劇伴は安っぽく、映像の雰囲気には到底合っていない。打ち込みの音楽は軽く、色褪せたフィルムのせいだけとは言い切れず、好印象を与えない。町医者にも軍医にも安静にと告げられているのに、主人公は隙あらばうろつき続け、家で眠るべきだったと何度も思わされる。

  6. みやこ

    35mmフィルムで鑑賞。地図に火薬を盛るシーンは格好良すぎる。給水ポイントとして扱われるヤギの乳が印象的。散々暴れた挙句、戦犯を殺さない展開は史実なのだろうか。

  7. リョウジ

    皆様、今の私をご覧ください。今は、田中美佐子さんよりも池波志乃さんやかまきり夫人の方に性的魅力を感じてしまいます。

  8. mu mu

    閉鎖的なコミュニティで村八分にされた継男の復讐劇。”津山三十人殺し”をベースにしつつ、古尾谷雅人の純朴さとユーモア溢れる台詞、幼馴染の田中美佐子との恋愛が絡み合い、青春の要素が加わったペーソス溢れる物語が展開されます。

    両親を亡くして祖母と暮らす継男。優しい祖母の原泉は孫を思うあまり、彼が猟銃を大量に購入していることには気付いていないという親バカさも悲しさを際立たせます。濡れ場が多く、年増女優の五月みどりや池波志穂が大胆なヌードを披露する一方、夜這いの風習があるにもかかわらず、貞操観念の低い女性から童貞を奪われて「立派な大人になったんよ?」とドヤ顔される古尾谷が気の毒で笑えてしまいます。さらに、子供たちが親の夜の営みをモノマネして「オカンええのんか?」といった一幕が毎回の笑いを生み出します。

    戦闘準備シーンでは、装備を整えた継男が出撃モードに入りますが、未熟さと低志のため復讐者としての覚悟が不十分で同情を誘います。ガンエフェクトには銃刀法違反で知られるトビー門口を起用。大場久美子の指が吹き飛ぶ場面や、頭部破壊が予定されていましたが、最終的に口腔内に銃口を突っ込み短刀で刺す案に落ち着き、大場氏は口を切ってしまったそうです。特に馬鹿にしていた仲人ババアに弾丸を叩き込むシーンは痛快です。池波さんの夫は継男を差別しない善人なのに、事故で頭が轟裂してしまうのは非常に不運でした。

    一連の大虐殺シーンは追い込まれた犯罪者の心理を巧みに描写し、ヤギの乳を飲んだり、夏八木勲を銃撃できず「時間がない!」と撤収する様子もリアルです。悪口を言わなかった家族を見逃したことで悲しみを抱える継男の優しさを嘲笑する村人たちの残酷さも浮き彫りにされています。『八つ墓村』の山崎努が演じた多治見要蔵ほど不気味ではないものの、戦争が生んだ愚かさによって散った青年を描くことも、本作のテーマの一つです。その村八分は現代のネット社会にも根強く残っています。「皆様方よ、今に見ておれで御座居ますよ」。

    今回、3年ぶりにスクリーンで観賞した貴重な35mmプリントは、赤く退色しコマ飛びもある状態でしたが、雰囲気は満点でした。クライマックスの大虐殺シーンでは、何らかの自主規制で残酷シーンがカットされているような印象を受けました。特に、家族の少女が寝室で撃たれるシーンが微妙に抜けていました。

    〜新文芸坐【昭和100年 フィルムが語る昭和事件簿】にて観賞

    【1983年/松竹/1時間46分 プリントコマ飛びの為、約6分短い正味1時間39分44秒/35mmプリント上映/初公開当時の映倫区分:成人指定/映倫番号:110937】

  9. へっぽこライダー

    実際に発生した津山三十人殺し事件を描いた同名の小説が映画化された作品。小説は未読だが、映画ではおそらくお色気要素が強化されているのではないかと推測している。病気のために出征できない継男が村八分にされる様子が丁寧に描かれ、その後の村人に対する復讐行動(継男は戦争と表現される)には爽快感すら感じられる。継男は感情任せに行動する快楽殺人者や計画的に動くサイコパスとは異なり、一般常識と正義感を持った青年として、閉鎖的で異常な村社会への嫌悪感や兵隊になれない悔しさ、想いを寄せた人からの裏切りなどが影響して「鬼」へと変わっていく姿が描かれている。鬼になっても「自分」を見失わず、ターゲットのみを狙い、自死するための時間を用意するなど、もともとの気品や真面目さが感じられ、殺人鬼でありながらどこか魅力が漂う。この点は演じる古尾谷雅人の力が大きい。エロや残虐が盛り込まれた凡作かと思いきや、実際には見る価値のある作品だと感じた。