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感想・レビュー

1. 千尋

   2025年10月18日

   渥美清さんの魅力が際立っている。
   昔の女優たちは本当に美しい。

   津山30人殺しのモデルとなったあの場面には、思わず鳥肌が立った。。

2. 中西智代梨

   2025年10月11日

   トヨエツ版とは違って、かなりホラーテイストが強い。原作を読んだのはずいぶん前で細かな点は覚えていないが、こちらの方が原作に近い印象だ。鍾乳洞のシーンも長く、関係のない場面で金田一が推理を展開しているのも特徴。落ち武者殺しの場面もホラーっぽさが強い。

3. 山根和典

   2025年10月9日

   – 最後の謎解きでスッキリするだけでなく、そこに待っていた深みを感じられる展開だったのが良かった。渥美清っていいなぁ。
   – 最後の謎解きはスッキリするだけじゃなく、もっと深みが待ってる感じが最高だった。渥美清っていいよね。
   – 最後の謎解きは爽快さだけでなく、さらに深みへと誘う余韻が心に残った。渥美清の魅力はやはり格別だ。
   – 最後の謎解きでスッキリするだけでなく、深みが待っている気がして心に残った。渥美清っていいなぁ。

4. ぽん

   2025年10月6日

   金田一の存在感は薄い。小川真由美の肌は柔らかそうだ。夜桜と蝋燭頭と褌の組み合わせは狂おしい美しさ。萩原健一と渥美清が共演。公開日：2006年10月25日。配信は Hulu。

5. 池田祐太

   2025年10月2日

   全く長さを感じさせない！久々に心に残る作品に出会った。この映画が制作された時代の日本を再び感じたい。自己の文化や風習を押し付ける外国人が入れば、日本の文化や風習が損なわれる。この作品でも「郷に入っては郷に従え」という言葉が出てくるが、まさにその通りだ。

   ついにショーケンのカッコ良さがわかった！そして、全くタイプではないが、小川真由美の妖艶さに魅了された。こんな大人の女性らしい魅力を持つ女優さんは、今ではなかなか見かけない。声だけで心を奪われてしまう。

   最近、私は無意識のうちにある人を傷つけてしまった。その人のことをもっと知りたい、理解したいと思い、心の中に土足で踏み込んでしまった。彼女の美しい瞳を冷たいものに変えてしまったのは自分のせいだという後悔と罪悪感。小川真由美が「人は淋しいから色々とね」と言った言葉が、心に深く響いた。

6. 志乃

   2025年9月27日

   最近、原作を読んだので劇場版を観てみました。

   原作とはかなり異なっており、アレンジが多かったように感じました。辰弥と犯人との関係が大きく変更されている上に、原作の主要ヒロインである典子ちゃんが登場しないのは残念です。そのしわ寄せで、辰弥自身のその後の展開も変わり、原作ではハッピーエンドが示されていたのに、映画では辰弥が実は祟りの一部とされていて驚きました。

   金田一さんがあまり活躍しないのは原作通りで良いのですが、逆にこの映画では彼がより目立っているかもしれません。

   ミステリーというよりホラー要素が際立っており、その映像表現は素晴らしかったです。実際、非常にグロテスクで恐ろしいシーンもありました。キャスト陣は昭和の名優たちが揃い、素晴らしい演技を見せていました。

   とはいえ、原作が好きな私にとっては、変更された点が気になり過ぎて、少々物足りなかったのが残念です。

7. いな

   2025年9月27日

   1977年の松竹版『八つ墓村』を観て、まず強く印象づいたのは森美也子を演じた小川眞由美の美と色気だった。まさに魔性の女の佇まいで、作品全体を支配しているかのように感じられた。続いて辰弥を演じたショーケンの男らしさと色気も格別で、美也子との相性が抜群だった。

   原作と比べると大きく異なる点は多いが、ホラー要素が強調されているのはもちろん、辰弥と美也子のロマンスが物語の軸になっている印象だ。原作の細かな要素は、流れを際立たせるために大胆に削られているようにも映る。そしてラスト、渥美清演じる金田一耕助のセリフが、二人の運命的な出会いを決定づけつつ、美也子のファム・ファタール的な魅力を一気に確定させている。

