ドゥ・ザ・ライト・シングはどこで見れる?今すぐ視聴できる動画配信サービスを紹介!

4.3
ドゥ・ザ・ライト・シング 映画

1990年4月21日に公開の映画「ドゥ・ザ・ライト・シング」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「ドゥ・ザ・ライト・シング」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。

ドゥ・ザ・ライト・シングが視聴できる動画配信サービス

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最終更新日

ドゥ・ザ・ライト・シングのあらすじ

スパイク・リーが脚本・監督・主演を務めた社会派ドラマ。舞台はブルックリンの黒人街ベッドフォード・スタイヴェサントで、さまざまな人々の日常を追いながらアメリカ社会が抱える人種問題に迫る。)

ドゥ・ザ・ライト・シングの詳細情報

「ドゥ・ザ・ライト・シング」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。

監督
脚本家
出演者
カテゴリー
ジャンル
制作国 アメリカ
公開日 1990年4月21日
上映時間 120分

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ドゥ・ザ・ライト・シングを無料で見る方法は?

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ドゥ・ザ・ライト・シングのよくある質問

Q
映画『ドゥ・ザ・ライト・シング』のあらすじは何ですか?
A

『ドゥ・ザ・ライト・シング』は、ニューヨーク市ブルックリンを舞台にした映画で、猛暑の一日が描かれます。サルのピザ店を中心に、移民や黒人住民との間で緊張が高まる中、人種や社会の問題が浮き彫りになります。最終的に暴動が発生し、コミュニティの沈黙と行動について考えさせられる作品です。

Q
『ドゥ・ザ・ライト・シング』の監督は誰ですか?
A

『ドゥ・ザ・ライト・シング』の監督はスパイク・リーです。彼はこの作品で、アメリカ社会における人種問題を鋭く描き、多くの評価を受けました。スパイク・リー自身も出演しており、重要な役割を果たしています。

Q
映画『ドゥ・ザ・ライト・シング』に登場するキャラクターの魅力は何ですか?
A

『ドゥ・ザ・ライト・シング』では、多様で複雑なキャラクターたちが登場します。例えば、ミーキーはピザ配達員としての視点で物語を進め、一見何気ない日常においても深刻なテーマが潜むことを象徴しています。キャラクターの多様性がこの作品の深みを増しています。

Q
『ドゥ・ザ・ライト・シング』の制作裏話を教えてください。
A

『ドゥ・ザ・ライト・シング』は、実際にブルックリンのベッドフォード=スタイベサント地区で撮影されました。猛暑の設定でしたが、実際に非常に暑い中での撮影が行われ、キャストとスタッフは体力的にもチャレンジを乗り越えたとされています。

Q
『ドゥ・ザ・ライト・シング』のテーマは何ですか?
A

『ドゥ・ザ・ライト・シング』のテーマは、人種間の緊張とその影響です。作品全体を通じて、日常生活に潜む差別や不平等、そしてそれが引き起こす怒りや暴動といった問題をリアルに描写しています。このテーマは現代においても重要なメッセージを持つとされています。

ドゥ・ザ・ライト・シングの感想のAI要約

「ドゥ・ザ・ライト・シング」は、ブルックリンの黒人居住区を舞台に、人種間の摩擦と社会問題を鋭く描いた作品です。公開から35年を経てなお、新たな視点を提供し、多面的な問題を考察させられます。登場人物たちの葛藤や不満がストレートに伝わり、特に憎しみの積み重ねが生む暴力の理論を、ムーキーやラジオ・ラヒームなどを通じて浮き彫りにします。キング牧師とマルコムXの理想が対比され、観客に深く考えさせるラストシーンは圧巻です。スパイク・リーの情熱が込められたこの作品は、すべての人に観てもらいたい必見の名作です。音楽やビジュアルも印象的で、確かな完成度を誇ります。

