1976年11月13日に公開の映画「バルカン超特急」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「バルカン超特急」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
バルカン超特急が視聴できる動画配信サービス
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バルカン超特急のあらすじ
ロンドン行きの大陸横断超特急が、バンドリカで雪崩に遭遇し立ち往生する。乗客たちは仕方なくホテルに一泊することに。真夜中、ホテルでは殺人事件が発生し、事情を知らない乗客を乗せて翌朝列車は出発。しかし、今度は老婦人が忽然と姿を消す。誰もが彼女が最初からいなかったと言う中、アイリスだけは彼女を見たと主張する。
バルカン超特急の詳細情報
「バルカン超特急」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
監督 | アルフレッド・ヒッチコック |
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脚本家 | シドニー・ギリアット |
出演者 |
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カテゴリー | 映画 |
ジャンル | サスペンス |
制作国 | イギリス |
公開日 | 1976年11月13日 |
上映時間 | 98分 |
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感想・レビュー
意外とコミカルで笑えた。クリケット好きの二人組が主人公かと思っていたが、中盤まで誰が主人公なのか分からない展開だった。アクションは時代の空気をよく感じさせ、緊張感もあってハラハラした。最後は、情報がすべて開示されなくても、物語の伏線が自分の解釈で自然と結びつき、すっきりした。ヒッチコックはこれまで『サイコ』と『鳥』しか観たことがなかったが、他の作品も非常に良く、視野が一気に広がった。
おお、『フライトプラン』の元ネタかもしれない。現代の視点で観ると古さは否めないが、物語の構成はよく練られており、古典作品として楽しむ価値が十分にある。
とても面白かった。終盤へ向かうにつれてテンポがぐんと上がり、列車のようにゆっくり出発した物語が徐々に加速していく感覚だった。ラストへ到達するまでの流れが美しくまとまっている。前半は古畑任三郎シリーズ第3作「古畑風邪をひく」の回を思わせる。クライマックスの銃撃戦はウェス・アンダーソン風の演出で、シリアスな展開の中にもコメディの気配が漂い、腕を撃たれてもあの無表情さを崩さないところが印象的。演出にはどうしてもヒッチコックの影響を感じる。クリケットが大好きで不憫なイングランド人の二人組が好きだったことから、案の定その後もこの二人組は十数作品以上に登場する人気キャラクターであることが分かる。
とても楽しめました。
サスペンスだけでなく、コメディやアクション、ロマンスもふんだんに盛り込まれていて、満足感がありました。
キャラクターの描写が丁寧で、理解しやすかったです。
最初は軽薄な男と思われたギルバートですが、実は頼りになる一面を持っており、そのギャップが嬉しかったです。
また改めて観たいです。
様々なシーンがありますが、やはり最後の場面でギルバートが「しまった、暗号メロディーを忘れた」と言い、アイリスが「えっ、どうするの」と問いかけるところが印象的です。その時、外務省の一室の方からピアノでメロディーが聞こえてきます。2人は不思議に思いながら扉を開け、「ミス・フロイ!」と呼びかけます。
このシーンは映画を観たことがない方には理解しづらいかもしれませんが、私にとっては非常に印象深い瞬間でした。さすがヒッチコックですね。
コメディとサスペンスのバランスが絶妙で、伏線回収の美しさが光る。
卓越した脚本が生む、列車を舞台にしたサスペンスはハラハラドキドキさせる。
時代感を漂わせつつ、全体は極めて魅力的だ。
緻密なサスペンス・ミステリを期待していたが、荒削りでアクション盛りだくさんの展開詰め放題という導入だった。ジオラマを使った駅の遠景から街並みへとズームインする場面、汽車が疾走するショットは格好良かった。婦人がいなくなるまでのテンポはやや遅めだったが、若い女性が疑心暗鬼に陥っていく様子は不気味で楽しかった。イタリア人マジシャンをボコボコにするシーンには置いてけぼり感があったものの、当時のコメディ感も感じられた。結局、ホテルの場面が一番印象に残った。テーブルの上に立ってシャンパンを飲み、好き放題するお嬢さんと、それを取り囲む使用人たちの描写。列車の中でも緊張感は続いた。)
サスペンス要素に銃撃戦、ロマンス、個性的なキャラクターが織り交ぜられた華やかな印象の作品です。列車を舞台にした作品の元祖とも言えるかもしれません。王道の展開を踏襲しつつ、満足感の高い作品に仕上がっています。
初期ヒッチコックの再評価は、実に楽しい体験だ。1938年という時期にして、彼はこのジャンルの到達点を示したと言っていい。おおよそこの先のサスペンス映画の未来を、ある程度まで形作ってしまったのではないか。とはいえ、固く定義されたキャノンや教科書的な語り口には似つかわしくない。考えれば展開はデタラメに見える部分もあるが、飛躍と連結を首の皮一枚で保つその技は、いわば離れ技の域だ。特筆すべきは、ミス・フロイが逃走する末尾の小さなジャンプのような動き、主演二人のブランデーには睡眠薬が入っていなかったという事実に対してアイリスが眠らず体操を続ける場面、そしてギルバートが列車内の隣室の扉をかちゃりと開けて知らせる瞬間だ。さらに、奥の扉を開けたら彼らが体操しているという、緊迫のクライマックス。その思いつきには驚かされるばかりだ。ギルバート役のマイケル・レッドグレーヴは、ヴァネッサの父親役としても知られている。
元祖列車スリラー。
銃撃戦はあっさりした印象でしたが、ストーリーは魅力的で、キャラクターたちも個性的でした。今観ても楽しむことができる作品です。
2025年115本目。