1978年10月7日に公開の映画「鬼畜」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「鬼畜」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
鬼畜が視聴できる動画配信サービス
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最終更新日
鬼畜のあらすじ
小さな印刷屋を営む宗吉は、愛人の菊代との間に生まれた3人の子どもを引き取ることになった。強気な妻からの冷たい扱いによって、庄二は病に倒れ、宗吉は追い詰められてしまう。気弱な彼は、良子を見捨て、利一を崖下に突き落としてしまう。この物語では、大人のエゴに歪められた子供の世界と、冷たく脆弱な大人の現実を対比しながら、切っても切れない親子の絆を描いている。
鬼畜の詳細情報
「鬼畜」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
原作者 | 松本清張 |
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監督 | 野村芳太郎 |
脚本家 | 井手雅人 |
出演者 | 三谷昇 加藤嘉 吉沢美幸 大滝秀治 大竹しのぶ 小川眞由美 山本勝 山谷初男 岩下志麻 岩瀬浩規 松井範雄 江角英明 浜村純 田中邦衛 石井均 穂積隆信 緒形拳 蟹江敬三 鈴木瑞穂 鈴木誠一 |
カテゴリー | 映画 |
ジャンル | サスペンス ドラマ |
制作国 | 日本 |
公開日 | 1978年10月7日 |
上映時間 | 110分 |
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感想・レビュー
大人の意図的な行動によって子供が排除される物語で、古典的な継子いじめの要素を持ち、現代風に言うと毒親のテーマを扱った作品である。驚くべき展開で子供たちが次々と排除される様子は衝撃的だ。しかし、そうした父親もかつては孤児であり、親子の関係が上手くいかない様子が繰り返されることを示唆しており、やるせない気持ちが残る。最後の「父ちゃんじゃない。知らない人」という告白は寒気を覚えるが、その直後、孤児院へ向かう車に乗る長男の表情は、彼も同じ過ちを犯すことを予感させるもので、より冷酷な印象を与える。ただし、映画としてのスリラー要素を成立させるために、子供たちの行動があえて不自然で抑制的に描写されている部分もある。演出は不気味で、無口な子供たちの存在が観客に恐怖を抱かせる仕立てになっている。その点で、映画における子供は道具として使われるが、その是非については明確ではない。個人的には、川越や能登といった私的な場所が登場することも、不気味な印象を与えた。
画面から漂う昭和の雰囲気がたまらない。今の時代には表現しきれない物悲しさや残酷さが感じられる。
子供を押し付け合う様子は、まるで物のやり取りのようだ。多少の罪悪感は抱きつつも、自分たちの生活を優先する大人たちの姿がよく描かれている。
令和の子役なら、もう少し感情豊かに演じるかもしれない。昭和の子役はどうだったのだろうか?演出で補っている感じもある。
旅館で利一に身の上話をするシーンは特に良かった。やはり、親子の絆を感じる瞬間だった。
母が怖がりながら観ていたので、一緒に観ることにしたが、初めから見返すことにした。
宗吉のクズさには驚かされる。高度経済成長期には愛人がいることは珍しくなかったのかもしれないが、彼自身の出生は相当壮絶だ。負の連鎖を感じざるを得ない。お梅の気持ちも理解できる。憎しみでいっぱいなんだろうな。私なら逃げ出すけれど、彼のことが好きなんだろう。あの時代の映画の恋愛は、どこか執着を感じる部分がある。
ネタバレは避けた方が良さそうだ、、どうなってしまうのとハラハラしながら楽しめた。
