2012年11月10日に公開の映画「ハハハ」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「ハハハ」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
ハハハが視聴できる動画配信サービス
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ハハハのあらすじ
カナダへ移住することになった映画監督ムンギョンは、先輩映画評論家のチュンシクと一緒に酒を楽しむ。二人は最近トンヨンを訪れたことを知り、お互いに旅の思い出を語り合う。ムンギョンはトンヨンでフグ料理店を営む母親に会いに行く途中、観光ガイドのソンオクに一目惚れし、彼女には海兵隊出身の恋人がいるにも関わらず、アプローチを始める。一方、チュンシクは大学の後輩チョンホとの再会を兼ねて、愛人のヨンジュと共にトンヨンを訪れる。
ハハハの詳細情報
「ハハハ」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
ハハハの公式PVや予告編動画
「ハハハ」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
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ハハハのよくある質問
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Q映画『ハハハ』のあらすじを教えてください。
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A
『ハハハ』は主にふたりの男の物語を描いた映画です。彼らは過去の記憶を語り合い、その中には愛や人生における経験が描かれています。過去と現在が交錯し、友情や恋愛の微妙な感情が浮き彫りにされます。
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Q映画『ハハハ』の登場人物にはどのような魅力がありますか?
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A
映画『ハハハ』では、登場人物たちがリアルで深みのあるキャラクターとして描かれています。特に、二人の主人公がそれぞれ異なる視点から人生を語り、それが観客に共感を呼びます。彼らの複雑な感情と関係性が作品の魅力の一部です。
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Q映画『ハハハ』のテーマは何ですか?
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A
『ハハハ』のテーマは、人生と愛に対する様々な視点を探求することです。過去の思い出を通して、人生の喜びや苦悩、そして人間関係の複雑さに焦点を当てています。これによって観客に考えさせるメッセージが込められています。
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Q映画『ハハハ』の制作スタッフについて教えてください。
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A
映画『ハハハ』は、ホン・サンス監督によって制作されました。彼は繊細な人間描写とリアルなストーリーテリングで知られ、多くの国際的な映画祭で評価を受けています。彼の独自の演出スタイルが本作にも色濃く反映されています。
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Q映画『ハハハ』の評価や人気の理由を教えてください。
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A
『ハハハ』は、観客や批評家から高い評価を受けています。その理由として、リアルな人間描写と微妙な感情を描き出すストーリーが挙げられます。また、ホン・サンス監督の独特のスタイルと演出が、作品全体を通じて一貫した魅力を持たせています。



ハハハの感想&レビュー
一般的には魅力的とは言えない3人の男性のラブストーリー。キラキラしたアイドル映画とは真逆の恋愛映画。強さやお金がなくても恋愛ができるというメッセージを伝える作品。
ホン・サンスマラソン#2
日本人として李舜臣の名が出てくると、つい緊張してしまいます。韓国内では現代においても彼が偉大な歴史的人物として讃えられていることを、改めて感じました。
回想は映像で表現され、現在はモノクロの静止画として描かれるという独特な技法が、非常に印象的でした。
ホン・サンスの映画で、主人公が映画監督である場合、その設定だけで物語は自然と引き込まれる。特権を手にした男に視線が集まり、彼の周囲にはちょっかいを出す女性たちが現れる。監督自身もその特権意識に浸り、情熱を注いで女性を啓発しようとするが、既婚者であることや師弟関係といった障害が立ちはだかり、男はみっともなく右往左往する羽目になる。やがて、関係を持つ女性たちはより大きな権力を持つ男のもとへ流れ、あるいは身体を許す場面が生まれ、男は深い倦怠を覚えつつ元の居場所へ戻ろうと必死に自己正当化を試みる。ホン・サンスの多くの作品は、この枠組みをさまざまな形で展開する(性別が逆転するパターンも含まれる)。この点で、『あなた自身とあなたのこと』はかなり憂鬱さを帯びた作品だ。60年代生まれの韓国人男性と女性の組み合わせなら、どんな題材でも面白くなるはずだが、それを確実に描けるのはホン・サンスしかいない、という結論に達する。
二人の男が、それぞれトンヨンでの思い出話をつまみに語り合い、何度も乾杯を重ねる。共通の土地の記憶だけに、店や関わった人まで物語とリンクしている設定。浮気・不倫が絡む場面もあるが、雰囲気は緩い。もしこの二人が実際にトンヨンで遭遇していたら、どうなっていただろう。
ホン・サンスの映画はこれで19本目だ。先月、シンガポールで行われたエリック・ロメールとホン・サンスの特集上映で、「浜辺の女」や「アバンチュールはパリで」といったゼロ年代の作品も劇場で観た。もしかしたら、あの頃の映画の方が面白いのでは?と最近感じている。本作の特筆すべき点は、現実の部分がモノクロの静止画とボイスオーバーだけで表現されるところだ。このわずかな手法で、作品内の出来事に対して時間的な距離が生まれ、その距離が多様な解釈を可能にする。語り手は都合よく出来事を解釈しているかもしれず、嘘を含む可能性もある(続けざまに起こる都合の良い出来事は、作家性とも言える)。そのため、予期されることが起きなかったり、出来事に対して突然俯瞰的な視点が入ったりする。この独特な飛躍する感覚がとても好きで、ホン・サンスの作品を観る理由となっている。
サンスは簡素な画面作りに定評があるが、彼を「Sneaky Formalist」と評したレビューも見かけた。酒を楽しむ飲食店の窓から見える韓国の田舎町は、ショット数が少なく、深い焦点で複数の登場人物が同時に映るため、背景が印象に残る。生きた街が個人の経験をどのように形成しているのかを、観る者の意識を超えて刻み込んでいく。台詞よりも景色が印象に残る映画は、より鮮明に記憶に留まる気がする。その景色に何時でもアクセスできることで救われる瞬間がある。それこそが、映画鑑賞における最も原始的な喜びだと感じる。
ホン・サンス監督『ハハハ』(2010)人生に乾杯。
恋人以外の人と満たされる瞬間や、運気が上がっていくと感じる瞬間、酒にのめり込む姿。振り返れば、すべて酒の席の語り口として笑いに変わるエピソードだ。
回想の構成は緻密で、ワンカットの中で人の感情がAからBへと移行する演出が見事に描かれている。
HA HA HA (2010) directed by Hong Sang-soo
A toast to life!
