2020年12月11日に公開の映画「ハッピー・オールド・イヤー」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「ハッピー・オールド・イヤー」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
ハッピー・オールド・イヤーが視聴できる動画配信サービス
現在「ハッピー・オールド・イヤー」を視聴できる動画配信サービスを調査して一覧にまとめました。以下のVODサービスで「ハッピー・オールド・イヤー」が配信中です。
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ハッピー・オールド・イヤーのあらすじ
留学先のスウェーデンでミニマルライフを学んだデザイナーのジーン。彼女は、父がかつて経営していた音楽教室を兼ねた小さなビルで、母と兄と共に暮らしている。母は去った父を忘れられず、兄はネットで自作の服を販売している。ある日、ジーンは家をリフォームし、デザイン事務所に変える決意をし、断捨離を始める。洋服やレコード、楽器、アルバムなど、友人から借りていたものを返したり、元カレのカメラを小包にして送り返したりする。部屋が片付くにつれ、心の乱れが増していく…。年末を迎える中、ジーンは新たな気持ちで新年を迎えることができるのだろうか?
ハッピー・オールド・イヤーの詳細情報
「ハッピー・オールド・イヤー」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
| 監督 | ナワポン・タムロンラタナリット |
|---|---|
| 脚本家 | ナワポン・タムロンラタナリット |
| 出演者 |
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| カテゴリー | 映画 |
| ジャンル | ドラマ 恋愛 |
| 制作国 | タイ |
| 公開日 | 2020年12月11日 |
| 上映時間 | 113分 |
ハッピー・オールド・イヤーの公式PVや予告編動画
「ハッピー・オールド・イヤー」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
ハッピー・オールド・イヤーを無料で見る方法は?
「ハッピー・オールド・イヤー」を無料で視聴するなら、「U-NEXT」「DMM TV」「Prime Video」「Lemino」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
「Dailymotion」「Pandora」「9tsu」「Torrent」などの動画共有サイトで無料視聴するのは避けましょう。これらのサイトには、著作権者の許可なく違法にアップロードされた動画が多く存在し、利用者側も処罰の対象となる可能性があります。
ハッピー・オールド・イヤーのよくある質問
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Q映画『ハッピー・オールド・イヤー』のあらすじはどのようなものですか?
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A
映画『ハッピー・オールド・イヤー』は、主人公の女性が過去を整理し、新たな生活を始めようとする過程を描いたストーリーです。断捨離をテーマに、過去の思い出や人間関係と向き合いながら成長していく姿が描かれています。
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Q『ハッピー・オールド・イヤー』における主人公のキャラクターの魅力は何ですか?
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A
『ハッピー・オールド・イヤー』の主人公は、しっかりとした意志を持ちつつ葛藤するリアリスティックなキャラクターです。彼女が直面する過去の人間関係や感情を通じて、観客は共感と深い感動を味わうことができます。
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Q『ハッピー・オールド・イヤー』のテーマはどのようなものですか?
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A
映画『ハッピー・オールド・イヤー』のテーマは「断捨離」と「過去との決別」です。物や思い出、関係性を見直すことで、未来へ前向きに進んでいく力を描いています。
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Q『ハッピー・オールド・イヤー』の制作スタッフについて教えてください。
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A
『ハッピー・オールド・イヤー』は、監督がナワポン・タムロンラタナリットで、彼が独特の映像美とストーリーテリングで高い評価を受けています。彼の作品はしばしばユニークな視点で人間の感情を探求します。
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Q映画『ハッピー・オールド・イヤー』が視聴者に評価されている理由は何ですか?
