2016年11月19日に公開の映画「聖の青春」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「聖の青春」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
聖の青春が視聴できる動画配信サービス
現在「聖の青春」を視聴できる動画配信サービスを調査して一覧にまとめました。以下のVODサービスで「聖の青春」が配信中です。
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聖の青春のあらすじ
1994年、将棋のプロ棋士・村山聖六段は、名人を目指して15歳から10年間師匠の元で修行していたが、上京を決意する。広島にいる両親は、聖が幼少期から患っている腎臓の難病「ネフローゼ」が理由で反対した。彼は常に死と隣り合わせの生活だった。東京に移ると、髪や爪が伸び放題の散らかった住環境、酒に酔った聖が先輩に突っかかる場面もあったが、周囲は彼の将棋に対する情熱を理解し、支え続けた。聖が七段に昇進すると、同世代の羽生善治が五冠を達成し名人のタイトルを獲得。聖は羽生を強く意識し、ライバルとして憧れを抱くようになる。羽生の存在に刺激を受けた聖は、将棋にますます没頭し、数々の強敵を下して快進撃を続ける。しかし、聖の体に癌が見つかる。医者から「将棋を続ければ危険。手術と療養が必要」と言われるも、彼は将棋を指し続ける決意を固める。命の期限が迫っていた…。
聖の青春の詳細情報
「聖の青春」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
聖の青春の公式PVや予告編動画
「聖の青春」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
聖の青春の楽曲
「聖の青春」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- メインテーマ終わりのない空Motohiro Hata
聖の青春を無料で見る方法は?
「聖の青春」を無料で視聴するなら、「DMM TV」「Prime Video」「Lemino」「U-NEXT」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
「Dailymotion」「Pandora」「9tsu」「Torrent」などの動画共有サイトで無料視聴するのは避けましょう。これらのサイトには、著作権者の許可なく違法にアップロードされた動画が多く存在し、利用者側も処罰の対象となる可能性があります。
感想・レビュー
非常に感動的だった。
天才ゆえに、それまでライバルがいなかった羽生さんとの初対局の衝撃は計り知れなかった。
「名人になりたい、勝ちたい。羽生さんに勝つことは20勝の価値がある」と言い、文字通り「命懸け」で将棋を指した村山さん。彼が羽生さんに勝利した夜、一緒に飲みに行った時の会話が印象的だった。
「時々、深く潜りすぎて帰れなくなる気がするけれど、村山さんとなら一緒に行けそうだ。その景色を一緒に見てみたい」と羽生さんが語った。
死ぬほど勝ちたかった相手からの称賛と、新しい世界を共有したいという言葉は、どれほど嬉しかっただろう。
膀胱癌や前立腺の摘出手術を受けなければ余命3カ月という状況で、「麻酔をかけると脳が鈍り将棋が弱くなる」と心配しながら、手術後も1年間将棋を指けないことが分かっていても、それでも将棋を続け、羽生さんとの対局を心待ちにしていた姿は非常に素晴らしい。
松山ケンイチさん、東出昌大さんの役作りも素晴らしかった。
若くして亡くなることは非常に辛い。特定の分野で才能を発揮し有名になるも、名人の夢にはあと一歩届かずにこの世を去る無念さ。将棋に詳しい人なら、羽生名人と対戦した実在の方を耳にしたことがあるだろう。その方は、病気の苦しみを和らげるために父親から勧められた将棋に出会い、持ち前の負けん気で熱心に取り組み、子供の頃から優勝を重ねていった。作品中でも描かれていたが、江川が子供に負ける場面は印象的だ。将棋は年齢に関係なく戦う世界において、それは屈辱的な体験となるのだろう。彼は持病のネフローゼを抱え、見た目には浮腫んでいた。酒を飲むことや夜更かしは避けるべきだっただろう。また、癌と診断されながらも、前立腺を取ることで子孫を残せなくなることを恐れ、治療をためらった結果、病状が悪化することになったのは残念だ。両親が早期に治療を受けていたら、という思いもある。しかし、癌という病は本当に予測が難しい。部位によって余命が異なることも多く、運良く長生きする人もいれば、そうでない人もいる。村山聖さんの人生は一筋縄ではいかないが、自分の思いを大切に生きたのであれば悔いはないだろう。全篇を通して緊張感があり、引き込まれながら鑑賞することができた。また再鑑賞する機会があれば、さらに改善したいと思う。
