2017年3月25日に公開の映画「標的の島 風かたか」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「標的の島 風かたか」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
標的の島 風かたかが視聴できる動画配信サービス
現在「標的の島 風かたか」を視聴できる動画配信サービスを調査して一覧にまとめました。以下のVODサービスで「標的の島 風かたか」が配信中です。
標的の島 風かたかのあらすじ
2016年6月19日、沖縄県那覇市。米軍属女性暴行殺人事件の追悼県民大会で、稲嶺進名護市長はこう語った。「我々は、また命を救う風かたかになれなかった」。ここでの“風かたか”とは風よけ・防波堤の意を指す。沖縄県民の8割が反対している辺野古の新基地建設が黙殺され、全国から1000人の機動隊を投入して高江でオスプレイのヘリパッド建設が強硬に進められている。現場では多くの負傷者・逮捕者を出しつつ、激しい抵抗が続く。さらに宮古島・石垣島でもミサイル基地建設と自衛隊配備の動きが進んでいる。
標的の島 風かたかの詳細情報
「標的の島 風かたか」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
標的の島 風かたかの公式PVや予告編動画
「標的の島 風かたか」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
標的の島 風かたかを無料で見る方法は?
「標的の島 風かたか」を無料で視聴するなら、「U-NEXT」「DMM TV」「Prime Video」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
「Dailymotion」「Pandora」「9tsu」「Torrent」などの動画共有サイトで無料視聴するのは避けましょう。これらのサイトには、著作権者の許可なく違法にアップロードされた動画が多く存在し、利用者側も処罰の対象となる可能性があります。



標的の島 風かたかの感想&レビュー
涙をこらえながら観た。沖縄スパイ戦史も素晴らしかったが、本作はそれ以上に現在の沖縄を生きる人々の姿を描き出しており(とはいえ10年前の話だが)、彼らの存在をより身近に感じられた。元海兵隊員による暴行事件をもう少し深掘りしてほしかったという点はあるものの、全体として意味のあるドキュメンタリーだった。
三上智恵監督によるドキュメンタリー「標的の村」や「戦場ぬ止み」は、沖縄の米軍基地問題を深く掘り下げています。沖縄本島では、辺野古の新基地建設や高江のオスプレイ用ヘリパッドの建設、さらに宮古島や石垣島への自衛隊配備とミサイル基地の設置といった多くの課題が存在し、地元住民の激しい抵抗や警察・機動隊との緊張関係が続いています。本作では、これらの現実を描写しながら、沖縄の人々の県民性も際立たせています。タイトルは、2016年6月に行われた米軍属女性暴行殺人事件の追悼集会で、稲嶺進名護市長が発した「我々は、また命を救う『風かたか』になれなかった」という言葉に由来し、「風かたか」とは風よけを意味しています。
これから戦争で命を落とすかもしれない、この国の一人は、きっとあなたかもしれない。すべての人は、お母さんのお腹の温かさの中で生まれた、愛されるべき生命だ。
叙情歌「とぅばらーま」と八重山の悲歌、エイサーは歌と踊りが共鳴する。
国内における植民地的状況を象徴している。
冒頭ではテレビ的な印象(監督のナレーションがその要素を感じさせる)を受けたが、全体を通して見ることでその考えは変わる。
石垣への陸上自衛隊配備計画について、住民投票の権利を認めない那覇地裁の判決が示されている。
敵として描かれるのは、名前も顔もない機動隊の若者たちだけで、右翼の宮古島前市長や市役所の職員、行政の末端が続く。
座り込みの意義について問われると、戦争に反対する私の一存在が歴史に刻まれる、という思いがある。