ドゥ・ザ・ライト・シングの感想・評価

  1. ぽん ぽん

    「正しい」とは立場によって基準が異なるから、人種問題は絶えないのだろう。個人的には、特定の集団に対する決めつけや偏見が理解できずモヤモヤする。でも、そのモヤモヤこそが人種問題の根底に潜む原因なのかもしれない。

  2. うい うい

    むかし古本屋で、なぜかパンフレットだけ買って観ていなかったもの。(謎) それぞれの人物の立場で見れば、どれもドゥーザライトシングの視点に近いのかなと思って落ち込む。偏った情報を見せるのに、偏りのない見せ方をしていないから、かえって考え込んでしまうね。エンドロールの名言たちさえ、ボールを投げつけられたように感じる。どの時代にも沁みる言葉だろう。メモ:ラジオのラヒームのTシャツは「do or die」

  3. 水依 水依

    ロス暴動の前に公開されたにもかかわらず、暴動が発生した。映画は一体何を成し得るのか。

  4. ホロホロ ホロホロ

    画面を貫く赤とオレンジの暖色が、熱気と緊張を視覚で表現する。汗だらけの肌と激しい苛立ち。 この「暑さ」は、アメリカ社会における人種間の緊張を象徴する強力な比喩だ。

    誰もが限界ギリギリまで追い詰められる。言葉の端 offensive なやり取り、踏まれたスニーカーの擦れる音、大音量のラジカセ。普段なら笑い話で済ませられる火種が、この異常な熱気の中では爆発へと繋がる。
    観客は、物語が進むにつれて「何かが起こる」のを待つのではなく、「爆発しなければ終われない」という生理的な圧迫感を共有する。

    物語の発火点となるのは、サル(ダニー・アイエロ)のピザ屋の壁に並ぶイタリア系有名人の写真だ。黒人地区で商売をしているのに、なぜ黒人の英雄(マイケル・ジョーダンやマルコムX)を飾らないのかと、バギン・アウトは怒る。これは単なるインテリアの趣味の話ではない。文化的な植民地支配への抵抗を象徴する抗議だ。

    サルにとって店は「俺の城(私有財産)」だが、住民にとっては「俺たちのコミュニティ(公共空間)」である。この所有権の認識のズレこそ、悲劇の根源だ。互いに「自分が正しい(Do the Right Thing)」と信じているからこそ、この対立は容易には解消されない。

    クライマックスは、警官によるラジオ・ラヒームの絞殺という衝撃の場面。後のエリック・ガーナー事件やジョージ・フロイド事件を連想させる、現代社会を揺さぶる描写だ。ムーキーはサルの店にゴミ箱を投げつけ、暴動の火種を作り出す。
    なぜ、恩義ある雇い主の店を壊したのか答えは明白だ。彼はサルを殺させず、暴徒の怒りを「人(サル)」から「物(店)」へ逸らすことで、生き残りを図ったのだ。もし何もしなければ、怒れる群衆はサルと息子たちをリンチしていただろう。ムーキーの行為は、暴動を煽る側面を持ちつつ、緊急時の人命救済でもあった。

    それが、あの瞬間の彼にとっての「Do the Right Thing」だった。

    ラジオ・ラヒームが両手にはめた「LOVE」と「HATE」のリング。彼が語る「愛と憎しみの対立」の寓話は、この映画の核を貫くテーマだ。右手の愛が左手の憎しみをKOする、という説を彼は語る一方で、憎しみの力(警察の暴力)によって命を落とす。彼の死は暴動を生み、翌朝にはサルとムーキーの間に奇妙で気まずい停戦が訪れる。憎しみ(破壊)がなければ、新たな関係(再生)は始まらなかったこの現実は、あまりにも痛い。

    映画のラストで、暴力反対を唱えるマーティン・ルーサー・キング・ジュニアと、自衛のための暴力を肯定するマルコムXの言葉が引用され、二人が笑顔で握手する写真が画幕を閉じる。しかしスパイク・リーは、どちらが正しいかを一方に決めつけない。「非暴力だけでは現実は変わらないが、暴力だけでは未来は作れない」という矛盾する二つの真実を、観客へそのまま突き付ける。どちらかを選ぶことを許さず、その葛藤の中で生き、考え続けることこそが、私たちがすべき「Right Thing」なのだ。

