2021年6月11日に公開の映画「ブラックバード 家族が家族であるうちに」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「ブラックバード 家族が家族であるうちに」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
ブラックバード 家族が家族であるうちにが視聴できる動画配信サービス
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ブラックバード 家族が家族であるうちにのあらすじ
ある週末、医師のポール(サム・ニール)と妻リリー(スーザン・サランドン)が住む美しい海辺の家に娘たちが集結する。病状が進行し、体の自由が効かなくなっているリリーは安楽死を決意し、家族との最後のひとときを過ごすことを望んでいた。長女ジェニファー(ケイト・ウィンスレット)は母の決断を受け入れているものの、心の中では不安を抱え、夫マイケル(レイン・ウィルソン)の行動に苛立ちを感じている。家族だけで過ごす予定だった週末に、リリーの親友リズ(リンゼイ・ダンカン)がいることに違和感を覚える。事情を知らない15歳の息子ジョナサン(アンソン・ブーン)も、この訪問の意義を理解していく。長い間音信不通だった次女アナ(ミア・ワシコウスカ)は、恋人クリス(ベックス・テイラー=クラウス)と共に到着するが、彼女はジェニファーとは異なり母の決意を受け入れられず、姉との衝突が絶えない。家族が秘密を共有しながら週末を過ごすうち、それぞれの抱える秘密も浮き彫りになり、ジェニファーとアナの思いは揺れ動き、リリーの決断を覆そうと奮闘する。
ブラックバード 家族が家族であるうちにの詳細情報
「ブラックバード 家族が家族であるうちに」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
監督 | ロジャー・ミッシェル |
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脚本家 | クリスチャン・トープ |
出演者 |
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カテゴリー | 映画 |
ジャンル | ドラマ |
制作国 | アメリカ イギリス |
公開日 | 2021年6月11日 |
上映時間 | 97分 |
ブラックバード 家族が家族であるうちにの公式PVや予告編動画
「ブラックバード 家族が家族であるうちに」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
ブラックバード 家族が家族であるうちにの楽曲
「ブラックバード 家族が家族であるうちに」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- サウンドトラックBlackbird (Original Motion Picture Soundtrack)Peter Gregson
ブラックバード 家族が家族であるうちにを無料で見る方法は?
「ブラックバード 家族が家族であるうちに」を無料で視聴するなら、「Prime Video」「U-NEXT」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
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感想・レビュー
愛って、こういうことなのだろう。
自分の人生が終わる時、何を一番大切にしたいのか。愛する人たちには、何を遺していきたいのか。
それは、まだ先が長いと信じている人とは、まったく違う覚悟だ。
すべてのノイズを消し去った先に、残るもの。
それでもラストは、どうしても悲しい。こんな気持ちのまま去らなければならないのかと思うと、無駄なことを気にしている時間さえ、もうない。
