1963年3月1日に公開の映画「天国と地獄」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「天国と地獄」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
天国と地獄が視聴できる動画配信サービス
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天国と地獄のあらすじ
エド・マクベインの小説を基にした作品で、黒澤明が監督、三船敏郎が主演するサスペンス映画です。運転手の息子・進一が息子と間違えて誘拐され、権堂は身代金を用意します。進一は無事救出されますが、刑事たちは誘拐犯を逮捕するために必死に捜査します。
天国と地獄の詳細情報
「天国と地獄」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
天国と地獄を無料で見る方法は?
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感想・レビュー
ハリウッド版リメイクを観てみた。古い映画なのに終始ハラハラドキドキで、最後まで飽きることなく楽しめた。湘南を舞台に据えた設定も良かった。山崎努はやはり名俳優で、存在感のある演技だった。
思っていたのとは違って、あまり面白くなかったな・・・。\n犯人の独白でタイトル『天国と地獄』を直接語るのはどうかと思う。実際、それほど地獄でもなく、そこまで天国でもないし。\n\nもっと敏郎のとっつぁんが、まさに天国から地獄に叩き落とされて大立ち回りを繰り広げる姿を期待していたのに、汗だくで芝刈りされても心が動かない。\n\n痩せ我慢の山崎努、シャッターが降りて閉店ガラガラ
bayfmの番組『MUSIC GARAGE: ROOM 101』、2025年10月17日放送
子供の誘拐事件を巡る展開を、三船敏郎と仲代達矢が悪戦苦闘しながらも犯人逮捕へと奮闘する前半は興味深く能動的に観られた。しかし中盤以降、黒澤明監督の露悪的で冗長な捜査描写が観客の熱を削ぐ。さらにシネスコを効果的に活かす狙いがあるのか、クローズアップやカット割りが少なく、三船敏郎をはじめとする人物の迫力や威圧感が薄まり、作品の張力が欠けていってしまう。
黒澤明監督による6作品目。三船敏郎さんの現代劇初挑戦となる作品です。
エド・マクベインの小説『キングの身代金』を基にしたサスペンスの傑作です。
この映画、本当に面白かったです!
ナショナル・シューズの重役、権藤(演:三船)が誘拐犯から子供が誘拐されたという電話を受け取りますが、実際に誘拐されたのは間違って選ばれた運転手の子供でした。
会社内では権力闘争の真っただ中で、権藤は自社株の買い取りを計画していましたが、ここで3000万円の身代金を支払うと自らが破滅してしまうことに。しかし、支払わなければ無関係な子供が見殺しになってしまいます。
権藤は見習工から成り上がった職人肌の男で情に厚い人物。苦悩の末、身代金を支払う決断をします。
果たして事件の結末は?犯人は一体誰なのか?
原作は未読ですが、143分があっという間に過ぎ去りました。展開の面白さに夢中になりました。
前半は犯人との交渉を描いた室内劇。シネスコサイズを活かした人物の動きが見事で、権藤の心の葛藤がじっくりと表現されています。登場人物の配置も素晴らしいです。
取引のための特急こだまの中では、通路を行き来する縦移動が巧妙で映像の出来も秀逸です。
物理的に高台に建つ権藤邸は天国のように映り、それを見上げる犯人は自身の生活を地獄に例えて歪んだ感情を募らせていきます。犯人の姿にはドストエフスキーの『罪と罰』のラスコーリニコフが重なります。
ただし今作では犯人だけでなく、権藤や妻、運転手、側近など、それぞれの精神的な天国と地獄が丁寧に描かれています。
刑事たちのキャラクターも印象的で、捜査会議の窮屈さや緊張感が伝わってきます。昔の刑事たちはPCやスマホもなく、メモを取りながら汗を流しながら情報を集めていました。その分、大変な仕事だったんですね。
しかし、昭和30年代における警察とマスコミの結託によるフェイクニュースの存在には若干の違和感があります。こんなことがまかり通っていたとは思えませんが、そんな何でもありの昭和映画、やっぱり好きです。
途中のトリッキーなパートカラーや伊勢佐木町の妖しい演出も見どころです。
そして、権藤と犯人の対面シーン。普通なら怒りをあらわにするところですが、緊迫感が漂う目が離せない瞬間。三船の威圧感がカッコよく、犯人の演技も素晴らしかったです(もちろん、有名な役者さんです)。幕切れも完璧でした。
時代劇の豪快な三船とは異なる、より人間味溢れる役柄も印象的でした。刑事役の仲代さんも、柔和な雰囲気でありながら目力があり、滑舌も抜群でした。
リメイク版もぜひ観たいです!
とにかく魅力的です。
(他の作品と比較するのはあれかもしれませんが)巧みに展開された古畑任三郎のような作品です。
クロサワ作品は『七人の侍』や『椿三十郎』、『用心棒』、さらには『隠し砦の三悪人』くらいしか観たことがなかったのですが、こうした社会派作品も素晴らしいということに驚かされました。特に、権藤役が三船敏郎であることを鑑賞後に知ったほど、三船さんはその役に完全に没入していました。恐るべしです。
スパイク・リーの新作を観る前に予習してみた。めちゃくちゃ面白かった!特に、刑事役の仲代達矢が異常にカッコ良かった。
冒頭の重役同士の対話は、品質と利益の間で揺れ動く。話がどこへ進むのかと思っていたら、息子の誘拐からの人違いに。それでも身代金を払うべきなのか、悩むところだ。
開始から約1時間で、車内での身代金受け渡しシーンがある。子どもの気持ちを考えると、本当に胸が痛む。解放された後、父親がめちゃくちゃ詰め寄る場面も印象的で。
突然現れる志村喬。まさに当時の警察はこうだったのだろうなと思わせる描写。冤罪が多かった理由も頷ける。
舞台が神奈川のようで、馴染みのある地名がたくさん登場して面白かった。車は綱島近辺の中原街道に捨てられていたり。江ノ電沿線の魚市場の話で、「腰越だ!」と思わず叫んでしまった、約60年前の腰越の情景が蘇った。
ラスト5分で初めての対面。その終わり方は鋭く、タイトルの「天国と地獄」が最後に響いた。
35mmフィルムでの上映を観ました。
非常に面白かったです!
AppleTVのスパイク・リーによるリメイク版も気になっています
スパイク・リー版の『天国と地獄』を観たので、やはりこちらも見なければと思い鑑賞しました。
この映画の公開後、実際に映画の手法と似た誘拐事件が多発し、社会問題となったようです。
結末についてはなんとなく知っているつもりですが、不気味さを感じさせる展開はさすがです。
若かりし頃の舘ひろしに似ていると思ったら、全く別の人でした。
非常に観やすい映画だった。ストーリーは相棒ものや火サスと変わらない部分もあるが、だからこそ脚本の妙と俳優陣の演技の良さが際立っていた。特に、刑事同士が互いの成果を報告し合う場面は、些細で伏線にもならないような内容さえそのまま残して描かれており、臨場感が生まれつつミステリーとしての余地も楽しめた。後半に犯人が分かってからは、天国と地獄の描写がより濃密になっていく。個人的には犯人のバックグラウンドがあまり語られていなかったため、実際にどれだけ地獄を見てきたのかという点に少しだけ腑に落ちない部分があった。