ありふれた悪事はどこで見れる?今すぐ視聴できる動画配信サービスを紹介!

3.9
ありふれた悪事 映画

2017年12月9日に公開の映画「ありふれた悪事」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「ありふれた悪事」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。

ありふれた悪事が視聴できる動画配信サービス

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最終更新日

ありふれた悪事のあらすじ

正義感溢れる平凡な刑事カン・ソンジン(ソン・ヒョンジュ)は、足の不自由な息子や内職で家計を支える妻を持ち、気になることが山ほどある。しかし、近所で大親友の記者ジェジン(キム・サンホ)と酒を交わして過ごす日々には幸せがあった。そんなある日、ソンジンは大統領直属の国家安全企画部の室長ギュナム(チャン・ヒョク)に呼び出される。そこで、別件で逮捕した男が国民を恐怖に陥れている連続殺人事件の犯人だと告げられる。極秘資料を手に入れ、ソンジンは裏付け捜査への協力を求められるが、捜査を進めるうちにその男が無実であることに気づく。連続殺人犯逮捕のニュースは、ギュナムによる完全な捏造だったのだ。多額の報酬と息子への治療支援を引き換えに、ソンジンに捏造捜査の継続を命じるギュナム。
一方、捜査に疑念を持つジェジンは、国家安全企画部の陰謀を暴くために妨害を受けながらも取材を続ける。

ありふれた悪事の詳細情報

「ありふれた悪事」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。

監督
脚本家
出演者
カテゴリー
ジャンル
制作国 韓国
公開日 2017年12月9日
上映時間 122分

ありふれた悪事の公式PVや予告編動画

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映画

ありふれた悪事の感想&レビュー

  1. 池田祐太

    国家権力が「スパイ防止」を名目に暴走する危険性を徹底的に描写した韓国のサスペンス映画です。このスパイ防止法を推進しているのが、自民党の高市早苗総裁。本作は、高市の首相就任前夜に観るにふさわしい作品とも言えます。

    舞台は民主化前夜の1987年の韓国。刑事カン・ソンジンは、国家安企部から連続殺人事件の容疑者を立件するよう命じられますが、その男は明らかに無実。過酷な拷問によって無理やり自白させられているのは一目瞭然です。

    ソンジンは親友の記者から事件の真相解明を手伝うよう頼まれつつも、安企部からは賄賂や、足の不自由な息子の治療を手配することで口止めが図られます。最終的に苦境に立たされたソンジンがどのような選択をするのかが、本作の基本的なストーリーです。

    以下、ネタバレ含みます。

    特筆すべきは、「北朝鮮スパイの摘発」を名目とした違法捜査の実態。無関係な人間を別件で逮捕し、スパイ認定の自白を強要するために brutalな拷問を加えます。また、スパイであることが発覚した相手は家族ともども抹殺されることもあります。国家安企部の影響からは警察官や記者も逃れられないそんな恐怖の世界が本作に描かれています。

    タイトル「ありふれた悪事」は、一般人が拷問の恐怖や金品の誘惑に屈して国家安企部の悪事に加担する現実を示しているようです。これは哲学者ハンナ・アーレントの「凡庸な悪」にインスパイアされた作品とも言えるでしょう。

    しかし、実際の出来事を基にした名作「1987 ある戦いの真実」と比較すると、本作のフィクションとしての国家犯罪の扱いにはリアリティが欠ける部分も否めません。スケール感でも見劣りします。

    とはいえ、全体として観る価値のある映画だと思います。同様の歴史が繰り返されないよう、特に若い世代に観てほしい作品です。

  2. めがねもん めがねもん

    不都合な奴はみんな北のスパイだと繰り返していたら、そりゃ舐めてるのかってなるよね。
    キム・サンホ、いつもと様子が違う!!チャン・ヒョク、怖い!

  3. 孔明 孔明

    過去の鑑賞記録。
    韓国映画は人間の醜さを徹底的に描写しており、毎回感心させられる。

  4. Ayumu Kohiyama Ayumu Kohiyama

    5~4.5 非常に楽しめた(夢中になった)
    〜4 よかった
    〜3.5 推奨
    〜3 普通
    〜2 うーん(なんとか最後まで観た)
    〜1 面白くなかった(途中でやめた)

  5. いしぐり崇之

    サスペンスだと思ったら、全く異なる展開だった。
    豪華なキャストの中でも、チャン・ヒョクの無表情には一種の冷気を感じてしまう。
    ラストまでかなり不快な気持ちが残る。

  6. hiyoko hiyoko

    最近、アマゾンプライムで「ありふれた悪事」を視聴した。2016年制作の韓国映画で、上映時間は121分。民主化直前の韓国を舞台に、捏造捜査を指示された刑事が国家の闇に直面する社会派サスペンスだ。主演の俳優が村西とおるに似ているため、つい惹き込まれてしまった。 国家権力に翻弄されながらも、主人公は刑事としての立場を貫くことができるのか、それとも国家権力に屈するのか。 さらに、古くからの友人も同じ状況に置かれ、信念を貫こうとした結果、命を落としてしまう。 内容は非常に重厚で、文句をつけたくなる点も多いが、引き込まれるように見続けてしまう。映画にありがちな、殺す前にいろいろと話すシーンについては、映画としての表現かもしれないが、現実ならばジョン・ウィックのように即座に終わらせるスタイルの方が好みだ。説明は入れながらも、拉致後には一言発してから即座に処理する方が気持ちがすっきりする。 社会派サスペンスが好きな方にはおすすめです。

