1983年7月16日に公開の映画「探偵物語」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「探偵物語」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
探偵物語が視聴できる動画配信サービス
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探偵物語のあらすじ
新井直美は、父親に呼ばれて1週間後にアメリカへ旅立つ予定の女子大生だった。しかし出発が近づくにつれ、不安は増していく。そんな直美の様子を見た父の元秘書・長谷沼は、辻山という名の探偵に直美のボディガードを依頼する。三十代の彼は直美にとって“完璧なおじさん”のように映る。しつこく付きまとう辻山に辟易しつつも、不器用で人間味あふれる彼の温かさに胸を開く直美だった。ところが辻山の身辺に大事件が飛び込んでくる。辻山の元妻・幸子がヤクザの跡取りを殺した疑いをかけられ、彼女は辻山のアパートへ逃げ込んできたのだ。ヤクザの追っ手が迫る中、直美の機転で三人は脱出に成功。やがて自分の家に辿り着き、幸子の話を聞いた直美は彼女の潔白を信じ、持ち前の正義感と少しの冒険心も手伝って、幸子を家に匿い、辻山とふたりで真犯人を探すことを決意する。直美はやがて、不思議なほど辻山に惹かれている自分に気づく。いやだわ、あんなオジン。年も離れすぎているし、身長も体格も違いすぎる。でも…
探偵物語の詳細情報
「探偵物語」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
探偵物語を無料で見る方法は?
「探偵物語」を無料で視聴するなら、「DMM TV」「U-NEXT」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
「Dailymotion」「Pandora」「9tsu」「Torrent」などの動画共有サイトで無料視聴するのは避けましょう。これらのサイトには、著作権者の許可なく違法にアップロードされた動画が多く存在し、利用者側も処罰の対象となる可能性があります。
感想・レビュー
主題歌が印象的で、映像を楽しむことができました。
鏡が大胆に割れるシーンが印象的で、
薬師丸さんが果敢に壁を登る姿が印象深いです。
男女の少し色気のあるシーンも魅力的でした。
ある人には懐かしい思い出で、
またある人には想像が難しいファンタジーです。
私自身は後者の方でした。2025年には(風俗的にもコンプライアンス的にも)見ることが難しそうな場面が多かったですが、退屈することなく、ただただ夢中になれるサスペンスラブストーリーの世界に引き込まれました。
80年代のアイドル映画特有の魅力だと感じました。
最後まで見終わった後、やはり「Wの悲劇」の方が好きだと再確認しました。
タイトルロゴの「探偵物語」の「偵」の字が異なるフォントなのは、何か理由があるのでしょうか?
薬師丸ひろ子の魅力が光る
アイドル映画としての完成度が高い
肩幅パッド全盛期の雰囲気
密室トリックは少しお粗末だが、こんなものだろう
唐突に小津安二郎の雰囲気が漂う
秋川リサがしっかりと脱いでいる
#薬師丸ひろ子
小説を通じて赤川次郎の作品に触れたことがあり、出演者に興味を持ってWOWOWで録画をしました。1回目、2回目と視聴する中で、松田優作へのリスペクトを感じます。DVD-BOXの『幽霊列車』シリーズでも、おじさんと女子大生の絶妙なコンビネーションが印象的です。薬師丸ひろ子の服装、行動、そして声の高さや大きさは全て可愛らしく、松田優作は少し天然な中年役を演じながらも、直美が捜査で叱る姿は本当にカッコいいです。2人の明るさや身長差、距離感が捜査を進めるにつれて変化する様子を楽しんで見られます。財津一郎の温かみのあるヤクザミステリーや、辻山の部屋での2人きりの会話など、ミステリーの流れが急に変わる瞬間には驚かされます。さらに、岸田今日子の存在感が作品に深みを与え、本編は単なる甘さに留まらない魅力を持っています。
昔はつまらない映画だと思っていたが、今改めて観ると、薬師丸ひろ子がヒロインなのにあまりにも子供っぽくて、誰にも相手にされないところに笑ってしまった。また、優作の金狼の個性を消した平凡な中年感も、逆に違和感を生んで面白いのかもしれない。
設定やストーリーの進行、思考の捉え方など、すべてが現代とはずれていて面白いですね。
薬師丸ひろ子の高い身体能力には驚かされました。太鳳ちゃんに匹敵しますね。
テーマソングもかっこいいです!
