黙秘はどこで見れる?今すぐ視聴できる動画配信サービスを紹介!

4.2
黙秘 映画

1995年10月28日に公開の映画「黙秘」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「黙秘」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。

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最終更新日

黙秘のあらすじ

アメリカのメイン州にある小さな島。郵便配達人が富豪の未亡人宅で目にしたのは、血にまみれて倒れている女主人の側に立ち尽くす家政婦ドロレスの姿で、彼女の手にはのし棒が握られていた。無実を主張しつつも沈黙を守るドロレスは、事件を知って帰郷した娘セリーナにも何も話すことなく…。

黙秘の詳細情報

「黙秘」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。

原作者
監督
脚本家
出演者
カテゴリー
ジャンル
制作国 アメリカ
公開日 1995年10月28日
上映時間 131分

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黙秘のよくある質問

Q
映画『黙秘』のあらすじはどのようなものですか?
A

映画『黙秘』は、殺人事件を巡るミステリー作品です。小さな町での殺人事件をきっかけに、被害者の家族や関係者、そして隠された秘密が徐々に明らかになっていく緊張感溢れるストーリーです。真実を追求する過程で、登場人物たちが抱える葛藤が描かれます。

Q
映画『黙秘』の主要なキャラクターは誰ですか?
A

映画『黙秘』の主要キャラクターには、事件の容疑者である母親とその娘が含まれます。彼女たちの複雑な親子関係や、事件に隠された秘密を解く過程での成長が見どころです。彼らの行動や感情を通じて物語が展開します。

Q
映画『黙秘』のテーマやメッセージは何ですか?
A

『黙秘』のテーマは、真実と嘘の狭間で人間がどのように選択をするかです。作品は、隠された真実が明るみに出る過程で、それぞれの登場人物が抱える秘密や、信頼関係の重要性を描いています。観客に人間の複雑な感情を考えさせる内容です。

Q
映画『黙秘』の監督や制作に関わったスタッフについて教えてください。
A

映画『黙秘』の監督はブルース・ベレスフォードです。彼の指導の下、緻密な演出とリアルな人物描写が特徴となっています。また、制作には経験豊富なスタッフが関与し、視覚や音響がストーリーの緊迫感を高める重要な要素となっています。

Q
映画『黙秘』は原作とはどのように異なりますか?
A

『黙秘』はスティーブン・キングの小説が原作で、映画化にあたっては一部で設定やキャラクターの描写が異なります。映画では映像表現を活かした演出的な工夫が見られ、原作の持つ緊張感を映像でも伝えるためのアプローチがなされています。

黙秘の感想のAI要約

「黙秘」はスティーブン・キング原作のサスペンス映画で、過去と現在が交錯する独特の構成が魅力です。田舎の孤島を舞台に、轟音のような緊張感が漂う中、母と娘の複雑な関係が描かれます。主演のキャシー・ベイツは、その存在感で物語を引き締めており、彼女の演技は特に印象的です。背景にある母の過去や愛情が徐々に解き明かされる過程は引き込まれるものがあります。ただ、犯人探しの核となる謎が少し解りづらく、終盤の展開が予想通りに感じる場面もあったのは惜しいところです。全体としては、観客の心に深い感銘を残す作品です。

黙秘の感想・評価

  1. たなか たなか

    有権者の皆様にお伝えしたいのは、「この邦題とは裏腹に、驚くほど喋りますね」という箇所です。長年仕えた女主人を殺した容疑で告発された家政婦ドロレスは、キャシー・ベイツの演じる姿からは想像を超えた口達者で、粘着質の警部に対しても全く引き下がることがありません。

    では、この邦題は的外れだったのでしょうか?そうとも言えません。本作はミステリやサスペンスであるだけでなく、「家族の映画」であり、ドロレスとその娘が互いに抱えた傷に向き合い、再び連帯を感じ、人生の尊厳を取り戻していく物語でもあるからです。母娘が言えなかった時間こそが『黙秘』であり、その共有は事件の真相よりも遥かに重要で深い意味を持ちます。

