1956年12月22日に公開の映画「ジャイアンツ」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「ジャイアンツ」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
ジャイアンツが視聴できる動画配信サービス
現在「ジャイアンツ」を視聴できる動画配信サービスを調査して一覧にまとめました。以下のVODサービスで「ジャイアンツ」が配信中です。
最終更新日
ジャイアンツのあらすじ
上流社会の令嬢レズリーは、たくましい大牧場主ビックとの恋に落ちて結婚。新たに彼の故郷の牧場へ嫁ぎ込むが、異なる生活様式や根強い人種差別にショックを受ける。一方、牧童ジェットは自らの土地で石油を発見し、ビックのもとを離れて成功を収めていく。
ジャイアンツの詳細情報
「ジャイアンツ」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
監督 | ジョージ・スティーヴンス |
---|---|
脚本家 | アイヴァン・モファット フレッド・ギオル |
出演者 | エリザベス・テイラー キャロル・ベイカー サル・ミネオ ジェームズ・ディーン デニス・ホッパー バーバラ・バリー マーセデス・マッケンブリッジ ロック・ハドソン ロッド・テイラー |
カテゴリー | 映画 |
ジャンル | ドラマ |
制作国 | アメリカ |
公開日 | 1956年12月22日 |
上映時間 | 201分 |
ジャイアンツを無料で見る方法は?
「ジャイアンツ」を無料で視聴するなら、「Prime Video」「U-NEXT」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
「Dailymotion」「Pandora」「9tsu」「Torrent」などの動画共有サイトで無料視聴するのは避けましょう。これらのサイトには、著作権者の許可なく違法にアップロードされた動画が多く存在し、利用者側も処罰の対象となる可能性があります。
感想・レビュー
様々な出来事が展開される中、基本的にはある夫婦の半生を描いている。にもかかわらず、退屈だと感じることはなく、3時間を超える長ささえ気にならなかった。
石油の恩恵を受けた彼らは物質的には豊かになっていくが、高級ホテルでの宴会よりも、庭でのバーベキューを楽しそうに過ごす姿が印象的で、精神的な豊かさを感じさせる。最終的にベネディクトもその事に気づき、贅沢を手放して心の豊かさを追求し、精神の安定を手に入れる。この作品のメッセージとしては、物質的な豊かさよりも精神的な豊かさが重要だということだろう。
一方、物質的には豊かさを享受しながらも、贅沢に飽きて酒に溺れるジェットの姿は対照的であり、これがジェームズ・ディーンの最後の役であると思うと、なんとも切ない気持ちになる。
ジェームズ・ディーンの作品を3作目として鑑賞しましたが、正直なところ期待外れでした。ディーン目当てで見た私にとっては、彼が脇役に留まっているのが残念でした。しかし、映画全体を見たときの評価はどうでしょうか。約3時間の長さで、何を伝えたかったのかが気になります。女性や人種に対する見方、家族のあり方、人生の意味について、さまざまなメッセージが込められていました。この観点から見ると、当時としては非常に先進的な映画だったのかもしれません。
テキサスを舞台に、牧場を営む家族の30年にわたる軌跡を描く大作。ロック・ハドソンとエリザベス・テイラーが主演し、牧場の雇われ人から石油王へと駆け上がる男を演じるジェームス・ディーンの迫真の演技が印象的。作品にはメキシコ系住民への差別も強く描かれ、観る者の心に強い余韻を残す。上映時間は3時間を超えるが、見る価値のある名作。