主題歌は大滝詠一の作曲。薬師丸ひろ子が演じるヒロインの少女らしさが強く出て、少し引いてしまう部分もある。ただ、同世代の作品と比べれば『雪の断章』ほど強烈には感じない気がする。冒頭でヒロインがいきなり平手打ちされるシーンには、つい笑ってしまう。驚いたのは音楽が加藤和彦であること。主題歌との組み合わせが意外で、いったいこの映画がどんな方向へ進むのか興味が湧く。
切り返しを使わない演出がどう機能するかを探るとき、松田優作の部屋での問答からキスシーンへと至る場面を長々と描くのは、切り返しを使わない=反米的な作風が怠惰さへ直結しているという印象を与える。原作自体の話がそもそもつまらないのかもしれないが、相米慎二と澤井信一郎の手腕は別格だ。とはいえ、松田優作と薬師丸ひろ子、さらには角川映画の俳優陣にはどうしても好感が持てず、岸田今日子の存在感に目がいってしまう。侵入と脱出を主題とする描写も、現状の演出としてはそこまで強く響かない気がする。結局、カット割りの制約が作品の鋭さを削いでいるようだ。
薬師丸ひろ子のオールナイト35mm上映が行われる中、彼女が木をよじ登り、2階の窓から自宅に「侵入」するシーンから物語がスタートします。本作において「侵入」は重要なテーマです。ある人物が部屋にいる中、別の人物が大胆に、または静かにその空間に入ってくる。このように、誰かが入ると必ず別の誰かが退出し、映画はこの出入りを通じて前進していきます。特に印象的なのは、終盤のアパートのシーンで、薬師丸ひろ子が部屋を出て、松田優作が残る瞬間のピン送りです。この二人の「距離の変化」も本作のキーコンセプトであり、冒頭では互いに追いかけあう様子から始まり、最終的に距離がゼロになり、その後離れることで物語が終息します。また、仙元誠三による撮影の素晴らしさも再確認させられます。特に、電話で住所を確認する場面では、大きな窓から差し込む光が、煙草を燻らせる男の姿を照らし出し、立ち上る煙が印象的に捉えられています。他にも、鏡を使った車の事故シーンのロングショットは記憶に残ります。長回しの中で、適切なタイミングで動き出すカメラワークが心地よい。中年男性と女子大生という設定にはやや不快感を感じることもあるが、松田優作の存在感によりそれがあまり気にならないのが不思議です。
女子大生の新井直美は、父親がいるアメリカへ一週間後に旅立つ予定だ。ある日、直美は憧れのサークルの先輩・永井に声をかけられる。永井は海辺の店でペンダントを二つ購入し、一つを直美に贈る。その後、いつの間にか二人はホテルの一室にいたところ、直美の伯父を名乗る男が現れ、永井を追い出してしまう。この男・辻山秀一は私立探偵で、直美の父の元秘書・長谷沼から彼女のボディーガードとして雇われていたのだ。
赤川次郎の作品は多く読んでいるはずだが、この作品の記憶は薄い。薬師丸ひろ子と松田優作のビジュアルだけで満足感を感じてしまった。決して無愛想ではなく、優しい辻山と、今風の良いところを持っているお人好しの直美のキャラクターが魅力的だ。二人がダンスを踊るシーンでは、身長差が絶妙で、切ない雰囲気が漂っている。
松田優作の少し優しすぎる演技の普通さが良いし、薬師丸ひろ子の真剣さも好感が持てる。脇役の岸田今日子さんはその存在だけで素晴らしい。ラストシーンの会話がないところが印象的で、二人の主演の演技に引き込まれた。
薬師丸ひろ子がまさにミューズのようだった。
ファッションが抜群に素敵だった。