    監督指数: 75
    撮影・照明指数: 74
    録音指数: 73
    美術指数: 70
    衣装・メイク指数: 72
    芝居指数: 78
    キャスト指数: 72
    ストーリー指数: 76
    音楽・効果指数: 75
    総合アマゾン鑑賞指数: 73点

    評価基準:
    0~50: なんじゃこりゃ
    51~60: ありきたり
    61~70: まーまーかな
    71~80: がんばったね
    81~90: 素晴らしい
    91~100: 文句なし

  7. 小さな森

    みんな鉄パイプで殴り合ってるのが面白いよね。
    とりあえず、テンポがかなり悪い。

  8. へっぽこライダー

    このサスペンス映画は、現実味のある事件描写が背筋を凍らせるほどの怖さを生み出します。刑事役を演じる俳優は、コメディアン風の表情とは裏腹に熱心で真剣な演技を見せ、ほかの俳優陣も迫真の演技で作品のリアリティを高めています。記者役も味わい深く、全体の雰囲気を引き締めています。陰謀へ自然と巻き込まれていく展開は、悪が悪を呼ぶ連鎖のように緊張感を保ちます。拷問シーンはショックが大きく、視覚的にも印象的でした。とはいえ、映画館へ足を運ぶべきかは迷うところ。ストーリーは分かりやすく、見どころもしっかりしています。

  9. 杉山 真

    1987年の独裁体制下を舞台にした本作は、一般的な刑事カン・ソンジンが国家権力の命令によって捏造捜査へと巻き込まれる衝撃の物語です。ソンジンは聴覚障害の妻と足が不自由な息子を支えながら、ささやかな家庭の幸せを大切にしていましたが、国家安全企画部の室長ギュナムに呼ばれ、逮捕した男が連続殺人犯だと信じ込まされてしまいます。証拠を集めるため奔走する一方で、ソンジンの親友で記者のジェジンは捜査の正当性に疑問を抱き、事実解明へと挑み続けます。

    感想・見どころ
    民主化前の韓国社会を背景に、権力の暴走とそれに抗う困難さを丁寧に描く作品です。平凡な生活を送るソンジンの倫理観と正義感が、国の圧力によって次第に崩れていく過程は、観る者の心を深くえぐります。ソンジンは家族と職務の間で葛藤し、権力の術中にはまり込んでいくさまは痛ましくもリアル。対照的に、ジェジンは社会の弱者の声を代弁しようと奮闘しますが、権力の手から命を狙われる展開は強い衝撃をもたらします。彼の死とともに、国の歪みに気づく市民の動きが少しずつ芽生える描写には、希望の光を感じさせます。

    演じるのは普段は脇役を務めるソン・ヒョンジュとキム・サンホですが、本作では二人の演技が主役級の熱量を見せ、観る者の心を大きく揺さぶります。ストーリーの緊張感と社会派メッセージが強く、政治史を考える上でも貴重な作品です。

    鑑賞日:2024年3月23日
    視聴プラットフォーム:Amazon Prime Video

  10. はるか はるか

    内容は非常に重く、韓国社会の闇を徹底的に描き出した作品である。邦画やハリウッド映画のような甘さは皆無だ。悪に加担した主人公も、最後には改心して告発してハッピーエンドになるだろうと高を括って観ていると、本当に衝撃を受ける。主人公は国家安全企画部室長と「傷つけないならば」という約束をし、親友の記者の居場所を密告してしまう。この親友は拷問に遭い、スパイに仕立てられてあっさりと命を落とす。彼が拷問を受ける場面で震えながら「誰も俺を倒せない、自ら倒れなければ」と呟く瞬間が心に残る。そして親友の死をきっかけに立ち上がった主人公に待ち受けるのは、妻や息子を含む一家へのガス暗殺。生き残った主人公は室長を捕まえようとするが、妨害に遭い失敗する。実は生きていた息子を脅しに使われ、彼は全ての罪を認める印を押すことになる。物語はどんどん厳しく、主人公と観客の心を踏みにじる容赦の無さが際立つ。ただし、全体の構成はやや不完全で、特に前半は観るのが辛いと感じる部分があった。このテーマの作品でありながら、序盤のコメディ要素がどうしても不要に思えてしまう。後半とのギャップを意図したとしても、ドタバタの追走劇はノイズに過ぎない。重いテーマを扱っているなら、全編を通して堅実にまとめるべきではなかったのだろうか。終盤では、これだけの苦難を経た主人公が室長を殺さず逮捕し、司法に委ねる意図が理解し難い。司法は明らかに腐敗しており、すぐに釈放されるのは見えている。また、個人的には主人公のソン・ヒョンジュの顔が苦手で(髪型のせいかもしれない)、その顔のアップを見続けるのが辛かった。演技は上手いと感じるが。30年後にようやく無罪が認められた主人公が「本来在るはずだった理想の家族」を思い描くラストシーンが非常に切ない。重すぎるテーマで、しばらく引きずりそうな映画だ。