    ドロレスが20年前にも夫殺しの容疑をかけられた過去が浮かび上がり、事件を媒介に過去と現在が交錯します。さらに、両方の事件が日蝕の日に起こったという偶然が、寒々しい田舎の漁村に不気味な影を落とし、文字通り「日の目を見ない」真実の存在を示唆しています。

    この時制を行き来する表現は非常に巧妙です。ドロレス母娘が古い実家や思い出の場所に行くと、彼女たちの視界は過去の記憶に塗り替わります。回想に入る際に画面の動きを止めない工夫がなされており、母娘とも揺らぐ精神状態が伝わります。過去は暖色、現在は寒色という色分けも視覚的に鮮やかで機能的です。

    スティーブン・キングの原作小説(私は未読)の中では、一貫してドロレスの一人称視点が保たれるそうですが、映画では再現が難しく、娘の視点も拡張され、ダブル主人公に近い語り口が形成されています。また、上記のような時制表現は彼女たちの「主観」を視覚的に再現する試みともいえ、原作のスピリットを尊重しようとする工夫が見られます。

    ドロレス母娘の視点に寄り添った結果、彼女たちの生を妨げる夫(父)や警部、上司などの強権的な男たちの姿が浮かび上がります。彼らは抑圧者として振る舞いますが、その背後には自分の立場や面子を守ろうとする恐れがあるようです。

    男性的なナワバリ意識に割を食った人々がどれほど犠牲になってきたかを思い浮かべますが、ドロレス母娘の戦いはそうした人々を代表し、語ることと語らないことを選ぶこと自体が自尊心と武器であることを教えてくれます。

  2. しんのすけ しんのすけ

    ある日、主人公が勤める新聞社に、母親が逮捕されたとのFAXが届く。唯一の家族である母を救うべく、主人公は島へ向かい身元保証人となって母を自宅へ連れ帰る。もともと主人公は両親と仲が悪く、家を出ていた過去がある。事件には母の関与があり、15年前に父が死んだ謎も絡む。母と向き合う中で、誤解や見解の相違から衝突は繰り返されるが、徐々にすべての真相が見えてくる。主人公は母親と和解できるのか。母は今後どうなるのか。物語は重いトーンで進行するが、終盤には母娘の和解を迎えるハッピーエンドの可能性も描かれる。島に暮らす人々の母への扱い、かつてメイドとして過ごした泊まり込み生活が招く荒廃した自宅、幼少期の主人公を取り巻いた夫婦喧嘩、これらを通して母の思いと娘の心の葛藤が交錯する。母の生い立ちを掘り下げるたび、娘を想う母の強さが浮かび上がる一方で、幼い頃の主人公が父から性的虐待を受けていた事実や、思春期ゆえの心の閉ざされ方といった体験が丁寧に描かれる。この作品はサスペンスというよりヒューマン・ドラマに近く、観客を選ぶ側面もある。しかし、結末が母娘の和解に至るなら、双方が救われる感動を生むと信じて良いだろう。

  3. 清水

    映画『黙秘』は、スティーヴン・キング原作の『ドロレス・クレイボーン』を1995年に映画化した作品。サスペンスの枠組みを借りつつ、母娘の情念と沈黙の重さを冷徹に描き出す、1990年代アメリカ映画における心理劇の到達点の一つとして評価される。

    監督のテイラー・ハックフォードは、荒涼としたメイン州の自然を舞台に、過去と現在が残酷に絡み合う層状の物語を構築。単なる事件捜査のミステリーではなく、女性が生き抜くために選ばざるを得なかった「沈黙」という武器とその代償を問う人間ドラマとして、映画史におけるキング原作映画の代表作群と並ぶ完成度を誇る。

    特筆すべき点は、時間構築の巧みさだ。20年前の夫殺しの疑いと現在の雇用主殺害の疑いを結ぶ回顧は、従来の手法を超えた演出で描かれる。過去の映像は鮮やかな色彩と強い光を放ち、現在は冷たい寒色系に統一されるこの色彩設計は、過去の凄惨な記憶こそが彼女たちにとっての逃れられぬ現実であることを視覚的に示す。脚本を担ったトニー・ギルロイは原作の独白的語りを解体し、母と娘の対峙を軸に据えることで、家族の崩壊と再生の物語へと昇華させた。

