1991年5月22日に公開のアニメ「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORYが視聴できる動画配信サービス
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機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORYのあらすじ
一年戦争とグリプス戦役の間に横たわる7年間を埋める、ガンダムのOVAシリーズ第2弾。宇宙世紀0083年に発生した新型モビルスーツ強奪事件を、地球連邦軍のコウ・ウラキとジオン公国軍のエアナベル・ガトーの対決を軸に描く。後に劇場版『ジオンの残光』として公開されている。
機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORYの詳細情報
「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORYの楽曲
「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- サウンドトラック機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY オリジナル・サウンドトラック萩田光男
- オープニングテーマTHE WINNERMiki Matsubara
- オープニングテーマMEN OF DESTINYMIO
- エンディングテーマMAGICJACOB WHEELER
- エンディングテーマEvergreenMIO
機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORYのエピソード
「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」の各話タイトルとあらすじを一覧で紹介します。物語の展開や登場キャラクターの変化を振り返りながら、印象的なシーンやストーリーの流れをチェックしてみましょう。
01 | ガンダム強奪 | 宇宙世紀0083年。オーストラリアの地球連邦軍トリントン基地に向かう一隻の強襲揚陸艦があった。その揚陸艦アルビオンに積まれていた2機の試作ガンダム。トリントン基地に所属するテストパイロットのひとり、コウ・ウラキはその威容に目を奪われる。一方、アナハイム・エレクトロニクスのシステム・エンジニア、ニナ・パープルトンは、ガンダム試作2号機が核装備であることを見抜いたコウの観察力に舌を巻いていた。しかし、核弾頭を装填した直後、2号機はジオンを名乗る男に強奪されてしまう。それと時を同じくして、突然の攻撃がトリントン基地を襲った。眼前で奪われた2号機を止めるため、コウは試作1号機に乗り込む。基地から逃亡しようとする2号機の前に立ちはだかるコウの1号機。2機のガンダムの対峙が、新たなる戦いの幕開けとなった。 |
02 | 終わりなき追撃 | 1号機のコクピットの中で、コウは初めての実戦に萎縮していた。一方、2号機を奪った男は余裕の表情でコウを退ける。2号機の逃亡を許したコウたちは、休む間もなく追撃に移った。一旦はジオンの回収艇を捕捉するコウたちだったが、2号機は追撃を逃れてさらに逃亡を図る。コウはそこで初めて2号機を奪った男の名を知る。男の名はアナベル・ガトー。“ソロモンの悪夢”と恐れられたジオンのエースパイロットだった。圧倒的な力を持つ敵に戸惑うコウを、指揮官サウス・バニングの力強い言葉が励ます。深い霧が覆う中、死闘を演じるコウの1号機とガトーの2号機。しかし、ガトーはコウたちの必死の攻撃を尻目に、霧の中へと消えていった。敵を逃した悔しさに、無念の涙を流すコウ。コウたちを追いかけて一部始終を目にしていたニナは、彼の後ろ姿に不思議な感情を抱くのだった。 |
