2021年10月1日に公開の映画「サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~が視聴できる動画配信サービス
現在「サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~」を視聴できる動画配信サービスを調査して一覧にまとめました。以下のVODサービスで「サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~」が配信中です。
サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~のあらすじ
突然難聴となったドラマーのルーベンは、恋人のルーとともに難聴者コミュニティへ足を踏み入れる。難聴をハンディキャップとしては捉えない人々と過ごす一方で、現実を受け入れる難しさに直面する彼。人生を前へ進める決断を下すその瞬間は、挫折と再生を描く感動作として多くの人の心を揺さぶる。主人公の人生を疑似体験できる秀逸なドラマだ。
サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~の詳細情報
「サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
監督 | ダリウス・マーダー |
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脚本家 | ダリウス・マーダー |
出演者 |
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カテゴリー | 映画 |
ジャンル | ドラマ 音楽 |
制作国 | アメリカ |
公開日 | 2021年10月1日 |
上映時間 | 120分 |
サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~の公式PVや予告編動画
「サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~の楽曲
「サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- サウンドトラックSound of Metal (Music From the Motion Picture)Various Artists
サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~を無料で見る方法は?
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感想・レビュー
迫力あるライブシーンで幕を開け、終盤は静寂に包まれる。最後まで飽きることなく見入れた。きっとこの人は、まだ恵まれた環境にいるに違いない。
ロックミュージシャンの難聴は、1960年代後半の轟音演奏から顕著に現れました。言ってみれば、彼らは演奏によって命を削ってきたのです。最近ではイヤモニが普及し、聴覚への負担は軽減されていますが、観客との一体感が失われているという印象は消えません。
この作品の邦題は原題をカタカナ化したものです。Heavy Metalを否定することなく、正当な音楽として描かれる映画だと思いましたが、ルーベンとルーのデュオが演奏していた楽曲はHeavy Metalではなく、むしろその衰退を招いた新たなジャンルでした。そして、演奏シーンは序盤にしか登場せず、いわゆる音楽映画とは言えませんでした。
このタイトルは、後半にルーベンが体験する音の世界を表しているのでしょう。非常に皮肉な意味合いがあります。ネタバレになりますが、彼がそこで経験する絶望感は、最初の難聴の症状とは異なり、「これじゃない」という感情が悲痛に表現されていました。
私も片眼を失明しかけたことがありますが、仕事や趣味に影響が出ないよう治療できました。その経験から、ルーベンの戸惑いや行動に深く共感しました。
おそらくルーベンとルーが出会った4年前は、二人が麻薬やリストカットにのめり込んでいた最悪の時期だったはずです。その後の再生過程では、共依存の関係に陥り、音楽活動が順調だったのは表面的なものであったかもしれません。ルーベンがろう者支援施設に入所し、二人が一時的に離れたとき、ルーが本来の人生を取り戻したのでしょう。
ルーベンもそのように生きようとする姿が丁寧に描かれましたが、ろう者の世界に自分の人生を転換するには、まだ時間がかかるのかもしれません。最後に見せたルーベンの表情は、何かをあきらめた(ふっ切れた)ようでしたが、彼の心には葛藤が残っているはずです。ひと時の静寂の中で、これからのことに思いを巡らせているように感じました。そんな解釈をすることで、誰にでも希望のあるエンディングに思えます。ルーベンにとって最も大切な存在は、音楽や聴覚よりもルーというパートナーであったように感じたからです。
