2020年3月6日に公開の映画「酔うと化け物になる父がつらい」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「酔うと化け物になる父がつらい」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
酔うと化け物になる父がつらいが視聴できる動画配信サービス
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酔うと化け物になる父がつらいのあらすじ
「私たちの“常識”は、他人の“非常識”に映ることが多い。日曜日や夏休み、クリスマス。思い出の中の父はいつも酔っぱらっていた。日常は無口で気弱なのに、酒を飲むと“化け物”に変わってしまう父と、新興宗教に夢中な母。
そんな風変わりな家庭で育った主人公のサキは、父の奇妙な行動に苦しみながら、いつの間にか自分の感情に蓋をするようになる。明るく積極的な妹や、学生時代からの親友に支えられ、家族の崩壊を漫画として描き、なんとか日々を生き抜くサキ。
だが、ある日、アルコールに浸っていた父に病が見つかる-。知っていると思っていた父のことを、実は何も知らなかった。
サキが本当に伝えたかった、心の奥底の気持ちは何だったのか?
酔うと化け物になる父がつらいの詳細情報
「酔うと化け物になる父がつらい」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
原作者 | 菊池真理子 |
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監督 | 片桐健滋 |
脚本家 | 久馬歩 片桐健滋 |
主題歌・挿入歌 | GOOD ON THE REEL |
出演者 | ともさかりえ オダギリジョー 今泉佑唯 宇野祥平 安藤玉恵 恒松祐里 星田英利 松本穂香 森下能幸 浜野謙太 渋川清彦 濱正悟 |
カテゴリー | 映画 |
制作国 | 日本 |
公開日 | 2020年3月6日 |
上映時間 | 94分 |
酔うと化け物になる父がつらいの公式PVや予告編動画
「酔うと化け物になる父がつらい」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
酔うと化け物になる父がつらいの楽曲
「酔うと化け物になる父がつらい」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- メインテーマ背中合わせGOOD ON THE REEL
酔うと化け物になる父がつらいを無料で見る方法は?
「酔うと化け物になる父がつらい」を無料で視聴するなら、「Prime Video」「Lemino」「U-NEXT」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
「Dailymotion」「Pandora」「9tsu」「Torrent」などの動画共有サイトで無料視聴するのは避けましょう。これらのサイトには、著作権者の許可なく違法にアップロードされた動画が多く存在し、利用者側も処罰の対象となる可能性があります。
感想・レビュー
こんなに困難な家庭環境なら、高校の頃からバイトでお金を貯めて、早く家を出て行くつもりだ。
つるんでいる仲間にも問題がある。飲めない人とばかり過ごしていたら、面白くなくて、もっと早く辞めていたかもしれない。
泥酔しているのに、翌日の出社には遅刻したことはないのだろうか。なんだかすごい。
音楽の使い方にクセがある笑 同じ曲を強調することでコメディ要素を前面に出すと、最初は少しやり過ぎな印象を受けるけれど、次第に音楽がかかるたびに笑えるようになる。一方で後半に入ると、その音楽がほとんど使われなくなり、急にシリアスな雰囲気に。そのため、序盤のコメディ要素が際立ち、その振り幅がより鮮明に感じられた。松本穂香は幸薄い女性の役にぴったりで落ち込んでいる時に友達が訪れて、嬉しくて顔にニヤケが出る渋川清彦の表情が素晴らしい。
おもしろさ:3.5
しんどさ:3.0
なかなか良い作品だった。
ギャグテイストから徐々にシリアスに移行する構成が絶妙で、しっかりとしたしんどさを感じる。
90分という観やすい時間も良い。
アルコール依存症、情緒的ネグレクト、DV、共依存、新興宗教、借金といった重いテーマがしっかり盛り込まれている。
「お金じゃない、お酒でもない」と作中でも語られている通り、個々の行動ではなく無関心や尊重の欠如が根本の問題であり、この世界の人間関係の不和は全てここに起因していると感じさせられた。
死後に本当は良い父親だったとわかるわけではないのに、自分の接し方に罪悪感を抱いてしまう描写が非常に痛ましい(褒めている)。
死後強まる呪いのように思える。
そんなひどい毒親はしっかりと恨むべきだ。
彼らが全て悪いのだから。
「惜しまれて死ぬと思わないで。私に恨まれて死ぬとわかって死んで」とまさにその通り!
あなたの言葉は全て正しい、自信を持って!
無関心に対して無関心で返しただけ、何も悪くない。
とは言え、自己責任を感じてしまう毒親の呪縛には、もはや様式美すら感じる。
この世界はひどい。
そう感じさせてくれる作品だった。
家にも化け物がいるかのようで、強く共感した。映画のように、毎日飲み友が来るのが本当に嫌だった。
内容はかなりひどかった。
(ジャケットはポップだが)
音楽がルームロンダリングの影響を受けすぎていると感じたら、監督が同じだった。独特なセンスだ。
途中、特に展開がなくてだるい時間もあったが、それでも最後まで楽しく観られた。壁に何が書かれていようと、娘は決して悪くない。あれは泣けるどころか、怒りすら感じた。謝罪は必要だとしても、それを娘が見つけたときにどう思うかを考えることさえできない父親は酷い。娘が自分を責めることになるかもしれないという可能性に、思いが至らないことすら酷い。直接伝えろ。父親が100%悪い。
人間は多かれ少なかれ何かに依存しながら生きていますが、こういう飲み方をする人は苦手です。
自分はお酒が大好きでよく飲むので、これを見てみた。子供や飲まない人からすると、これが化け物のように見えるのだろう。そもそも、父がシラフの時でも良い人だとは思えなかったけれど
片桐健滋監督の作品は、温かさを感じさせつつシュールな闇をまとった独自の世界観で現代の家族を描く。言葉数の少なさが際立つ表現が、観る者の心に強く刺さりつつ苦悩を呼び起こす。鑑賞後も胸を締めつけられる体験だ。 #オダギリジョー
しらふのときは穏やかで、良き父親に見える。でも付き合いの場ではすぐに酒へ走り、家族を蔑ろにしてしまうそんなクソ親父だ。渋川晴彦のような佇まいが似合うとも感じさせる。脚本には久馬歩が参加しており、構成が非常に練られている。
この映画を観て、個人的な話になるが強く心を動かされた。私の家族にも通じる部分が多く、特に母の姿が重なる。母はひとりで私を育て、昼はスーパーへ、夜は知り合いのスナックで手伝いをしていた。帰宅するたびに酒の匂いをさせ、玄関やトイレの前で眠ってしまう日も少なくなかった。
思春期を迎えたころ、母は夜のスナックを辞めたが、知人との飲み会には出かけ、酔いが醒めないまま帰ってこない日が増えた。帰ってきては大声で喋り続ける姿に腹が立ち、私は思わず『酒臭いからあっちへ行け』と言ってしまった。その瞬間、初めて母の涙を間近で見ることになり、女手ひとつで私を育ててくれた母にそんな言葉を放った自分を信じられず、強い罪悪感に苛まれて泣き崩れてしまった。
この映画を通じて、母に心から謝りたいという思いが胸を突き動かした。母よ、あのときは本当にごめん、と深く思うそんな感情を呼び起こす作品だった。