ドゥ・ザ・ライト・シングはどこで見れる?今すぐ視聴できる動画配信サービスを紹介!

4.3
ドゥ・ザ・ライト・シング 映画

1990年4月21日に公開の映画「ドゥ・ザ・ライト・シング」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「ドゥ・ザ・ライト・シング」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。

ドゥ・ザ・ライト・シングが視聴できる動画配信サービス

現在「ドゥ・ザ・ライト・シング」を視聴できる動画配信サービスを調査して一覧にまとめました。以下のVODサービスで「ドゥ・ザ・ライト・シング」が配信中です。

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最終更新日

ドゥ・ザ・ライト・シングのあらすじ

スパイク・リーが脚本・監督・主演を務めた社会派ドラマ。舞台はブルックリンの黒人街ベッドフォード・スタイヴェサントで、さまざまな人々の日常を追いながらアメリカ社会が抱える人種問題に迫る。)

ドゥ・ザ・ライト・シングの詳細情報

「ドゥ・ザ・ライト・シング」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。

監督
脚本家
出演者
カテゴリー
ジャンル
制作国 アメリカ
公開日 1990年4月21日
上映時間 120分

ドゥ・ザ・ライト・シングを無料で見る方法は?

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映画

感想・レビュー

  1. 中西智代梨

    日本で公開されてから35年。何度見ても新たな発見がある。ブルックリンの蒸し暑い一日という出来事に、多くの社会問題が凝縮されて描かれている。米国映画では、時に自分が思っている以上に人種差別の壁が高いことを痛感させられる。ムーキーやラジオ・ラヒームのファッションは今見ても格好良く、音楽も最高だ。

  2. 河野助三郎 河野助三郎

    HIPHOPが好きなら、2PacやNWAの伝記映画を見る前に、これを観ろ。

  3. けいやん

    物語やエンターテインメントとしての価値は低いと感じざるを得ないが、特定のシーンは興味深く、現在もなお鋭い問題提起を行っている。

  4. 浩史 浩史

    積み重なった憎しみが生む間違った正当性。ラジオラヒーム、ピノ、バギンアウトといった群像の視点を通じて、人種間のフラストレーションが長年積み重ねられた社会構造の問題として浮かび上がる。誰もが内に秘めた差別意識を、はらわたを焼くような怒りへと変換してしまうさまを、時代背景と交差させながら緻密に描く。最後のスピーチが連続する場面は特筆に値する。キング牧師の非暴力の理想と、現実世界における必然的暴力を解くマルコムXの視点をめぐる対比は、私たちが目指すべき世界像を問う。とはいえ、現実には悪と認識する力に対して自衛の戦いが避けられない瞬間もあるそれをも明瞭に示してくれる。色彩、テンポ、キャラクター配置、カメラワーク、音楽と映像の編集といった要素が全体を一枚岩のように結びつけ、世界を単純な視点で終わらせず、広い視野でとらえた名作となっている。群像劇好きには特に響く作品で、サミュエル・L・ジャクソンの登場だけで胸が高鳴る。正直、名作と呼んで差し支えない完成度だ。

  5. いしぐり崇之

    Da Mayor: Always make the right choice.
    Mookie: Is that all?
    Da Mayor: That’s all there is.
    Mookie: Understood, I’m outta here.

  6. JOJO

    人間はなぜ、見た目や習慣の異なる他者を差別してしまうのか。その愚かさはどこから来るのか。黒人に対するヘイト、家父長制、ジェンダーの問題、知的障害者への偏見など、さまざまな差別をテーマにしたこの作品は、怒りや笑い、切なさを交えた群像劇です。青年弁護士バラク・オバマ(後の米大統領)が、同僚のミシェル(後の夫人)と初デートで共に観たというエピソードも興味深い。スパイク・リー監督の情熱が溢れる傑作です。

    レビューを書いている中で、「ホームタウン事業」というアフリカ各国との交流推進構想が、黒人差別や排外主義を背景にした抗議運動によって撤回されたというニュースに接しました。共生や国際協力の理念が揺らいでいる今こそ、多くの人にこの作品を観てもらいたいという思いが強まります。

    舞台はニューヨーク市ブルックリンの黒人居住区。そこでは、白人の黒人に対する差別が日常的であり、黒人同士でもヒスパニックや韓国人との対立が見られました。また、差別によるストレスが「さらに弱い者」たちへの攻撃として現れることも多かったのです。

    一方で、差別に対する抗議の動きも高まっています。ある者はイタリア人経営のピザ屋に怒りをぶつけ、またある者はヒップホップを大音量で流し続け、黒人解放を訴えました。これに反発する白人たちも増え、連日の猛暑の中で彼らの苛立ちは極限に達し、理性を失う結果となります。作品はこのような状況を巧みに描いています。