耳が聞こえなくなるドラマーの物語
特別に美しい映像や構図はないが、作品に引き込まれた。演出によってここまで面白くなるとは驚きだ。突然、今まで聞こえていた音が消える恐怖が強く伝わってくる。耳の聞こえなくなった日が、他の日と同じように始まる描写が良かった。
また、この作品はアカデミー賞を受賞しており、音響が特に素晴らしかった。本当に突発的に耳が聞こえなくなったかのような臨場感があった。
人口の聴覚機器を装着した時の音は不快で、絶望的だった。
あらすじ
ドラマーのルーベンと、恋人でボーカルを務めるルーは、キャンピングカーを拠点に各地を巡ってライブを続けていた。ある日、ルーベンは突然、音がほとんど聞こえなくなるという異変に見舞われる。音楽を生きがいとしてきた彼にとって、それは人生を根本から揺さぶる衝撃だった。
感想
静寂
聴覚障害を体感できる貴重な映画だ。私もストレスの影響で一時的に似た感覚を経験したことがあるが、あの恐ろしさは忘れられない。両耳に水が入って声がこもって聴こえるような不安な感覚で、このまま戻らないのではと心配した。
この映画のラストシーンは格別。余韻が強く、見終えた瞬間から心に深く残る。好きすぎるほど魅力的だ。
ルーベンが子どもたちと自然と馴染んでいく姿には、じんとくるものがある。施設長の演技も光っていて、難聴を障害として捉えるのではなく個性として捉える視点には強く共鳴した。
音を感じられない体験。音を聞けない体で音を感じるための擬似体験。
どんなストーリーなのか、事前情報なしで観賞しました。
最初のシーンはメタルロックのような印象。
音楽は置いておいて、ドラムのセッティングが左利き用でした。最近は左利きの人も右利き用と同じスタイルでセッティングすることが多いのに、そこに少し気を取られました。タムとバスドラの音は素晴らしく、チューニングも抜群でした。いきなり余談です。
物語は、ドラマーの主人公が突然難聴になってしまうというものです。
20分ほど観た段階で、私はゾッとしました。「もし私が音を聴けなくなったら」と考えるだけでも、どんなに辛いことかと思いました。主人公同様に、私もずっと音楽をしていたので、受け入れられない状況が本当に理解できます。
彼の気持ちが痛いほど分かり、彼は手術を受けて元の音に戻りたいと強く願い続けていました。
しかし、聴覚障害者の施設に行くことで、手話を覚え、音ではなく響きを体で感じることに気付きます。カフォンを叩いたり、バケツを叩いたり、施設の子供たちと生活していく中で、彼は諦めずに頑張ります。(彼にはボーカルの彼女がいるので)
最終的には、彼のこれからの道への覚悟と意志がテーマとなって終わりました。
彼は視覚や触感、体感など様々な形で音を感じていくのでしょう。あの最後の空と光は、彼にとっての新たな音のように思えます。
ちなみに、タイトルの「メタル」は、メタル=雑音を指すのかなと考えました。
私にはそんな覚悟や受け入れる心構えがあるのか、自問自答しています。今聴ける音をしっかりと心に留めておきたいです。やっぱり、無理だー!
主役のリズアーメッドさんは、ナイトクローラーで助手の役割を演じているんですね!雰囲気が全然異なります!
偶然にも、ナイトクローラーの主役の名前は『ルー』で驚きました。
ドラムシーンは圧巻の迫力。難聴に悩むドラマーの物語は、耳が聴こえなくなると人生が一変する現実を強く描く。依存症にはデバフのような影響も伴うが、辛いときほど人は誰かに寄り添いたくなるものだ。その葛藤が丁寧に描かれ、ラストシーンは心を打つ。文字通り耳を塞ぎたくなるほどの痛みと孤独が迫ってくる。
イヤホンやヘッドホンを使って観ることで、より深い体験ができると思う。私自身もイヤホンを使って視聴した。
これまで使っていたトレーラーやドラム機器などの生活用品を手放し、手術を受けたが、最後のシーンで周囲の音を聞くための機器を外す場面が非常に感慨深かった。
人は、突然死や視覚・聴覚の喪失、手足の機能を失うと、すぐにはその現実を受け入れられないのではないかと、主人公を見て感じた。また、主人公は手術費用が高いと知りつつも、元の生活に戻れるという甘い考えを抱いていたのだろうなと。
聴覚障害者の施設の理念や方針は、物語を観終えた後に深く感じさせられた。
主人公はお金を失い、住む場所もなくなったため、その後の彼の生活が気になる。最後に聴覚障害を受け入れたシーンには感銘を受けたが、その後はどうなったのか、施設に戻って働いているのかなど、様々なことを考えてしまった。
たまたまイヤホンで視聴できたのは本当にラッキーだった。なのに、なぜか心にはあまり響かなかった。理由が知りたい。