将棋には詳しくない私にとっても、羽生善治さんの世界は強く印象に残ります。一方で村山さんの存在はまだ知らなかったのですが、その興味深さは失われませんでした。命を削っても将棋の世界を一番に据える情熱、唯一無二の勝負の舞台を築く羽生さんへの憧れ、そして羽生さんとの対局が互いに死闘となる瞬間こそが、誰も踏み込まない領域へと導く純粋さと貪欲さを胸に刻ませます。
松山ケンイチの演技は圧巻です。体重を増やして識別不能なほどの変貌を遂げ、無茶で大胆な振る舞いと、羽生さんと酒を酌み交わす場面の照れくささと可愛らしさ、傍若無人に見えつつも人を惹きつける魅力が見事に表現されています。
東出昌大が演じる羽生さんも実に寄せており、あの雰囲気だったのかと頷かせます。
リリー・フランキー演じる森(聖の師匠)も、優しさにあふれており、それがキャラクターにぴったり寄り添っています。
最後に感じたのは、これは3月のライオンの二階堂晴信のモデルになっている人物なのかもしれないということです。設定は異なる部分もあるものの、先天性の難病を抱え、それでも将棋を愛して挑み続ける情熱と魅力ある人柄が、作品全体に深い共鳴を生んでいます。
「3月のライオン」をLINEマンガで全話無料で再読するきっかけとなった。村山聖については、通っていた碁会所に『聖』という漫画が置いてあったため、少しは知っていた。興味を持たないと、ストーリーが長く感じるかもしれない。松山ケンイチの存在感は素晴らしかったが、伝記邦画を面白く表現するのは難しいのかもしれない。忠実すぎる描写が長さにつながるのかも。
東出は将棋も指せるらしい!
友人の評判が良かったので、たまたまBS放送を見つけ、録画して放置していた番組を観てみました。将棋のことは全く知りません。『3月のライオン』のアニメは楽しめたのですが、こちらにはどうしてもハマれませんでした。キャストは豪華で、あの方もすごい方なのだろうと感じましたが、視聴時間が長く感じてしまい、正直なところ物足りなさを覚えました。
松山ケンイチの増量による役作りが印象的です。師匠の森や羽生、そして一瞬だけ登場する谷川は本名ですが、柄本時生と安田顕が演じる先崎と滝は別名です。
将棋のようなマインドスポーツは、漫画やアニメとは異なり実写映画で表現するのが難しいと思いますが、対局中の表情のクローズアップや所作、控え室での解説を通じて工夫が凝らされています。そのため、冒頭の対局中に挟まれた食堂や女子高生たちのスローモーション描写は、あまり適切な演出とは感じられませんでした。もし入れるのであれば、この二つだけでは物足りないでしょう。羽生との対局中に外の電灯が照らされるシーンや、二人が雪景色と猫を見つめるシーンは特に良かったです。撮影は大ベテランの柳島克己が担当しています。
村山くんはきっと悔しさで胸が痛んだはず。羽生さんとの対局、居酒屋での会話、そして最後の一戦。村山くんの苦しみを受け止めるため、私は全力でその姿を見守っていました。
村山さんと羽生さんの関係に興味を持って観賞しました。お二人の対局はまさに魂がぶつかり合う瞬間で、村山さんとの突然の別れを体験した羽生さんの喪失感は非常に深かったのではないかと感じました。
東出さんは羽生さんのしぐさや雰囲気を見事に再現しており、より一層没入することができました!
実話を基にしている点もあり、キャラを立てるより主人公と将棋との関係性・精神性にフォーカスしている印象だった。万人受けする作品ではないが、それなりに工夫は凝らされており、興味のない人には響かないかもしれない。とはいえ、村山さんはそのままでも映画化できそうなくらいキャラクターが立っている存在だったのだろうから、魅力的な人物だったに違いない。
村山聖についての予備知識は少しあるが、原作は未読の状態で視聴した。物語は主にライバル関係に焦点を当てており、人生観や将棋観は控えめに描かれている。主演の野性的な天才役は印象的で、対する羽生のキャスティングも予想以上に良かった。