安楽死と尊厳死をテーマにした映画はいくつも観てきたが、今回の作品はちょっと途中までは感情移入し、自分が娘だったらどう感じるだろうかと考えさせられた。しかし、後半の展開が突拍子もなくてついていけなくなってしまった。奥さんが自分が亡くなった後、旦那を一人にさせたくないから気にせず再婚してくださいと言うのは、理解できる。しかし、生きている間に旦那と親友(元カノ)に不倫を頼むなんてどういうこと?病気になってから不倫を依頼したのなら、次女が子どもの頃に見た旦那と親友のキスシーンはどう説明するのか?それに、家族旅行や行事に付き添う親友の存在も全く理解できない。もしかして、旦那と親友は昔から不倫関係にあったのが、あの場での暴露を避けるために奥さんが自ら不倫を頼んだのでは?そうだとしたら、旦那も親友もかなりの問題を抱えてるよ。こういったことが原因で、本来なら感動するはずの奥さんの最後のシーンも全然心に残らず、モヤモヤだけが残って非常に後味の悪い作品だった。
病の進行を受け入れ安楽死を選択した主人公リリー。その決断に向き合う家族の葛藤と、リリー自身が自分の人生を自分で決める強い意志を軸に展開するドラマです。姉ジェニファーと妹アナの姉妹は、物語のラストで互いの想いを分かち合い、複雑な感情を乗り越えて結びつきを取り戻します。多様性をテーマにした現代ドラマとして評価が高く、大麻回しの描写や早めのクリスマスを祝う情景も登場。ポツンと一軒家という孤立感の中、左麻痺ゆえ左側からの介助が本来望ましいとされる現実、日本では安楽死が法的に難しい現状など、本人と家族の選択と痛みを丁寧に描きます。
人が死ぬ映画は苦手だけれど、スーザン・サランドンとケイト・ウィンスレットに惹かれ、観ることに決めました。見る直前に「安楽死」のテーマだと知り、少ししんどいかもと思いつつ鑑賞しました。
今回感じたのは、安楽死を選ぶ本人は深く考え、苦しみながら結論に至ることができるということ。しかし、残された家族の感情を無視してその選択をするのは難しいと思いました。家族の方が葛藤を抱えるのです。そして、本人が亡くなった後も生き続ける必要があります。「本人よりも家族の気持ち」をより強く実感しました。そう考えると、安楽死の問題は本当に難しいと感じます。
もし病状がもっと進行していたら、家族も「本人が辛そうだから、楽にさせてあげたい」と思うかもしれませんが、あの程度の状態で納得できるかは難しいと思います。
映画だからこそ、親友と夫の関係を許すことができるのか、ちょっと疑問に思いました。その二人を見た後、娘たちはその関係を受け入れられるのでしょうか。母親の意志とはいえ、何となく近しく付き合うことが難しい気がします。
家も風景も素晴らしく、日本のお金持ちならば可能かもしれませんが、一般的な家庭ではあのような美しいホームパーティは難しいと思いました。死生観や家族観、恋愛観も異なるのでしょう。
出演者たちは皆素晴らしかったです。
全体的に暗いトーンの話だった。安楽死に賛成かどうかはともかく、この話にはどうしてもモヤモヤが残る。友人と夫が不倫する展開には納得がいかない。
うーん、全然何も感じられなかったな。
外国と日本の価値観の違いってことかな。
重いテーマながら、家族の絆を描く温かな雰囲気のストーリー。身近なテーマである安楽死について、多様な視点から考えさせられる、見ごたえのある映画でした。
ちょっと神経質なキャラクターを演じているケイト・ウィンスレットが好きだ。
やりすぎ感はあるものの、イヤミにならないギリギリのバランスで成立している秀作。100分に上手く凝縮され、舞台の生々しい空気感が心地よい。向田邦子風の芳香も感じられ、家庭劇の伝統と現代性が巧みに混ざっている。
テーマは安楽死の自決権を軸にしているが、要はそれぞれの自決権のあり方を描く群像劇だ。とはいえ、真の意味での自決権も社会の中に確かに存在すべきだという点には共感できる。
設定はよくあるタイプにも見えるが、豊かなキャラクター設定と演技力のおかげで作品全体に深い含蓄と示唆が宿っている。死をネタにするユーモアが随所に散りばめられているのも特徴だ。
登場人物は、しっかり者を自任する長女だが心根は優しい母、空気を読めないが誠実な夫、世代ウザさを象徴する孫、低い自尊心ゆえに謎めく次女とそのパートナー、ドリカム編成の旧友、そして劇中で最も影が薄いながらも理解の存在として光る夫。家庭の和やかな場面には大麻を巡るやり取りが印象的で、リアリティを強く打ち出している。前半の劇中曲はオーソレミオをモチーフにしているのではないかと想起させる要素がある。
主人公の決断自体は筋が通るが、その後の展開は私にはあまりにもきれいごと過ぎて刺さってこなかった。もうすぐ死を控えた彼が皆を集めるのは、自分が愛されているという確信があってこそ成り立つ行為だと思う。本人はそれだけの人物だったのだろう。ただ、妻に公認された不倫というのは、どうしても情けなく感じられる。