03 | 出撃アルビオン | ジオン残党の襲撃によって、トリントン基地は壊滅的な打撃を受けた。荒れ果てた基地に佇むコウは、無力感に打ちひしがれていた。しかしニナは、初めての戦闘で1号機の性能を引き出したコウに、ただならぬ才能を感じる。そんな中、アルビオンは2号機の追撃任務に就くことが決定し、新たなパイロットが補充されてくる。そのパイロットのひとり、ベルナルド・モンシアは、ガトーと戦って生き残ったというコウの実力を信じることができなかった。一方、コウは2号機奪還の任務が自分の手を離れることを知り、アルビオンに志願しようとする。そんなコウに絡むモンシア。ふたりは1号機パイロットの座を賭けて、MSで戦うことになる。ベテランパイロットの技量に圧倒されるコウだったが、なんとかモンシアに勝利した。アルビオンの艦長エイパー・シナプスはコウの才能に目を留め、1号機のパイロットとして迎え入れるのだった。コウは慣れ親しんだ基地を後にし、2号機奪還の任務に就いた。 |
04 | 熱砂の攻防戦 | 2号機を追うアルビオンは、アフリカの大地を進んでいた。しかし、出撃して一週間、ガトーの影すら掴めず、クルーのストレスは頂点に達していた。問題の絶えないアルビオン艦内に、シナプスですら苛立ちを隠すことができずにいた。一方、ジオン残党が潜むキンバライト鉱山基地では、ガトーと2号機を迎え入れる歓声に湧き上がっていた。2号機をHLVで宇宙に打ち上げるため、着々と準備を進めるガトーたち。その頃アルビオンでは、アナハイムのスタッフ、ニック・オービルがジオンのスパイであることが判明していた。シナプスたちはわざとオービルを逃がし、ジオンの潜伏場所を突き止めようとする。キンバライトのジオン残党はHLV打ち上げの時間を稼ぐため、アルビオンに肉迫する。コウたちの必死の攻撃も空しく、ガトーと2号機は宇宙へと上っていった。 |
05 | ガンダム、星の海へ | 2号機追撃任務の舞台は宇宙に移っていた。アルビオンは味方艦と合流し、ガトーが逃げ込んだ暗礁宙域を捜索しようとする。その艦内では、地上用の1号機にこだわるコウと、そんなコウに苛立つニナの間に些細なすれ違いが起こっていた。コウが1号機のパイロットであることを、感情的に否定してしまうニナ。厳しいニナの言葉に、コウは頑なになるのだった。一方、茨の園に帰還したガトーを待っていたのは、跋扈するシーマ・ガラハウだった。茨の園に接近するアルビオンに対し、攻撃をかけるシーマ艦隊。その戦闘のさなか、デラーズ・フリートの決起を宣言するエギーユ・デラーズの演説が響く。ニナの制止を聞かずに1号機で出撃したコウだったが、シーマが駆るゲルググMの前に1号機は大破する。傷付いていく1号機を目の当たりにして、ニナはようやくコウを好きな自分の気持ちに気付いた。 |
06 | フォン・ブラウンの戦士 | アルビオンは補給と1号機の宇宙用への換装のため、月のフォン・ブラウンに寄港していた。ニナは傷付いたコウの心を癒すため、必死で1号機の換装に取り組む。一方、久々の上陸許可に沸き返るアルビオンのクルーたち。しかしコウはひとり、1号機を大破させたショックに沈んでいた。あてどもなくフォン・ブラウンの街を彷徨うコウは、最下層でジャンク屋を営むケリィ・レズナーのもとに辿り着く。揺れる自分の気持ちを整理するため、ケリィとともに彼のモビルアーマーを修理しようとするコウ。しかし、シーマと接触するケリィの姿を目撃し、彼がジオンのパイロットであったことを知る。行き場所を失いかけたコウの傍らに、彼を気遣うニナが佇む。その時コウは、自分の心の奥底にくすぶっているものがあることに気付く。その気持ちに答えを出すため、コウはケリィのもとに戻った。夜通しでMAの修理を続けるふたり。そして、ケリィに別れを告げたコウは、改修が完了した1号機フルバーニアンのコクピットに座るのだった。 |
07 | 蒼く輝く炎で | アルビオンに戻り、フルバーニアンのトライアルを続けるコウ。その姿を目にして、ニナの心は充足感に満たされる。コウと1号機をサポートするために再びアルビオンに乗ろうとするニナだったが、アナハイム社はそれを許そうとはしなかった。さらに、コウとのすれ違いが、彼女をアルビオンから遠ざけようとしていた。一方、デラーズ・フリートに参加しようとしていたケリィは、パイロットとしての自分が必要とされていないことを知る。己の再起を賭けてガンダムとの勝負に臨むケリィ。ケリィの行動に困惑しながらも出撃するコウ。ふたりは月面を舞台に激しい戦いを繰り広げる。その時、ニナがふたりの前に姿を現す。戦いを止めようとするニナだったが、戦闘に巻き込まれてしまう。その光景を目の当たりにして、コウは怒りのままにケリィを撃破する。ケリィは後悔することなく閃光の中に消えた。そして、コウは命を取り留めたニナに、そばにいて欲しいと告げる。その言葉に応え、ニナはコウの胸の中に飛び込むのだった。 |