    『ドゥ・ザ・ライト・シング』は公開から30年以上を経ても色あせず、現代社会の分断を新たな視点で予見し続ける。解決策を示す教科書ではなく、私たちの良心を揺さぶり、現実を見つめ直す目覚まし時計だ。エンドロールで響くパブリック・エネミーのFight the Powerは、いまも耳に鳴り続ける。

  5. 工房の庭 工房の庭

    前半と後半で内容が大きく変わる。
    暴動の発端が非常に些細なことなのが、また現実味を帯びているのかもしれない。
    巨大なラジカセが印象的だった。
    黒人ヒップホップ文化が散りばめられていて、楽しさを感じた。

  6. るるるる るるるる

    Spike Lee の作品として、冒頭から強いメッセージ性を感じさせる点は確かだ。ただし観客の構えは、黒人運動の象徴であるキング牧師やマルコムXが登場することですぐに結論が出る系だと思わせつつも、実際には中盤まで黒人たちの日常を丁寧に描く場面が続く。その間、観客は『この映画はどこへ向かうのか』とじりじりと引き付けられる。

    しかしこの溜めこそが作品の核だ。黒人の愚かさや危うさを長く強調する描写が、白人のフラストレーションへと結びつき、終盤の暴動へと一気に観客を引き込む。終幕へ向けたこの展開が、緊張と興奮を同時に生み出す決定打になる。

    特筆すべきは、スパイク・リーが黒人像を美化せず、種族ごとの立場を平等に扱う姿勢だ。劇中の黒人は無責任で不真面目、下品なジョークで衝突を煽る場面もある。こうした愚かさをあえて描くからこそ、後半の暴動の虚しさがよりリアルに伝わってくる。黒人を被害者としてのみ描くのではなく、対話が断絶する過程を描くことで、キング牧師が指摘するように、白人による暴力の応酬で対話の余地が完全に消える現実が浮き彫りになる。

    そして最も衝撃的なのは、30年以上前の映画で描かれている『白人警官が黒人を射殺し、怒った群衆が店舗を破壊する』という構図が、今の米国でも繰り返されている現実だ。外から見る日本人の感覚としては、なぜ学習は終わらないのかと率直に思ってしまう。

    エンドロールで流れるキング牧師とマルコムXの言葉は、時を越えて過去の教訓であり続けてほしかったという願いを伝える。しかし現実は十数年、十数十年を経てもこのテーマを巡る議論を続けている。感情に流されず、冷静さと教養を保つことが、この loop から抜け出す鍵だと本作は教えてくれる。30年以上経った2026年でも、私たちに深く考えさせる映画だ。

  7. うさみみ

    BLMに関連する人種対立を先取りしていると感じ、その根深さを示す証拠とも言える内容に驚いた。コメディ要素が強い前半部分では、頻繁に極端なダッチアングルが使用され、日常生活に潜む不穏さが描かれていた。白人や黒人とは異なる勢力として登場する東アジア人の存在は、日本人の視点から見ると非常に良心的に映った。この題材にもかかわらず、比較的中立的に描かれていたように思う。「LOVE」と「HATE」のモチーフは『狩人の夜』から拝借されており、『パンチドランク・ラブ』でも同様のテーマが見受けられる。

  8. 田口愛佳

    ざらざらした感情が心に残る。
    各々が正義のために動くとき、果たして正しさはどこにあるのだろう。

  9. 96猫 96猫

    社会派映画が市井の人々を描くのが難しい理由が、この映画を見ると理解できる。自分の考えを持った瞬間、個人として独立してしまい、一般的な市井の人々とは一線を画す存在になってしまうからだ。
    この映画は、そうした独立した個々が共存する状況を寓話的に「社会」として示しており、その結果、非常に深い結論に至っている。また、スパイクリーの思想には過激な部分も見受けられるが、彼がそれから逃げない姿勢には敬意を表したい。

