2019年9月6日に公開の映画「いなくなれ、群青」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「いなくなれ、群青」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
いなくなれ、群青が視聴できる動画配信サービス
現在「いなくなれ、群青」を視聴できる動画配信サービスを調査して一覧にまとめました。以下のVODサービスで「いなくなれ、群青」が配信中です。
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いなくなれ、群青のあらすじ
階段島。ある日、私たちは突如としてこの島に到着した。その理由を知る者はいない。島の謎を解き明かそうとは思わない。――この物語は、彼女と出会った瞬間から始まる。
いなくなれ、群青の詳細情報
「いなくなれ、群青」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
いなくなれ、群青の公式PVや予告編動画
「いなくなれ、群青」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
いなくなれ、群青の楽曲
「いなくなれ、群青」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- メインテーマ僕らの出会った場所Salyu
いなくなれ、群青を無料で見る方法は?
「いなくなれ、群青」を無料で視聴するなら、「Prime Video」「U-NEXT」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
「Dailymotion」「Pandora」「9tsu」「Torrent」などの動画共有サイトで無料視聴するのは避けましょう。これらのサイトには、著作権者の許可なく違法にアップロードされた動画が多く存在し、利用者側も処罰の対象となる可能性があります。
感想・レビュー
「原作ファンはどう感じるか」
『サクラダリセット』ほど難解ではありませんが、原作を知らないと特有の世界観を理解するまでに時間がかかるかもしれません。ただ、大人ならばストーリーに置いていかれることはないでしょう。一方で、キャスティングを目当てにした若い観客は「ぽか~ん」とするかもしれません。キャスティングについてですが、ヒロイン役の子は演技が単調で物足りない印象を受けます。主人公は役柄的に演じやすいので悪くないですが、少しかっこよすぎるのが難点です(これは仕方ないですが)。クラスメイトのキャラクターは賑やかすぎて、演出的にはもう少し控えめにしてほしかったです。青春群像劇であれば良かったのですが。
なお、評価が低いようですが(原作ファンの受け入れ度によるものかもしれません)、私自身は決して悪くないと感じています。全体的に青みがかった画面は良いと思います。
独特の世界観とセリフは良かった。ただ、登場人物が美男美女ばかりなのがこの世界観と合っておらず、終始しっくりこなかったのが残念だった。
過去の鑑賞記録用
じっくり観ないとメッセージが掴みにくい映画でしたが、全体的な雰囲気は気に入りました。
最初の設定や謎の解明されていない独特の雰囲気には魅力を感じましたが、全体としては少し物足りなさが残りました。横浜流星の存在感は際立っていて、光の入り方や映像の美しさも印象的でした。
失敗してしまう自分を捨てたい。その捨てた人格を集めて、青春をもう一度続けられるとしたら、どうなるだろう。
失敗しがちな自分を手放したい。捨てた人格を寄せ集め、青春を再燃させたら何が起きるのか。
失敗する自分を捨て去ると、青春はどんな風に変わるのか。捨てた人格を集めて、青春を続けられる可能性を探る。
失敗ばかりの自分を切り離すと、青春は再びどのように動き出すのか。捨てた人格を集めて、青春を継続させる仮説。
物語は最後までしっかりついていけるし、映像もずっとかっこいい。ノスタルジーを感じさせる一方で、SF要素やミステリーが絡んでいて面白かった。セリフは演劇的だけど、安っぽさがなく、鋭さもあって素晴らしかった。さらに、飯豊まりえが高校生にぴったりの見た目で、演技も非常に良かった。
原作ファンにはあまりおすすめできませんが、映像美には魅了される作品です。原作の1巻と2巻を融合させることで、七草や真辺だけでなく、水谷や佐々岡などのサブキャラクターについてもしっかりと掘り下げられています。しかし、その影響で1巻での「階段島」の謎をじっくりと描く繊細さや、2巻でキャラクターたちが抱える葛藤や苛立ち、踏み出す理由が薄れてしまった点が残念です。それでも、雨のトンネルでのシーンなどの美しい映像は、想像していた階段島の雰囲気と非常にマッチしていると感じました。また、個人的にはサブキャラクターのキャスティングも非常に良かったと思います。
どこで生きていくかは、自分で選べばいい。
彼らが失ったものを知ったとき、胸の内に何かが静かに落ち、私にも失ったものがあると気づいた。
この作品は、私にさまざまな問いを投げかけ、深く考えさせられるものでした
映像は白みが強く、役者を美しく見せようとする気概を感じる風がよく吹き、儚さを演出している。ただ、芝居は役柄と合っていないようにも見える。現実の世界とは違う空間を描きたかったのか、それとも最後の海岸シーンと出会いの海岸シーンを対比させたかったのか。真辺さんは再び自分の人格を捨ててしまったのか。七草の変化を受けて自分も人に合わせてみたのか「一緒にいるために」といった狙いだったのか、よくわからない。堀さんは魔女という解釈でいいのだろうか。捨てられた人格たちはどこへ行くのか、島を離れたときにはどうなるのかといったぼんやりした問いが気になる。青春みはとても強く、飯豊さんのスタイルの良さが印象的だった。走り方は必ずしも得意そうには見えないが、それがまた可愛く感じられた。
階段島捨てられた人たちが辿り着く島。島を出るには、何か大切なものを見つけることが条件だ。そんな不思議な島に七草はやって来て、この不条理を受け入れ、静かな日々を送っていた。しかしある日、幼馴染の真辺が現れ、七草たちを巻き込み島の謎へと引き戻す。
予備知識ゼロで観始めた私は、最初はミステリー作品かと思っていた。でも次の瞬間、魔女という言葉が飛び出してきて、魔女!?そんな展開が待っているのかと戸惑いもあった。現実とファンタジーの境界が揺れ動く、少し混乱する展開だった。
捨てられたとは一体何を指すのかこの作品には正解は確かにある。でも、正解を知らないままその意味を考える場面は、誰しも一度は経験することだろう。自分が意図していなくても、相手からすると捨てられたと受け止められることがあるそんな共感が浮かぶ瞬間があった。
一方で、真辺のストレートさは終始わたしの苦手意識を呼び起こした。太陽のように明るく、近づくと焼き尽くしてしまいそうな強さ。そんな彼が島の秘密を知ったとき、七草と同じ心情を抱くのかもしれないと感じつつも、書きながらにして腑に落ちない気分が残る自分に戸惑う。
結末自体はしっくり来なかったが、題材そのものには魅力を感じた。