08 | 策謀の宙域 | フォン・ブラウンを離れたアルビオンは、コンペイトウで行われる観艦式に備えて哨戒任務に就いていた。そんな中、コウは初めて訓練戦でバニングに勝利する。バニングは教え子の成長を喜びながらも、自分の衰えを痛感していた。一方、作戦の準備を進めるガトーは、不穏な動きを見せるシーマに警戒感を強める。その頃、シーマ艦隊は連邦艦との密会ポイントに向かっていた。その目的は、観艦式の観閲旗艦バーミンガムとの接触。バニングの活躍によって、アルビオンのMS隊はシーマ艦隊を撃退した。その戦闘のさなか、バニングはデラーズ・フリートの作戦要綱を手に入れる。彼らが『星の屑』と呼ぶ作戦の全貌を知り、驚愕するバニング。しかし次の瞬間、戦闘で傷付いていた彼の機体は爆発し、バニングは帰らぬ人となった。精神的な支柱を失ったアルビオンを、重苦しい空気が包む。彼らの悲しみをよそに、様々な者たちの思惑を孕んだ観艦式の日が近づいていた。 |
09 | ソロモンの悪夢 | 観艦式の日、遠くアステロイドベルトから地球圏に到達する艦隊があった。デラーズ・フリートと合流するため、アクシズから訪れた先遣艦隊であった。その頃、コウたちはソロモン海域に集結しつつあるジオン残党との戦いを繰り広げていた。いつ果てるともしれない戦いに、疲労の色を隠せないコウ。一方、ガトーは連邦軍の追及をかわして出撃する。新たな敵影に、疲れを癒す間もなく迎撃に向かうコウたち。デラーズ・フリートの散発的な攻撃を退け、連邦軍は観艦式を決行する。しかし、ガトーの2号機はその攻撃を陽動として単機でコンペイトウに接近していた。ガトーの動きを知り、コンペイトウへと急行するコウのフルバーニアン。コウの焦りをよそに、ガトーは核バズーカの照準をバーミンガムにロックする。ガトーの叫びとともに放たれた核バズーカは、コンペイトウの連邦艦隊を光の中へと消し去るのだった。 |
10 | 激突戦域 | ガトーが放った核によって、連邦艦隊は壊滅的な打撃を受けた。コンペイトウから退避するガトーの2号機を、屈辱に身を焦がすコウのフルバーニアンが追撃する。熾烈な一騎討ちを演じるふたり。その対決は、相討ちという形で幕を閉じた。閃光となってソロモン海に消える2機のガンダム。その光景を前に、ニナは泣き崩れる。無事アルビオンに戻ったコウだったが、コンペイトウへの核攻撃が『星の屑』の終焉だとは思えずにいた。一方ニナは、コウがこれ以上の戦いに身を投じることを恐れた。コウはその理由を知らない。それと同時刻、輸送中のコロニーをシーマ艦隊が襲撃する。コロニーのミラーを破壊してコースを変え、月へのコロニー落としを実行するシーマ。コロニー激突の放電で光が満ちる宙域に、シーマの嘲笑が響き渡る。その嘲笑を背に、アルビオンはガンダム試作3号機を受け取るためにラビアンローズへの針路を取った。 |
11 | ラビアンローズ | コロニー落としを目前にしてもなお、連邦首脳は事態を冷ややかに傍観していた。一方、ラビアンローズに到着したアルビオンを待っていたのは、デラーズ・フリート追撃任務の解除通告だった。その頃、コロニーに迫るコンペイトウの追撃艦隊の先鋒は、ガトーのノイエ・ジールによって撃破されていた。焦るコウたちを尻目に、コロニーは月へと近づく。ガンダム試作3号機の開発に携わったルセット・オデビーは、連邦軍による3号機の開発凍結に不満を抱き、コウに3号機を託そうとする。さらにデラーズ・フリートは、アナハイムとの密約を利用してコロニーの推進剤に点火し、月への落着直前でそのコースを地球へと変えた。激変する状況にコウは、ニナの反対を押し切って3号機に乗る決意を固める。しかし、コウたちの行動を阻止しようとするナカッハ・ナカト少佐の凶弾に、ルセットは倒れた。3号機をニナに任せて息を引き取るルセット。ニナは、3年前のガトーとの関係と向き合う決断を迫られる。ニナの決意は3号機に命を吹き込み、コウは3号機を駆って最後の戦いに挑もうとしていた。 |
