2012年7月14日に公開の映画「苦役列車」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「苦役列車」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
苦役列車が視聴できる動画配信サービス
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最終更新日
苦役列車のあらすじ
1986年。19歳の北町貫多は、日雇い労働で稼いだお金をあっという間に酒や風俗に費やす、揺れ動く日々を送っていた。そんなある日、職場で専門学校生の日下部正二と親しくなり、初めて友だちらしい付き合いをするようになる。
苦役列車の詳細情報
「苦役列車」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
原作者 | 西村賢太 |
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監督 | 山下敦弘 |
脚本家 | いまおかしんじ |
主題歌・挿入歌 | ドレスコーズ |
出演者 | |
カテゴリー | 映画 |
ジャンル | コメディ 青春 |
制作国 | 日本 |
公開日 | 2012年7月14日 |
上映時間 | 113分 |
苦役列車を無料で見る方法は?
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感想・レビュー
再び考える。愚かな話かもしれないが、本当に愚かになれないところが、本当に愚かさを感じさせる。
原作は読んでいるが、西村賢太のユーモアは映画には反映されていないように感じる。映像の中の貫多は、笑える存在ではなかった。文章の面白さと映像の面白さは異なるが、「苦役」の魅力はこの映画には見当たらず、貫多は空気を読めない痛いキャラクターに見えた。
貫多の父親は性犯罪者で、その血が貫多にも流れている。性的にはギリギリのラインで、人によっては厳しい印象を与えるかもしれない。彼は人足の仕事と酒だけの生活を送っており、こうした背景の作品は私の好みでもある。
そんな苦しい生活の中に、まさかの前田敦子が登場する。彼女は本作の公開当時、まだAKBに所属していた(卒業直前くらい)。映画の中の前田敦子は素晴らしい。彼女は役柄ではなく、常に前田敦子自身を感じさせ、それが魅力的だ。
隣に住むおじいさんのための尿瓶や、動物ごっこ、服を脱いで海に入るシーン、手を舐められる場面などが印象的だった。
どうしようもない貫多。家賃を払わずに酒を飲み、友人の正二から金を借りる。そんな彼に感情移入は難しいが、サブカル女子への思いは共感できる部分があった。
期待以上に青春映画らしく、夢を追いかける展開があった。マキタスポーツは夢を叶え、「俺は悪くない」と歌い上げるシーンには思わず笑ってしまった。
高良健吾は、見惚れるほどの端正さだ。
それに対して貫多は、劣等感に飲み込まれひねくれ、品のなさも目立つ。男性特有の欲望がその劣等感をさらに押し広げている。女性として私には貫多に対して強い嫌悪感を感じるが、弱者の男性が弱者の女性よりも苦しさを感じやすい要因のひとつだとも思う。
それでも、どんな立場の人でも、孤独であっても、夢を持つ権利はある。私自身も、そんな人たちを前向きに支えたいと思い、頑張ろうという気持ちが湧いてくる。
昭和のクズ代表みたいな雰囲気が最高で、てんががおすすめしていた本なので、私も読んでみたいです。
いや、マジでくそおもしろかった。原作が大好きだから観に行ったけど、映画としてしっかり改編されてて最高だった。高良健吾の演技も表情も抜群。リモコンをボコボコにするシーンは特に最高だし、ありがとうと言うシーンも印象的だった。終盤には救いがあって、鬱屈とした気分が一気に晴れた。
彼が本を持っていて嬉しい。
あっちゃんは時代を超えてアイドルであり続けるだろう。
パンイチ姿の北町。
面白かったけれど原作者が納得していないようなので、原作を読んでみたい。
もっと高評価をつけてもいい作品だと感じた。森山未來はとことんクズな役を見事に演じきり、その演技力が圧巻だ。内容はかなりしんどい部分もあるが、時折くすっと笑える場面があって観ていられる。高良健吾はやはりイケメンだし、あっちゃんの演技も良かった。
原作者の半自伝的要素を織り交ぜた私小説を元に、孤独と鬱屈を抱えた若者の「性春」を描く青春ドラマ。
キャッチコピーは「友も金も女もなし。この愛すべき、ろくでナシ」。
1986年の昭和後期の東京を舞台に、19歳の中卒主人公・北町貫多が日雇い労働で日々を生き抜く様子が描かれる。友人も恋人もいない彼の唯一の楽しみは古本屋での読書。労働現場で出会った専門学生と初めて「友達らしき関係」を築くが。
前田敦子の初々しさが光る!
森山未來の演じるクズっぷりが絶妙だったが、主人公の思考は若気の至りなのか、少し苦手に感じた。また、白ブリーフ姿になるシーンも目立つ。
とても苦しくて、でもとても良かった。貫太と正二の育ちの差が胸を刺す。食事の仕方の乱雑さ、建前でやり過ごす会話、そして姿勢の違いいずれも、彼らの成長環境の差を鮮やかに映し出していた。コンプレックスや劣等感が強すぎて、言葉に出さなくても相手に馬鹿にされている気がしてしまうそんな共感は理解できる。貫太はろくに学校にも行けず、若者特有の性欲のままに風俗で時間を過ごす日々。恋愛と友情のグラデーションを理解できず、それが可哀想にも見える。もしかしたら貫太から見れば憐れみは侮蔑にも映るかもしれない。貫太が発する言葉は自然で、原稿用紙へと向かうラストの語り口が見事だった。しかしキャッチコピーには「何もないが俺にはある」とあるのに、主人公には本がある。こんなふうに、さらに本すら読めず、酒・タバコ・セックス・ギャンブルといった瞬間的な快楽に流される人も少なくないのだろうと想像した。主人公の愚かさを自覚的に描きつつ、その苦しみにも丁寧に寄り添う表現の両立は圧巻。とはいえ、なぜか尺全体は長く感じられ、実時間は2時間にも満たないはずなのに。エンドロールで流れるドレスコーズの楽曲は作品と相性よく、納得の一幕だった。原作は未読だが、作者がこの映画に否定的だと感じられる点もあり、原作を読みたくなる衝動に駆られた。