2013年6月1日に公開の映画「はじまりのみち」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「はじまりのみち」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
はじまりのみちが視聴できる動画配信サービス
現在「はじまりのみち」を視聴できる動画配信サービスを調査して一覧にまとめました。以下のVODサービスで「はじまりのみち」が配信中です。
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はじまりのみちのあらすじ
時は戦中。木下惠介監督の映画「陸軍」は、政府による戦意高揚の国策映画として期待されていたが、役割を果たしていないと判断され、次作の製作は中止に追い込まれる。夢を失った木下は辞表を提出し、病気の母が療養している浜松市の気賀へ向かうが、戦況はますます厳しくなっていく…。
はじまりのみちの詳細情報
「はじまりのみち」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
| 監督 | 原恵一 |
|---|---|
| 脚本家 | 原恵一 |
| 出演者 | ユースケ・サンタマリア 光石研 加瀬亮 大杉漣 山下リオ 斉木しげる 松岡茉優 濱田マリ 濱田岳 田中裕子 相楽樹 藤村聖子 |
| カテゴリー | 映画 |
| ジャンル | 歴史 |
| 制作国 | 日本 |
| 公開日 | 2013年6月1日 |
| 上映時間 | 96分 |
はじまりのみちの公式PVや予告編動画
「はじまりのみち」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
はじまりのみちを無料で見る方法は?
「はじまりのみち」を無料で視聴するなら、「Prime Video」「Lemino」「U-NEXT」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
「Dailymotion」「Pandora」「9tsu」「Torrent」などの動画共有サイトで無料視聴するのは避けましょう。これらのサイトには、著作権者の許可なく違法にアップロードされた動画が多く存在し、利用者側も処罰の対象となる可能性があります。
はじまりのみちのよくある質問
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Q映画『はじまりのみち』のあらすじはどのようなものですか?
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A
『はじまりのみち』は、映画監督木下惠介の生誕100周年を記念して制作された作品です。彼の若き日のエピソードを描き、第二次世界大戦中の家族との絆と困難を乗り越える姿が描かれます。監督が実際の経験をもとに創作された心温まる物語です。
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Q『はじまりのみち』の登場人物はどのような人々ですか?
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A
『はじまりのみち』では、若き日の木下監督と彼の家族が中心に描かれます。特に彼の母親との関係を通じて、彼の人間性や作品に対する情熱が表現されています。家族の愛と絆が強調された人物像が魅力です。
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Q『はじまりのみち』の制作スタッフについて教えてください。
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A
『はじまりのみち』は加藤正人が脚本を担当し、原田眞人が監督を務めました。木下惠介監督の生誕100周年を記念して制作され、彼の故郷を舞台に撮影されるなど、作品作りにこだわりがあります。
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Q映画『はじまりのみち』のテーマは何ですか?
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A
『はじまりのみち』のテーマは、逆境を乗り越える家族の愛と絆です。戦時中の困難な時代背景の中で、家族が共に支え合いながら希望を見出していく姿が描かれ、観る者に深い感動を与えます。
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Q『はじまりのみち』のファンや視聴者の評価はどうですか?
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A
『はじまりのみち』は、感動的なストーリーと丁寧な人物描写で高い評価を受けています。特に家族愛や戦時中の生活のリアルな描写が、多くの視聴者に共感を呼び起こしました。



はじまりのみちの感想&レビュー
