2024年4月20日に公開の映画「辰巳」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「辰巳」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
辰巳が視聴できる動画配信サービス
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辰巳のあらすじ
裏社会で孤独に生きる辰巳(遠藤雄弥)は、ある日、元恋人・京子(龜田七海)の殺害現場に遭遇する。京子と一緒にいた京子の妹・葵(森田想)を連れて、命からがら逃げる辰巳。最愛の家族を失い、復讐を誓う葵は、京子殺害の犯人を追う。生意気な葵と反目し合いながらも復讐の旅に同行することになった辰巳は、彼女を協力するうち、ある感情が芽生えていく——。
辰巳の詳細情報
「辰巳」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
辰巳の公式PVや予告編動画
「辰巳」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
辰巳を無料で見る方法は?
「辰巳」を無料で視聴するなら、「Prime Video」「Lemino」「U-NEXT」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
「Dailymotion」「Pandora」「9tsu」「Torrent」などの動画共有サイトで無料視聴するのは避けましょう。これらのサイトには、著作権者の許可なく違法にアップロードされた動画が多く存在し、利用者側も処罰の対象となる可能性があります。
辰巳のよくある質問
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Q映画『辰巳』のあらすじはどのようなものですか?
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A
映画『辰巳』は、主人公辰巳の成長と人生を描いた物語です。彼が直面する様々な困難や人間関係を通じて、自己発見と成長を遂げる姿が力強く描かれています。
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Q映画『辰巳』の登場人物の中で特に注目すべきキャラクターは誰ですか?
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A
『辰巳』で注目すべきキャラクターは、主人公の辰巳です。彼はその複雑な人格と葛藤により、観客に強い印象を与えます。また、彼を取り巻く家族や友人との関係性も見どころの一つです。
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Q映画『辰巳』のテーマは何ですか?
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A
映画『辰巳』のテーマは、個人の成長と人間の絆です。人間関係や自己発見を通じて、人生の本当の価値を見いだす過程が描かれています。
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Q映画『辰巳』の制作スタッフに関する情報はありますか?
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A
『辰巳』の制作スタッフには、独特な映像美を創り出す優れた監督と、緻密な脚本を手掛ける脚本家が参加しています。彼らの才能が作品全体の質を高めています。
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Q映画『辰巳』は評価されていますか?
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A
映画『辰巳』は、観客と批評家の両方から高く評価されています。特に、その深いテーマ性とキャラクター描写が称賛されています。



辰巳の感想&レビュー
恥ずかしながら、ノワールというジャンルを意識して鑑賞するのは本作が初めてだった。退廃的で虚無感が漂う世界観を「ノワール」と呼ぶことを知り、「ヤクザと家族」や「日本で一番悪い奴ら」といった作品と比較してみると、自分はこうした虚無的で悲観的な視点がやや苦手であることに気づかされた。しかし、本作には特に楽しめる要素が多かった。登場人物の過去や背景をほとんど排除し、ミニマリズムな世界観で進行する構成は潔く、余計な説明がない分、各キャラクターの演技に自然と引き込まれた。主人公・辰巳と弟の関係は、父性の不在を示す象徴的な要素として冒頭に描かれ、分かりやすい。この兄弟は大人のロールモデルがなく育ち、互いに支え合うことができずにいた。暴力でしか感情を表現できない辰巳が、不器用ながらも弟を救おうとする姿には、言葉にできない哀しさが表れている。弟を救えなかった過去を背負った辰巳は、「父性を持たない男」として存在し、その欠落は彼を常に縛り続ける。そのため、葵の反発や人格否定の描写に説得力が生まれ、最後に辰巳が車を走らせるシーンは、冒頭の弟が亡くなった場面との対比となり、独特の清涼感をもたらす。これまでジャパニーズ・ノワールしか観たことのない自分にとって、本作は苦手意識と興味の間で揺れ動く作品だった。しかし同時に、このジャンルの深みを知る第一歩でもあった。そういう意味で、良い経験となった作品と言える。ただ一つ、ゲイセクシャルな描写が異常性の象徴として使われている点は、少し不快だった。