    ミステリーとしての伏線回収と、天体現象である皆既日食をクライマックスの舞台装置として活用した演出は、自然界の闇と人間の心の闇を呼吸合わせる映画的カタルシスに満ち、隙のない構成となっている。

    キャストの中心は、ドロレス・クレイボーンを演じたキャシー・ベイツ。学もなく粗野だが、娘を守るために岩のように揺るぎない母の意志を圧倒的な存在感で表現する。深い皺と耐え抜く肉体の説得力は、前作『ミザリー』の狂気とは異なる静謐で強靭な忍耐を立ち上げる。娘との激しい口論で見せる傷ついた母の表情から、法廷での不敵な表情への移行は圧巻で、彼女のキャリアの最高峰とも評される。

    助演陣も本作の重厚なドラマを支える布陣だ。娘セリーナを演じたジェニファー・ジェイソン・リーは都会的で神経質なジャーナリストを通じ、母への愛憎に翻弄される複雑な内面を体現。薬物依存と過去のトラウマと向き合う彼女の脆さは、母ドロレスの逞しさと対照を成し、物語の緊張感を保つ。ジョン・マッキー刑事を演じたクリストファー・プラマーは、正義の名の下に執念を振りかざす老練な演技で、ドロレスにとってのもう一つの障壁を提示する。ドロレスの夫ジョー・セント・ジョージを演じたデヴィッド・ストラザーンは、善良な市民の仮面の背後に潜む家庭内暴力の残虐性を静かな恐怖とともに表現。ヴェラ・ドノヴァン役のジュディ・パーフィットは、物語の鍵となる孤独と誇り高い傲慢さを見事に演じ、ドロレスとの奇妙な連帯感を浮かび上がらせる。

    映像と美術、衣装もリアリティを支える要素だ。メイン州の孤島という閉ざされた空間、ヴェラの邸宅の重厚で冷え切ったインテリアは、ドロレスが長く囚われていた精神的牢獄の象徴として機能する。撮影監督ロジャー・ディーキンスによる高コントラストの映像美は、太陽光さえ凶器の如く映る視覚体験を観客に届ける。

    音楽はダニー・エルフマンが担当。虚構の世界を彩る華美な主題歌を排し、重厚で哀切なオーケストレーションを選択。常に背後に潜む秘密の足音を想起させる不穏な弦楽が、ドロレスの声なき叫びを描き出す。なお、本作には特定のポップスによる主題歌はなく、エルフマンのスコア自体が作品全体を貫く。

    公開後、1996年の第22回サターン賞ではキャシー・ベイツとジュディ・パーフィットが主演女優賞・助演女優賞にノミネートされるなど、出演者の卓越した演技が高く評価された。アカデミー賞などの華やかな受賞歴は少ないものの、公開から30年以上を経た現在でも普遍的テーマを描く傑作として映画ファンの間で揺るぎない地位を確立している。

    沈黙を守ることは罪なのか、それとも愛なのか。『黙秘』はその問いを観客の胸に鋭く突きつけ、荒れ狂う波の余韻とともに幕を閉じる。テイラー・ハックフォードの演出力とキャシー・ベイツという宝を得た本作は、単なるサスペンスを超えた魂の救済を描く秀作として記憶に刻まれる。

