アウシュヴィッツ・レポートはどこで見れる?今すぐ視聴できる動画配信サービスを紹介!

4.1
アウシュヴィッツ・レポート 映画

2021年7月30日に公開の映画「アウシュヴィッツ・レポート」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「アウシュヴィッツ・レポート」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。

アウシュヴィッツ・レポートが視聴できる動画配信サービス

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最終更新日

アウシュヴィッツ・レポートのあらすじ

1944年4月、アウシュヴィッツ=ビルケナウ収容所。死体の記録係を務めるスロバキア人のアルフレートとヴァルターは、日々積み重なる収容所の残虐な実態を外部へ伝える決意のもと、脱走を試みた。凍える寒さの下、同じ棟の囚人たちは何日も立たされ、執拗な尋問に耐え続けたが、二人は仲間の思いを胸に収容所の外へと脱出。山々の森を越え、国境へ向かってひたすら歩き続けた。奇跡的に救出された彼らは、赤十字職員にアウシュヴィッツの実態を告白し、事実を記録した報告書をまとめた。果たして彼らの訴えは世界に届き、ホロコーストを止めることができるのだろうか。

アウシュヴィッツ・レポートの詳細情報

「アウシュヴィッツ・レポート」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。

監督
出演者
カテゴリー
ジャンル
制作国 スロバキア チェコ ポーランド ドイツ
公開日 2021年7月30日
上映時間 94分

アウシュヴィッツ・レポートの公式PVや予告編動画

「アウシュヴィッツ・レポート」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。

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映画

感想・レビュー

  1. 中平一樹 中平一樹

    アウシュビッツから脱出した人がいたことに驚きを禁じ得ない。自分が成功できなかったとしても、誰かがこの使命を果たさなければならないという思いがあったのではないか。貴重な情報でありながら、もっと早く行動を起こす手段はなかったのだろうか。

  2. めがねもん めがねもん

    アウシュビッツから脱出し、真実を伝えようとした人々の実話。こんなストーリーがあったなんて驚きだ。最初は誰も信じることができなかったという事実に衝撃を受ける。エンドロールも斬新で、本気度がしっかりと伝わってくる。

  3. 西村大介

    地獄からのレポート

    本編の冒頭には「過去を忘れる者は同じ過ちを犯す」という言葉が掲げられ、終盤には無音のエンドクレジットとして現在の世界の排外的な発言が流れる。作中で描かれる人々の必死の願いは、歴史が繰り返されることを止められるのだろうか、という問いを私たちに突きつける。

    現代社会には排外主義が横行し、生産性や能力主義を前面に掲える声が高まっている。こうした優生思想は「能力のない者を社会から排除する」という考えにつながり、ナチスがユダヤ人を迫害する以前に自国内の障害者をガス室へと追い込んだ歴史と深く結びつく。優生思想は民族差別と一体化しやすい。日本でも障害者施設をめぐる重大な事件が報じられ、その動機がナチスと同様の思想に結びつくと指摘される場面があった。時の政権においても、生産性を強調する議員やネオナチと交わりを持つとされる人物がいたとされる。

    本作は、現代の政権だけでなく、世界的に広がるそうした優生思想や能力主義に基づく排外的な風潮へ警鐘を鳴らす。歴史の教訓を再確認し、同じ過ちを繰り返してはならないという危機感を観客に投げかけるのだ。

    アウシュビッツ収容所での出来事は周知の歴史だが、本作は世界がその全貌をまだ理解していなかった時代を背景に、収容所からの脱出を果たした二人と、同じ九番房の仲間たちの地獄の苦しみを描く。彼らの奮闘は、当時の残虐行為がただの過去の記録ではなく、今も私たちに問われる現実であることを浮き彫りにする。

    ナチスの非道は、映画『シンドラーのリスト』や『サウルの息子』などで知識としては身についていても、実際の暴虐を前にすると言葉を失うほどの破壊性を持つ。本作ではラウスマンという看守が、アーモン・ゴート同様、囚人たちに対してあらゆる残虐行為を繰り返す場面が描かれる。地中に埋め頭だけを出した囚人を馬で踏みつける場面など、残虐さの極致を露わにする描写が続く。

    地獄はこの世にしか存在しないのだと感じさせるほど、悪魔は人間の中に宿るそんな衝撃を視聴者に刻ませる本作を通じて、私たちは歴史の教訓を再確認することになる。九番房の仲間たちは、伝えられた情報に基づいて収容所の爆撃を信じて待つが、報じられた事実が公になるのは七か月後のことだった。希望は一瞬で絶望へと変わり、選別の末にガス室へ送られる道が待っていた。しかし彼らの献身的な行動は無駄ではなかった。彼らの犠牲が、ブダペストのユダヤ人12万人を新たな収容所送りから救う決定的なきっかけとなったのだった。

    近年、欧州を中心に過去の人類の過ち、特にナチスをテーマとした作品の制作が目立つ。世界的な排外主義の台頭は、私たちに改めて歴史を振り返り、同じ過ちを繰り返さないためには何ができるのかを問う機会を与えている。