和製ノワールの秀作。逃げずに正面からノワールを描こうとするその覚悟に、拍手を贈りたくなる。これだけでも十分に楽しめる作品です。個人的には急なウェットさも全く気にならず、最後までしっかりと惹かれました。
暴力と熱が観る者を包み込む。行き止まりの街には怒りと虚無が渦巻く。そこから立ち上がる、新しいジャパニーズノワールの匂い津田健次郎(声優)の声が鮮烈に響く。
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どうしようもない執念が命を賭けて守ろうとしたものは何だったのか。その本質に触れた瞬間、映画の力に心から震えた。こんな場所へ連れてきてくれたことに感謝します。そして遠藤雄弥の魅力を最大限に引き出してくれたことにも(^o^)
山崎貴(映画監督)
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「ケンとカズ」の衝撃、再び!一切の妥協を許さない小路監督の真骨頂。遠藤雄弥さん、森田想さんをはじめ、俳優陣の感情がスクリーンからこぼれ落ちる瞬間に釘付けになった藤井道人(映画監督)
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全編にみなぎる燃える気概。映画を信じ、映画だけを求める生の渇望。物語は凄惨だが、精神はどこまでも純粋。人はその熱に魅せられ、盃を交わすだろうSYO(物書き)
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「2作目まではオリジナルの自主映画をやる」と小路紘史は頑なだった。理由を聞いてみると「それで1作目がまぐれじゃないことを証明する」と。いわゆる商業映画デビューを先延ばしにして、黙々と孤独に準備を進める姿を僕は見ていました。そして『ケンとカズ』から8年後、彼は素晴らしいキャストとスタッフを引き連れてとんでもない映画を作り上げた。最新映画『辰巳』は理屈を超えたモンスター級のパワーを放つ!必見毎熊克哉(『ケンとカズ』主演)
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『辰巳』が公開される。『ケンとカズ』から8年。僕たちはどこまで来たのだろうか。遠くまで来たかな?進んでる?鬱屈とした靄や、もっともっとという渇きが僕の身体にまとわりつく。打破せよ、とこの映画は言う。荒野を行け、と僕に言う。遠藤雄弥さんが強い魂で演じる辰巳へ。ケンから血が滲むほど硬く硬く握ったバトンを。えいつ。
我らが小路紘史がもがき苦しみながら、最恐で最狂で最強に愛おしいキャスト・スタッフと共にぶちかます身の一撃。
ガツンと喰らえ。唾吐きながら未来へ生きてくぜ。
是非見届けてください。
よろしくお願いしますカトウシンスケ(「ケンとカズ』主演)
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#声_津田健次郎#声_山崎貴#声_藤井道人#声_SYO#声_毎熊克哉#声_カトウシンスケ
ノワールの要素を継承しつつ、プロットは一層洗練されています。撮影は前作に引き続き、魅了されるカットが次々と展開します。
遺体処理を任されるヤクザが、揉め事に巻き込まれて殺された姉の復讐を誓う妹と関わる、緊迫の物語。『いいか、気持ちが強いと失敗する』
多くの痛みを感じるが、引き込まれてしまう。
圧倒的なインパクトを持つキャストが素晴らしい。
監督・脚本:小路紘史
(自主制作 2作目)(2016年公開の長編デビュー作「ケンとカズ」)
キャスト:
辰巳:遠藤雄弥
葵:森田想
後藤:後藤剛範
兄貴:佐藤五郎
竜二:倉本朋幸
浩太:藤原季節
希望を失った男と家族を亡くした少女が織りなす復讐の旅を描くジャパニーズノワール
(2024年公開、108分)
非常に楽しめました
冒頭の過激なバイオレンスには驚きましたが、思わず笑ってしまいました
辰巳が魅力的で、荒っぽさと不器用さを持ち合わせた優しさが心に響きました
彼と、同じく荒っぽく不器用な葵が少しずつ絆を深めていく様子が丁寧に描かれ、感情移入した瞬間にクライマックスが待っていました。
緊張感が続き、ドキドキしながら切なさを感じました。
ジャパニーズノワールとして非常に優れた作品です
物語は、裏稼業に身を置く辰巳が元恋人京子の殺害現場に遭遇し、京子の妹である葵を連れ去るところから始まります。
最愛の家族を奪われた葵は、姉を殺した犯人への復讐を誓い、辰巳と共に行動します。
あらすじを一言で言うと、ありふれたストーリーのように思えますが
鑑賞中は、その点が気になりませんでした
復讐に燃える葵を演じる森田想が、辰巳に心を開くにつれて穏やかな表情を見せていく様子が印象的でした。
彼女の可愛さが増す様子が不思議でしたし、素晴らしい演技だと感じました
思いがけず涙も流れました。
ラストは非常に切なく、和製「レオン」と称される所以を実感しました
ノワール作品はもっとあってもいいですね️️ こういった映画は、字幕がないとセリフの内容が理解しづらい場面が多いです。
森田想の鮮烈な登場に期待したが、すぐに落ち着いてしまい、面白さを失った。登場時のキャラのまま最後まで進んでいれば、巨大な傑作になっていただろう。悪役の出来はレオン並みに優れていただけに、その落差が惜しまれる。
恋人を殺された辰巳の究極の選択。
どんな極限の状況でも、自分の生き方は自分自身が決めるもの。
恋人の妹を連れて逃げる決意を固めるが、その先には地獄が待っているかもしれない。
葵を手放す選択肢もあるが、共に過ごすうちに芽生える不思議な感情が彼を引き留める。
冷淡に見える彼にも、揺るぎない信念があり、その姿に魅かれていく。
予測不可能な展開が楽しませてくれ、キャラクターたちも魅力的。
哀愁漂うノワール作品で、渋くて心に響く。