  10. 影造 影造

    伝えたいことはたくさんあるが、まず言いたいのは、無慈悲な偏見から生じる差別が消え、お互いを理解し合える社会にしなければならないということだ。それは非常に難しい課題かもしれないが、ただ生きているという理由で、些細なきっかけで命を失うことがあってはならない。

    この映画が全てを解決するわけではないが、お互いの価値観や「正しいこと」について考え、理解し合う努力が重要だと思う。

    混沌としたアメリカ社会の現状は、解像度が高く、残念ながら本質的な部分は変わっていないと感じる。

    また、日本でも人種差別を助長する人々が増えてきている。偏った動きに流されるのではなく、自分自身の考えを持ち、何が正しいのかを見極めてほしい。

  11. ぐんまちゃん ぐんまちゃん

    観客として第三者の立場から見ると、やり切れなさを覚える。監督は、当事者であるアメリカ人にこの作品を通じて考えてほしいと意図したのだろう。人種差別を助長する人、働かない人、不真面目な人、酒に依存する人、他者に迷惑をかける人、自己中心的な人、子どもに責任を持てない人、人を傷つける力の使い方を誤る人、障害者を排斥・蔑視する人といった人物像を描き、社会問題を提示する。エンターテインメント作品ではない。

  12. ようび ようび

    差別に反対する気持ちはシンプルに見えて、実際には長い歴史と固定観念が根強く残っており、お互いの言い分を理解し合う難しさを伴うテーマだ。小さな対立が黒人対白人の暴動へと発展する恐ろしさは、かつては仲良くやっていた関係が崩れていく描写に強く響く。重たい問題を軽やかに描こうとする手腕は見事だった。ただし、終盤までの流れがややスローで、全体としては少し退屈に感じられる場面もあった。

  13. にゃむ

    Spike Lee監督のDo the Right Thing(1989)は、灼熱のブルックリンを1日だけ追う劇。朝、イタリア系ピザ店をめぐって黒人の写真を店に飾るべきか否かが論争になり、それが暴動の引き金となる。キング牧師とマルコムXの思想を並べる場面もあるが、決定的な答えはなく、どうすればよかったのかという問いを観客に残す。店とラジカセをめぐる騒動の中、黒人と白人の緊張が露わになり、黒人コミュニティの内部分裂や有害な男性性への批判が浮かび上がる。主人公は倫理的に欠陥のある人物で、子をもうけながら家族を顧みない姿が描かれる。母親が子を殺したニュースの背景には父の不在があり、性的責任といったテーマも絡む。長男は現在の偏見を露わにするレイシストとして描かれ、マイケル・ジョーダン、エディ・マーフィ、プリンスといった黒人アイコンは別格として示される鋭い視点もある。彼はトラブルを弟やムーキーに押し付け、自分は何もしない一方で弟を思いやる一面も持つ。少しだけ登場するクラシックカーの老人は出てくるだけでこの人は嫌な奴だと分かるタイプ。画と編集のスタイリッシュさ、熱量溢れる演出が特徴で、ディスカッション映画としての深さとテンポの良さを両立する。ブルックリンの日常を通じて、偉大な黒人歌手の名が頻出する中、MJがあえて外される解釈も興味深い。

