2021年5月28日に公開の映画「HOKUSAI」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「HOKUSAI」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
HOKUSAIが視聴できる動画配信サービス
現在「HOKUSAI」を視聴できる動画配信サービスを調査して一覧にまとめました。以下のVODサービスで「HOKUSAI」が配信中です。
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HOKUSAIのあらすじ
腕は確かでも、飢えと不安に揺れる北斎に、人気浮世絵版元の蔦屋重三郎が光を当てた。しかし本質をつかみ切れない北斎は、重三郎の評価をなかなか得られないままだ。さらには歌麿や写楽といったライバルたちに次々と先を越され、焦燥と挫折の連続。なぜ絵を描くのか、何を描きたいのか――命の境界をさまようほどの迷いの中で、北斎は自然の中で自分らしさを見つけ出していく。重三郎の後押しを受け、彼はついに独創性の扉を開く。
ある日、北斎は戯作者・柳亭種彦と運命的な出会いを果たす。武士でありながら禁制の戯作を生み出す種彦に共鳴した二人は、やがて良きパートナーとなっていく。70歳を迎えたある日、北斎は脳卒中に倒れるが、命は助かったものの右手に痺れが残る。しかし彼は立ち止まらず旅へ出て、ついには富嶽三十六景を描き上げる。
そんな北斎の元に、種彦が幕府に処分されたという訃報が届く。信念を貫いた友の喪失に震えつつも、彼は「こんな日だから、絵を描く」と筆を取り、その後も一心に絵を描き続ける。生涯を賭けて描き続けた先に、北斎が見つけた本当に大切なものとは――
HOKUSAIの詳細情報
「HOKUSAI」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
HOKUSAIの公式PVや予告編動画
「HOKUSAI」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
HOKUSAIを無料で見る方法は?
「HOKUSAI」を無料で視聴するなら、「Prime Video」「Lemino」「U-NEXT」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
「Dailymotion」「Pandora」「9tsu」「Torrent」などの動画共有サイトで無料視聴するのは避けましょう。これらのサイトには、著作権者の許可なく違法にアップロードされた動画が多く存在し、利用者側も処罰の対象となる可能性があります。
感想・レビュー
北斎の生涯を簡単に知ることができる。
天才にも多くのライバルがいて、常に刺激を受けていた。
筆と墨、紙だけで描かれていたと思うと、本当に驚異的だ。
腕利きの先生が仕上げた絵は、当時版画として大量生産され、庶民の娯楽となっていました。このような時代背景も興味深いです。
春画は風紀を乱すとされ、幕府の取り締まりが厳しくなったため、多くの絵師が贅沢禁止令の影響を受けたようです。北斎は風景画が中心だったため、それほど影響はなかったようですが。
前日に映画館で『おーい、応為。』を観賞。葛飾北斎の世界をさらに深く知りたくなり、関連作品をレンタルして自宅で視聴しました。観賞中はスマホで情報を調べながらだったため、集中度はやや落ちたかもしれません。とはいえ、北斎の悔しさや怒りが強く伝わってきました。蔦屋重三郎、喜多川歌麿、滝沢馬琴といった歴史の教科書で名前を目にする人物が次々と登場し、時代背景をより身近に感じられました。
・もっとインパクトのある映画だと思っていた。長さの割にストーリーが薄いと感じた。ここが見せ場!と思ったシーンがほとんど響かなかった。強風に吹かれる場面は分かりやすくて良かったが、北斎以外にも魅力的なキャラクターがいるのに、あまり掘り下げられなかったのが残念だった。しかし、北斎の映画なので時間が無いのは理解した。ただ、北斎自身もあまり深く掘り下げられていない気がする。自分の見方が甘いのかもしれないが 北斎について唯一知っていることは、彼が何度も改名し、最終的には画境老人卍になったことなのだが、その点には触れられていなかったのが少しショックだった。
『おーい、応為』の予習として観てみたら、心躍るクリエイター映画だった!生涯現役の絵師に感動させられた。
夏に浮世絵展を訪れたけど、先にこれを観ていればよかったな大河ドラマもまだ未視聴だし。