    全ての登場人物が異常な状況に置かれ、ヘイトや暴力、偏見やデマが横行しています。パワハラや弱者へのいじめ、父権主義、障害者差別など、悪習を受け流して生きることの虚しさを思い知らされます。自分自身も同じように差別意識を抱えていると感じさせられ、「人間とはこういう生き物なのか」とスパイク・リーの嘆きが聞こえてくるようでした。

    ピザ屋での暴動の直前、メイヤー老人の発言はキング牧師、ムーキーの行動はマルコムXを暗示しています。ラストシーンでは、非暴力を訴えるキングと、暴力を容認するマルコムの言葉が同時に表示され、スパイク・リー自身の内面の葛藤が伝わってきます。

    心に深く響く作品で、感動しました。

    追記として、この映画を通じて「マイノリティの不可視化」という深刻な差別の形を学びました。アメリカの歴史教科書が白人の移住歴は残す一方、黒人のルーツには触れないことにより、その存在が見えなくなっています。日本でも在日コリアンやアイヌ、沖縄などが同様に扱われています。LGBTQもまた然りです。
    この観点から、「黒人の写真が飾られていないのは差別だ」とピザ屋に抗議したバギンの主張は、たとえチーズの量への不満から来たものであっても、「黒人の不可視化」に対する重要な指摘だと思えました。最初はバギンの文句のように感じたものの、見終えた後にその見解が違っていたことに気づきました。

    スパイク・リーが作り出したこの作品が、さらなる学びをもたらしてくれたことに感謝します。

  7. 岡田倫太郎 岡田倫太郎

    いろいろ考えさせられる映画だった。起こりそうで起きない展開の導線が、じりじりと続くように作られている。観ながらどう展開するべきかを思い続けたが、解は浮かばない。澱のように蓄積した憎しみの前には、すべてが無力に感じられるのだろうか。

    それでも、愛と憎しみは反対の感情だと言われるけれど、愛があるからこそ憎しみも生まれるのだと私は思う。日本にも外国人が増えつつある今、こうした暴動が起きない理由は、愛も憎しみもなく、ただ無関心でいるからなのではないだろうか、と思ってしまう。とはいえ暴動は避けたい。将来がどうなるかは、まだわからない。

  8. 淋しい熱帯魚 淋しい熱帯魚

    この作品は、街に長く蓄積された鬱憤が爆発する瞬間を描く。アフリカ系住民が多く暮らす地域で、店を開く黒人経営者はほとんどおらず、彼らは雇われの立場にとどまる。黒人が暴力や死と結びつく出来事が日常として語られる世界。客として来たはずの人物が、黒人だからと長男をヘイトする場面もある。現実を内面化しすぎて心を擦り減らし、なぜかいつもイライラしている自分を嫌悪する人々。黒人を嫌いだと公言する中年たちがいて、貧困と店を持てない事実を自分たちの問題として受け止めようとする風潮もあるが、実際には差別構造の結果として生まれた現実だ。資金を持つ者が新たに店を構え、貧しい街で働く人々にはスタートラインさえ違うそんな格差が背景にある。こうしたストレスが蓄積され、怒りの火種が低くなる中、チーズの量が少ないことに異常なまでに腹を立てるジョーダンという人物が登場する。彼は壁にアフリカ系の写真がないことにも腹を立て始めるが、その怒りの本質は街の存在感の欠如と象徴の不在にあると見える。ただの難癖にとどまらず、本当の問題を解決せずに喧嘩へと発展していく。ムーキーが好むピザ屋の弟に握手を求められても、白人ヘイトを理由に無視する。最終的には、表面的な「ムカつく」という感情だけが広がり、皆で大喧嘩に突入。結果として、アフリカ系の若者たちも周囲を睨みつけ、恐怖の表情を浮かべる。白人の差別が黒人の怒りを生じさせ、それが白人へのヘイトへと連鎖し、さらに白人以外の人種にも黒人=暴力という偏見が伝播して恐怖を生むこうした連鎖は、暴力や激怒を生み出すだけで、解決には結びつかない。被害が次々と増えるタコツボ現象を見事に描き出している。一方で、ブラック・クランズマンと比較すると見やすさには差があるとも言える。スパイク・リーの怒りと、登場人物たちの「もういい加減にしてほしい」という叫びは強烈に伝わる。筆者の思想はボールドウィンと近いのではないかという印象も残る。

  9. 石田彰

    黒人が制作した人種差別をテーマにした映画ですが、黒人への差別だけでなく、イタリア系、南米系、アジア系、さらには黒人が見る白人に対するものなど、人類全体に存在する消えない差別意識を描いています。今もなお根深いこの感覚は、やはり永遠の問題といえるでしょう。日本人は島国で単一民族のため、実感しにくいかもしれませんが、最近では外国人移民に対する厳しい意見も増えてきています。これは当事者にしか理解できないことかもしれません。しかし、オープニングのダンスは少し長すぎると感じました。

  10. 山下和雄

    非常に魅力的な作品でした。
    監督のスパイク・リーが黒人としての経験を通じて考えたことを、作品に反映させているように思いました。
    ラストもかなり衝撃的でした。