2020年6月5日に公開の映画「燕 Yan」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「燕 Yan」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
燕 Yanが視聴できる動画配信サービス
現在「燕 Yan」を視聴できる動画配信サービスを調査して一覧にまとめました。以下のVODサービスで「燕 Yan」が配信中です。
最終更新日
燕 Yanのあらすじ
28歳の早川燕は、埼玉に住む父から台湾・高雄に住む兄・龍心へ、ある書類を届けてほしいと頼まれる。燕を中国語で『燕燕』と呼ぶ台湾出身の母は、燕が5歳のときに兄だけを連れて去ってしまった。母はなぜ自分を捨てたのか。どうして手紙さえ渡してくれなかったのか。時は20年以上の月日が流れ、燕はさまざまな思いを胸に台湾へと旅立つ――。
燕 Yanの詳細情報
「燕 Yan」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
燕 Yanの公式PVや予告編動画
「燕 Yan」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
燕 Yanを無料で見る方法は?
「燕 Yan」を無料で視聴するなら、「Prime Video」「U-NEXT」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
「Dailymotion」「Pandora」「9tsu」「Torrent」などの動画共有サイトで無料視聴するのは避けましょう。これらのサイトには、著作権者の許可なく違法にアップロードされた動画が多く存在し、利用者側も処罰の対象となる可能性があります。



燕 Yanの感想&レビュー
燕の母は台湾人で、燕が5歳のときに兄だけを連れて台湾へ戻った。燕はその出来事で長く心を傷つけられ、母の死に目にも会えなかった。燕が28歳のとき、父の頼みで台湾へ行き、兄に会うことになる。言葉や文化の違いから周りの子どもにからかわれた経験が、燕が母に辛く当たってしまう原因となり、今も後ろめた思いを抱いている。置いていかれた恨みもあるが、母を想う美しい思い出もあり、感情は複雑だ。兄も外国での暮らしは大変で、弟には秘密を持っていた。ふたりの間にはわだかまりも残っていたが、母が燕をずっと大切に思っていたことが分かり、和解できてよかった。母が生きているうちにこうした関係を築ければよかったが、死ぬまで理解し合えなかった可能性もある。結局、兄とだけでも仲直りできたのは幸いだ。仲介してくれた友人もいい人だった。私も母と約30年会っていないので状況は近いと感じたが、過去すべてに感情移入できたわけではない。ゾンビや宇宙人のほうが身近に感じるくらい、燕は母に対して好き、申し訳なさ、そして許せなさが混ざった複雑な感情を抱いているが、私は無だからだろう。映画は面白かった。
台湾の暮らしの魅力に心を奪われる。
手紙の話は横へ置くとして、もう一方の話には深く共感できる。母はいつも、子どもに語りかけ、頭を撫でて褒めてあげたいと願っているのだ。
– 実父は台湾出身で、小学生の頃に日本へ移住した。その時の苦労話を知っていたから、心に深く刺さった。
– 私の実の父は台湾出身で、子どもの頃日本へ移住した。彼の経験した苦労を知っていたので、胸を打たれた。
– 台湾出身の実父は幼い頃に日本へ移り、日本での苦労を体験した。私はその話を知っていたので、強く心を動かされた。
– 実の父は台湾出身で、小学生の頃日本へ移った。その苦労話を知っていた私は、深く心を打たれた。
父に頼まれて、台湾に住む兄に書類を取りに行く弟の燕。