登場人物には、葛飾北斎、蔦屋重三郎、曲亭馬琴、喜多川歌麿、東洲斎写楽、柳亭種彦、高井鴻山がいる。
江戸時代には、遊女や歌舞伎が描かれた浮世絵や書物の表現が厳しく制限されていた。
青年期と老年期が描かれ、壮年期は省かれていた。柳楽優弥と田中泯の演技がそれぞれ素晴らしかった。
「子ができました」という蚊帳越しのシーンや、お栄との対面シーン、青い顔料と舞、若北斎と老北斎の女浪図と男浪図の表現が特に美しかった。
ただ、途中でカメラが揺れるシーンには驚かされた。
突風の際の北斎の表情が面白かったし、版画を作るシーンはワクワクした。
お栄役の河原れんさんは、元々役者ではなく脚本家だと知って驚いた。
馬琴が主役の『八犬伝』も観てみたくなった。
最近、北斎の絵を観る機会があり、以前から気になっていた作品を見ました。
細密な絵がたくさん描かれていて、動物の絵も非常に魅力的です。ただ、漫画的な表現に関しては、この映画の中には描かれていない章と章の間の出来事にあたるのかもしれません。
自由に表現できる時代になり、今でも完全ではありませんが、昔よりは進歩しています。
才能が思うままに開花することは、非常に力強いことです。
かなりドラマティックに描かれていると感じますが、北斎の絵師としての人生を濃縮して見ることができたのはとても興味深い体験でした。
江戸時代も現代も、ヒットする絵には魂が宿っているという点は共通していると気づきました。
もし北斎がそのままのキャラクターだったら、きっとADHDと指摘されたかもしれませんね。笑
まさに天才。
その天才の人生を追うと、いくら時間があっても足りないでしょう・・・。
しかし、そこで終了なの・・・???
そこまで行ったのなら、「富士越龍図」まで描いてほしかったですね・・。
[2025年10月13日]
北斎を演じた二人の俳優の眼力は圧巻だった。中だるみの場面で寝落ちしてしまった場面もあったが、今まで知らなかった北斎の生涯を知れたのは良かった。全体を通して豪華なキャスト陣が印象的だった。
書店問屋・蔦屋重三郎の手配で、吉原には喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎が一堂に会する場面は、夢の饗宴のはずなのに画面には修羅場の空気が漂う。写楽は歌舞伎役者の役者絵で知られるが、彼の活躍は寛政の改革が終わった翌年からわずか1年だけだった。この時代背景の謎は未解明のままだ。
さて、若き北斎を演じるのは柳楽優弥。北斎といえば、生涯に93回も引っ越す奔放さが特徴だが、本作ではむしろ静かな表情が前面に出る。なぜ、こんなにも暗く静かな北斎なのか。ましてや、北斎が入水自殺を図る展開は現実味に欠ける。もっと多様な流派を渡り歩く修行の場面を盛り込み、喧嘩上等の北斎像も見せてほしかった。
そして後半は田中泯にバトンタッチ。北斎が70代で脳梗塞を起こしたというエピソードは本当に史実なのか。あの一人旅は本当に1年足らずで回復できたのか。北斎自身が「70歳以前の絵は取るに足らない。73歳になって骨格や生え方がわかってくる」と語るだけに、画風の差を狙って史実を整理したのではという疑いも残る。もっと顕著な表現の差を見せてほしい。
永山瑛太が演じる柳亭種彦は、江戸時代後期の戯作者。彼の作品は1847年のドイツ語訳を皮切りに英・伊・仏訳も出版され、欧米で最初に翻訳された日本人文学者として紹介されることが多い人物だ。1842年、59歳で没するが、時代は天保の改革の真っ只中。とはいえ、映画で描かれる展開と事実関係には差があるとの情報も伝えられている。
とにかく、葛飾北斎をこれほどまでに暗く描く必要があったのか。もっとエネルギッシュで生き生きした北斎を観たかったというのが正直な感想だ。もし三谷幸喜が脚本を担当していれば、もっと面白く、北斎の魅力を鮮やかに描けたのではないだろうか。
P.S.
来週からNHKの大河ドラマ『べらぼう』で葛飾北斎を演じるのはお笑い芸人のクッキーさん。北斎の親友・曲亭馬琴は声優の津田健次郎さん。NHKの大河ドラマの方が先鋭的な演出になる気配だ。
阿部寛がメインキャストだったが、出番は少なかった。しかし、役はとても良かった。テルマエ・ロマエを観た後だったので、彼が江戸時代の人に見えたのが印象的だった。蔦屋重三郎の役で、横浜流星の演じたキャラクターとは全く異なる雰囲気が魅力的だった。中盤からは北斎をおじいちゃん俳優がメインで演じており、その演技力は素晴らしかった。海外を意識した日本映画なのかもしれないと思った。