亮さま、ありがとうございます。やはり直筆の文章で伝えられることは、素敵だと改めて感じました。
原恵一監督の実写映画。地味ながらも素晴らしい作品だった。期待に応えてくれたと言える。木下恵介の作品は未視聴だが、これを機に観ることを考えよう。おそらく、原恵一のスタイルの源がここにあることが感じられる作品群だろう。今作で使用されたカットを見ただけでも、その点が容易に理解できる。
「うらやましい」
ほめてくれる人がいるよね。
やさしく接さなきゃ。
内容を知らずに原恵一の作品を観たら、木下恵介生誕100年記念作品だった。
これで映画をたくさん観たくなった。
知人の紹介で初めて木下恵介の作品を観る機会を得た。これまで鑑賞経験はなかったが、時間があればじっくり観たいと感じる。映画は、母をリアカーでゆっくり運ぶ長回しのシーンや、畳の部屋で人物が動かず対話を重ねる静かな場面が続く。何も起きていないにも関わらず妙に見応えがあるのは、同種の場面が繰り返されることで生まれるリズムのおかげかもしれない。もしかすると木下恵介作品へのオマージュなのかもしれないが、私にはそこまで読み解く余地はなかった。宮崎あおいを見つめる加瀬亮の視線は、映画監督の視線のように長く練られている。宮崎あおいが加瀬亮に気づく瞬間、二人の目線の往復に緊張が生まれ、静かなテンションが少しずつ高まっていく。加瀬亮の歩き方や佇まいも相まって、作品全体のトーンは静謐な盛り上がりへと導かれる。その後の濱田岳との会話で陸軍を賛美する場面が登場し、加瀬亮が涙を流す場面の音楽には個人的に違和感があった。露骨に感情を煽る演出として感じられ、宮崎あおいのシーンが良かっただけに、ここは強引に感じた。劇中には木下恵介の作品が流れる場面もあるが、陸軍の母が軍隊に入った息子を追いかけるシーンは壮絶で、群衆をかき分けて母が子を探す姿を捉えるカメラワークは強いドラマ性を放つ。母を見過ごす群衆の視線をカメラが追うことで、母の必死さと普遍的な母性が浮き彫りになる。ただし、終盤で木下作品が大量に流れる演出は、デイミアン・チャゼルの Babylon のラストを連想させ、いくつかの印象的な場面をそのまま切り取って流す意図には敬意は感じつつも、個人的には新鮮味や面白さを欠くと感じた。木下恵介のアニバーサリー企画としての意義は認めるが、総じて視聴体験としては賛否が分かれるところだ。
実話を基にした物語。
太平洋戦争の終息に近づく中で、軍の圧力によって作品作りができなくなった映画監督、木村恵介。
「夢なんて、この国には存在しない」と悲観する主人公が、故郷の家族や旅で出会う人物との交流を経て、再起を決意するまでの数日間のストーリー(そしてその後の展開)。
加瀬亮が演じる木村監督と、濱田岳が演じる「便利屋君」との、互いの素性を知らずに交わす会話が印象的だった。
劇中に登場する映画『陸軍』(木村恵介監督作・1944)もぜひ観てみたい。
我が子を思う愛情と自然の風景は、時を経ても変わらず美しい。加瀬亮の仏頂面が好きだ。
映画『陸軍』を小倉昭和館で観賞して心を動かされ、作品への関心が一段と深まりました。家に戻ってからはWOWOW放送分を録画していたものを再視聴し、改めてその魅力を味わえました。どうして映画館でこの作品を見逃していたのか自問自答するほどです。アニメ映画の監督が実写映画も手掛ける点を、当時は少し侮っていたのかもしれません。ところがこの作品はすでに大好きになっていて、役者陣の演技は皆素晴らしく、特に田中裕子は格別の輝きを放っていました。公開時の監督インタビューをネットで拾うと、事実に基づく要素はあるものの大半は創作とのこと。しかし、それでも胸を打つストーリーと映像美が強く印象に残ります。木下恵介監督の作品はあまり観ていませんでしたが、これを機に一気に他作も見たくなりました。
一歩ずつ確実に進むロードムービー。
冒頭は説明がやや多かった。
素朴で美しい自然に心が癒される。
陰ながらの主役は便利屋役を演じる濱田岳。
彼の圧倒的な演技力と存在感が主役を凌ぐほどだ。
木下惠介役の加瀬亮と共に映画について語るシーンでは、彼ならではの説得力があった。
木下でなくても思わず涙が溢れそうになる。
映画の引用シーンがこれほど長い作品を観たのは初めてだ。
木下監督や作品への深いリスペクトが伝わってくる。
この作品を観れば、誰もが木下の作品を見たくなるだろう。
十年近くぶりに観たが、やはり素晴らしい。監督の再生を描く物語として完成度が高い。頭でっかちな論理や理屈に偏らず、人間的な執念と頑固さを見事に描き出す原恵一の才能に脱帽する。こんな映画人には滅多に出会えないと思う。
木下恵介の作品が劇中に登場するため、非常に魅力的な映画です。
しかし、加瀬亮が演じる木下恵介が主人公かと思って観ると、「いいえ、主人公は濱田岳でした」と感じるほど、濱田岳の存在感が際立っています。
もちろん、加瀬亮の静かな演技も素晴らしく、この映画を観た後や観ている最中にWikipediaで木下恵介のページをチェックしてみてほしいです。
「うわぁ面倒くさいヤツだな」と思いながらも、そんな彼が「カルメンシリーズ」やイケメンを美しく撮る才能を持っていることを考えると、愛おしさが増します。
木下の作品をすべて観たくなる映画でした。観て本当に良かったです。