   子どもの頃にテレビで観た記憶があるが、そのときの美也子はただのおばさんに見えた。しかし大人になって改めて観ると、あの妖艶さには衝撃を受ける。

8. 影造

   2025年9月15日

   『祟りじゃーっ！ 八つ墓の祟りじゃーっ！』 主人公が金田一耕助ではない点には、まず驚かされます。謎解きの時間があまり確保されず、物足りなく感じるのが正直なところ。ただし、八つ墓の呪いで次々と起こる殺人事件や、閉ざされた村で漂う不穏な空気感など、見どころは満載でした。

9. YMD

   2025年9月11日

   監督が異なるから、つい気軽にこちらも観ようと思った。すると、なんと現代を舞台にしていて驚いた。細かな違いが多く、ただ観るのではなく、それぞれの違いを探しながら比較するのが楽しかった。静かな雰囲気で、丁寧に作られているのが感じられた。覆い隠されたストーリーがどう展開するのか期待しながら、辰弥に対して共感しつつ視聴している自分がいた。しかし、その分、ラストの大火事エンドは印象的だった。こちらの辰弥は落ち着いていて、精悍な雰囲気だった。現代の詰め込み感とは裏腹に、田舎の厳しさが浮き彫りになっていて、作品全体の雰囲気が深い。ババアと異母兄から受ける圧迫感で、やはり辰弥が可哀想に感じた。こちらのババアは、単純に老害的な性格でそこが逆に面白かった。あちらのババアも陰湿だったけれど、周囲がしっかりしていたから美也子も耐えられていた印象。美也子役の小川真由美さんは本当に美しく、惹かれるものがあった。また、春代さんも素敵だった。渥美金田一はどこにでもいそうなおじさんだけど、マイペースで自分本位なところが人の良さを感じさせた。チャーミングな笑顔で、意外と画面にはあまり出ていなかった気がする。真相解明パートでは、本性が見え隠れして名探偵らしさが際立った。ただ、最後に辰弥に言わなかったことには個人的に納得がいかなかった。鍾乳洞は迷路のようで興味深かったけど、美也子と辰弥のセックスシーンには全く意味が分からず、混乱してしまった。それに、犯行の動機が何だったのかもわからず、最後まで疑問が残った。美也子の美しさと人間味のなさが、あちらよりもホラー感を感じさせた。

10. 彩場翔人

    2025年9月7日

    監督は野村芳太郎、原作は横溝正史、音楽は芥川也寸志が手掛けました。

    本作は、第1回日本アカデミー賞で最優秀音楽賞を受賞しました。

    主演に萩原健一、ヒロインに小川真由美が起用され、共演には渥美清、市原悦子、山崎努、山本陽子、大滝秀治、橋本功、夏八木勲、田中邦衛、中野良子、風間杜夫、島田陽子、吉岡秀隆などが名を連ねています。

    物語は、航空機誘導員の寺田辰弥（萩原健一）が新聞の尋ね人欄を見て、大阪・北浜の法律事務所を訪れるところから始まります。その後、井川丑松に出くわし、突然の苦痛に襲われて命を落とします。辰弥は森美也子（小川真由美）の案内で故郷の八つ墓村へ向かいます。彼は病気の腹違いの兄、多治見久也（山崎）の後を継ぐことを告げられます。

    物語は戦国時代にも遡り、毛利に敗れた尼子義孝が同胞と共に八つ墓村へ逃げ込む様子が描かれます。しかし、村人たちはその8人を惨殺し、首謀者の庄衛門は狂気に陥り村人を殺害後、自決します。村人たちはその怨念を恐れ、彼を丁重に葬り、村名が八つ墓村となりました。

    28年前にも多治見要蔵（山崎努）が事件を起こし、彼は若い鶴子（中野良子）を監禁しますが、鶴子は辰弥を連れて失踪。その後、要蔵は32人を残虐に殺害しました。本作では辰弥の帰郷に伴い、再び連続殺人事件が巻き起こります。

    白い二人のお婆さんの存在が不気味でした。葬式の花輪が白黒ではなく、鮮やかな色合いなのは、時代や地域の違いを物語っています。

    津山32人殺しを扱った「丑三つの村」は自己中心的な側面が強い一方、こちらは400年前の怨念や28年前の因縁が絡み、連続殺人が展開されるという緻密な脚本があります。美しい景色とともに、音楽も非常に印象的でした。

    頭に蠟燭を立てて刀や銃を持ったシーンは有名ですが、意外な犯人に驚きました。