2024年2月9日に公開の映画「Firebird ファイアバード」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「Firebird ファイアバード」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
Firebird ファイアバードが視聴できる動画配信サービス
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Firebird ファイアバードのあらすじ
1970年代後半、ソ連に占領されたエストニア。モスクワで俳優になることを夢見る若い二等兵セルゲイ(トム・プライヤー)は、兵役を終える日が近づいていた。そんなある日、パイロット将校のロマン(オレグ・ザゴロドニー)が同じ基地に配属されてくる。セルゲイはロマンの堂々とした謎めいた雰囲気に瞬時に惹かれる。ロマンもまた、セルゲイと目が合った瞬間、体に電流が走るのを感じた。写真という共通の趣味を持つ二人は、友情から愛へと変わるのに多くの時間を必要としなかった。しかし、当時のソビエトでは同性愛は禁忌とされ、見つかれば厳しい罰を受けることになった。一方で、同僚の女性将校ルイーザ(ダイアナ・ポザルスカヤ)もロマンに好意を寄せていた。そんな折に、セルゲイとロマンの関係を疑うクズネツォフ大佐が二人の身辺調査を始める。
Firebird ファイアバードの詳細情報
「Firebird ファイアバード」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
監督 | ペーテル・レバネ |
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脚本家 | トム・プライヤー ペーテル・レバネ |
出演者 |
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カテゴリー | 映画 |
ジャンル | 恋愛 |
制作国 | エストニア イギリス |
公開日 | 2024年2月9日 |
上映時間 | 107分 |
Firebird ファイアバードの公式PVや予告編動画
「Firebird ファイアバード」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
Firebird ファイアバードの楽曲
「Firebird ファイアバード」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- サウンドトラックFirebird (Original Motion Picture Soundtrack)Various Artists
Firebird ファイアバードを無料で見る方法は?
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感想・レビュー
自分が何をしているのか分からなくなることがあるけれど、この時代にはそれしか選択肢がなくて、つらい。
予想通りの、よくある展開だ。実話であるがゆえに、愛する人と人生を共にできなかった人が多く存在し、そんな時代を経て今があるという事実。個人的には特別胸を打つストーリーとも、特別美しい映像とも感じられず、いたって普通の印象だった。
実際の出来事に基づいた物語。エストニアは、旧ソ連圏で初めて同性婚を承認した国であり、世界で35か国目という歴史を持つ作品です。
「ブロークバックマウンテン」のように感動的なゲイ映画で、当時は否定される愛の中での緊張感あふれるラブシーンが新鮮で、心が躍る瞬間でした。
そんな二人の姿は本当に美しい。
名作ですね!
無駄を省いた構成と展開が、終始引き込まれる面白さだった。ラストも見事に締まっていた。とはいえセルゲイの不遇さだけが胸を痛ませる。抗うことのできない二人の純愛が、物語の芯を貫いていた。全体として、心に残る良い話だった。
1970年代のエストニアを舞台に、二等兵セルゲイと大尉ロマンの禁断の恋を描く実話ベースのドラマ。エストニアの物語が英語で語られる点には不思議さを覚えるが、セルゲイ役は英国人俳優、ロマン役はウクライナ出身の俳優という配役背景にも事情があるらしい。火の鳥の旋律と主演俳優の肉体美が強く印象に残る作品だ。なお、セルゲイが後半ウィッグをつけているように見える点が気になった、という感想もある。
