2017年5月13日に公開の映画「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」を今すぐ視聴できる動画配信サービス（VOD）を徹底紹介。この記事では「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
映画 夜空はいつでも最高密度の青色だが視聴できる動画配信サービス
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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だのあらすじ
看護師として病院で働く美香（石橋静河）は女子寮で一人暮らしをし、患者の死と向き合いながら、夜はガールズバーでアルバイトをしている。彼女の孤独と虚しさは、周囲の環境や人々では埋まらない。日雇いの慎二（池松壮亮）は古いアパートで独り生活し、年上の同僚智之（松田龍平）や中年の岩下（田中哲司）、フィリピン人出稼ぎ労働者のアンドレス（ポール・マグサリン）と一緒にいるが、心の中の不安は消えない。ある晩、慎二は智之たちとガールズバーに赴き、美香と出会う。智之が美香の電話番号を聞き出そうとする間、慎二は無意味な言葉を茶化す。作り笑いを浮かべる美香。バーを出た美香は、深夜の渋谷の雑踏で慎二を見つけ、「東京には1,000万人も人がいるのに、これはどうでもいい奇跡だね」とつぶやく。路地裏のビルの隙間から青白い月が見える。「嫌な予感がするよ」。慎二が同意する。「わかる」。二人の顔を照らす青い光の中で、彼らは都会での生きづらさを抱えながら、懸命に生きる道を模索する。不器用で素直になれない二人は、近づくけれどまた距離を置いてしまう...
映画 夜空はいつでも最高密度の青色だの詳細情報
「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
映画 夜空はいつでも最高密度の青色だの公式PVや予告編動画
「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
映画 夜空はいつでも最高密度の青色だの楽曲
「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- サウンドトラック「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」オリジナル・サウンドトラックTakashi Watanabe
- エンディングテーマNEW WORLDThe Mirraz
映画 夜空はいつでも最高密度の青色だを無料で見る方法は？
「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」を無料で視聴するなら、「Prime Video」「Lemino」「U-NEXT」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
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感想・レビュー
おもしろかったなぁと思っていたら、エンドロールでミイラズの不意打ちを喰らって大笑いした。
タヒの詩を聴くためだけに観た。ところが、映し出される風景はあまり心を動かさなかった。だるい日常のやりとりがただ繰り返されるだけ。自分は、作中に出てくるような怠惰な人間にはなりたくない。
えーっと、僕は一応、最果タヒさんの原作詩集も読んでるんです。作品としては、一作目の方が好きなんですが、『夜空は~』もそれなりに楽しんでいました。しかし、映画を観終わった後も、この作品がどこが詩集の映画化なのか、全く理解できませんでした。名言風のセリフも、「原作にそんな表現あった？」と引っかかることばかり。主人公を演じる池松も、自閉症の男の子を演じていて、演技は上手なのですが、「新聞をよく読むおじさんが人気の詩集を使って、現代日本の風俗を表面的に盛った」映画にしか見えません。原作はそういう詩集じゃないのに。この映画を企画した人やプロデューサーには残念に思います。
そもそも、アヴァンギャルドでアブストラクトな詩集を、商業的な物語主義に落とし込むこと自体が原作への裏切りです。それで出来た映画が、むしろ詩集を日常的に読まない層に向けた媚びた作品になっていることが、僕としては本当に嫌です。タヒさんに続く詩人がサブカル界隈で目立たないのは、短歌や俳句なら良くても、詩はやはり現代日本人にとって遠く感じられるんだなと感じます。この映画を観ても、その思いは強まりました。結局、言葉を楽しむことがインスト音楽のようであったり、古臭いお説教にしか見えない。現代詩が日本人にとって、そのようなものになってしまっているのかと、がっかりします。
文学フリマやコミティアの人たちがこの映画を称賛するのか疑問です。むしろ、もっとのんびりした100年前のサイレント映画の方が、僕としてはいいと思います。同じサブカルチャーなら、インドカレー屋巡りの方がずっと楽しめます。人気が出たらなんでも映画化するのは、あまり良くないと思います。映画制作が経済的に厳しくなっているのは承知していますが、物語性のない非商業的な作品の場合は、特にやめた方がいいと感じます。あーあ。
池松壮亮と松田龍平が揃った現場は非常に豪華です。同名の詩を原作としていますが、それだけにとどまらず、インスピレーションも感じられます。
好きな映画だった。
東京で生きるためには、夢や希望だけでなく、あまり気にせずにチャックを下げたまま歩くような大胆さも必要かもしれない。
不器用で少し捻くれた2人だからこそ、妙に惹かれ合うのでしょう。
トゲのある松田龍平が好き。
夜の東京、渋谷や新宿には、外国人や孤独な老人、中年層、地方出身の若者たちが集まっている。彼らが抱える寂しさややるせなさ、悶々とした気持ちを全て受け止めているような街の雰囲気。こういう映画に心を救われる人も多いはずで、若い頃に観ていたらまた違った印象を持つだろうなと感じる。大学時代に付き合っていた彼が、渋谷から夜行バスで島根に帰省していたことを思い出す。
この2人には惹かれ合う理由がぐっと伝わる。田舎道を手をポケットに入れて、少し乱暴に歩く仕草が特に印象的だ。お似合いと言われつつも、社会の中で何とかやっているが、極端に不器用でひねくれている。ネガティブだ。そんな二人の前に、チャックおじさんのような素直で純粋な人物が現れ、毎日誰かが亡くなる世界でも東京は変わらず、頑張れと歌う人が売れていく。ありふれた日常に見えるけれど、心をきゅっと掴まれる。今まさにそんな瞬間のようで、季節の変わり目に観る作品として最適だ。変化への恐怖や漠然とした不安、懐かしさ、哀愁といった感情が揺れ動く時期にぴったりだ。
邦画は本当にやめられない！都会への憧れもあって！！最近、他者の死についてぼんやり考えることが増えた私には、なんだか良い影響があった。あの弾き語りの方は、初めて登場した時から心に響いてましたね
最果タヒさんの『青色の詩』に出会えただけで、価値があった。最果タヒさんの詩は、”エモ”さが強烈で、これまではあまり心に響かなかったが、この日は本当に深く刺さった！映像の雰囲気や、役者の淡々とした演技も非常に良かった！
東京で毎日気を引き締めながら生活している中で、出会った人と街を散策し、予想外の出来事に笑いがこぼれる。そんな瞬間が幸福なのだと感じました。市川実日子さんは、なぜ「亡くなった思い出の中の母」といったテーマが、彼女にこれほどまでに似合うのか。