  4. アオマル アオマル

    スティーヴン・キングの小説『ドロレス・クレイボーン』を映画化した1995年の『黙秘』は、サスペンスの枠を超え、母娘の情念と沈黙というテーマを緻密に描いた90年代アメリカ映画の心理劇の傑作である。監督のテイラー・ハックフォードは、メイン州の荒地を背景に、過去と現在が交錯する複雑な物語を展開した。この作品は、単なるミステリーとしての要素を超え、女性が生き残るために選ばざるを得なかった「沈黙」とその代償を問いかける人間ドラマとして、キングの原作映画の中で『ショーシャンクの空に』や『ミザリー』に劣らない完成度を誇っている。
    特に評価されるべきは、時間の構造の巧みさである。20年前の夫殺しの疑惑と、現在の雇用主殺害の容疑が交差する物語。回想シーンは、通常の手法とは異なり、過去は鮮やかな色彩と光で描かれ、現在は冷たい寒色トーンで統一されている。この色彩設計は、過去の凄惨な記憶が彼女にとっての「逃れられぬ現実」であることを視覚的に示している。脚本のトニー・ギルロイは、原作の独白形式を解体し、疎遠な娘との対峙を中心に据えることで、家族の崩壊と再生を描いた。ミステリーとしての伏線回収や、皆既日食をクライマックスの要素として活用した演出は、自然界の暗さと人間の心の闇を融合させ、見事なカタルシスを生んでいる。
    キャシー・ベイツが演じるドロレス・クレイボーンは、この劇の中心的な存在である。無学で粗野ながら、娘を守るために強い意志をもった母親を圧倒的な存在感で演じた。深い皺と耐えた肉体は説得力を持ち、彼女は『ミザリー』での狂気とは異なり、静かで強靭な「忍耐」を表現している。娘との激しい口論から法廷での不敵な表情への変遷は圧巻であり、彼女のキャリアの中でも最高の演技といえる。
    助演キャストもこの重厚なドラマを支えるために完璧な布陣を形成している。都会的で神経質なジャーナリスト、セリーナ・セント・ジョージを演じるジェニファー・ジェイソン・リーは、母への愛憎に引き裂かれる複雑な内面を体現した。過去のトラウマを抱える彼女の演技は、ドロレスの強さとの対比を生み出し、物語の緊張感を保っている。
    ドロレスを執拗に追い詰めるジョン・マッキー刑事を演じたクリストファー・プラマーは、正義の名のもとに自らの執念に囚われた男を巧みに描いた。冷徹な視線はドロレスにとってのもう一つの障壁となり、法的な緊張感を作品に与えている。また、ドロレスの夫ジョー・セント・ジョージを演じたデヴィッド・ストラザーンは、善良な市民の仮面の下に隠れた家庭内暴力の恐ろしさを静かに表現し、彼の卑劣さが際立つほど、ドロレスの決断の重みが観客に響く構造となっている。
    さらに、ジュディ・パーフィットが演じるヴェラ・ドノヴァンは、物語の鍵を握るキャラクターとして、晩年の孤独と誇り高き傲慢さを見事に演じ、ドロレスとの奇妙な連帯感を描いている。
    映像や美術、衣装も物語にリアリズムを与え、メイン州の閉鎖的な空間やヴェラの冷たい邸宅は、ドロレスが精神的に囚われている牢獄のメタファーとなっている。撮影監督ロジャー・ディーキンスのコントラストの強い映像美は観る者の目に深く刻まれる。
    音楽を担当したダニー・エルフマンは、幻想的な旋律を封印し、重厚で哀切なオーケストレーションを採用した。不穏な弦楽の響きは、常に背後に潜む秘密を想起させる。特定のポップスによる主題歌はなく、エルフマンのスコアが全編を通じてドロレスの「声なき叫び」を代弁している。
    本作は、1996年の第22回サターン賞で、キャシー・ベイツが主演女優賞、ジュディ・パーフィットが助演女優賞にノミネートされるなど、俳優たちの演技が高く評価された。アカデミー賞での受賞歴は乏しいが、公開から30年近く経った今も、普遍的なテーマを持つ傑作として映画ファンの心に確固たる地位を確立している。
    沈黙を守ることは罪か、それとも愛か。本作『黙秘』は、その問いを観客に鋭く投げかけ、余韻を残しながら幕を閉じる。テイラー・ハックフォードの手腕とキャシー・ベイツという才能により、本作はサスペンス映画の枠を超え、魂の救済を描いた作品となった。

  5. mu mu

    重たいけれど、後味は悪くなくて良かった。ヴィラはとてもかっこいいけれど、切ない現実として、やはりこの世は男性中心の世界。その中で女性は何を拠り所に生き抜いていくのか