燕にあまり感情移入できず、ストーリーにも特別な印象が残りませんでした。ただ、燕が写真に一言を添えるシーンでは、母の気持ちが強く伝わってきて胸を打たれました。
一青窈が台湾出身だと聞いたことがありますが、言葉をしっかり話せるんですね。
水餃子がとても美味しそうで、久しぶりに食べたくなりました。
水間ロンさんを知らなくてごめん。すごく良かった。
一青窈の声は相変わらずきれいで、思わずもらい泣きしちゃった
あざとさを前面に出した感動ドラマだったが、過剰にはならず、ギリギリ鼻につかない程度のバランスは良かった。でも、ラストの極彩色CG燕だけは浮いた印象で、なぜあんな演出が必要だったのか少し疑問。できれば、一青窈の来日エピソードや離婚の理由をもう少し掘り下げて欲しかった。
平田満をはじめとするキャスティングは抑制が効いていて良い。特に一青窈は本職の俳優ではないにもかかわらず、イチローのような派手さではなく自然な演技で好印象を残す。山中崇や子役の中国語セリフも迫力があり、カタコト風の芝居が混ざることでリアリティが増している。
父親と母親では視点がまったく異なるが、燕の言葉は特に刺さる。親離れ・子離れの真理を描く核が、物語の核として強く印象に残る。
また、トニーくらい若い世代の外省人が登場する設定には意外性があり、新鮮だった。客家系なのだろうか。割とカジュアルな雰囲気なのかもしれない。さらに、本土のどの地域出身なのかという背景も気になる(上海周辺か福建あたりの同族的関係か、それとも北京周辺の東北部出身かなど)。移住の動機はどんなものだったのか、背景を知りたい気持ちが強い。
映像美と温かな光が魅力の作品。アジアの湿度感と雑多な雰囲気を感じさせ、屋台や街並みの描写が印象的な、私の好みにぴったりのドラマです。生まれは台湾・高雄、途中から日本で育った燕(演:水間ロン)と兄・龍心(演:山中崇)の兄弟が、両親の離婚をきっかけに日本と台湾で離ればなれになり、それぞれの想いを抱えつつ再会を果たす物語。幼少期の言語の壁や文化の違いに揺れる母・一青窈の姿は、国際結婚あるあるとして切なく胸に響きます。写真と母の一言が涙を誘う場面も。燕が問う「僕は台湾人と日本人とどっちだと思う?」への甥の素直な答えは、観る者の心に残るベストシーン。途中はスコアが上がる展開だけど、終盤で燕が絵から飛び出すシーンは人によって印象が薄いとの声も。渡り鳥・燕は温かい場所を求めて国を越える存在。タイトルの燕 Yan は、そんな渡り鳥と二つの国の血を持つ主人公を象徴しています。燕役の水間ロンさんは中国生まれ・大阪育ちで、燕と同じ境遇を経験した経験が演技に深みを与えており、幼いころの母とのやり取りがそのまま反映されているそう。母の手料理・餃子や「日本人のママが良かった」という言葉は、彼の実体験ゆえのリアルさを帯びています。魯肉飯の茶色い弁当を嫌がるエピソードは、一青窈さんの体験に基づくエピソードとしても語られます。
映像美と温かな光が魅力の作品。アジアの湿度感と雑然とした雰囲気が漂い、屋台や街並みの風景が印象に残る、私の好きなタイプの作品です。高雄で生まれ、日本で育った燕(演: 水間ロン)と兄の龍心(演: 山中崇)は、両親の離婚を機に日本と台湾で引き離され、それぞれの胸に思いを抱えつつ再会へと向かう兄弟の物語。幼少期の言葉の壁や文化の違いに悩む母(演: 一青窈)と彼らの姿は、国際結婚あるあるを切なく描き出しており、写真と母の一言が胸を打つ場面が特に印象的です。燕が「僕は台湾人と日本人とどっちだと思う?」と問いかけ、甥っ子が素直に答える場面は最高の瞬間。途中まではテンポ良く物語が広がるのですが、最後に燕が絵から飛び出すシーンだけは心に響き方に個人差が生まれるかもしれません。渡り鳥の燕が暖かい場所を求めて国境を越える姿を象徴するタイトル「燕 Yan」は、二つの国の血を持つ主人公をも示しています。燕役の水間ロンさんは中国生まれ・大阪育ちで、燕と同じような境遇を体験しており、幼い頃の母とのやり取りや言葉がそのまま演技に反映されているそう。母の手作り餃子や「日本人のママが良かった」という言葉は、彼の実体験ゆえの切なさを強く伝えます。魯肉飯の茶色い弁当のエピソードをめぐる場面は、一青窈さんの体験にもつながる要素です。
