2025年6月13日に公開の映画「ラ・コシーナ/厨房」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「ラ・コシーナ/厨房」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
ラ・コシーナ/厨房が視聴できる動画配信サービス
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ラ・コシーナ/厨房のあらすじ
ニューヨークの観光客に人気の大型レストラン、ザ・グリル。いつものようにドラマチックで混沌とした朝を迎える厨房に、前代未聞の事件が立て続けに降りかかる。売上金盗難の疑いが全スタッフにかけられ、次々と新たなトラブルが勃発。料理人もウェイトレスもストレスはピークに達し、カオス化した厨房での一日は果たして無事に終わるのか――。
ラ・コシーナ/厨房の詳細情報
「ラ・コシーナ/厨房」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
監督 | アロンソ・ルイスパラシオス |
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脚本家 | アロンソ・ルイスパラシオス |
出演者 | アンナ・ディアス オデッド・フェール ジェームズ・ウォーターストン ジョン・パイパー=ファーガソン ラウル・ブリオネス ルーニー・マーラ ローラ・ゴメス |
カテゴリー | 映画 |
ジャンル | ドラマ |
制作国 | メキシコ アメリカ |
公開日 | 2025年6月13日 |
上映時間 | 139分 |
ラ・コシーナ/厨房の公式PVや予告編動画
「ラ・コシーナ/厨房」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
ラ・コシーナ/厨房の楽曲
「ラ・コシーナ/厨房」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- サウンドトラックLa Cocina (Original Motion Picture Soundtrack)Tomás Barreiro
ラ・コシーナ/厨房を無料で見る方法は?
「ラ・コシーナ/厨房」を無料で視聴するなら、「U-NEXT」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
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感想・レビュー
この作品は多層的な構造をもつ映画で、複数の主人公の視点が交錯する感覚を強く残す。アンジェリカは産む気がなく、あの葉は何なのかという謎も残る。彼女はタバコも酒も嗜む大人の女性として描かれ、ペドロは中絶費用を渡しつつ父親になると家族に報告し、名前を決めていた。子を迎える前提がある中絶の場面で、二人は共に歩もうとする意図を見せるが、道中の説得が彼らの関係性を動かす契機だったのだろう。チェリーコークという表現が、海のような不確かさを象徴するかのように響く。圧巻なのは長回しのワンカットで刻まれる緊張感で、ここから物語は一気に引き締まっていく。ステラの『人間らしく扱って』という言葉は、物語の核を貫く旗印のように響く。アリは何を象徴しているのか、視線の意味を問いかける。母親としての顔を見せる女性は、罵倒を真っ向から受け止めてしまう姿を通して、プライドの高さを浮かび上がらせる。母をがんで失う悲しみに沈むペドロを、彼女がさらに追い詰めてしまう場面もあった。それは彼にとって、もう失うものがなく、誰にも自分の痛みが伝わらないと感じさせる原因にもなる。厨房とホールを混乱させる描写には、店を回す現実の重さが宿る。「食わせてやっているだろう」という台詞には、複雑な背景が立ち現れる。終盤で緑に発光する場面が訪れ、結末は観客の予測を超える形で幕を閉じる。
チラシのビジュアルから入ると、予想していたテイストとは全く違う印象で驚いた。さまざまな人がいて、それぞれの思いが交差するカオスな厨房。移民問題についてはまだ知識がないので、この作品の背景を自分自身で深く知ろうと思った。舞台はニューヨークのレストランだけど、近い将来、日本も他人事ではなくなるかもしれない。お互いにリスペクトを。人として、接すること。
ボイリングポイントやディナーラッシュのような派手さを期待していたが、実際は香りも味も五感も刺激されない厨房映画だった。
ジュリアに作ったサンドイッチと、浮浪者に作ったロブスターのランチボックスだけが、食事という営みが本来持つ意味を思い出させてくれる。
メキシコ人の悲しみとアメリカ人の悲しみ。その質も構造も違い、決して交わることはない。
冷凍庫の冷たい青い光、伝票が出てくる機械の音が印象的だ。
移民問題について考えたことがなく、理解も浅い人の感想が浮き彫りになる映画。
ニューヨークのレストランを舞台に、世界各国からの移民が働く姿を描く映画。メキシコからの不法移民を中心に据え、移民問題の現実と時代性を鋭く映し出す。白黒映像を基調とし、一部をカラーで差し色に用いるなど視覚表現が独創的。長回しで厨房の動きを追う手法が臨場感を高める。監督はメキシコ出身で、スペイン語の会話が多く、音楽もラテンの雰囲気が作品全体を支配する。観客を引きつける力がある。
厨房の慌ただしさを音で描く表現、白黒の画面に途中で現れる青。その音色や沈黙、色彩がさまざまに感情を喚起し、こちらの感情も揺さぶられた。とはいえ、感情の表し方や人種問題といったテーマは、私には遠い世界の話のようで、強く心を動かされたわけでも、深く響いたわけでもない。自分の狭い視野を改めて認識させられた。そうした理由で、スコアをつけるのはおこがましいと感じ、ひとまず保留にする。
レストランの厨房で発生したトラブルをきっかけに、さまざまな偏見や差別が明らかになる混沌としたストーリー。娯楽性は高いが、実際にここで食事をする気にはなれないかもしれない。
また、劇中の移民の状況が現在のアメリカを連想させ、考えさせられながら劇場を後にした。
世界で起きている問題をレストランの出来事に置き換えた表現だったのだろうか。全体の熱量は圧倒的だった。
荒削りなところはあるけれど、それが好きだった。厨房の狂気が抑えきれず、ホールまで出てくる場面が特に記憶に残っている。撮影も印象的だった。
このトレーラーは、「この厨房は、世界の縮図」というフレーズを体現する作品だ。登場人物は多様で、人種・思想・性格・働き方・私生活がそれぞれ異なる。世界の中に、さらに別の世界がぎゅっと詰まっているかのようだ。自分の人生で手一杯になりすぎている時に観ると、ちょっとしたブレイクになるかもしれない。特に印象的なのは、キッチンプリンターの音を鼓動と見立てる演出。堪らなく好きで、頭から離れない。