~ネタバレあり~
・セルゲイとロマンは恋に落ち、海上デートを楽しむなど幸せなひとときを過ごすが、何者かが軍の上層部へロマンがゲイだと密告する。上官の忠告を受け、ロマンはセルゲイと距離を取り別れる。数年後、セルゲイの親友ルイーザと結婚するが、結婚式で再会したセルゲイとロマンの愛が再燃する。ルイーザとの間に息子をもうけていたにもかかわらず、セルゲイはロマンと不倫してしまう。やがてその不倫がルイーザに知れてしまい、ロマンはアフガニスタン行きを志願して戦死。結末は衝撃的で、物語は静かな余韻を残す。
・ロマンに振り回されるセルゲイと、夫の不倫を知って苦悶するルイーザの感情を追うと、観客としてはつらさが強い。クリスマスツリーを買いに出かけ、ルイーザの友人という設定でロマンの愛の巣へ二人を迎え入れ一緒に食事をする、という場面は特に印象的で、現実の複雑さと人間関係の難しさが露わになる。
・全体として、恋愛の大人としての未熟さや葛藤が浮き彫りになり、観客の感情をとらえて離さないドラマだ。
誰かを愛することは、こんなにも狂おしい。1970年代のエストニア、ソ連の支配下。モスクワで役者になる夢を抱く二等兵セルゲイは、間もなく兵役を終えようとしていた。そんな彼のもとへ、同じ基地に将校として配属されたロマンが現れ、写真という共通の趣味をきっかけに二人は親密になる。やがてその絆は、社会が禁じていた恋へと変わる。しかし当時のソ連では同性愛は厳しく罰せられ、関係が露見すれば容赦なく罰が待っていた。ストーリーは、俳優セルゲイ・フェティソフの回想録をモチーフに描く人間ドラマだ。今から50年以上も前の世界では、ソ連だけでなく世界の多くの場所で同性愛者は生きづらかった。アメリカですら、同性愛を口にするだけで迫害された時代もあったと言われている。そんな中で出会ってしまった二人は、互いにとって不幸な運命を背負うことになる。セルゲイにとっては失うものが少なくとも、士官のロマンにとっては失うものがあまりにも大きすぎる。知ってしまえば自分の命を脅かす飛行士の仕事さえも奪われてしまうのだから。もっとも、誘惑を押し留めたのはロマンのほうだった。もしその事実を知っていれば、自分の気持ちを抑えるべきだったのかもしれないそれ以降の人生を考えれば尚更に。そんな葛藤の末、ロマンはセルゲイを捨てたその言葉はあまりにも酷く、痛々しかった。1年後、セルゲイの友人ルイーザが彼を訪ね、ロマンと結婚すると伝える。平静を装いながらも祝福の言葉を口にするセルゲイだったが、胸の内は静かに揺れていた。結局、二人の気持ちは断ち切れず、あの出来事へとつながっていく。切なく、胸が締めつけられる物語。そして、どこかで自分の感情にけじめをつけておけば、こんな結末は待っていなかったのかもしれない。#2795#391
この時代を描く同性愛ものは、結末が悲しいと分かっていながら胸が締め付けられる。実話に基づくだけに、なおさら感情が深く刺さる。どうして同性同士だとこうなるのかと感じてしまう とはいえ当時の状況を踏まえれば、二人はもっと慎重に行動し、特に奥さんには気づかれないよう徹底して動くべきだった。奥さんの痛みが強く伝わる場面も多い。印象的なセリフも多く、もう一度観たくなる作品だ。主演の二人は本当に格好よく美しく、特にセルゲイの美しさは圧巻だ。
1970年代後半、ソ連の支配下にあったエストニアの空軍基地を舞台に、二人の青年の愛の物語が展開される。この作品は、同性婚の法制化に影響を与えた実際の出来事に基づいている。また、不倫についての反省も描かれている。
実話に基づく。セルゲイは回顧録「ロマンについての物語」を監督のペーテルに読んでもらいたいと希望し、これが映画化のきっかけとなった。セルゲイ本人と監督、さらにセルゲイ役のトムが中心となり、エストニアでの同性婚合法化を目指して本作の制作に取り組んだ。
ペーテル監督は、自らもセクシュアルマイノリティの権利擁護のためのロビー活動を行い、旧ソ連圏における同性愛に対する厳しい風潮を法的・社会的に変えるために尽力していた。この映画が影響を与え、2024年にはエストニアが旧ソ連圏で初めて同性婚を合法化するに至った。
この3人の関係は悲劇的で、映画「Policeman」を思い出させる。
結婚や不倫に疲れたけれど、肉体の美しさには惹かれる。この時代を背景にした同性愛映画は、モーリスのような展開になるのだろうか。