自然や記憶、家族、愛、代々にわたって子供たちのために島を守るための闘いが続く。
しかし、警視庁や他県の警察から来る機動隊の若者たちと無意味に対峙しなければならない状況にはやりきれなさを感じる。警察はただ行政の業務を行うだけで、意見や思想を持たない無力な存在となっている。
島民の誇り高い生活に根ざした力強さには心から感服する。
基地建設については賛否が分かれるが、いずれの立場の人々も平和を願う気持ちは共有しているのではないでしょうか。日本はアメリカの意向に過度に依存しているように見えます。現地住民の声を無視した方針には、明確に反対すべきです。
おそらくこれは一面的な視点に過ぎないが、沖縄での事実を知らずにウクライナの戦争を批判することはできないと感じた。
国を兵器で守ること自体が「戦争」であるということを実感した。
また、オシャレな音楽を作る七尾旅人さんがこうした活動をされていることに驚きを覚えた。
偶然映画館で三上智恵監督を見かけて、正直なところ、普通の女性がこのような力強い作品を作るとは思わなかったので驚いた。
#標的の島 #風かたか
U-NEXTで鑑賞した。
冒頭は、米軍属女性暴行殺人事件の被害者を追悼する県民大会からスタートする。最近、目取真俊の『眼の奥の森』を読んだが、沖縄の人々の顔や表情、その背後に見える歴史に触れ、涙が止まらなかった。その後、『沖縄スパイ戦史』やさまざまなドキュメンタリーを思い出し、対馬丸の生き残り女性の話や、死体を踏み越えて逃げた人々の語り、戦争を生き延びた語り部の声が心に響き、終始涙が流れていた。基地賛成派の野次に「バカはどこにでもいる」と感じる瞬間もあったが、その中に在日朝鮮人もいること、そして皇民化の呪縛が今なお残っていることが悲しく感じた。機動隊の若者が、座り込みをする沖縄の老人たちを排除する様子を見て、また涙が止まらなかった。
沖縄で最も重要なドキュメンタリー作品の一つです。高江での弾圧は非常に深刻でした。沖縄に対して、このような酷い行為が行われたことに驚きを禁じ得ません。これまで自民党は沖縄を軽視してきましたが、安倍政権下ではその圧力が一層酷くなった印象があります。一般市民が機動隊や国家から弾圧を受けることは本当に恐ろしいことです。そして、高江は遠い場所でしたが、早朝から集まってくれた人々には感謝しかありません。その様子を記録してくれた三上監督には心からの感謝を捧げます。泣き崩れるヒロジさん。厳しい状況下でリーダーとして力を尽くしてきた彼は、沖縄のヒーローです。他の参加者も同じ気持ちだったと思います。自分のことは二の次で、この状況を変えたいと思いながら「かじかたか」となった人々の記録が、沖縄の誇りを感じさせる作品です。涙なしでは見ることができません。
さらに、音楽には新良幸人さんの三線が使われていて、これが本当に素晴らしいです。沖縄映画の中で最高の音楽と言えるでしょう。その音楽を聴くたびに、羨ましい気持ちになります。新良幸人さんは、パイナップルツアーズの「麗子おばさん」にも出演し、歌声の伴奏をする素晴らしい音楽家です。
『標的の村』の公開時期を思い出すと、まるで一昔前の出来事のように感じます。その頃、恒例の夏の孤独な旅に出かけ、沖縄本島の最北端を目指しました。周りはヤンバルの雄大な山と海に囲まれた、素晴らしい手作りの宿に宿泊しました。宿の方々は非常に温かく迎えてくれて、翌日はオーナー家族が住んでいる素敵なカフェ「山甕」にもお邪魔しました。東京に帰ると、偶然にも前作のチラシを目にし、驚きを隠せませんでした。あの「山甕」がオスプレイ基地に囲まれた高江地区に位置しており、オーナーであるゲンさんが本作にも登場する方だったのです。自分の無知を恨みながらも、あの素敵な方々が過酷な闘いを強いられている現実に愕然としました。その時、五人の子どもを持つお日様のような笑顔の奥さんを、私は思い切ってグレートマザーと呼び、ジャングルとお日様の中で遊ぶ子どもたちがまぶしかったのです。しかし、この心に刺さるドキュメンタリーは、なぜかレビュー数が200にも届かないほど。今、私はゲンさん一家を脅かす全てのものに向けて、自分の全ての呪いを放射しています。