1999年12月4日に公開の映画「地雷を踏んだらサヨウナラ」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「地雷を踏んだらサヨウナラ」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
地雷を踏んだらサヨウナラが視聴できる動画配信サービス
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最終更新日
地雷を踏んだらサヨウナラのあらすじ
1972年、内戦が激化するカンボジア。銃声が鳴り響く中、一台のニコンを手にした男がシャッターを切り続けている。彼の名は一ノ瀬泰造、25歳のフリージャーナリストだ。キャパや沢田教一に影響を受け、戦場カメラマンを目指してインドシナ半島を巡るうちに、解放軍の“聖域”〈アンコール ワット〉を撮影することに魅了されていく。「うまく撮れたら、東京まで持って帰ります。もし、地雷を踏んだらサヨウナラ」と記した彼は、死の直前に何を見つめていたのか……。
地雷を踏んだらサヨウナラの詳細情報
「地雷を踏んだらサヨウナラ」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
監督 | 五十嵐匠 |
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脚本家 | 丸内敏治 五十嵐匠 |
出演者 | ソン・ダラチャカン ロバート・スレイター 川津祐介 市毛良枝 浅野忠信 矢島健一 羽田美智子 |
カテゴリー | 映画 |
ジャンル | ドラマ 戦争 |
制作国 | 日本 |
公開日 | 1999年12月4日 |
上映時間 | 111分 |
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感想・レビュー
戦場カメラマンがアンコール・ワットの魅力に心を奪われ、写真を撮るため現地へ向かう。実話を基にした映画。
タイゾーはなぜこれほどまでにアンコールワットに執着したのか、その背後には使命感があったのだろうか。それは何かの解放を求めるものだったのかもしれない。彼はカンボジアの一部だという意識を持っている。
一方、ティムもまたその影響を受けていたのか。子供は一体どうやってあの木に登ったのだろうか。
地雷をテーマにするなら、どこかで四肢が欠損するシーンがあってもよかったのではないかと思った。タイゾーの死生観の曖昧さやその危うさには、不安を覚えた。
親友である教師がなぜ殺されてしまったのか、理解に苦しむ。ゲリラに処刑されるシーンでの鍬は、非常に不快だった。ドラゴン怒りの鉄拳の結末と似た感覚が残った。
「戦争の写真って、いったい何の意味があるんだろう。人が苦しんでいるのに」と子どもの頃は思っていた。歳を重ねてその意味がわかるようになった気がしていたけど、この映画を見てまたわからなくなってしまった。
そういえば、あの場面をまだ観ていなかったことに気づく。
自分の命をかけてでも体験したいこと、見てみたいものがあるそんな感覚は、いったいどんなものなんだろう。ラストもおそらく半分は願望が混じっている。あれはもう彼にしかわからないことだけれど、戦場カメラマンになってから私の中に芽生えたものだと思う。やはりソッタのときが最初で、チャンナのときにそれが決意へと変わったのだろう。
私は、最初から「〜になりたい!」という最終目標を強く掲げるタイプではない。むしろ「〜が好きだから続けたい」「始めてみよう」「もっと上手になりたい」と段階を踏んでベターを選んでいくうちに、自然と目標が生まれるタイプだ。経営者志向のように「〜な社会にしたい!〜を成し遂げたい!」という感覚の人の気持ちは、私にはなかなか理解できない。もしかしたら大間違いかもしれないが、そう思うことにしておく。
ご両親が現地まで出向いて確認してくれたことが、いちばん胸が痛かった。アンコールワットの近くで木の下に埋めてくれたこの選択をした彼を、親は認め、応援し、受け入れてくれた。その深い愛情を、私は強く感じる。
恥ずかしいことに、一ノ瀬さんの名前すら知らなかった。
無知は良くないことだろうか。
命を賭けるほどの価値のある仕事なのだろうか。
戦争の悲惨さを伝えるために記録を残すことは極めて重要だが、果たして海外から取材に行く必要があるのか、深く考えさせられる。
一ノ瀬泰造は、1973年に内戦が続く中、アンコールワットに向かい失踪した。彼はクメールルージュによって命を奪われた。
26歳という若さは、あまりにも早すぎる。
若い頃、映画館でこの作品を観ました。その他にも、類似のドキュメンタリーを単館で観た記憶がありますが、詳細はあいまいです。
こうした戦場で活躍した写真家を題材にした作品は多く、流行していたのかもしれません。
若い頃、ロバート・キャパや沢田教一の写真展もあり、写真集を買った記憶があります。探せば、今もどこかにあるでしょう。
ロバート・キャパは、最期に地雷で命を落とし、40歳でベトナムにて。沢田教一もカンボジアで銃撃に遭い、34歳で亡くなりました。彼らは自ら死地に赴き、若くして名を刻みました。
一ノ瀬泰造は、彼らと比べると評価や実績は地味ですが、憧れや対抗心があったのかもしれません。
敢えて危険な地に身を置き、その中でしか生きている実感を得られなかったのか。若さゆえの渇望やギラギラ感があったでしょう。
周囲は止めようとしたはずですが、彼には聞く耳がなかったのかもしれません。若さゆえの暴走、アンコールワットに対する情熱が、彼を突き動かしていたのでしょう。
生き方、人生の使い方はその人に与えられた特権だとは思いますが、親としてはつらい思いをしたことでしょう。私も二人の息子がいる身ですので、一ノ瀬泰造の両親も、もう少し彼に命の大切さを教えておけばよかったのでは、と思います。ただ、こうしたことは誰にもわかりません。
今、一定の年代に達した私から見ると、半生を惰性で生きている自分と比べると、彼の生き様はどうだっただろうかと考えます。
日常に楽しい瞬間はあるものの、映画を改めて観てみると、あまり出来が良いとは言えません。けれども、浅野忠信はとにかく若い。
一ノ瀬泰造の26歳の生き様を、私は評価したいと思います。
正常性バイアスや戦争、そして死に対する慣れが進むことで、非日常が次第に日常へと変わっていき、最終的には後ろ盾を忘れてしまう。
また、浅野さんの演技が少し現実感に欠けるのは、意図的なものなのかもしれない。
FUNANを観賞した後の感想です。
実際の事件を基にしているため、最後のエンドロールは非常に胸に響きました。
銃器だけが殺しの手段ではなく、地雷のように無差別に命を奪う道具もあるのです。
考えられない出来事ですが、最近の歴史として捉えると身近に感じることがあります。
このような悲劇は決して繰り返してはいけないと強く思いました。
彼らには生き続けてほしかったです。
一ノ瀬泰造の原作を基に、五十嵐匠が監督を務め、浅野忠信が一ノ瀬泰造を演じたチームオクヤマ製作の意欲作。試写にて。