1978年公開の日本映画で、松本清張が知人の検事から聞いた話をベースに描かれた作品という点が大きな特徴です。事実と創作の境界を行き来する語り口で、利一という子どもの運命と、それを取り巻く大人のエゴが描かれます。現実味のある悲劇を通じて、今なお胸を打つテーマが浮かび上がる傑作です。
一方で、時代を越えて語られるには過激と捉えられる描写もあり、特に子どもを対象にした場面には強いインパクトがあります。子供の口に食べ物を押し込むようなシーンがあり、実際にはそうはならなくても、口の周りに力を加える演出があったのだろうと感じさせられます。こうした表現は、作品が1970年代の社会情緒を映し出すための演出意図と捉えられます。
岩下志麻の迫力ある演技はこの作品の大きな魅力。美しさの中に宿る冷静さが、物語の狂気へと変容していく様子が強く印象に残ります。緒方拳は「ダメな男」というキャラクター像を体現し、過去のエピソードには同情心を喚起させる部分もありつつ、全体としては別の話として扱われるべき存在感を放っています。
ほかにも大滝秀治や田中邦衛といった名優が脇を固め、作品世界を深めています。大竹しのぶの名が後半でようやく登場して台詞を拾う場面には、当時の演技陣の厚みを感じさせられます。前作『黒い家』を見る機会とのギャップもあり、俳優陣の幅広さに気づかされました。
70年代の暮らしぶりや街の雰囲気を如実に映し出す点も、この映画の魅力です。上野動物園のモノレールシーンでは、当時の交通事情にも触れられます。調べてみると、1957年には上野動物園内に懸垂型モノレールが建設され、1961年には跨座式モノレールの路線免許が認可されたとのこと。新幹線が走る時代背景を考えると、これほどの細部描写に驚かされます。
総じて、利一役の子役の演技も非常に高く評価できる作品です。70年代の日本映画の深さを感じられる一作として、ぜひ再訪してみたいと思わせる力があります。今後もこの時代の作品をもっと観ていきたいと強く感じる映画でした。
主な見どころとキャスト(補足)
– 岩下志麻の迫真の演技/緒方拳の存在感/大滝秀治・田中邦衛の名脇役陣/大竹しのぶの初期の活躍が垣間見える瞬間
– 70年代の街並み・暮らしの描写がリアルで、時代背景を学ぶ素材としても有用
– 上野動物園のモノレールや当時の交通事情を示す小さなトリビアも興味深い
この作品の男性キャラクターは、終始クズすぎると感じた。現代ではCGに頼る演出も増え、放送できないようなシーンを普通に撮影している点に驚かされた。特に、赤ちゃんの口にご飯を突っ込むような場面は衝撃的だった。見終わった後、胸にずっしりと重い感情が残った。
非常に印象に残る作品でした。野村監督と松本清張のコンビは、これまで一度もハズレがありません。岩下さんは、以前観た『疑惑』とは真逆の役柄で、改めてその凄さを感じました。主演の緒形拳さんも見事でした。
救いがなく、後味の悪いストーリー。
発達途上の子供たちが、最後まで何を考えているのかが不明な点が物語を引き立てており、そのために最終的に下される決断に深みが加わっている。この映像ならではの表現が、特別な結末へと導いている。
本日の巣ごもり鑑賞。
気丈で実直な妻(梅・岩下志麻)に押し切られながらも、口先だけで妾(菊代・小川真由美)を囲い、3人の子どもを持つ気弱な男(宗吉・緒形拳)。
この3人の大人の刹那的かつご都合主義的な生活の中で、実の母(菊代)に見捨てられた3人の子どもには、残酷な運命が待ち受けている。
鬼畜化していく3人の大人を演じるのは、故・緒形拳をはじめとする2人の名女優たちで、さらに周囲を支える俳優たちも豪華で、設定や役配置に一切の隙がない。
サスペンス映画の模範と言える、重厚で濃密な名作。
#DVD#記録
衝撃的でした
子供たちの境遇があまりにも過酷で。
軽い気持ちで観始めたため、そのショックは倍増しました。
しばらく心に残りそうです。
一般的に「胸糞映画」として真っ先に挙げられてもおかしくない、非常に刺激的で素晴らしい作品です。
夫婦のことを理解できる自分が怖い。役者の演技があまりにも上手すぎるせいだと思いたい。