2020年7月17日に公開の映画「パブリック 図書館の奇跡」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「パブリック 図書館の奇跡」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
パブリック 図書館の奇跡が視聴できる動画配信サービス
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パブリック 図書館の奇跡のあらすじ
米オハイオ州シンシナティの公共図書館を舞台に、誠実な司書スチュアート(演:エミリオ・エステベス)は、常連のホームレスから思いがけない告白を受ける。『今夜は帰らない。ここを占拠する』――大寒波で路上の凍死者が相次ぐ中、市の緊急シェルターは満員。居場所を失った人々のため、スチュアートは3階に集まった彼らと連携し、出入口を封鎖して代替の避難場所を求める平和的なデモを始める。ところが、検察官の偏った主張とメディアのセンセーショナルな報道により、彼は心に問題を抱えた“危険な容疑者”として描かれてしまう。やがて警察の機動隊が介入し、追い詰められたスチュアートとホームレスたちが選んだ、驚くべき決断とは……。
パブリック 図書館の奇跡の詳細情報
「パブリック 図書館の奇跡」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
監督 | エミリオ・エステヴェス |
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脚本家 | エミリオ・エステヴェス |
出演者 |
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カテゴリー | 映画 |
ジャンル | ドラマ |
制作国 | アメリカ |
公開日 | 2020年7月17日 |
上映時間 | 119分 |
パブリック 図書館の奇跡の公式PVや予告編動画
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感想・レビュー
公共性とは何か、公共は人をどこまで包摂できるのかこの問いが私を深く考えさせられた。
オハイオ州シンシナティ公共図書館には、今日も凍えるような寒さの中で体を温めようと集まる浮浪者たちがいた。外へ出たくない彼らは図書館を占拠すると宣言する。その光景に、過去の自分を重ねるように見つめる図書館員のスチュアート(エミリオ・エステヴェス)は、彼らとともに図書館の中へ立て篭もる決意を固める。あの刑事の息子は結局どうなったのか、和解は訪れるのかと気になるが、結末はそう簡単にはいかない。最後に訪れる驚愕のデモ行為は、心に深く響く。
シーザーが生きていて本当に良かった。撃たれずに済むためにみんなが裸で外に出てくる展開は、悲劇を回避できてよかった。ただ、館長と主人公がこの後どうなるのかが気になる。公務員として処分はあるのか、という点も気になる。そもそも図書館を占拠した理由を、もう少し明確に伝えてほしかった。モヤモヤが残る。人権と民主主義を主張した人が逮捕されるのも悲しい。翌日の開館に向けた清掃作業も大変だろう。
寒い真冬、公共図書館に立てこもったホームレスの人々と図書館職員たちの物語を描いた社会派サスペンス。
久々に素晴らしい映画を見つけた。このような出会いは本当に嬉しい。大ヒット作品だけが良い映画というわけではない。
スチュアートが引用した〈怒りの葡萄〉の言葉が心に残る。
「ここには
告発しても足りぬ罪がある
ここには
涙では表しきれぬ悲しみがある
我々の全ての成功を覆す失敗がある
肥えた土地
真っ直ぐに並ぶ木々
力強い幹
熟した果実
だが民の前には失敗があり
飢えた者は怒りを募らせる
人々の魂の中に怒りの葡萄がずっしりと
実っていく
収穫を待ちながら」
声を上げることを選んだ人たちが起こした奇跡の物語。ラストが非常に素晴らしい。
若い頃から二世俳優として名を馳せ、財力にも恵まれた暮らしを送ってきたエミリオが、本作のテーマに挑む姿には複雑な思いを抱えつつも、観客としては引き込まれる。脚本は所々冗長に感じる場面もあるが、作品には多様なアイロニーが散りばめられているのが見どころ。終盤の脱ぐ場面には、やはりエミリオらしさが全開で現れる。
マイラのキャラクターは魅力的だった。交渉人の息子は結局どうなったの?必要だったのかな?
図書館の存在は、人類が未来への希望を抱いている可能性を示す最も明確な証拠である。
T・S・エリオット
#図書館
エミリオ・エステベスやクリスチャン・スレーターが登場する80〜90年代の映画は、懐かしさを感じさせますね!テーマやキャストは素晴らしいですが、ストーリーや演技にはもう少し工夫が必要な印象。刑事の息子に関するエピソードや、みんなで歌うシーン、市長候補を道路に寝かせる場面、貧困問題など、どれももう少し掘り下げられたら良かったかもしれません。なんか物足りない気がしますね
急いで答えを出したり考えを求めたりせずに観られる作品を選びたい。私は図書館という場所があって本当に良かったと思うし、救われる場所だと信じている。しかし、この場所がなければ救われない人が確実にいる現実と、そこ以外に居場所を見つけられない現実には大きな差がある。観終わって『わあ良かった!』と軽く感じるのは、些細すぎる気がする。とはいえ、これは良い作品だ。これからも図書館に行くたび、そのことを思い出して考え続けるだろう。)
うーん登場人物の態度がコロコロ変わるうえ、展開もいまいち納得感がない。物資を支援する市民の描写も、作為的に見える場面が多い。いつもどこかにホームレスが存在していることを前提に、視聴者に見ていて当然の感覚を与えるのはご都合主義にも感じられる。優しい世界を描く問題提起を狙っている点は理解できたが、それが前面に出すぎて作品全体の説得力を弱めている気がする。
結局、交渉人の息子が一体何者だったのか、物語の意味合いは不明瞭だ。話はどれも中途半端に終わってしまう。さらに、ホームレスには女性もいるはずだが、冒頭の老人を除いて女性の登場がほとんどなく、最後の脱ぐシーンを前提に女性像を描いているのか、という印象を受ける。