  6. 山田太郎

    スティーブン・キング原作の映画を知った際には、必ず観るようにしている。例えば『ハッピーエンドが書けるまで』(ジョシュ・ブーン監督, 2012年)でリリー・コリンズに馬鹿にされたとしても、その魅力は抗いがたく、この嗜好を手放すつもりはない。

    本作もまた、キング作品に共通するもので、まるで『IT/イット』シリーズの核心の変奏のように感じられる。

    物語は母ドロレス(キャシー・ベイツ)、娘セリーナ(ジェニファー・ジェイソン・リー)、資産家の老婆ヴェラ(ジュディ・パーフィット)の三人を中心に展開する。娘セリーナは、母がヴェラ殺しの容疑をかけられたと知り、故郷に帰ることになる。

    母ドロレスは、ヴェラの屋敷で働いており、彼女の遺した大きな資産の相続人になっているために疑いを掛けられているが、無実を主張する母にセリーナは寄り添う。そして物語が進むにつれ、セリーナにも封印された記憶があることが明らかになる。

    つまり、セリーナもまた『IT/イット』に向き合い、その先にあった二十年間冷え切っていた母と娘の関係は回復に向かう。

    原題『Dolores Claiborne』(キャシー・ベイツが演じる役名)に対し、邦題の『黙秘』は秀逸に思える。また、キングが皆既日食に象徴的な豊かさを込めたことには感心させられた。

    男性にとっての性も重要だが、女性にとっての性はなおさら切実であり、往々にして悲劇に繋がる。そこには、男には測り知れない、世界の深みを感じさせる何かがあるように思える。

    映画内で直接的に描かれる悲劇とは別に、キングが皆既日食を示した暗喩には様々な物語が隠されているように思う。

    興味深いのは、暗喩とも象徴とも言えるその抽象性の高さに対し、多くの女性が無言になることがあるということだ。彼女たちは「自分にとっての具体性」にしか関心がないのだろう。

    しかし、邦題の「黙秘」が示すように、女性たち自身が深い暗喩のような存在なのかもしれないと感じることがある。それは僕にとって、ささやかな宿命のようなテーマであり、だからこそキングの作品に心惹かれるのかもしれない。

  7. かず かず

    父親の転落死の真相は、実は母親ではなく幼い娘によるもので、娘は防衛本能からその記憶を忘れていた。しかし、母親が現在の事件をきっかけに帰郷したことで、娘の記憶が再び甦る。最終的に娘と母親は互いに沈黙を守りながら別れるのではないだろうか?

  8. 河野助三郎 河野助三郎

    「生きるためには時に悪女にならざるを得ない」

    キャシー・ベイツ主演。
    スティーブン・キングが彼女をモデルにする形で執筆した作品。

    『ミザリー』で強烈な印象を残した彼女が、本作でも圧倒的な演技力と存在感を見せつけます。

    物語は富豪未亡人の殺人事件から始まり、家政婦ドロレスが”のし棒”を手に立ち尽くしています。

    過去と現在の回想シーンを巧みに切り替え、ドロレスが母、妻、女性としてどのように生きてきたのか、20年間の歳月を遡ります。

    富豪未亡人ヴェラとの関係や、娘セリーナとの確執が、過去を掘り下げることで徐々に明らかになっていきます。その真実とは一体何なのか?

    ミステリー要素もありますが、ドロレスの生き様こそが主題です。

    他のレビューでも言及されていましたが、『黙秘』という邦題よりも『ドロレス・クレイボーン』そのままの方が適切だと感じます。

    重厚で見ごたえのある素晴らしい作品です。

  9. リョウジ

    曇天の風景と物語の展開が絶妙に重なるさまに感嘆します。全体としてはさわやかな結末にも見える一方で、母娘間でのストレートな愛情がすぐには伝わらないもどかしさを、演技力で見事に表現しています。よく言われる言葉ではあるものの、人間は本当に複雑その一言で片付けていいのかという疑問が、作品を繰り返し考えさせます。自分と少しでも重なる部分がある人には、特に深く響く作品だと思います。