12 | 強襲、阻止限界点 | コロニーの地球落下を阻止できる最終防衛ライン、阻止限界点。そのタイムリミットまで、あと10時間を切っていた。コウの3号機はコロニーへの突破口を開くため、ガトーのノイエ・ジールと死闘を繰り広げる。その頃、デラーズ・フリートの旗艦グワデンの艦橋は、シーマによって占拠されていた。デラーズを裏切り、連邦軍に寝返ろうとするシーマ。一方、コウたちの奮戦も空しく、コロニーは阻止限界点を越える。次の瞬間、デラーズ・フリートの戦闘停止を告げる通信が戦場に流れる。連邦軍はシーマの離反を利用して、ソーラ・システムⅡでコロニーを破壊しようとしていた。デラーズは眼前にある地球とコロニーに目をやり、星の屑の完遂をガトーの手に託す。命を賭けたデラーズの決意に、ガトーもまた決意を固める。理解できない男たちの行動に、シーマはデラーズに向けた銃の引き金を引く。陰謀渦巻く宇宙に、ガトーの絶叫が響き渡った。 |
13 | 駆け抜ける嵐 | ソーラ・システムⅡを防衛する連邦艦隊とシーマ艦隊を、ガトーの意地の猛攻が襲う。一方コウは、バニングやケリィの死を無にするシーマたちの行動を目の当たりにして、無念の怒りに身を震わせた。コウやガトーが激しく戦う中、コロニーに向かって照射されるソーラ・システムⅡ。しかし、コロニーは止まることなく地球へと落下していく。ガトーはコロニーの最終軌道修正を行うため、コロニー内部に向かう。ニナもまた、単身コロニーに向かっていた。目論見を外され激昂するシーマを撃墜し、コロニー内部に進入するコウ。そこでコウはガトーを撃ち、ニナはガトーを庇った。コウの制止を振り切り、ガトーとともに消えるニナ。コウはひとり残され立ち尽くす。しかし、ガトーはニナを拒み、決着をつけるためにコウを待った。ふたりの戦いはソーラ・システムⅡによって阻まれ、ガトーはコウの前から姿を消す。連邦追撃艦隊に最後の突撃をかけるガトー。彼の命が消えゆくのを、ニナは見届けることしかできなかった――。戦いの後、コウはオークリー基地に立っていた。そこには、愛する者との再会を心から喜ぶニナの姿があった。 |
感想・レビュー
一年戦争が終わってから4年後、ジオンの残党軍「デラーズ・フリート」はジオン再建を目指し、「星の屑作戦」を策定します。その中の一人、アナベル・ガトーは連邦軍の基地から「ガンダム試作2号機」を奪取。これを追いかける試験パイロット、コウ・ウラキとの対決が繰り広げられます。ファーストとZを結ぶ、魂が激突する戦いの結末は
非常に楽しめました。ストーリーは全13話にわたり、きれいにまとめられていて、熱くて面白いです。ガトーを追うコウ、仲間と共にジオン復興に向け奮闘するガトー、そして何やら謎を抱えたニナなど、声優陣の演技も素晴らしく、アルビオンとデラーズ・フリートのキャラクターたちが非常に魅力的です。どちらも応援したくなる存在でした。
特筆すべきは戦闘描写です。動きがスムーズで迫力満点に描かれており、ガンプラが欲しくなるのも納得。第1話のドム・トローペンや第10話の2号機とフルバーニアンの戦闘シーンは必見です。
音楽も作品と非常にマッチしており、緊張感と盛り上がりを見事に表現していました。前半と後半のオープニングも、それぞれの良さがあり、どちらが好きか選ぶのに悩むほどです。
90年代のロボットアニメの熱量を感じさせる作品です。ファーストやZを観終えた後に見ることをおすすめします。
#1991
特に印象に残らない作品だった。
ネットでの評価が理解できない。
ヒロインのニナには特にイライラさせられた。
メカデザインは素晴らしく、MSやMAがどれもクールだ。
声優の演技も非常に高いレベルで素晴らしかった。
ガンダムOVAシリーズの第2弾。素晴らしい作画とカッコいいメカニックが堪能できる一方、SF要素は少なめ。しかし、キャラクターの演出はしっかりしており、実力派の役者陣が揃っていることで、質の高い作品に仕上がっています。「機動戦士ガンダム」と「機動戦士Ζガンダム」の間のストーリーは後付け感が否めませんが、本作では新兵と歴戦の勇士の二人の決闘を、ジオン復興を目指すデラーズ紛争を背景に描いています。この構図は、リドリー・スコットのデビュー作「デュエリスト/決闘者」に似ていると感じます。周囲から異常だと思われても決闘を続ける二人の男の姿はそれを象徴していますが、戦火に巻き込まれていく様子もまた印象的です。
ニナ・パープルトンのキャラクターについては、未だに悪女として話題にされることが多いですが、私自身は初めて見た時から不思議に思っていました。クライマックスシーンでは、彼女がかつて愛した男と現在の恋人が互いに争うのを阻止したいと願っています。コウは未熟なために制御が効かず、彼を止めるために銃を向けたのです。これには決して彼に撃つ意図はなかったと考えられます。(この部分はノベライズ版でも触れられています。)