映像美と温かな光が魅力の、台湾と日本をつなぐ家族ドラマ。アジアの湿度感や雑多な雰囲気が伝わる街並みや屋台の描写が印象的で、好みのタイプの作品として心に残る。主人公・燕は高雄で生まれ、日本で育つ過程を歩む少年。両親の離婚を機に日本と台湾で別々の生活を送ることになり、それぞれの思いを抱えながらも再会を果たす兄弟の物語だ。燕(水間ロン)と兄の龍心(山中崇)は、国を越えた家族の絆と成長を描く。
あらすじとキャスト
– 燕は高雄で生まれ、日本へ渡って育つ。父母の離婚を機に日本と台湾を行き来する中で、言葉の壁や文化の違いと向き合う。
– 兄・龍心は山中崇が演じ、兄弟の再会を通じて互いの思いが交差する。
– 母親を演じる一青窈は、国際結婚ならではの葛藤と母の愛を描く役どころ。
見どころとテーマ
– 映像表現の魅力:アジアの湿度や街の雑踏感、屋台の光と影が作品全体に温かなリアリティを与える。
– テーマ性:離婚・国際結婚・言葉の壁・文化の違いといった現代家族のリアルを、美しい映像とともに描く。
– 感情の見せ場:写真とママの一言が胸を打つシーンが多く、母の言葉が切なく心に残る。
– 甥っ子の素直な答え:燕が「僕は台湾人と日本人のどちらだと思う?」と問うと、甥っ子の答えが深い余韻を残す場面は本作のハイライト。
惜しかった点と象徴
– 途中までは高評価の構成だったが、終盤の燕が絵の中から飛び出す演出は、個人的には感情に深く刺さらず評点が下がった感触。
– タイトルの燕 Yanは、渡り鳥のイメージと、二つの国の血を半分ずつ持つ主人公の二面性を象徴している。
– 燕を演じる水間ロンは中国生まれ大阪育ち。自身の幼少期の経験が作品と重なる部分があり、母親との関係性や放たれた言葉の数々がリアルに反映されている。
– 母の手料理・餃子や「日本人のママが良かった」というセリフは、一青窈さん自身の体験に基づくエピソードとして、リアリティを深めている。魯肉飯のエピソードが象徴的に添えられ、家庭の温かさと痛みを同時に感じさせる。
総括
– 映像美と温かな光、街のディテールが光る国際家族ドラマ。台湾と日本、それぞれの文化を背景に据えた家族の再生と成長を丁寧に描く。燕と龍心の絆、母と子の葛藤、そして異なる価値観を越えて結ばれる家族の物語として、観る者の心に残る作品だ。
キーワード
燕 Yan 映画 / 水間ロン / 山中崇 / 一青窈 / 台湾 日本 / 国際結婚 / 離婚家庭 / 魯肉飯 / 母と子 / アジアの街並み
– 描きたいテーマは伝わるものの、作品としては中途半端で、もう一歩が欲しい。
– 描くべきテーマは明確だが、作品としての完成度が低く、物足りない。
– 描きたいテーマは理解できるが、作品としては未完成感が強く、ひと押し欲しい。
– テーマは伝わるが、作品としては中途半端で説得力に欠ける。」
えっ、これだけ?と思う瞬間はあったけれど、それはそれで良い作品だった。
燕の成長をとらえた写真を、何度も何度も噛み締めるように見つめていた自分を想像すると、泣きそうになった。
静かで深い長い苦しみや悲しみが表現されている。異なる背景を持つ両親を持つ子どもが抱える宙ぶらりんの状態や引き裂かれる感覚は私には理解できないが、この映画のテーマは和解なのかもしれないと思った。