  10. 池田祐太

    「正しさ」や「真実」の本質を問いかける作品である。物語が進むにつれて浮かび上がる人間の複雑な多面性が見事に描かれ、観衆を驚かせる鋭い演出や編集が際立っている。
    ​一方で、「容疑者にも深い事情がある」という展開自体は、現代の視点から見るとやや伝統的で、王道すぎると感じられる部分もある。

  11. はるか はるか

    スティーブン・キングの原作による作品。
    『ミザリー』でキャシー・ベイツが主演。
    メイドとして働く家庭で、女主人殺しの容疑をかけられたドロレス。
    20年前に起きた夫の死。
    雑誌記者となった娘のセリーナ。
    女主人と夫。時間を超えて描かれるドロレス・クレイボーンに関わった2つの事件の真実とは何か?
    前情報なしで観たため、『ミザリー』がちらつき、ドロレスの豹変が心配だった。冒頭のシーンも、まさに殺人鬼そのものでした。
    結果的には辛い内容ながら、母の愛が感じられる素晴らしいスティーブン・キング作品だった。
    ただ、彼女は黙秘しているのか?
    原題の『ドロレス・クレイボーン』が適切だと思った。
    1995年の作品なのに、タピオカが存在していたのが興味深い。ちょっとした食べ方の違いもあるのだろうか。

    ひょっとしたら、黙秘は声を上げられない立場や状況の女性たちに関連しているのでは?
    なるほど。
    今まで抑圧され、黙秘せざるを得なかった女性たちの物語でもあるのですね。
    鑑賞時には、その深い意義には気づけていなかった。

  12. ズワイガニ

    日蝕が起こる日、過去と現在がリンクするサスペンス。閉ざされた田舎の島を舞台に、複数の登場人物の長い歴史が交錯する鬱屈と緊張感が物語を支配する。

    スティーブン・キングとミザリーのキャシー・ベイツの系譜に惹かれて鑑賞。今作もその系譜を継ぐ緊張感と人間関係の捻れが魅力的だった。

    ただ「誰が犯人か」という核の謎の切れ味は、背景の掘り下げが先行するあまり読み取りづらい面があり、登場人物がみな尖って歪んだ性格で、全体としては単調に感じる部分もあった。

    現在の映像は青みが強く、過去は赤みを帯びた対比演出だが、結果として現在の視認性が落ちる場面も。過去の回想が長めなせいかテンポもちょっと鈍くなる。

    キャラクターは個性的だが人数が限られているため、肝心のサスペンスはある程度絞られ、結末も大きな驚きには欠ける。とはいえ、キャシー・ベイツは相変わらず人に向かって斧を振りかざし、作品全体に凄味を添えている。

  13. こしあん

    1996年ごろに鑑賞。大好きなジェニファー・ジェイソン・リーと、クセの強いキャシー・ベイツの演技を堪能した。

  14. 石川哲

    親子と老いをテーマにした話が魅力的だった。物語が進むにつれて徐々に真相が明らかになっていく構成に引き込まれる。しかし、終盤の審理にはやや物足りなさを感じた。状況証拠が多い中、冒頭を観た観客が持つ印象と同様に、第三者なら黒と判断する状況で「8年待つのはおかしい」「都会の弁護士なら崩せる」と突破したのは、ご都合主義に思えた。また、陰湿な島なのに判事が妙に公平なのも不思議だ。本筋ではないが、終盤の重要なシーンだっただけに残念に感じる。全体としては良い映画だが、再度中年になって観れば、メッセージに心を奪われ、些細なことは気にならないかもしれない。

  15. 関西風

    私の特徴は悪態をつくことよ。

    黙秘というテーマから、もっと静かで落ち着いた性格をイメージしていたんだけど、お母さんがはっきり物を言うキャラクターで、ちょっと意外だった。

    この時代背景も関係あると思うけど、女性の立場が弱く、男性に虐げられる様子が重要な要素になっている。
    ネタバレは避けるけれど、全体的に面白かったと思う。

    回想の描写も上手く、母と娘の関係性や事件の真相を探る要素が融合しているのも良い点。ただ、事件の真相が少し予想通りで、「まあ、そうなるよね」と思ってしまう部分もあった。

  16. Ayumu Kohiyama Ayumu Kohiyama

    スティーブン・キングの作品に似てるな~。タイトルは分からなかったけど観てみたら、あれ?見たことあるかも??覚えてるようで、全然思い出せない。
    もやもやする。

    面白かったけど、映画に集中できなかった!