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A
映画『ハッピー・オールド・イヤー』は、繊細な人間関係の描写とリアリスティックなストーリー展開で評価されています。観客にとって感情的な共鳴を呼び起こす内容が、多くの人に支持される要因となっています。



ハッピー・オールド・イヤーの感想&レビュー
タイ映画を初めて観た。台湾や日本映画とも似た感じで、全体的にすっきりとした印象。
主人公の自己中心的な行動が周囲に影響を与えているものの、彼の内面は淡々としていて、不快感はなかった。もちろん、主人公の行動によって傷つく人々もいれば、彼自身も苦しんでおり、信念が実現したことが本当に良かったのかは疑問が残る。
主人公はあまり感情的にならず、ひたすら物を手放すことに専念する。しかし、良心の呵責から元の持ち主に戻すことを「良いこと」と考えるようになる。物を捨てることは人間関係を切り捨てることでもあるのだ。主人公は自己中心的で、とても不器用な人物だ。
2度、主人公は涙を流す。その瞬間、カメラは彼の真剣な表情から涙がこぼれるまでずっと寄っていく。淡々とした中にも見え隠れする感情がとても人間的で、主人公を嫌いになれなかった。
ガラス扉越しにピアノを弾くシーンは、まるでタイムカプセルのようだった。消え去った弾き手がもう存在しない物でありながら、同時に彼らが自分を深く愛していたことを思い出させる。その瞬間、ピアノの音が閉じた空間にどっぷりと満ちているからこそ、そのピアノは手放さなければならなかった。
プレゼントされたものを相手に返す展開には、思わず驚いた。人間関係を断捨離したい人には共感できるテーマだが、ジーンの内面の変化は理解できる一方で、根本的に思いやりや想像力が欠けている点が気になる。現代の悩みを抱える等身大の女性を描く作品なのに、どうしても共感が得られず、むしろ失望してしまう場面が多く、妙な気持ちになる。
ベッドを新調したいしソファも買い替えたい。引っ越しも考えていたから、今がちょうどいいタイミングだった。タイ料理を楽しみながら観ていたら、タイへ行きたい気分に。私はその日の気分で服を選ぶタイプで、いろいろ物がありすぎて絶対ミニマリストにはなれない(笑)。私、可愛い。映像のテンポと間の取り方が絶妙で、ちょうど良かった。
日本映画のように、ただ良い方向へ向かうだけの展開じゃなく、常に裏切られ続ける映画が大好きだった。良い意味で予想を覆される瞬間が最高で、観るほどに引き込まれた。謝罪は自己満足の手段に過ぎない、という見方には強く同意する。
こんまりさんに正面から否を突きつけるような、胸がときめく映画が先にタイで作られた事実には、我々日本人として大いに恥じるべきだと思う。とはいえ、北欧帰りの主人公の薄っぺらい悩みよりも、元彼の彼女の立場に共感してしまう。Tシャツの件については、二人とも刺されても文句は言えないだろう。
ミニマルライフを目指して断捨離を始めた。最初は思い出の品までゴミ袋に放り込んでいたが、友達からもらったCDをきっかけに、以前友達から借りていた品を返す巡りへと動き出し、思いがけず元カレと再会することもあった。
元カレに返しに行くと、自分の物を返される場面に遭遇する。友達が欲しがる思い出の写真を探す作業も始まる。父のピアノをどうするかを巡って母と口論になる場面もあった。断捨離を進めるほど、過去の思い出が蘇って手が止まり、新しい年を前にすっきりと迎えられるのか不安がつのる。
映画の主人公は家をリフォームするために物であふれた空間を整頓しようとする。私の終活に向けた整理とは少し違うかもしれないが、物を捨てるという点は同じ。自分がいなくなったとき、遺された家族が大変な思いをしないようにと、物を減らす決意を強くする。
思い入れのある物は捨てがたいが、残していてもいずれ処分されるだけなら、自分で選んで処分した方がいいのかもしれない、そんな考えが浮かぶ。
学生時代の写真は捨てても、家族の写真は捨てられない。コンサートで使ったペンライトは山のようにあるが、少しずつ処分しようと思う。紙チケットの時代は全てとっておいたが、今は電子チケットになり記憶にも何も残らず寂しい。降ってきた銀テープも丁寧に丸めて保存している。
CD・DVD・BD、推し活グッズ。厳選して残し、それ以外はリサイクルショップへ持っていく。今はコンサートのグッズを買わないようにしているが、近々の推しグループの解散コンサートだけは別なのかもしれない、そんな不安と期待が交錯する。
映画の主人公が非情になって物を捨てる姿には寂しさを覚える一方で、母への接し方は過ぎており、同情はしきれなかった。
いいね、タイ映画。演出もプロットも洗練されていて、観客を無理やり感情の波に乗せようとする力技がないのがいい。セリフも説明的ではなく、ものを映して語っているのが印象的。時間の流れの見せ方もとても心地よく、ずっと穏やかな気持ちで見られた。自分がすっきりするために一度関係が切れた相手をつつくのは、やめようと思う。
両方が忘れた時に終わるが、忘れることは簡単ではない。物は捨てれば片付くが、記憶は容易には消えない。
ジーンは、記憶に関連する物を持ち主に返し、自らの過去の行動を清算する。それは一見持ち主のために見えるが、実際はジーンの自己中心的な行動。その結果、彼は前に進むために、自分勝手な選択を続ける。
忘れることには多くの苦しみが伴う。
世界は、自分勝手な思惑が複雑に絡み合っているだけなのかもしれない。
昨年、私は突然断捨離に夢中になり、家の中のものを次々と処分したり、メルカリで売ったりする日々を送りました。特に洋服や本に力を入れました。不要なものを捨てることで心が整理され、さらに捨てるものがないか毎日探し回るようになりました。映画の中のジーンが物をバンバン捨てていく姿には本当に共感を覚えます。頭の中にこんまりの教えが宿っている気がします。この映画のようなドラマチックな出来事はありませんが、何かを手放さなければ新しいものは入ってこないと感じました。
断捨離を通して自分の過去と向き合う物語。何を選び、何を捨て、何を抱え続けるのか切り捨てずに選び、逃げずに向き合う選択は辛い場面もあるけれど、それが人間らしさを際立たせる。かなりお気に入りの邦画で、邦画ファンには特に響くはず。余白の使い方や映像表現、俳優陣の演技が素晴らしく、ディテールの描写が丁寧で見応えがある。制作スタジオとの相性も良いと感じ、続けて他の作品も観てみたいと思わせる一作だった。