冒頭で、ビッグ・ベネディクトがレズリーにテキサスを一つの国のように語る場面があり、レズリーが本でテキサスの成り立ちを学ぶ場面も絡んでいます。私も一時停止してテキサスの歴史を調べてみました。テキサス共和国という、独立した国としての時代があったことや、その背景にある人々の言動がこの映画のドラマに影響しているのかと感じました。テキサス共和国は白人入植者の影響が強く、独立後も奴隷制度は存続していたこと、さらに白人によるメキシコ人排除の動きが描かれており、白人とメキシコ人の関係性が作品のテーマとして浮かび上がってきます。ジェームズ・ディーンを目当てに観たものの、テキサスの歴史と社会を学べる興味深い作品でした。同じ労働者階級から成り上がったジェット・Rinkは、外見だけが大きくなって破滅へと向かう過程を辿り、ディーンの演技が素晴らしかったです。一方、白人地主ジョーダン・ベネディクトは、先進的な妻を迎えつつ差別と闘い、伝統的な偏見を克服して心も大きくなる人物として描かれます。長編映画としてはやや長く感じる場面もありますが、深く根付く差別と、それに立ち向かう人間の姿を通じてテキサスの歴史が浮かび上がる作品として、鑑賞して良かったです。
ただの家族の物語ではなく、差別や女性の参政権についても言及しており、最後まで観て良かったと感じました。東部から西部への移住に伴う葛藤やテキサス人との価値観の違いが描かれていて、とても興味深かったです。風景やインテリアも私の好みにぴったりで、再度観たい作品です。
ジェームズ・ディーンが出演している映画を観た。
テキサスの父親が男らしさにしがみつく中、家族との葛藤や、ルサンチマンの解消を目指してライバルの娘に手を出すディーンの役柄が描かれている。愛は金で買えないというテーマを通じて、アメリカ文学におけるセルフメイド・マンの衰退も映し出されている。石油採掘の象徴性は「彼らには血がある」や「ファイブ・ピース」などに見られる。
ダサい男を真剣に描くことで、男尊女卑や人種差別、モラル・ドゥーティーの道徳が浮かび上がる。ただ、中盤には「市民ケーン」や「風と共に去りぬ」のような叙事詩的なハードボイルドのスカーレットを思い出し、なかなか作品に入り込めずにいた。
しかし、長尺によって生じる中弛みが、モラル・ドゥーティーにまみれたテキサス親父の改心に説得力を与え、ラストの格闘には幸福感を見出せた。殴り合いの反復が良く、殴り飛ばされてもカッコ悪くない。有害なテキサス男を脱却した瞬間でもあった。
また、金で愛が買えないというアメリカン・ドリームのテーマに真正面から向き合った作品とも言える。非常に面白かった。
スケール感に圧倒される。3.8
広がるストーリーや壮大な景色にぴったりのキャスト!当初、J・ディーンやE・テイラーはA・ラッドやG・ケリーと候補に挙がっていたようですが、この映画を観るとジミーとリズで正解だったと感じます。監督のJ・スティーブンスもこの作品にかなりの苦労を重ねたようですが、ジミーへの評価は非常に高かったです。主演のR・ハドソンも素晴らしいパフォーマンスを披露していました。
とても良い映画でした。思っていたより長く、最初はやむなく一旦休止しながら観ていましたが、終わってしまうのがもったいないと感じるほど、ずっと見ていたい作品でした。観ていると、あの時代のテキサスへタイムスリップしたような感覚にとらわれます。たとえこの映画がリメイクされたとしても、決して良い作品にはならないと思います。これがこの作品の魅力であり、キャストも含めて完成度が高い。泣けるほど感動するわけでもなく、クスッと笑える場面もない。ワクワクドキドキハラハラするわけでもありません。しかし、観終わった後に良いものを観たと感じさせてくれる、まさしく名作と呼ぶにふさわしい映画です。
広大なテキサスの土地を背景に、世代を超えて織りなされる叙事詩は、ハリウッドで制作された同様の作品とは一線を画す、地に足のついたじっくりとしたアプローチで描かれています。この物語は女性によって書かれており、男性には持ちえない視点から、当時の常識とされていた社会的規範に対する注意深い目線やセンシビリティが与えられ、変わりゆく時代をリアルに映し出しています。『風と共に去りぬ』には欠けていたものが、ここには全て揃っています。
もっと荘厳な作品かと思っていたら、思いのほかドタバタで楽しめました。それでも監督が伝えようとした人種差別や男尊女卑のテーマはしっかりと伝わってきます。彼もまさかこの後すぐに事故に遭うなんて考えてなかったでしょうね。