2009年2月21日に公開の映画「7つの贈り物」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「7つの贈り物」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
7つの贈り物が視聴できる動画配信サービス
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最終更新日
7つの贈り物のあらすじ
海辺の一軒家でひとり暮らす男・ベン。盲目のピアニスト、骨髄移植の手術に失敗した病院経営者、心臓病を抱える女性など、見知らぬ7人の男女の経歴を調べていく。そして、彼らが“ある贈り物”を渡すのにふさわしい人物かどうかを判断していくが…。
7つの贈り物の詳細情報
「7つの贈り物」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
監督 | ガブリエレ・ムッチーノ |
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脚本家 | グラント・ニーポート |
出演者 |
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カテゴリー | 映画 |
ジャンル | ドラマ |
制作国 | アメリカ |
公開日 | 2009年2月21日 |
上映時間 | 123分 |
7つの贈り物の楽曲
「7つの贈り物」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- サウンドトラックSeven Pounds (Original Motion Picture Soundtrack)Angelo Milli
感想・レビュー
最初は驚かされ、最後には感動で涙が止まらなくなる素晴らしい作品でした。もっと早く出会っていれば良かったと思います。出会えて本当に良かったです。
この映画は、冒頭の911通報で始まる衝撃の場面から幕を開ける。神が仕組んだ7日間の謎、そして7秒間で7人の命を奪う出来事。大切な人を含む7人の喪失を経て、主人公は命をかけて人を救う決意をする。なぜ国税庁を名乗る必要があったのか、なぜ7人だけだったのか謎は残るが、ウィル・スミスの圧巻の演技力が光る。
あの瞬間のウィル・スミスの表情が忘れられない。こんな人が現実にいるのか。素晴らしすぎる。
ウィル・スミスのあの表情が頭から離れない。こんな人が世の中にいるなんて信じられない。素晴らしすぎる。
ウィル・スミスの最後の表情が強烈に印象に残る。現実にこんな人物がいるとは。素晴らしすぎる。
美しくも切ない物語は、7人の命を奪ってしまった出来事をおとぎ話のように描きつつ、償いとして7人を救う結果を生み出す。救われた人を選ぶ過程には理由が語られておらず、遺族へ金銭的補償を済ませたうえで、全く関係のない七人を救う選択をした人物がいる。善行と言えるのか、選ばれた人々は素直に喜べるのか命の大切さを改めて問い直すテーマだ。ウィル・スミスは儚い影をまとい、彼の選択に説得力を与える。ウディ・ハレルソンが悪役ではない点も新鮮だ。
七ポンド…そういうことだったのか。
内容はかなり深いテーマを扱っている。ウィル・スミスのどこか切なげな表情の演技は圧巻だった。
主人公の目指すこと、その心情には最終的に納得でき、むしろ深く共感を覚える。その一方で、共感するがゆえに、本当にこれが正しいのかという疑問も湧いてくる。すぐに感動できる人もいるのは理解するが、やはり少し複雑な感情にもなる。登場人物たちの演技は素晴らしい。ウディ・ハレルソンのファンとして、彼が珍しく良いキャラクターを演じているのも嬉しい。
2025年10月10日
重い内容の話だった。考えさせられる話でもあったと感じる。胸が締め付けられるような感覚で、しんみりとした気持ちになった。
儚げな演技に圧倒される。ウィル・スミスが背負う男の哀しさと、どこか素直には喜べない重さを見事に表現していて、観る者の心を強く掴む。さらに劇中を通じて流れるクラシックなBGMは儚くもミステリアス。日常のささやかな幸せさえも不安定な感情へと導く、その緊張感が作品全体を支配している。
ネタバレあり
自分の不注意で最愛の人を含む7名の尊い命を奪ってしまった過去を背負う男は、残りの人生を人命救助に捧げる決意をする。人を救うため自分の身体の一部を提供するという、文字通り体を張った手段を選ぶ中、税金徴収員を名乗ることでひとりの心臓疾患の女性と出会い、彼女を救いたい気持ちが高まると同時に恋も芽生える。やがてその女性を救いたい思いが強まる一方で、弟が兄の正体に気付き追及を始める。追い詰められた男は、最期の計画へと動く。それは自ら死を迎え、遺された体のパーツを分け与えて多くの人を助けること。自分が死を迎えることは避けられないが、かつて7名の命を奪った罪を償いながら命を紡ぐ手段を選ぶという選択だ。モラルやポリシーの観点は理解できる一方で、誰に身体を提供するかを自分で決めたいという衝動も強く感じられる。
この物語は倫理観と自己犠牲の葛藤を、静かな緊張感と情感豊かな演技で描き切っており、観客にも強い余韻を残す作品だった。
正直、感動は湧かなかった。贈り物なの?それは本当に?愛する人が自らを犠牲にしてまでくれたものなら、果たして嬉しいのだろうか。私には、それがとても辛い。
物語は客観的な語りで進むため、主人公の目的・動機・感情が読み手に伝わりにくく、共感しづらい。淡々と進行するために、どこか退屈さを感じる場面もある。登場人物は追い詰められているせいか、嫌味なキャラクターとして強い印象を残す場面が多い。心臓病の女性を救うため自殺する展開は、見極めの過程が丁寧に描かれており感動的でもある。ただし7にこだわる意味が必ずしも必要だったのか疑問だ。こだわるにしても臓器提供の縛りとしては中途半端で、主人公が勝手に見極める描写は自分勝手にも映る。死を選ぶよりも人を助ける道を選ぶべきだったのではという思いも湧く(自殺を正当化しているのではないかと感じる)。そもそも遺族へ償いをすべきではないか、という視点も欠かせない。