2021年1月29日に公開の映画「天国にちがいない」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「天国にちがいない」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
天国にちがいないが視聴できる動画配信サービス
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天国にちがいないのあらすじ
映画監督エリア・スレイマンは、新作企画を携え故郷ナザレを出発する。パリでは洗練されたパリジャンの姿に心を動かされ、ルーヴル美術館やヴィクトール広場、ノートルダム聖堂といった美しい街並みに魅了される。一方ニューヨークでは映画学校での講義やアラブ・フォーラムへの登壇を果たすが、旧友のガエル・ガルシア・ベルナルの取りなしで映画会社のプロデューサーと対面するも、新作企画はあっさりと断られてしまう。旅先で故郷とは異なる現実を目の当たりにするが、意外な形で故郷との共通点を見つけ出す。果たして我々の本当の故郷はどこにあるのか――
天国にちがいないの詳細情報
「天国にちがいない」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
天国にちがいないの公式PVや予告編動画
「天国にちがいない」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
天国にちがいないを無料で見る方法は?
「天国にちがいない」を無料で視聴するなら、「Prime Video」「U-NEXT」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
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感想・レビュー
構図と色彩がとても心地よく、映像が非常に好みでした。スローなテンポも作品に合っていて、リラックスして楽しむことができました。パレスチナという国との深い関係を感じさせながらも、全く政治的メッセージを感じさせないのが素晴らしいです。不思議な作品で、とても気に入りました。
主人公は一言も喋らない。隣人たちの会話は詩的で、パリの街並みはどこか不思議な雰囲気を漂わせている。後半に入ると「パレスチナ」が登場し、繰り返しパリの軍隊が描かれ、冒頭のお祭りシーンと繋がりを感じた。社会的なテーマが含まれているものの、ストーリー自体はあまり展開がない印象を受ける。美しい風景とシュールで皮肉を交えた静かな笑いが心を和ませてくれた。
現代のチャップリンの表現力に納得。天使を追いかけて捕まえたと思ったら羽だけが残るシーンが印象的。ポスターの瓶の山も魅力的。全体はユーモアたっぷりで、不思議な世界観が面白い。かなりぼんやり見てしまったので、集中力のあるときにもう一度観たい。#25charo
自分の感受性に限界を感じているのかもしれない。空港でのボディチェックの場面なんかも、短いコントが集まったような印象で、シニカルさは感じられなかった。
カンヌ国際映画祭で批評家連盟賞を受賞したエリアス・レイマンの作品。新作映画の企画を持ってパリとニューヨークを目指すストーリーです。
日本はパレスチナの国家承認を拒否するという信じられない行動をとりましたが、本作はこの数年、及び今後のパレスチナの状況によって、作品の価値が大きく変わるものとして仕上がっていました。ミニシアター系の作品で、マジックリアリズム的な要素が色濃く反映されていますが、公開から5年経った今、パレスチナ人監督としての不安がより鮮明になり、視聴者に強く響くでしょう。ジャンル的にはキアロスタミやロイ・アンダーソンに似ており、シュールな笑いも楽しめます。
エリアス・レイマンの作品は少なく、サブスクリプションサービスでもあまり配信されていませんが、ぜひ観るべき監督の一人です。また、日本人はパレスチナで現在進行中の虐殺についてもっと知る必要があります。
あらすじを読んでも、えっ、そんな話なの?と戸惑うくらい意味が分からない。自分が見逃したのかと思うほど、主人公がほとんど喋らず説明もないため、何が起きているのか掴みにくい。独特の画作りと間の取り方は興味深いが、同じトーンが続くせいで途中で飽きてしまう。コメディとしての狙いが分かりづらく、海外の乾いたユーモアが苦手な人には合わないかもしれない。
街を行き交う人々を、傍観者の視点で静かに眺める。日常とは一線を画す非日常の場面が次々と生まれ、シュールでシニカルな空気が漂う。そんな雰囲気、嫌いじゃない。むしろ大好物だ。隣の芝生はいつも青く見えるが、ふと気づけば我が家こそ天国のように感じられるこの感覚は、ひょっとしてそういうことなのだろうか。
監督がナザレ出身であることを感じさせる冒頭は、現地の東方正教会の儀式を思わせる場面から幕を開ける。『新月の夜も十字架は輝く』を読んだ後だけに、アラブ系キリスト教徒が暮らす地中海東岸の景色はこういう場所なのかと強く印象づけられた。いつか平和が訪れたら、この地を訪れてみたいと心から願う。
セブンデイズインババナで知ったエリア・スレイマン監督の世界観に惹かれた。ロイ・アンダーソンやアッバス・キアロスタミ、ジャック・タチのような視点を感じた。こういう映画をもっと観たい。
映像は非常に美しいのに、シニカルな印象が強い。おそらく8割はカメラマンの腕によるものだろう。
良作ではあるものの、面白さを感じるにはこちらの熱意や実力が不足している。