  14. 松岡禎丞

    HotとChill、日常に潜む深刻な差別問題。スパイク・リーが描く社会派ブラックコメディ。
     前半は嫌味を交えたブラックコメディで、ムーキーが一つのストリートを行き来しながら、ブラックコミュニティとイタリアピザ店との関係を描写。日常生活の中に潜む差別や対立がじわじわと高まり、後半でついに爆発を迎える。
     単純に誰が悪いかを問うのではなく、歴史的背景に深く根ざした問題を扱う。そして翌日からはまた日常が続く。
     「Wake up、Fight the power、Hot、Chill、Do the right thing」。これらの印象的なフレーズから、映画のテーマやメッセージが強く伝わってくる。目を覚まし、力と戦え、そして高まる情熱を持て。正しいことをしろとは言うが、それが暴力に至るかどうかは、キング牧師やマルコムXの言葉でも考えさせられる。
     そしてChillの重要性。映画内で神のような存在であるラブダディが発する「Hold up! Time out! Y’all take a chill!」という言葉が示すように、何事も冷静さが大切。単なる暴力では解決できない問題があることを示唆する。
     簡単に結論を出せるテーマではなく、それぞれの視点で捉え方が異なる。傑作。

  15. 池田祐太

    盛夏のブルックリンを舞台に、さまざまな人種的背景を持つ住民たちの日常を描くと同時に、アメリカ社会の根深い人種問題を鋭く照射するスパイク・リーの初期代表作のひとつ。何が凄いのかすべてを理解する必要はないが、映画としての完成度の高さは確実に伝わる。オープニングはパブリック・エネミーの曲「Fight the Power」に彩られ、黒人、イタリア系、アジア系など多様な住民が織りなすリズミカルな会話から、長年積み重ねられてきた不満が浮き彫りになっていく。盛夏のブルックリンで住民の怒りが次第に高まり、やがて爆発するクライマックスは圧巻だ。カメラワークと音楽のセンスが光り、日常の会話劇を軸にしつつ社会に根付く差別を巧みに掘り下げる掛け合いが見事。登場人物は皆自分本位だが、それを中立的な視点で描くことで観客にも考える余白を残している。

  16. Kujira

    最近、韓流に飽きたというか、30年前のヒップホップブームへ回帰している。いまもオールドスクールの名曲を聴く日々だ。

    韓国にどっぷり浸っていたころの感覚が残っていたせいか、スパイス・ガールズって誰だっけ?と思う瞬間もあったが、ちゃんと思い出してきた。

    当時から夏は異常気象で暑さが厳しく、貧困の底辺に沈むと金もなく働く気力もなくなる。にもかかわらず子どもは絶えず生まれ、同じ構造がどこも永久に変わらないのだと感じる。

    才能あふれる若手監督の画づくりは強烈で、前半は映える映像の力だけで引っ張られ、物語としては必ずしも面白く感じられない。

    しかし後半になって、『クーリンチェ』のようなリアルとフィクションが混ざる暴動描写が圧倒的だった。これが名作たる所以なのだろう。

    誰もがそれぞれの背景を抱え、それでもパズルのピースが次々と噛み合い、悲劇はあっという間に生まれてしまう。人間社会には、やはり問題が山積みだと痛感する。

  17. はるか はるか

    ジョージ・フロイド事件と同様の不正が、長い歴史の中で繰り返されてきたことが、改めて浮き彫りになる。抑圧の下で声を上げた人々の行動は、果たして正当化されるのか。彼らは何をされても正しくいなければならないのかキング牧師とマルコムXの対比に象徴されるような、正義と手段の葛藤をめぐる議論だ。

  18. 中西智代梨

    日本で公開されてから35年。何度見ても新たな発見がある。ブルックリンの蒸し暑い一日という出来事に、多くの社会問題が凝縮されて描かれている。米国映画では、時に自分が思っている以上に人種差別の壁が高いことを痛感させられる。ムーキーやラジオ・ラヒームのファッションは今見ても格好良く、音楽も最高だ。