  4. たなか たなか

    この出来事が現実に起きていたと知ると、改めて恐ろしさが胸に迫る。アウシュヴィッツの収容所では、生き延びる希望をほとんど見いだせない状況の中、誰かが脱獄すれば罰を受けることを覚悟しつつも、2人を逃がすために仲間全員が耐え続ける姿が、収容所の凄惨さを強く伝えてくる。首を吊る場面や、頭だけ出して生き埋めにされる場面は非常に緊迫感が高く、視点を引きつける。2人が収容所内の人々の想いを背負い、約20日をかけて脱獄を遂げた様子には、強い意志が感じられる。

  5. 池田祐太

    やはり、生々しい。何作も観てきたが、強制収容所でのホロコーストがもたらす衝撃は薄れることがない。人の所業が人の手で成し遂げられる事実には、恐ろしさの限界を感じる。今作は、ナチスのホロコーストについて当時レポートとして提出されながらも、最終的に公表されなかったために犠牲となった人々へ焦点を当てている点が特徴だ。事実を疑い、真相を探る過程で、判断を下す前にも犠牲者は増え続けてしまう。助かる可能性があったのに間に合わなかったという光景は、日本の特攻隊の話を思い起こさせ、胸が締め付けられる思いだ。今作自体には、ホロコーストという題材の中で特別抜きん出た何かは感じられないが、テーマの重さゆえ心に深く響く一本だ。

    (内訳)
    – 面白さ: 3.4
    – 学び: 3.5
    – 構造: 3.3
    #無知A2025

  6. 河野助三郎 河野助三郎

    ホロコーストユダヤ人の迫害と強制労働、そして大量虐殺という史実の闇を、映画は繰り返し描き出します。シリーズ《戦争の映画》Part.、Vol.35は『アウシュビッツ・レポート』に焦点を当てます。

    第二次世界大戦の映画群の中で、特にドイツのユダヤ人問題を扱う作品は世界的に数多く作られてきました。今回の核となるのは、アウシュビッツという最も過酷な収容所の成立過程と、そこから必死に脱出を試みた2人のスロバキア人の物語です。1944年4月、戦局がまだナチスの手中にあるころ、ユダヤ人はこの収容所へと送られ、600万人とされる犠牲者の一員となっていきました。

    この2人は、脱走を試みて命を縮めながらも、何とか脱出に成功し、保護を受けた赤十字軍にその状況を伝えたと伝えられています。ただし、2人の所在が不明になると元の集団の人数とも整合が取れず、連帯責任の下でさらなる苦境に追い込まれていくことになります。

    脱走者は極寒の中、ほとんど食料を与えられず、身一つでの逃走を強いられます。仲間の生存を信じて希望を抱く者もいれば、外部へ伝えることで何かが変わるのではないかと願う者もいました。彼らの道は長く、追跡の手は緩みません。警戒体制が敷かれる中で、休む間もなく前へ進む日々が続きます。

    室内の過酷さだけでなく、外部へ伝えることの難しさも痛感させられます。外からの援助や報告が届かない現実、赤十字からの物資が届かない事実、そして書簡の多くが「書かされている」ことを示す証言。こうした現実は、外部の人間が想像するアウシュビッツ像と著しく異なるものでした。

    この脱走を巡る物語の末路として、アウシュビッツが空爆を受けずに終わったという指摘もあります。それでも、脱走者の勇気と行動は、全体のユダヤ人を救ったとされる一方で、600万人という大きな犠牲の事実は歴史の重荷として私たちの胸に残ります。

    なお、映画紹介の最新動向は24年3月に始めたブログ「matchypotterと映画の秘宝」で展開しています。単発作品のレビューは別ページにまとめつつ、今回のような企画記事も随時アップしていく予定です。皆さんも時間のあるときにぜひご覧ください。

    F:2785
    M:1348
    #戦争の映画

  7. かず かず

    アウシュビッツでの無慈悲で残酷な蛮行を伝えるべく、地獄からの脱出を図る者と、黙って耐え忍ぶ協力者たち。決死の覚悟で踏み出すイバラの道は、消えていく希望と救われる絶望がふたりの一分一秒に託される。冒頭とラストに刻まれるメッセージは、今を生きる私たちにもなお、強く訴えかけ続けている。#2025-181#見逃し映画

  8. 藤川徹

    過去を忘れた者は、同じ過ちを繰り返すという言葉が、エンドロールでの各演説と鋭く結びついていると感じた。

  9. 彩場翔人 彩場翔人

    アウシュヴィッツ収容所の管理体制と、脱走を企てる者に課される極度のリスクと過酷さを描く作品。現実感を高めるため演出は抑制され、淡々と進行していくのが特徴だ。内部の実態があまりにも酷いため、告発しても信じてもらえず、告発されるまでアウシュヴィッツの存在を知らなかった視点で語られる。一方、『関心領域』のように、多くの人が見て見ぬふりをしていた事実も忘れてはならない。

  10. 鬼雀

    非常に淡々とした印象がある。

    アウシュヴィッツでの出来事を伝えても、即座には信じてもらえないもどかしさ。収容者たちは、収容所ごと空爆されることを望み、二人にその思いを託したとは知らなかった。そして、助かることを考える余地もなかったということだ。

    エンドロールに流れる音声は、近年の政治家たちによるヘイトスピーチを反映している。
    力強く唱えられる自国中心主義と移民排斥。
    自分の苦しい生活を他人のせいにするのは簡単で、その誘惑に流される人が多い。
    日本も他人事ではない。

    この映画が本当に訴えたい人々は、そもそもこの映画を見ないのだろう。届かないのだろう。