    昔とはタイトルが違ってたのかな??

  17. タダオ

    NYで記者として働いていたセリーナ(ジェニファー・ジェイソン・リー)の元に、母親が殺人の容疑で逮捕されたと知らせるファックスが届いた。久しぶりの再会となる母、ドロレス(キャシー・ベイツ)は、メイドとして働いていた屋敷の女主人が階段から転落するのを目撃され、のし棒を振り上げていたところを発見され逮捕された過去を持つ。ドロレスは以前、夫を殺した罪で起訴されそうになったが、証拠が不十分で免れたことがあった。警察は今回の事件の解決に奔走するが、果たして母が本当に犯人なのだろうか?娘との関係は常にぎこちないものだったものの、母の不器用ながらも深い愛情が心に響く。その真実が明らかになるとき、娘がハンドクリームやアルコールを手に塗り込んでいた理由が一瞬で理解できて驚愕。過去を太陽、現在を月として表現し、全てを皆既日食にまとめていたのかもしれない。いったいどうなのだろうか?(笑)

  18. hiyoko hiyoko

    セリーナは、母ドロレスがメイドとして働いていた裕福なヴェラを殺害した容疑で逮捕され、故郷へ戻る。母ドロレスは無実だと主張するが、詳しい事情は黙秘。20年前にも夫殺害の疑いがかかっていたことが示唆され、物語は母の過去と現在の謎を軸に進む。

    キャシー・ベイツとスティーブン・キングの組み合わせは『ミザリー』を連想させるが、今作の序盤はまさにアニーのような緊張感に満ちていた。ただし作品は『ミザリー』とは異なるテイストで、キャシー・ベイツの演技が際立つ。彼女の存在感を追い求めたくなる。

    母と娘の関係は衝突ばかりだが、真相を知ったとき母親ならではの強さが伝わる。地味めではあるが、完成度の高い秀作だ。

  19. ちうべい ちうべい

    ミザリーを観てきました!
    どんな話かを見てみたら、今回はまた違う役柄で新鮮でした。
    タイタニック以外では印象が薄かったこの女優さんですが、演技は本当に素晴らしいです。
    別の作品もぜひ観てみたいと思える存在。
    今後はさらに他の出演作も探してみようかな。

  20. 岡田倫太郎 岡田倫太郎

    スティーヴン・キング原作の話題作。ミザリーの強い印象を残すキャシー・ベイツが主演で、冒頭から不穏な空気が漂います。終盤までどんでん返しを期待させる展開にハラハラさせられますが、実は悪役というより、娘を思う母の深い愛情を描く物語でした。ミザリーから受ける印象と、母としての愛情表現のギャップが演技の魅力を引き立てます。結末では、母の愛が娘に伝わって安堵する瞬間が印象的で、もう一度二人で暮らしてほしいと願わずにはいられません。洋画サスペンス・ミステリーとして完成度が高く、キング原作ファンはもちろん、母と娘の絆に心を揺さぶられる方にもおすすめです。 #黙秘 #洋画 #サスペンス #ミステリー #キャシー・ベイツ #スティーヴン・キング

  21. 読書の虫 読書の虫

    「ショーシャンク刑務所」というワードが出てくる。スティーブン・キング原作だからね。

    若いシーンのキャシー・ベイツが本当に若く見えて、年をとったシーンは本当に年をとって見える。(1995年公開なのでCGなしで)

    てか、このメンバー観たくない映画ファンいる?

    主演キャシー・ベイツ
    助演ジェニファー・ジェイソン・リー
    スティーブン・キング原作
    (SFじゃない版ミステリー 舞台は離島の田舎町)
    ジョン・C・リリーが保安官補役