  19. 河野助三郎 河野助三郎

    HIPHOPが好きなら、2PacやNWAの伝記映画を見る前に、これを観ろ。

  20. けいやん

    物語やエンターテインメントとしての価値は低いと感じざるを得ないが、特定のシーンは興味深く、現在もなお鋭い問題提起を行っている。

  21. 浩史 浩史

    積み重なった憎しみが生む間違った正当性。ラジオラヒーム、ピノ、バギンアウトといった群像の視点を通じて、人種間のフラストレーションが長年積み重ねられた社会構造の問題として浮かび上がる。誰もが内に秘めた差別意識を、はらわたを焼くような怒りへと変換してしまうさまを、時代背景と交差させながら緻密に描く。最後のスピーチが連続する場面は特筆に値する。キング牧師の非暴力の理想と、現実世界における必然的暴力を解くマルコムXの視点をめぐる対比は、私たちが目指すべき世界像を問う。とはいえ、現実には悪と認識する力に対して自衛の戦いが避けられない瞬間もあるそれをも明瞭に示してくれる。色彩、テンポ、キャラクター配置、カメラワーク、音楽と映像の編集といった要素が全体を一枚岩のように結びつけ、世界を単純な視点で終わらせず、広い視野でとらえた名作となっている。群像劇好きには特に響く作品で、サミュエル・L・ジャクソンの登場だけで胸が高鳴る。正直、名作と呼んで差し支えない完成度だ。

  22. いしぐり崇之

    Da Mayor: Always make the right choice.
    Mookie: Is that all?
    Da Mayor: That’s all there is.
    Mookie: Understood, I’m outta here.

  23. JOJO

    人間はなぜ、見た目や習慣の異なる他者を差別してしまうのか。その愚かさはどこから来るのか。黒人に対するヘイト、家父長制、ジェンダーの問題、知的障害者への偏見など、さまざまな差別をテーマにしたこの作品は、怒りや笑い、切なさを交えた群像劇です。青年弁護士バラク・オバマ(後の米大統領)が、同僚のミシェル(後の夫人)と初デートで共に観たというエピソードも興味深い。スパイク・リー監督の情熱が溢れる傑作です。

    レビューを書いている中で、「ホームタウン事業」というアフリカ各国との交流推進構想が、黒人差別や排外主義を背景にした抗議運動によって撤回されたというニュースに接しました。共生や国際協力の理念が揺らいでいる今こそ、多くの人にこの作品を観てもらいたいという思いが強まります。

    舞台はニューヨーク市ブルックリンの黒人居住区。そこでは、白人の黒人に対する差別が日常的であり、黒人同士でもヒスパニックや韓国人との対立が見られました。また、差別によるストレスが「さらに弱い者」たちへの攻撃として現れることも多かったのです。

    一方で、差別に対する抗議の動きも高まっています。ある者はイタリア人経営のピザ屋に怒りをぶつけ、またある者はヒップホップを大音量で流し続け、黒人解放を訴えました。これに反発する白人たちも増え、連日の猛暑の中で彼らの苛立ちは極限に達し、理性を失う結果となります。作品はこのような状況を巧みに描いています。

    全ての登場人物が異常な状況に置かれ、ヘイトや暴力、偏見やデマが横行しています。パワハラや弱者へのいじめ、父権主義、障害者差別など、悪習を受け流して生きることの虚しさを思い知らされます。自分自身も同じように差別意識を抱えていると感じさせられ、「人間とはこういう生き物なのか」とスパイク・リーの嘆きが聞こえてくるようでした。

    ピザ屋での暴動の直前、メイヤー老人の発言はキング牧師、ムーキーの行動はマルコムXを暗示しています。ラストシーンでは、非暴力を訴えるキングと、暴力を容認するマルコムの言葉が同時に表示され、スパイク・リー自身の内面の葛藤が伝わってきます。

    心に深く響く作品で、感動しました。

    追記として、この映画を通じて「マイノリティの不可視化」という深刻な差別の形を学びました。アメリカの歴史教科書が白人の移住歴は残す一方、黒人のルーツには触れないことにより、その存在が見えなくなっています。日本でも在日コリアンやアイヌ、沖縄などが同様に扱われています。LGBTQもまた然りです。
    この観点から、「黒人の写真が飾られていないのは差別だ」とピザ屋に抗議したバギンの主張は、たとえチーズの量への不満から来たものであっても、「黒人の不可視化」に対する重要な指摘だと思えました。最初はバギンの文句のように感じたものの、見終えた後にその見解が違っていたことに気づきました。