Moments of fulfillment with someone other than a lover, the sense that luck is turning, or slipping into alcoholismthese are all anecdotes that become humorous when recalled over drinks.
The flashback structure is meticulous, and the way emotions shift from A to B within a single shot is brilliantly executed.
友人にすすめられて観た。『そんなに真剣に観なくてもいいよ!』と言われたので、気楽な気持ちで視聴した。意味が分からない箇所もあったが、ズームの使い方が強く印象に残った。全体として非常にゆるい雰囲気で、初めて観るタイプの映画として新鮮だった。良い意味で映画らしさがなく、独特の体験だった。
<柔らかな笑いで描かれる愛と自由の人間賛歌>
映画監督のムンギョンは、先輩の映画評論家チュンシクとともに一杯飲みながら、この夏の出会いについて語り合っている。二人は偶然、港町トンヨンを訪れたところで、そこにはムンギョンの母が営むふぐ料理店があった。
ムンギョンは母に会いに、チュンシクは自称詩人の後輩チョンホに会うために出かけたのだが、チュンシクの愛人ヨンジュ、チョンホに恋心を抱くふぐ料理店員ソンファ、そしてムンギョンが一目惚れする観光ガイドのソンオクが絡むことで、物語は複雑さを増していく。また、チョンホがソンオクとソンファの二人に同時にアプローチしているため、ますます混乱している。
登場人物7人が関わり合い、すれ違いながらそれぞれのエピソードが描かれていくが、会話する二人はお互いが同じ人物だとは気づかない。一方で、観客にはその重なりが一目瞭然で、ハラハラする展開が続く。同監督らしからぬ論理的な人間関係が構築されており、そのシナリオは素晴らしい。
前作『よく知りもしないくせに』で監督に「観る人が観たままに受け止めてくれればいい」と少し弱気なセリフを言わせていたが、本作にはドラマがあり、淡々とした噛み合わない物語が魅了する要素を持っている。愚かしいのに心に残り、下世話でありながら深い含みを持っている。
そして描かれるのは、酒と女にだらしないダメ男と、そのありのままの彼らを受け入れる女性たち。兵役の話も登場するが、韓国人が抱く「男らしさ」へのアンチテーゼが感じられる。社会が男女に理想像を押し付ける中、そこからの解放を見出しているように思える。
賛否は分かれるが、本作は傑作の一本だと感じる。
ホン・サンス監督の新作を久々に観たくなり、同時に彼の映画自体を味わいたくなる。ある島で、マッコリを酌み交わしながら語られる君と君の周りの話と僕と僕の周りの話。このクロス構造の妙だけで胸が高鳴り、恋のエピソードはあっさり塩味ながら次々に展開していく。恋の始まりはこんなにも簡単なのかと感じつつ、人と出会い、好きになる過程は案外、あっさり塩味のものだと気づかされる。振り返る気持ちを抱えつつ、好きだという事実をもっと多くの場面で成立させたい、増やしたい成立する場面が増えるほど、世界は楽しくなる気がする。
監督の初期作品の中で、これが一番のお気に入りだ。3人の男性と3人の女性が微妙に交錯しながら愛憎が絡み合っていく。いつものホンサンス作品ながら、キャラクターたちが非常に立体的で、これまで以上にリアルに描かれている。
特にユジュンサンの演技が印象的で、彼は「鬱病だ」と言いながらも、酔っぱらって快活に笑う日常の中で、ふとした瞬間に暗い表情を見せる。ユン・ヨジュンが演じる母親は、まったりとした存在感を放っており、赤い帽子などの小道具も効果的に使われている。
モノクロの静止画にナレーションを重ねてエピソードをつなぐという実験的な手法を試みているが、個人的にはあまりうまく機能していないと感じ、ノイズに思えてしまった。