人間の感情は単純ではなく、消えたガトーへの気持ちもゼロとは言えないでしょうが、当時彼女が愛していたのはコウでした。したがって、ガトーが死んでも構わないという考えに至るのも理解できますが、それが正しいとは限りません。この要素を取り入れたのは渡辺信一郎であり、その理由がわかると納得がいきます。ラストシーンでコウと再会した際の躊躇は、裏切りへの後ろめたさではなく、誤解を招いてしまったことへの気まずさだと思います。
男たちは理想や矜持のために戦いますが、現実的で論理的なニナにとってその意義は理解しがたいものです。また、ケリィのところにいたラトーラ・チャプラも同様で、ケリィの死を知りながら戦いに出ることが理解できません。それは「デュエリスト/決闘者」と同じテーマで、決闘を傍観しつつも、その異常性を描いている点が印象的です。こういった要素も、高橋良輔作品の特徴と言えます。それでも、戦乱に翻弄される人々の物語としては、スピンオフとして非常に完成度の高い作品だと感じました。
音楽を聴いた瞬間、Gジェネでのあの盛り上がりを思い出してしまった。イベントページを開いて、歌入りの音楽が流れると、あれだけ盛り上がるのも当然だよねと、Gジェネ運営の本気を感じ取った(アニメの感想ではなく、制作の情熱の話)。
おもしろかったんだけど、ほんと、ニナだけが
どんなに性格が嫌われがちなキャラでも、それがそのキャラの魅力の一部で、物語を作り上げる要素のひとつだと考えるタイプなので、二次元の人を嫌いになることはあまりない。でもニナは本当にすごい!自分が人から嫌われているとは思っていないんだろうなとか、軍人じゃなくても戦争に関わっているのに軍人の心情を理解しきれていないのでは?!とまで思えて、キャラの意図が一体何だったのかと真剣に考えさせられた。
とはいえ、それ以外はほんとにおもしろかった。
今まで観たガンダムシリーズの中で一番スタイリッシュで、めちゃくちゃかっこいいアニメーションだった。
ガトーの義理に対する熱い想いと、モノノフとしての覚悟が最高にかっこいい。嫌味なキャラが多くないのも好印象。
コウの成長物語と男の戦いが心を揺さぶる。後半で展開が少し煩わしい場面もあるけれど、NT無双はなく、ベテランの覚悟が伝わって全体としてかなり好き。
ガトーの一年戦争を描くスピンオフもぜひ見てみたい。
映像は秀逸だけど、ストーリーとキャラが薄い。結局、勝者らしい存在がいなくて物足りない。
ガトーは過激なテロリストとして扱われがちだが、実像は理想と義を掲げる立派な革命家だった。対照的に描かれるシーマは、ガトーとは異なる人物像として際立つ。コロニーへのソーラレイ照射にも屈せず、煙の中から飛び出してくるあの映像には、謎めいた不気味さが宿っている。
今月はdアニメストア月間!全体的には面白かったけれど、最終話のニナには度肝を抜かれ、純朴な主人公を翻弄する展開に胸がざわついた。なのに最後は笑顔で再会えっ、どういう神経??!主人公がぐぬぬ!という顔をしている絵はネットで見たことがあったけれど、まさにこのシーンだったとは(笑)。好きな女性が元彼の敵に急に寝返ったら、あの顔になるのも納得 それに、モンシアやガトーが20代設定だと知って衝撃。おっさんだと思っていた二人が年下だったなんて
宇宙世紀をファーストから観始めた感想として、世界観と言語の共通点が非常に興味深く、ファンとして追いかけがいのある作品だと感じました。OVAならではの入り口の良さもありつつ、何度も観返したくなる理由は複数あります。
– 第一に川元利浩さんの作画(カウボーイビバップが大好きなので特に嬉しい)
– ヴァル・ヴァロに乗る玄田哲章さんの声が、スレッガーが生まれ変わったように感じられる点
– 大塚親子の共演と名シーンの応酬
– 90年代特有のセル画の質感が今も新鮮に残る点
– ブッピガンの描写が多めなところ
– ハマーンが支配するガンダム、ソーラーレイ、核兵器といった悪い文化の継承はあるものの、新規ファンには受け入れづらい要素も存在
– それでも物語は二転三転して終盤まで飽きさせない展開
#堀川りょう #大塚明夫 #小林清志 #大塚周夫
同じような状況を経験したことはないのに、なぜかニナ・パープルトンに心を寄せてしまった。母から受け継いだ、アナハイムの制服のような服を着ていた。