    スパイク・リーが作り出したこの作品が、さらなる学びをもたらしてくれたことに感謝します。

  24. 岡田倫太郎 岡田倫太郎

    いろいろ考えさせられる映画だった。起こりそうで起きない展開の導線が、じりじりと続くように作られている。観ながらどう展開するべきかを思い続けたが、解は浮かばない。澱のように蓄積した憎しみの前には、すべてが無力に感じられるのだろうか。

    それでも、愛と憎しみは反対の感情だと言われるけれど、愛があるからこそ憎しみも生まれるのだと私は思う。日本にも外国人が増えつつある今、こうした暴動が起きない理由は、愛も憎しみもなく、ただ無関心でいるからなのではないだろうか、と思ってしまう。とはいえ暴動は避けたい。将来がどうなるかは、まだわからない。

  25. 淋しい熱帯魚 淋しい熱帯魚

    この作品は、街に長く蓄積された鬱憤が爆発する瞬間を描く。アフリカ系住民が多く暮らす地域で、店を開く黒人経営者はほとんどおらず、彼らは雇われの立場にとどまる。黒人が暴力や死と結びつく出来事が日常として語られる世界。客として来たはずの人物が、黒人だからと長男をヘイトする場面もある。現実を内面化しすぎて心を擦り減らし、なぜかいつもイライラしている自分を嫌悪する人々。黒人を嫌いだと公言する中年たちがいて、貧困と店を持てない事実を自分たちの問題として受け止めようとする風潮もあるが、実際には差別構造の結果として生まれた現実だ。資金を持つ者が新たに店を構え、貧しい街で働く人々にはスタートラインさえ違うそんな格差が背景にある。こうしたストレスが蓄積され、怒りの火種が低くなる中、チーズの量が少ないことに異常なまでに腹を立てるジョーダンという人物が登場する。彼は壁にアフリカ系の写真がないことにも腹を立て始めるが、その怒りの本質は街の存在感の欠如と象徴の不在にあると見える。ただの難癖にとどまらず、本当の問題を解決せずに喧嘩へと発展していく。ムーキーが好むピザ屋の弟に握手を求められても、白人ヘイトを理由に無視する。最終的には、表面的な「ムカつく」という感情だけが広がり、皆で大喧嘩に突入。結果として、アフリカ系の若者たちも周囲を睨みつけ、恐怖の表情を浮かべる。白人の差別が黒人の怒りを生じさせ、それが白人へのヘイトへと連鎖し、さらに白人以外の人種にも黒人=暴力という偏見が伝播して恐怖を生むこうした連鎖は、暴力や激怒を生み出すだけで、解決には結びつかない。被害が次々と増えるタコツボ現象を見事に描き出している。一方で、ブラック・クランズマンと比較すると見やすさには差があるとも言える。スパイク・リーの怒りと、登場人物たちの「もういい加減にしてほしい」という叫びは強烈に伝わる。筆者の思想はボールドウィンと近いのではないかという印象も残る。

  26. 石田彰

    黒人が制作した人種差別をテーマにした映画ですが、黒人への差別だけでなく、イタリア系、南米系、アジア系、さらには黒人が見る白人に対するものなど、人類全体に存在する消えない差別意識を描いています。今もなお根深いこの感覚は、やはり永遠の問題といえるでしょう。日本人は島国で単一民族のため、実感しにくいかもしれませんが、最近では外国人移民に対する厳しい意見も増えてきています。これは当事者にしか理解できないことかもしれません。しかし、オープニングのダンスは少し長すぎると感じました。

  27. 山下和雄

    非常に魅力的な作品でした。
    監督のスパイク・リーが黒人としての経験を通じて考えたことを、作品に反映させているように思いました。
    ラストもかなり衝撃的でした。